清水朔のレビュー一覧

  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    奇譚蒐集録第二弾。南の島の次は北の大地で人鬼を痕跡を辿りますが、その傍らで出会った駆け落ちの二人の事情も絡み合い、一気に展開していきます。久々の一気読み出来た、世界に入り込める1冊でした。

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    2024年08月11日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

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    今回も良い作品だった。
    救える人が今回はいて良かった。長野方面の山々に登ることが多いから、色々な思いを感じる機会が増えそうだな思った。

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    2024年05月20日
  • 薬喰

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    ネタバレ

    籠目先生の神隠しの真相は時代が違うなって思った。
    でもそれで気が晴れるものだろうか。
    籠目先生にとって怖い思い出として残ってなくてよかった。

    籠目先生は0を1にして、祝さんは1を100にするイメージ。でこぼこだけど上手くはまるコンビ。
    でも祝さんは0を1にも出来る人だとも思う。

    祝さんのお祖父さんの人生がなかなか濃い。
    でも養子に出た先での関係は良くて、兄弟仲も悪くは無かったようで良かった。

    手だけでも返したいと思った。
    何故そう思えるのか理解し難い。
    断面が獣に噛みちぎられたようだったらまだしも綺麗に切断されていたら殺されたとしか思えない。
    祝さん達が推理をしたから武路君だけは事故だと

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    2024年03月23日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    廣章先生がいる手前、らしく無いとも思うが、子どもを助けたのはらしいと思う。
    まあ、見過ごせる事でもなく。
    もし廣章先生だったとしてもでもやり方違えど見過ごさないだろうな。

    理由があったものが時と共に風化するならまだしも我がものにするとは。
    村のために出来る事が沢山あっただろうに。
    金子を着服するだけならまだしも自分達に都合のいい祭りにして人を傷付けるのを楽しんでいる。
    同情の余地がない。

    真汐の腕前が凄い。見事。

    黒曜は助からなかった。
    けど、村の未来と結麻と黒曜の心は救われた。
    決して無駄では無い。

    真汐の目の良さをどうとらえたらいいか悩んでます。
    耳のいい人鬼が居たから目がいい人鬼

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    2024年03月07日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    暁男さんのお母さん、チㇱが亡くなる前に廣章先生と出会えて、話が出来て良かった。

    真汐が熊の首を落とすのにこだわった理由が熊を知らなかったからというのに納得。
    確かに位置が分からん心臓突こうとして失敗する可能性あるけど首落としたら終わりですからね。

    那賀坊が比佐乃さんをこいさんって呼んだのは何でや思ったけど特に気にして無かったらまさかその呼び方がってびっくりしましたね。
    人と違う所があるとは言え、人鬼を物の様に扱う那賀坊をただの人と言えるのか。
    那賀坊を殺して全てが解決する訳では無いが、正直そこで江井さんに殺されて良かったと思ってしまう。
    全てが分かったから那賀坊がチㇱから村がなくなった話を

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    2024年03月04日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    作られたとはいえ植え付けられた恐怖はどうしようもない。抗えない。
    時間が経って真実に気が付いても根付いたものを変えるのは難しい。証拠が無いから尚更。

    祓い屋の終わり方は悲しいけれど残った御骨子達は助かってよかった。

    廣章先生みたいな頭のいい人は憧れる。

    根神さまは優しい。
    祓い屋から完全に助けれないから手の届く範囲で手助けをしていた。
    全部終わった後も引き取って、異国にも一緒に行って。

    アザカが恵島にいたのは偶然だけではないのか。

    実験の為に使われた島。作られた伝承と呪い。
    御骨子が不憫。
    アザカがいてよかった。廣章先生が来てよかった。
    全員は救えなかった、間に合わなかったけど、呪い

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    2024年02月23日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    新たなミステリーの書き手発見!

    いや〜切なかった。こうするしかないけど、切なかったね。

    これからの奇譚蒐集録が気になるし、どんどん書いてほしいです。

    鬼はやはりいるんだよ。

    ぜひ〜

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    2023年05月20日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    私の大好きな,因習のある島や村に行って,その謎を解決する系の話。三津田信三さん好きな方は絶対好きだと思います。
    がっつり心掴まれました,シリーズ化しているので,どんどん出版されるのを待っています。

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    2023年04月26日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    大正の初め、大学講師の南辺田廣章とその書生・山内真汐は南国の孤島に訪れた。

    廣章は「鬼」を探していると言う。

    その島の死者の弔い方は、死者が「青い化け物」にならないようにある儀式をする...

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    2022年05月26日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    Twitterで強くお勧めされているのを見て前作から読んでみたが、間違いない。
    人鬼の謎がさらにあきらかになるのだが、単にミステリーとして読んでも面白い。
    今回はアイヌ編だが、前作の沖縄編よりさらに面白かった。続編でたら読みたい。

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    2022年05月18日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    すごく引き込まれた。
    そして最後に涙が浮かんだ。
    すごかったな。ラストにかけてじわじわと集まっていた情報がかっちりとはまっていく。
    ああ、切ない。ほろ苦い。でも、救われたんだよね。

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    2020年12月19日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    続刊も最高におもしろかったぞ!!

    とても勉強になるしワクワクもするし、時にとても切なく、すべての塩梅がパーフェクト。

    しかし廣章さまの知力はまだしも体力と腕力と健脚具合はおかしくないですかね。
    なぜあの仕込杖をふつうに扱えるの…。

    ましおちゃんかわいいので、わたしのお気に入りです。

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    2020年07月11日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    おもしろかったよおおおおおお。

    ラストがとても切ない。でもアザカはこれでよかったのかもしれないね…
    あの杖は仕込み杖だろうと最初から疑うくらいの目はわたしにもあるけれど、ラストがこうなるとは…

    続刊も読もうっと。

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    2020年07月04日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    好きな画家である今井氏の表紙なので読んでみたけれど、とても良かったです。細かいところで腑に落ちないところはありましたが、それでも全体を通じて描かれた世界に入り込みました。

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    2019年11月28日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    南洋の孤島に伝わる伝承と、思いもよらない葬送儀礼。
    葬送の儀礼に携わるのは少女たち。それらの背景が明らかになった時起きたのは……
    少女たちの一人アザカと真汐の心の交わりが私を揺さぶる。廣章と真汐が来なければという思いと、彼らが来たからこそという思いが錯綜して辛い。あぁ アザカ アザカ 君を想うと私も泣き虫になるよ

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    2019年01月14日
  • 薬喰

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    面白かった。
    民俗学系ミステリは好き。
    味覚が驚異的な地元民とミステリ作家のバディものとのことだけど余りバディ感はなかった。
    事件がバラバラ殺人事件なのでグロい描写があるが、解剖時の詳しい説明を美味しいお肉を食べながら話す部分はなかなか狂気に満ちていた。
    最後まで美味しそうに食していたし美味しそうな描写だったけど、グロい話をしながらである。
    神隠しにまつわる話も興味深かった。
    バディものなのにバディと呼べるほど二人はまだ親密にはなっていないと思われるのでシリーズ化して欲しい。

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    2025年09月14日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    『奇譚蒐集録』二作目。
    舞台は前作同様大正時代。今回は「婚姻」をテーマに物語が進む。

    前作が南の島で「葬送」を巡る儀式と人々の感情を描いていたのに対し、今作は北海道で「結び」をめぐる新たな奇譚が描かれる。

    前半は新たな登場人物も多く、少し情報量に戸惑うものの、中盤からの展開は一気に引き込まれた。
    特に、ある登場人物の回想する場面はとても印象深く、胸が締め付けられた。。

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    2025年07月14日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    大正時代のファンタジー物語。
    舞台は沖縄から遠く離れた離島。そこで行われる独特な弔いの儀式を行う少女たち。
    その島に訪れた学者とその書生の物語。
    非現実的で気になるところはあるが、ファンタジーなので仕方ない。
    後半は続きが気になり、一気に読んでしまった。

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    2025年07月10日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    なかなかに読み応えがあった。
    民俗学的ミステリーは興味深い。
    ストーリー的には予想通りの展開だったが、人は鬼より恐ろしい者だとつくづく思う。

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    2025年06月28日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

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    伝統(風習)を重んじること、残してゆくこと、繋いでいくこと

    全てが正しいわけではないと思ったし、残すべき文化は紡いでゆくべきだと強く思った。

    民俗学ミステリ、、、おもしろかった⭐︎

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    2025年02月22日