清水朔のレビュー一覧

  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    真汐と廣章の関係性が深堀されていて人物に深みが出た。彼が敢えて目を向けなかった事柄について描くことで、真汐の人間らしさと少年らしさがよく出ていたし、反対に読者に対して廣章という人物を単なるつかみどころのない研究者肌のお坊ちゃんでくくってみてもいいのか?という問いかけがなされているようにも感じた。現実とSFの織り交ぜ方が絶妙で、ページをめくる手が止まらなかった。謎を頂点まで高めたところで区切りになっているので、気になります。次回作を心待ちにしてます。

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    2022年09月17日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    穏やかな主人と書生。訳あり感がなかっただけに、途中から明らかにされていく2人の使命にびっくり。島の風習の描き方が緻密で丁寧なので、フィクションなのにとてもリアルでした。真実が気になって一気読みでしたね。廣章と真汐のシリーズはもう一作出てるようなので……そちらも読んでみたいと思います!

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    2022年09月04日
  • 薬喰

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    ネタバレ

    旅行のお供に本屋で購入。
    帯で京極先生が推してらっしゃる!!
    買うしかない!!
    そしてバディものミステリが好きなので選びました。
    味覚がすごい探偵とイケメン作家。
    読んでみるとちょっと思ってたのとは違うバディでしたが、相性サイアクな2人がだんだんお互いを認めあっていく
    そして事件解決するのはやっぱり気持ちいい。

    犯人はなんとなく途中から目星がついてしまったが、動機がなかなかピンと来ず、後から「いやいやいや、タイトルで言うてるやん!」となりました。
    あとこういう話や関係性の真嶋さんのポジっていいですよね……
    シリーズ化したらいつか父も出てきそう。

    ジビエ全く興味なかったし
    カニバリズム的なの

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    2022年08月14日
  • 薬喰

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    清水さんの新刊だわーい!と即ポチしました。
    詳細を絵にして脳内再生するとうげえと吐きそうな真相なのですが、これが小説のいいところで、文字で追うだけなら淡々と読めちゃうんですよねえええ。

    犯人は途中からこいつ変じゃね??と気がつくのだけれど、犯人がどうこうよりもこの胸糞悪い真相が肝なので、たのしめました。
    何度も言いますが真相はほんとに胸糞悪くてえげつないので、デリケートなハートの持ち主と、文字を脳内映像化して読む癖のある人は、御覚悟の上お読みくださいませ。

    個人的にはとてもおもしろかったので、またタヌキ先生とカゴメ先生に会いたいものです。

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    2022年07月31日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    学校が舞台とあって、昔流行った“学校の怪談”のように、それほど怖くはないし、後味悪いものもあまりない(全くないわけではないけど、トラウマ級ではないかな?)ので、気軽に読めた。

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    2022年06月01日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    生粋のファンタジーなんだが、民俗学でもある。アイヌについて丁寧に調べ、うまく物語に取り込んでいるように感じた。
    アイヌについてほとんど知らないけれど、これを機に興味を持った。

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    2021年09月15日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    弔い少女の鎮魂歌からの続き。印象は前作よりかなり廣章と真汐の関係性が深まった一件となったかなと。
    個人的に正体が気になる江井が妙に気に入った。
    物語は前作同様、なかなかにしんみりと寂しい。しかし、やるせない悲しみの中に、かすかに香る愛があったりする。

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    2021年01月24日
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

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    今作もすごかったなぁ…そして切ない…なんでなんだ切ない…
    謎がいろいろ残されてるけど、どこまで続くんだろう。次はどこになるのだろう。

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    2020年12月19日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    民俗学好きにはたまらないとの、恩田陸さんがコメントしていたのに惹かれて購入。

    物語の中心は、死者の弔いかたや死生観で、葬送儀礼や埋葬について、島独自の風習がある。
    以前読んだ民俗学の専門書で、埋葬の仕方と死生観、例えば死んだ後魂がどうなるか、残された地や家族に禍がないか、などが深く結びついていることを読んだので、その後でこの小説を読むと頭によく入ってくる。

    また、舞台である沖縄の孤島の外国語のような方言も、異郷の奇妙な葬送儀礼という雰囲気がよりリアルで世界観を作っている。

    師匠のキャラクターがたっており、シリーズものの感じがよく出ている。
    ヒロインと思われた少女の最後は、個人的には残念。

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    2020年09月03日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    表紙の雰囲気と、タイトルにひかれて購入しました。

    当初、慣れぬ言葉と多くのルビに飲まれ読むのが少々辛かったのですが、読み進むにつれ気にならなくなってきました。お話も闇や腐臭に満ちているはずなのに読んでいる方は苦痛ではなく、流れる色とりどりの景色と、どこか夕焼けのような赤く金色に輝く彩りが印象的です。それは私の頭の中にだけ残った色かもしれません。

    人それぞれの印象でしょうが、これはハッピーエンド。

    そして表紙の女の子はあの子なのか、それとも物語の切欠のあの子なのか。どちらも当てはまりそうなところが、最初と最後がつながる円で、本編そのものなのですね。

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    2020年09月02日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    子供向けかなーと思ったら意外とドロリとした嫌な感じがしっかりある作品があって楽しめた。結局人間の方が怖い。

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    2025年10月04日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

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    奇譚蒐集シリーズ三作目
    今回は、信州の山奥で12年に一度開かれる独特な祭りを舞台にしている。
    これまでのように、人鬼に関連する話でありながらも、次の物語へ繋がるような余韻を残す終わり方であった。
    物語で出てくる藤の滝は、もし本当にあるなら一度訪れてみたいと思った。

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    2025年07月22日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

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    奇譚蒐集録シリーズの三作品目。
    毎回、世界観を理解するまでに結構な時間を要してしまうのですが…。後半、物語の核心に触れてくるとどんどんページが進んでいきます。
    今回も、ラストは切なくて涙が出ました。

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    2025年03月02日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    普通に面白かった
    民俗学×ミステリーっていう標榜通りの感じで

    昔この作者さんの神遊びって本をコバルト文庫で読んでた

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    2025年03月01日
  • 薬喰

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    ジビエと民俗学と神隠しバラバラ殺人事件。
    食い合わせが悪くて消化不良を起こすんじゃないかと思ったが、意外や意外、複雑に絡まり合いながらもスッキリまとまった味に仕上がっています!
    ジビエをグルメとみるかゲテモノとみるか読んでからのお楽しみです。

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    2025年02月07日
  • 薬喰

    購入済み

    面白かったけど

    ストーリーは面白く、犯人にたどり着こうとしている後半は一気に読みました。しかし、なぜか登場人物の誰一人にも感情移入することが出来ず、怖かったり悲しかったりすること無しに読み終えました。
    人を殺す動機にいまいち納得出来なかったのも、感情移入出来なかった理由かも知れません。

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    2025年01月25日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「いつもと違う通学路」 瀬川貴次
    「Mさん」 渡辺優
    「七番目の七不思議」 清水朔
    「庵主の耳石」 櫛木理宇
    「旧校舎のキサコさん」 織守きょうや

    ホラーなので理に落ちない。
    救い?は、被害者たちにも非があるところか。

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    2024年10月25日
  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)

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    南洋の島に伝わる黄泉がえり伝承を調べに行く南辺田と山内の話。独特な民族伝承と人間の浅ましさにどんどんのめり込む。狭い世界だからこその呪いとそれに足掻く人々に熱が入り転がる先に心臓が痛くなる。その土地の伝承を否定しない姿勢が好き。

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    2024年10月05日
  • 薬喰

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    ネタバレ

    わかりづらい内容ではあったが、思った以上にちゃんとしたミステリであった。
    最初に「こいつなんか言動が怪しいな」と思った松田が、本当に犯人だった。
    動機の理由付けがいまいち甘いと感じたが、それなりに楽しめたように思う。
    ただ、ジビエの設定をそこまで活かせていないのが勿体無い気がした。

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    2024年01月07日
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

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    異様な祭りの、一筋縄ではいかない正体が、徐々に明らかになる過程はスリリング。大ネタもあって、この部分の完成度は三作の中でもいちばんではないかな。その分、説明的な会話が延々続くことになるが、これは仕方がないし、この手のお話が好きな人なら苦にならないだろう。ただ、終盤の展開はあざとすぎる。見せ場が欲しいのは解るが、筋の展開がぎこちなくて、無理矢理感は否めない。あげく、泣かせてやろう的に人死が出るのは、さすがに興ざめ。

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    2023年12月11日