作品一覧
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4.11~3巻649~781円 (税込)大正二年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は南洋の孤島に上陸した。この島に伝わる“黄泉(よみ)がえり”伝承と、奇怪な葬送儀礼を調査するために。亡骸の四肢の骨を抜く過酷な葬礼を担う「御骨子(ミクチヌグヮ)」と呼ばれる少女たちは皆、体に呪いの痣(あざ)が現れ、十八歳になると忽然と姿を消す。その中でただひとり、痣が無い少女がいた。その名はアザカ。島と少女に秘められた謎を暴く民俗学ミステリ。
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4.0
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3.2
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ籠目先生の神隠しの真相は時代が違うなって思った。
でもそれで気が晴れるものだろうか。
籠目先生にとって怖い思い出として残ってなくてよかった。
籠目先生は0を1にして、祝さんは1を100にするイメージ。でこぼこだけど上手くはまるコンビ。
でも祝さんは0を1にも出来る人だとも思う。
祝さんのお祖父さんの人生がなかなか濃い。
でも養子に出た先での関係は良くて、兄弟仲も悪くは無かったようで良かった。
手だけでも返したいと思った。
何故そう思えるのか理解し難い。
断面が獣に噛みちぎられたようだったらまだしも綺麗に切断されていたら殺されたとしか思えない。
祝さん達が推理をしたから武路君だけは事故だと -
Posted by ブクログ
ネタバレ廣章先生がいる手前、らしく無いとも思うが、子どもを助けたのはらしいと思う。
まあ、見過ごせる事でもなく。
もし廣章先生だったとしてもでもやり方違えど見過ごさないだろうな。
理由があったものが時と共に風化するならまだしも我がものにするとは。
村のために出来る事が沢山あっただろうに。
金子を着服するだけならまだしも自分達に都合のいい祭りにして人を傷付けるのを楽しんでいる。
同情の余地がない。
真汐の腕前が凄い。見事。
黒曜は助からなかった。
けど、村の未来と結麻と黒曜の心は救われた。
決して無駄では無い。
真汐の目の良さをどうとらえたらいいか悩んでます。
耳のいい人鬼が居たから目がいい人鬼 -
Posted by ブクログ
ネタバレ暁男さんのお母さん、チㇱが亡くなる前に廣章先生と出会えて、話が出来て良かった。
真汐が熊の首を落とすのにこだわった理由が熊を知らなかったからというのに納得。
確かに位置が分からん心臓突こうとして失敗する可能性あるけど首落としたら終わりですからね。
那賀坊が比佐乃さんをこいさんって呼んだのは何でや思ったけど特に気にして無かったらまさかその呼び方がってびっくりしましたね。
人と違う所があるとは言え、人鬼を物の様に扱う那賀坊をただの人と言えるのか。
那賀坊を殺して全てが解決する訳では無いが、正直そこで江井さんに殺されて良かったと思ってしまう。
全てが分かったから那賀坊がチㇱから村がなくなった話を