奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)
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奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)

737円 (税込)

3pt

4.1

大正三年、帝大講師の南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は、信州・諏訪大社の麓に降り立った。伯爵家に代々伝わる「鉄環(かなわ)のお役」を果たすために。神域の山で禁足地を犯した二人は、山奥の秘村に“来訪神(オトナイサマ)”と遇され、囚(とら)われる。臥龍洞で風の神を祀るその村では、十二年に一度の“奇祭”が今まさに執り行われるところだった――。鉄環の謎と因習の裏に秘められた真実を暴く民俗学ミステリ。

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奇譚蒐集録 のシリーズ作品

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    649円 (税込)
    大正二年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は南洋の孤島に上陸した。この島に伝わる“黄泉(よみ)がえり”伝承と、奇怪な葬送儀礼を調査するために。亡骸の四肢の骨を抜く過酷な葬礼を担う「御骨子(ミクチヌグヮ)」と呼ばれる少女たちは皆、体に呪いの痣(あざ)が現れ、十八歳になると忽然と姿を消す。その中でただひとり、痣が無い少女がいた。その名はアザカ。島と少女に秘められた謎を暴く民俗学ミステリ。
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    781円 (税込)
    大正三年、帝大講師・南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は北海道・室蘭港に降り立った。流れ歩く村(ヤイケㇱテコタン)――鬼の襲撃を恐れ、アイヌに擬態し隠れ住むその村には、男女が入れ替わる奇妙な婚礼が伝承されていた。今は亡きその村の、最後の『神に聴く者(イコンヌㇷ゚)』である女のもとに彼らが辿り着いたとき、過去と現在の謎が繋がり、悲しき真実が浮かび上がる。ふたりの少女の贖罪に涙する、民俗学ミステリ。
  • 奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex)
    737円 (税込)
    大正三年、帝大講師の南辺田廣章(みなべだこうしょう)と書生・山内真汐(やまうちましお)は、信州・諏訪大社の麓に降り立った。伯爵家に代々伝わる「鉄環(かなわ)のお役」を果たすために。神域の山で禁足地を犯した二人は、山奥の秘村に“来訪神(オトナイサマ)”と遇され、囚(とら)われる。臥龍洞で風の神を祀るその村では、十二年に一度の“奇祭”が今まさに執り行われるところだった――。鉄環の謎と因習の裏に秘められた真実を暴く民俗学ミステリ。

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奇譚蒐集録―鉄環の娘と来訪神―(新潮文庫nex) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今回も良い作品だった。
    救える人が今回はいて良かった。長野方面の山々に登ることが多いから、色々な思いを感じる機会が増えそうだな思った。

    0
    2024年05月20日

    Posted by ブクログ

    真汐ちゃんんんんんんんん!!
    と、ついつい叫んでしまうわ(うるさい

    しかもこれまた続くのね??そうなのね????
    わたしは中世ヨーロッパの民俗学の研究室にいたことがあるけど、こういう神事にまつわるアレコレって万国共通だなとおもう。なんでか人を贄として捧げがちよね…(そしてそんな中でも富を得ようとす

    0
    2023年12月04日

    Posted by ブクログ

    異様な祭りの、一筋縄ではいかない正体が、徐々に明らかになる過程はスリリング。大ネタもあって、この部分の完成度は三作の中でもいちばんではないかな。その分、説明的な会話が延々続くことになるが、これは仕方がないし、この手のお話が好きな人なら苦にならないだろう。ただ、終盤の展開はあざとすぎる。見せ場が欲しい

    0
    2023年12月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    廣章先生がいる手前、らしく無いとも思うが、子どもを助けたのはらしいと思う。
    まあ、見過ごせる事でもなく。
    もし廣章先生だったとしてもでもやり方違えど見過ごさないだろうな。

    理由があったものが時と共に風化するならまだしも我がものにするとは。
    村のために出来る事が沢山あっただろうに。
    金子を着服するだ

    0
    2024年03月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    奇譚蒐集録第三弾。舞台は諏訪で、十二年に一度の祭りに遭遇した二人がまたも悲しい事件に巻き込まれていきます。もう三作目になると、きっとこの中で亡くなってしまう人がいるんだろうな、と予測を立てて衝撃に備えてましたが、やはり切なかったです。このシリーズはまだ続きそうなので、心を強くして楽しみに待ちたいと思

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    真汐はなんと心根の優しい良い子なんでしょう。
    このすぐ後の譚だという「薩摩」の地で彼女に災いが訪れないように願うばかり。

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前二作のグロテスクさを期待して読んだので肩透かし感はありましたが、これはこれで引き込まれるストーリーと真汐の活躍がかっこよくとても面白かったです。

    0
    2024年02月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    奇譚3作目。なんかどんどんマースニーニが好きになっていくのはあの子がいたおかげだからかな。

    鉄環が鉄環だけで存在する意味を考えた時には震えた。

    伝統を否定せずに、新しい形に作り変えていくっていうのは実社会にも置き換えられることだし、だけどそれって勇気がいて難しいことだよなぁなんて思っていたところ

    0
    2023年12月13日

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