櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このシリーズ(「依存症」シリーズ)の表紙をXのTLでよく見かけたので、気になって読んでみました。
なるほど。
サイコパス……。
シリアルキラー(と言っていいのだろうか?)である浜真千代は、シリーズを通して登場しそうな予感があります。
尼崎連続変〇事件の主犯のおばさんを彷彿とさせる存在。
自分は直接手を下さず、指示するだけで他人を操り、犯罪を犯させる。
まあ、汚い人間ですよね。
しかも、他人の弱みに付け込んだり、隙を見つけて上手く人を転がすのが非常に上手い。
「この人はいける」と、つけ込む隙のある人間を瞬時に嗅ぎ分ける力に長けているのです。
彼女には占い師としての顔もありますが、占い師 -
Posted by ブクログ
2016年の別冊文藝春秋連載を経て、2018年に単行本化。2022年にはコミカライズ、テレビドラマ化もされている話題作。
舞台は1979年、山間の鵜頭川村。
当時流行した歌謡曲や歌手名が物語に散りばめられ、昭和後期の山村という空気感へすっと入り込める。
豪雨により村は“陸の孤島”と化し、その閉塞のなかで、櫛木作品らしい昭和的家族制度・血縁の濃さ・地域因習が、一気に噴き出していく。
特に若い男子たちを中心に高まっていく不満や暴走は、読み手にも圧をかけてくる。
その豪雨による濁流のような人間関係に紛れ込んでしまう父娘。娘の利発さはやや物語的だが、追い詰められていく緊張感はラストまで途切れない