奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)

781円 (税込)

3pt

大正三年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は北海道・室蘭港に降り立った。流れ歩く村(ヤイケㇱテコタン)――鬼の襲撃を恐れ、アイヌに擬態し隠れ住むその村には、男女が入れ替わる奇妙な婚礼が伝承されていた。今は亡きその村の、最後の『神に聴く者(イコンヌㇷ゚)』である女のもとに彼らが辿り着いたとき、過去と現在の謎が繋がり、悲しき真実が浮かび上がる。ふたりの少女の贖罪に涙する、民俗学ミステリ。

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  • 奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌―(新潮文庫nex)
    649円 (税込)
    大正二年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は南洋の孤島に上陸した。この島に伝わる“黄泉(よみ)がえり”伝承と、奇怪な葬送儀礼を調査するために。亡骸の四肢の骨を抜く過酷な葬礼を担う「御骨子(ミクチヌグヮ)」と呼ばれる少女たちは皆、体に呪いの痣(あざ)が現れ、十八歳になると忽然と姿を消す。その中でただひとり、痣が無い少女がいた。その名はアザカ。島と少女に秘められた謎を暴く民俗学ミステリ。
  • 奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex)
    781円 (税込)
    大正三年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は北海道・室蘭港に降り立った。流れ歩く村(ヤイケㇱテコタン)――鬼の襲撃を恐れ、アイヌに擬態し隠れ住むその村には、男女が入れ替わる奇妙な婚礼が伝承されていた。今は亡きその村の、最後の『神に聴く者(イコンヌㇷ゚)』である女のもとに彼らが辿り着いたとき、過去と現在の謎が繋がり、悲しき真実が浮かび上がる。ふたりの少女の贖罪に涙する、民俗学ミステリ。
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)
    737円 (税込)
    大正三年、帝大講師の南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は、信州・諏訪大社の麓に降り立った。伯爵家に代々伝わる「鉄環(かなわ)のお役」を果たすために。神域の山で禁足地を犯した二人は、山奥の秘村に“来訪神(オトナイサマ)”と遇され、囚(とら)われる。臥龍洞で風の神を祀るその村では、十二年に一度の“奇祭”が今まさに執り行われるところだった――。鉄環の謎と因習の裏に秘められた真実を暴く民俗学ミステリ。

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奇譚蒐集録―北の大地のイコンヌプ―(新潮文庫nex) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月18日

    Twitterで強くお勧めされているのを見て前作から読んでみたが、間違いない。
    人鬼の謎がさらにあきらかになるのだが、単にミステリーとして読んでも面白い。
    今回はアイヌ編だが、前作の沖縄編よりさらに面白かった。続編でたら読みたい。

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    Posted by ブクログ 2020年07月11日

    続刊も最高におもしろかったぞ!!

    とても勉強になるしワクワクもするし、時にとても切なく、すべての塩梅がパーフェクト。

    しかし廣章さまの知力はまだしも体力と腕力と健脚具合はおかしくないですかね。
    なぜあの仕込杖をふつうに扱えるの…。

    ましおちゃんかわいいので、わたしのお気に入りです。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    2冊目も面白かった。一晩で寝るのも忘れて読んでしまいました。

    組織的な新しい団体?も出てきて、世界と人が広がっていく。
    でも、結局は謎を残して終わったよ。。。
    続くから仕方ないけどね。
    これ、3巻出てるからいいけど。
    このまま投げ出されて何ヶ月も待てないよね。
    それくらい2冊目も楽しめました。

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    0

    Posted by ブクログ 2023年08月03日

    今井さんの表紙だったので読んだ第1作でしたが、民俗学と伝承という好みのテーマだったので2作目も買ってきた。
    しっかりした構成で、読み応えがありました。この雰囲気は好きです。次作が出ればまた読みます。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    1巻目を読んだときの印象がよくて、2巻目のこの本を購入して一気読みしちゃいました。
    ただ、大体のあらすじは覚えているのですが…機会があれば探して読みなそうかと思っています
    今回の作品は、主人公二人の師弟関係等についても触れられており、更に謎が深まる展開です
    シリーズ化を想定しての展開かと思いますが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    真汐と廣章の関係性が深堀されていて人物に深みが出た。彼が敢えて目を向けなかった事柄について描くことで、真汐の人間らしさと少年らしさがよく出ていたし、反対に読者に対して廣章という人物を単なるつかみどころのない研究者肌のお坊ちゃんでくくってみてもいいのか?という問いかけがなされているようにも感じた。現実...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月15日

    生粋のファンタジーなんだが、民俗学でもある。アイヌについて丁寧に調べ、うまく物語に取り込んでいるように感じた。
    アイヌについてほとんど知らないけれど、これを機に興味を持った。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月24日

    弔い少女の鎮魂歌からの続き。印象は前作よりかなり廣章と真汐の関係性が深まった一件となったかなと。
    個人的に正体が気になる江井が妙に気に入った。
    物語は前作同様、なかなかにしんみりと寂しい。しかし、やるせない悲しみの中に、かすかに香る愛があったりする。

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月19日

    今作もすごかったなぁ…そして切ない…なんでなんだ切ない…
    謎がいろいろ残されてるけど、どこまで続くんだろう。次はどこになるのだろう。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月20日

    前作に比べると自身が穿った読み方をしてしまった為、ある程度は想定内。それでも鬼と人はそもそも隣人ではないのか、鬼と人どちらが鬼でどちらが人なのか、考えさせられた。

    0

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