櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ民俗学ベースのホラーミステリーといった感じ。
割りのいいバイトに行っただけのはずだった主人公は、結局、自分の心に溜まっていた暗い面を引きづり出され、地獄の釜の蓋を解き放つ役目を負わされてしまった。
ホラーではあるがすべては人がなしたことであり、人怖な作品だった。
八方塞がりで希望の見えない貧しい村に生まれた村人たち。そこに与えられた悪魔の囁き。でも村人にとっては今の環境を抜け出すための蜘蛛の糸。人は自分のためにここまで誰かを蹂躙できるのか。
しかし誰かを踏み台にして得た安寧は続かず、積もり積もった憎悪は解き放たれてしまい、これからどんな災厄がもたらされるのか。
とは言え、今いる人たちで -
Posted by ブクログ
登場人物たちが狭く濃密な血縁・社会関係の中で、互いに密かな狂気を孕んで絡み合い、でもって、とにかく人が死にすぎます。
もっとも、ミステリ小説なので多少は強引な設定や展開があっても致し方ないことは承知しておりますが、それにしても非現実的過ぎることは否めず、やや首をかしげるところはありました。
完全にSFやホラーに振り切っちゃえば、すんなりと受け入れたのでしょうが、社会派路線での猟奇的な連続殺人の謎解きものとしては、個人的には突飛に感じました。
しかし、そこに描かれる事件の猟奇性と、その裏に潜む「宿命」とも呼ぶべき陰惨な連鎖には、底知れぬ恐怖とゾクゾクするような魅力はありした。
環境か血縁か、す -
Posted by ブクログ
アンソロジー作品『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』を読みました。
警察小説ばかりを収録したアンソロジー作品です。
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今を時めく警察小説の書き手が紡ぐ、傑作短篇集第2弾!
入れ墨の男とのトラブルが呼ぶ悲劇、若き警官が追う連続窃盗犯、動機のつかめない放火魔、30年前に解決したはずの事件に自首してきた男、突然駐在所勤務を希望した警官の真意、若き警視が挑む滅多刺し死体遺棄事件、スパイ容疑のかかったロシア人武官の追跡。人気作家7名が、それぞれに趣向を凝らした珠玉の警察ミステリー。
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2024年(令和6年