七月の鋭利な破片

七月の鋭利な破片

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

市立中学で英語を教える青哉は、久しぶりに小学校の同級生と集まった。武丸、凪、若葉、そして青哉の4人は、14年前の林間学校で起きた壮絶な事件を振り返る。4人と同じ班だった乃江瑠が、近所の危険人物・須藤に殺害されたあの日のことを――。それぞれが、わだかまる思いを抱えつつ、また会うことを約束した数日後、若葉が絞殺体で発見された。過去の事件と繋がりがあるのか? 悪夢が再び動き出す!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    七月の鋭利な破片
  • タイトルID
    :
    1905730
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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七月の鋭利な破片 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヤングケアラーや、精神的虐待をする大人たちに振り回される子どもたち。凪が実の父親から母親に似ていることを罵られ、友達の若葉にまで手を出されていて、可哀想どころか、こんな父親死んでしまえば良いのにと思った。凪の父親の浮気で乃江瑠といとこ同士であり、担任の六田先生とも浮気をしており、人間関係がめちゃくちゃ。後半になるにつれ頭がこんがらがってくる。短くまとめると凪の父親が根っからの犯罪者で周りの人を洗脳しながら事件を起こしたということ。乃江瑠のような子どもは私が小学生の時にもいたが、「そういう子」ということで、仲間はずれにしてはいけませんといった声で、何となく皆嫌だけれど仲良くしていた雰囲気だった。現代の生きづらさを抱える子はクラスに馴染めなかったら通信制に行くこともできるが、当時は通信制が主流ではなかったため、親も子どもも居場所が感じられなかったのではないだろうか。六田が本当に無理すぎる。あんなヒステリックで、すぐに生徒のせいにする担任。あんな先生が担任だったら、私も学校に行きたく無くなるだろう。凪の、「思ったより世間が全然やさしい」という言葉。周囲から、犯罪者の娘と罵られるのではなく、あなたは悪くないという周りの人の優しさがあるところが唯一の救い。殺したいほど憎いという感情は抱いたことは無いが、学校にいると、あの子目障り、いなくなって欲しい…と感じたことは生きていれば誰にでもあるのではないだろうか。小学生の時に感じたモヤモヤを上手く表現していて、私も楳平第一小学校の1人となって物語に参加できた感じ。

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    大好きな櫛木理宇さん作品。

    14年前の林間学校で起きた同級生の殺傷事件。
    小学生時代の事件発生までの話と現在の話が交互に綴られていて、残酷描写は薄めだけど、終始不穏さに胸がザワザワしながら読んだ。

    後半からはストーリーの疾走感が凄くて、夜更かしして読み切ってしまった。
    途中で自分が予想した展開とは全く外れていて、思っていたよりかなりマイルドだった…。
    そしてエピローグで号泣。

    櫛木理宇さんは、残酷描写がかなり有名だけど、それが好きな人というわけではない。
    どの作品でも不遇な子どものことを憂えていて、その描写が私のことも救ってくれる。
    だから私は櫛木理宇さんが好きなんだなとあらためて思った。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    ペドフェリアなどの社会問題は心に来るものがありましたが甘酸っぱい青春もあり、読んでいても辛すぎるという感じはなく、素晴らしい作品でした。細かい描写が伏線だったりと、ミステリ的な面白さもありました。最後も希望のある終わり方で良かったです。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    これまで読んだことのある櫛木理宇作品の中では、わりと王道ミステリーだったように感じました
    テーマは重いものを扱っているのはいつもと同じですが、ミステリーとしてのストーリー運びでした
    社会派なテーマなのでずっしりとした読み応えはあります
    しかしラストは救いのあるものでした

    ペドフィリアに生理的嫌悪感を抱いているので、本作のテーマはおぞましさを感じながら読んでいました
    そしてクラスに馴染めない【個性】の強すぎる子…こういう子ってたしかにいたような気がします
    私はそういう子のお守り役を命じられたことがないのですが、もし本作のように担任教師から面倒を見るように言われたら子どもとしてはかなりきつかったろうな、と…
    大人が発達障害児の面倒を見るのと子どもがその世話をするのとでは意味合いが違いますからね……

    大人のエゴに振り回される子どもの辛さもリアルに描かれていました
    大変面白かったです

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    櫛木理宇作品では残酷な描写が少なく読みやすいと思いました。

    登場人物のそれぞれに事情があって、そこに対峙することを躊躇った結果の事件なのかなと思いました。

    とはいえノエルと六角の性格が終わりすぎであまり同情できませんでした…。

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    14年前の林間学校で起きた殺人事件をトラウマに抱えたまま大人になった男女4人の再開。
    中学教師になった男子の視点で、14年前と現在が交互に語られる。
    櫛木さんの作品としては、残酷な描写が控えめだし、読みやすかった。
    しかし、殺されちゃった男の子ノエルの性格が悪すぎて、これは自業自得では?と思ってしまう、可哀想感ゼロ。
    六田先生のクズさもものすごいけれど、あれだけあからさまだと学年主任とか校長や副校長から指導が絶対入るレベルでは。14年前とはいえ、あそこまでヒドイ先生はいないだろうと思うけれど、私があまいのかな。

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    なんか、ちょうどいま観ている地上波のドラマ「真実 Silent Truth」に雰囲気が似てるなぁって思いながら読みました。脳内で役者に変換されて楽しかったです。
    ドラマと違って、小説はアッという間に読み終わってしまいましたが。

    脳内ドラマ変換がなくても、面白かったです。
    オススメ。

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    2009年、林間学校に参加した小学5年生の乃江瑠がペドフィリア(小児性愛者)の須藤に殺害された。

    14年の時を経て乃江瑠と同じ班だった青哉、武丸、凪、若葉の四人が再会。

    そして再び殺人事件が発生。

    物語は2009年と2023年を交互に描きながら展開していく。

    櫛木作品に見られる悍ましさは控えめだが、本作では自己愛性パーソナリティ障害やヤングケアラー問題を絡め、社会派小説としても読み応え十分。

    守られるべき子どもが守られないまま大人の身勝手さに巻き込まれていく。

    大人が責任を放棄した時、子らに深い傷が残る事を痛感する。

    0
    2026年01月25日

    Posted by ブクログ

    2025/11/16
    小学校の林間学校に男が乱入し、複数児童が刺され1人の男児が攫われた。

    一気読み。
    最初の2ページで、櫛木さんぽい作品だ!と思ったけど、今までのイメージと違った。
    櫛木さんはただただ胸糞なイメージだったんだけど、社会問題も含んでいた。未来への明るさもあった。
    子どもへ性的な接触する奴は全員捕まって欲しい。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    いやいやいや、なかなかに、なかなかでしたなー。
    前半は小5の林間学校の時に遭遇した凄惨な事件‥‥クラスメイトが変質者と呼ばれていた男に拉致され殺害され、犯人も自殺‥‥それから14年たった今でもその忌まわしい記憶から逃れられない元同級生の4人の苦しい心の内が綴られている。
    子ども達はいかに大人(家族、教師)に支配されているか、大人の責任は思った以上に大きいものなのだな、と痛感させられる。
    しかし、事件の真相たるや!
    大人は酷すぎるって話です。想像以上に酷すぎる!
    酷すぎて気持ちが一気に冷める自分がいました。
    けれど、そんな大人達を見て育った主人公は教師になっていて、自分はきちんとした大人になろうと決心している。子どもは庇護されるべき存在なんだと子ども達に教えようとしている。
    それが救いでした。そのおかげで読後感は良いものに。

    0
    2025年11月11日

七月の鋭利な破片 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    七月の鋭利な破片
  • タイトルID
    :
    1905730
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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