清水朔のレビュー一覧
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シリーズ3作目!昔からの風習って大事な事も沢山あるけど、やっぱり現代を生きる人がちょっとずつ調子よく変えていってるのね…って思った。誰かの意思で運命を決められるのは絶対に嫌だ。
ターニングポイントの今回でした。早く続きを読みたい!Posted by ブクログ -
廣章先生がいる手前、らしく無いとも思うが、子どもを助けたのはらしいと思う。
まあ、見過ごせる事でもなく。
もし廣章先生だったとしてもでもやり方違えど見過ごさないだろうな。
理由があったものが時と共に風化するならまだしも我がものにするとは。
村のために出来る事が沢山あっただろうに。
金子を着服するだ...続きを読むPosted by ブクログ -
暁男さんのお母さん、チㇱが亡くなる前に廣章先生と出会えて、話が出来て良かった。
真汐が熊の首を落とすのにこだわった理由が熊を知らなかったからというのに納得。
確かに位置が分からん心臓突こうとして失敗する可能性あるけど首落としたら終わりですからね。
那賀坊が比佐乃さんをこいさんって呼んだのは何でや...続きを読むPosted by ブクログ -
作られたとはいえ植え付けられた恐怖はどうしようもない。抗えない。
時間が経って真実に気が付いても根付いたものを変えるのは難しい。証拠が無いから尚更。
祓い屋の終わり方は悲しいけれど残った御骨子達は助かってよかった。
廣章先生みたいな頭のいい人は憧れる。
根神さまは優しい。
祓い屋から完全に助け...続きを読むPosted by ブクログ -
新たなミステリーの書き手発見!
いや〜切なかった。こうするしかないけど、切なかったね。
これからの奇譚蒐集録が気になるし、どんどん書いてほしいです。
鬼はやはりいるんだよ。
ぜひ〜
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私の大好きな,因習のある島や村に行って,その謎を解決する系の話。三津田信三さん好きな方は絶対好きだと思います。
がっつり心掴まれました,シリーズ化しているので,どんどん出版されるのを待っています。Posted by ブクログ -
大正の初め、大学講師の南辺田廣章とその書生・山内真汐は南国の孤島に訪れた。
廣章は「鬼」を探していると言う。
その島の死者の弔い方は、死者が「青い化け物」にならないようにある儀式をする...Posted by ブクログ -
Twitterで強くお勧めされているのを見て前作から読んでみたが、間違いない。
人鬼の謎がさらにあきらかになるのだが、単にミステリーとして読んでも面白い。
今回はアイヌ編だが、前作の沖縄編よりさらに面白かった。続編でたら読みたい。Posted by ブクログ -
すごく引き込まれた。
そして最後に涙が浮かんだ。
すごかったな。ラストにかけてじわじわと集まっていた情報がかっちりとはまっていく。
ああ、切ない。ほろ苦い。でも、救われたんだよね。Posted by ブクログ -
続刊も最高におもしろかったぞ!!
とても勉強になるしワクワクもするし、時にとても切なく、すべての塩梅がパーフェクト。
しかし廣章さまの知力はまだしも体力と腕力と健脚具合はおかしくないですかね。
なぜあの仕込杖をふつうに扱えるの…。
ましおちゃんかわいいので、わたしのお気に入りです。
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おもしろかったよおおおおおお。
ラストがとても切ない。でもアザカはこれでよかったのかもしれないね…
あの杖は仕込み杖だろうと最初から疑うくらいの目はわたしにもあるけれど、ラストがこうなるとは…
続刊も読もうっと。
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好きな画家である今井氏の表紙なので読んでみたけれど、とても良かったです。細かいところで腑に落ちないところはありましたが、それでも全体を通じて描かれた世界に入り込みました。Posted by ブクログ
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南洋の孤島に伝わる伝承と、思いもよらない葬送儀礼。
葬送の儀礼に携わるのは少女たち。それらの背景が明らかになった時起きたのは……
少女たちの一人アザカと真汐の心の交わりが私を揺さぶる。廣章と真汐が来なければという思いと、彼らが来たからこそという思いが錯綜して辛い。あぁ アザカ アザカ 君を想う...続きを読むPosted by ブクログ -
2冊目も面白かった。一晩で寝るのも忘れて読んでしまいました。
組織的な新しい団体?も出てきて、世界と人が広がっていく。
でも、結局は謎を残して終わったよ。。。
続くから仕方ないけどね。
これ、3巻出てるからいいけど。
このまま投げ出されて何ヶ月も待てないよね。
それくらい2冊目も楽しめました。
...続きを読むPosted by ブクログ -
前二作のグロテスクさを期待して読んだので肩透かし感はありましたが、これはこれで引き込まれるストーリーと真汐の活躍がかっこよくとても面白かったです。
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大好物の民俗学ミステリということで、期待して読み始めましたが、久しぶりに一気読みしました。ちゃんと?人外的なモノも登場しますが、何より一番怖いのは生きている人間、というところがしっかり出ていて切なくなりました。シリーズ続いているので楽しみです。Posted by ブクログ
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奇譚3作目。なんかどんどんマースニーニが好きになっていくのはあの子がいたおかげだからかな。
鉄環が鉄環だけで存在する意味を考えた時には震えた。
伝統を否定せずに、新しい形に作り変えていくっていうのは実社会にも置き換えられることだし、だけどそれって勇気がいて難しいことだよなぁなんて思っていたところ...続きを読むPosted by ブクログ -
真汐ちゃんんんんんんんん!!
と、ついつい叫んでしまうわ(うるさい
しかもこれまた続くのね??そうなのね????
わたしは中世ヨーロッパの民俗学の研究室にいたことがあるけど、こういう神事にまつわるアレコレって万国共通だなとおもう。なんでか人を贄として捧げがちよね…(そしてそんな中でも富を得ようとす...続きを読むPosted by ブクログ -
清水朔さんの作品が面白かったので、この作品も手に取ったのだが、序盤、方言と大正時代の背景が少し難しい印象。葬礼部分が想像しただけでゾワゾワ気味悪く、こわい。終盤に近づくにつれ、だんだんと物語に惹き込まれ、読む手が止まらなかった。謎が解き明かされたのが、切なく悲しい。結果アザカはこれで幸せだったのかな...続きを読むPosted by ブクログ