清水朔のレビュー一覧

  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    今回はアイヌが舞台。アイヌっていうと衣食住みたいな生活の部分に目がむくけれど、昔話や民話の類も面白そうだなぁ。
    鬼とはであったり、真汐の出生であったり、シリーズ通しての物語に当たる部分も見えてきて面白くなってきた!

    0
    2024年11月29日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    奇譚蒐集録第三弾。舞台は諏訪で、十二年に一度の祭りに遭遇した二人がまたも悲しい事件に巻き込まれていきます。もう三作目になると、きっとこの中で亡くなってしまう人がいるんだろうな、と予測を立てて衝撃に備えてましたが、やはり切なかったです。このシリーズはまだ続きそうなので、心を強くして楽しみに待ちたいと思います。

    0
    2024年11月08日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    沖縄の言葉が多くて最初は「?」という感じでしたがするする読み進められて非常によかったです。
    民俗学よりもファンタジー少年漫画感が強い内容でした。

    0
    2024年07月09日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    大正二年、帝大講師・南辺田廣章と書生の山内真汐は、島に伝わる”黄泉がえり”伝承と奇怪な葬送儀礼を調査するため南洋の孤島に上陸した。
    亡骸の四肢の骨を抜く葬礼を担う、「御骨子」と呼ばれる少女たちは、皆身体に呪いの痣が現れ、十八歳になると忽然と姿を消してしまう。
    その中にただひとり、アザカという痣のない少女がいた。


    ”黄泉がえり”伝承と、変わった葬送儀礼の伝わる沖縄の離島を舞台に、島の伝承と儀礼を担う少女たちの謎を追う民俗学ミステリ。プラス、ちょっとファンタジー要素もあり。

    神聖だが過酷な儀式を担う若き御骨子たちのささやかな願いや交友関係、素朴さが、丁寧に描写されていて胸を打ちます。切ないけ

    0
    2024年05月13日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    真汐はなんと心根の優しい良い子なんでしょう。
    このすぐ後の譚だという「薩摩」の地で彼女に災いが訪れないように願うばかり。

    0
    2024年05月12日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    面白かったし後味も切なくて大変良い。民俗学というよりファンタジーの側面が割と強かったように感じたけど私はすごく好きだ。

    0
    2024年04月26日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    2冊目も面白かった。一晩で寝るのも忘れて読んでしまいました。

    組織的な新しい団体?も出てきて、世界と人が広がっていく。
    でも、結局は謎を残して終わったよ。。。
    続くから仕方ないけどね。
    これ、3巻出てるからいいけど。
    このまま投げ出されて何ヶ月も待てないよね。
    それくらい2冊目も楽しめました。

    最後に。
    妬み、嫉妬は良いことを産まないので、心穏やかに過ごしていきたいものです。

    0
    2024年02月18日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前二作のグロテスクさを期待して読んだので肩透かし感はありましたが、これはこれで引き込まれるストーリーと真汐の活躍がかっこよくとても面白かったです。

    0
    2024年02月11日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大好物の民俗学ミステリということで、期待して読み始めましたが、久しぶりに一気読みしました。ちゃんと?人外的なモノも登場しますが、何より一番怖いのは生きている人間、というところがしっかり出ていて切なくなりました。シリーズ続いているので楽しみです。

    0
    2024年02月01日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    奇譚3作目。なんかどんどんマースニーニが好きになっていくのはあの子がいたおかげだからかな。

    鉄環が鉄環だけで存在する意味を考えた時には震えた。

    伝統を否定せずに、新しい形に作り変えていくっていうのは実社会にも置き換えられることだし、だけどそれって勇気がいて難しいことだよなぁなんて思っていたところに村人の蜂起は勇気をもらった。

    0
    2023年12月13日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    真汐ちゃんんんんんんんん!!
    と、ついつい叫んでしまうわ(うるさい

    しかもこれまた続くのね??そうなのね????
    わたしは中世ヨーロッパの民俗学の研究室にいたことがあるけど、こういう神事にまつわるアレコレって万国共通だなとおもう。なんでか人を贄として捧げがちよね…(そしてそんな中でも富を得ようとするくそみたいな大人もさぁ)

    真汐ちゃんは全員は救えずとも今度は二人を救えたからそんなに悲しまないで…!とその手をぎゅっと握ってあげたいわ。しかし人鬼こええええええ(褒めてる

    0
    2023年12月04日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    清水朔さんの作品が面白かったので、この作品も手に取ったのだが、序盤、方言と大正時代の背景が少し難しい印象。葬礼部分が想像しただけでゾワゾワ気味悪く、こわい。終盤に近づくにつれ、だんだんと物語に惹き込まれ、読む手が止まらなかった。謎が解き明かされたのが、切なく悲しい。結果アザカはこれで幸せだったのかな?そうであってほしい。

    0
    2023年10月18日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    今井さんの表紙だったので読んだ第1作でしたが、民俗学と伝承という好みのテーマだったので2作目も買ってきた。
    しっかりした構成で、読み応えがありました。この雰囲気は好きです。次作が出ればまた読みます。

    0
    2023年08月03日
  • 薬喰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二人組がそれなりにお互いを理解するまでに時間がかかるので、そこが鬱陶しいなと思ったら読み続けるのは苦になるかもしれないなと。二人ともくせがありすぎるというか、お互い様な部分があって、タヌキ先生よりもカゴメ先生の卑屈な語りや受け止め方に慣れるのに少し時間がかかったかも。
    神隠しの謎解きが複数パターン示される下りも良かったし、タイトルがきちんと話に絡んでくるのは流石の絡ませ方だなと思いました。
    筆者がこだわっているかどうかはわからないのですが、ところどころにある言葉の使い方、表現方法が好みです。渋さを感じます。
    奇譚蒐集のシリーズもそうですが、犯人側の都合が常人に理解し難い背景や理由出会っても、読

    0
    2023年05月06日
  • 薬喰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     なるほどなあ、登場人物のキャラクターは、二重丸。
    いやはやタイトルをきちんと読んでなかったなあ。
     2作目もみたい。

    0
    2023年03月19日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    1巻目を読んだときの印象がよくて、2巻目のこの本を購入して一気読みしちゃいました。
    ただ、大体のあらすじは覚えているのですが…機会があれば探して読みなそうかと思っています
    今回の作品は、主人公二人の師弟関係等についても触れられており、更に謎が深まる展開です
    シリーズ化を想定しての展開かと思いますが、まだ次の作品は発行されていないようです
    待ち遠しい

    0
    2023年02月18日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    初朔。職場の人のオススメ。作風は京極夏彦と三津田信三を足して割って、さらに+αした感じ・・でわかりますか?w
    "辺境"の地で"謎の風習"があり"不可解"に人が消えていく・・こんなキーワードが好きな方は楽しめると思います(^^) うまく纏められない…。オビのある一言が余計…かな。星四つ半。

    0
    2023年01月08日
  • 薬喰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    実は巷で人気の文化人類学者だか民俗学者教授を主人公にしたミステリーをさほど面白いと思えず、表紙からこれもそんな感じだろうと想像していました。そうしたら、こっちのほうが適度に重く適度に軽くて断然面白い。

    内藤了が好きな人ならこれもイケるだろうな〜と思いながら読んでいたら、まさかの“おもてうら交番”に通じる展開のうえに、内藤さんの新シリーズ“警察庁特捜地域潜入班”に続くかのような神隠しの物語でビックリ。このおふたりはネタ合わせしているのではと疑いました(笑)。

    自覚なく勘の鋭いアマネとタヌキ先生のコンビ、好きだ。

    0
    2022年12月17日
  • 薬喰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    猟奇殺人グロ系ミステリーで、一気読みでした

    神隠しの民俗学と小説ネタと行方不明事件が絡み合って、最初から伏線はあるのにソレと気付かせない上手さに、騙されたー!悔しいー!

    0
    2022年09月22日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    真汐と廣章の関係性が深堀されていて人物に深みが出た。彼が敢えて目を向けなかった事柄について描くことで、真汐の人間らしさと少年らしさがよく出ていたし、反対に読者に対して廣章という人物を単なるつかみどころのない研究者肌のお坊ちゃんでくくってみてもいいのか?という問いかけがなされているようにも感じた。現実とSFの織り交ぜ方が絶妙で、ページをめくる手が止まらなかった。謎を頂点まで高めたところで区切りになっているので、気になります。次回作を心待ちにしてます。

    0
    2022年09月17日