櫛木理宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
犯人たちも何か違ったら、こんなことにならなかったのになと思いながら読みました。彼らを肯定する訳じゃないけれど、誰もが人生を踏み間違えてもおかしくないんだと思えました。
私も彼らより少しあとに生まれた氷河期世代。
大学に入る前にバブルは弾けていたけれど、そんな危機感もなく過ごしていた記憶があります。
国家試験の勉強の合間に頑張って手書きで履歴書を何通送っても、書類選考で落とされるし(笑)今みたいにPDFで送付したかった。
試験と面接まですすめたとしても、倍率50倍以上。
何回泣いたことか…自己肯定感ほぼゼロに。
結局、メンタルも交通費も持たなかったので途中で就職活動やめました。その後卒業、実 -
Posted by ブクログ
ネタバレストーリー:
謎がどんどん紐解かれていくミステリーの構成が面白かった 。道哉が男性だと完全に思い込んで読んでいたため、「実は体が女性だった」という事実が明かされ、そこから暴行に繋がる展開には非常に驚かされた 。
描写のリアルさ:
文章の書き方が巧みで、シチュエーションが容易に想像でき、違和感なくスムーズに読めた(読みやすかった) 。実在する大学名(早稲田大学)などがピンポイントで出てくるのもリアル感があった 。
グロテスクさ:
描写がリアルすぎるが故に、足を切る、目を潰すといった「グロい(痛々しい)シーン」のイメージも鮮明に浮かんでしまい、「うわぁ」となった 。ストーリー自体は面白い -
Posted by ブクログ
氷河期世代に生まれたために、学生時代も就職時も、その後の人生も貧乏くじを引いてきた。
そんな世の中の仕組みをつくった上級民たちに直接ダメージを与え、社会に一石を投じたい…。
SNSを通じて集まった同志たちが、同時多発的にテロを起こしていく。
●『個人的ストレスを晴らすには、自分は正義だと思い込むための"物語"が必要』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
小説なので大胆な展開は多いものの、日常生活で不満を抱えた人に何かがきっかけでスイッチが入ったら怖い世の中になるなと思った。
まだ個人で怒っているならいい。
怒りが複数にまとまり、正義と勘違いしてしまうのが恐ろ -
Posted by ブクログ
おれちは、確かに間違いを犯した。愚かだった。
でもおれたちは、
子どもだったんだ。
✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
中学で教師をしている青哉。担任を受け持つクラスで、SNSで性犯罪に巻き込まれそうになった女子生徒や 寝たきりの祖母のお世話のために休学している男子生徒と、問題のある生徒を抱え頭を悩ませていた。
そんな青哉は、幼い子ども狙った性犯罪や小児性愛者に強い嫌悪感を抱いている。
その原因は、小学五年生の時の林間学校で 同じクラスの嫌われ者・乃江瑠が、近所でも有名な危険人物に殺害された事件にあった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
林間学校で乃江瑠と同じ班になった青哉・武丸、凪、若葉、の四人は、若