櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これもなんとなく惰性で付き合ってるシリーズなのだが、今回が8巻目にして初の長編。毎回一話完結の読み切りで内容が右から左に抜けていくんだよね。
副部長、藍の卒業前にオカルト研究会そろって隣県の温泉旅館へ。
その先で吹雪に見舞われ、たどり着いたのはとある村だった。
さらに運の悪いことには村へ通じる吊り橋が落雷で切れて谷に落ち、村への林道は雪で埋まってしまい村は孤立した。
霊が見える体質の森司は、この村に列をなす異様な霊の集団を見る。
村の子どもか、女の子が森司に警告する。隣にいる、こよみに災難が降りかかるから目を離すな、と。その女の子は数年前、村の祭りの最中に何者かに殺された霊だった。
村に伝わる瓜子と蛭子の言い伝え、そして閉じられた村の複雑な人間関係に巻き込まれていく。
櫛木理宇は、このくらいのドロドロした重苦しい話のほうが読んでて面白い。8巻目は表紙と違って、かなり重苦しい話でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあれ、櫛木理宇の新作でてると本屋で手に取ったら、ドリームダスト・モンスターズの二巻でした。
表紙のイラスト変わってるから気づかんかったよ。
さて、一巻どんな内容だったっけと思い出しつつ読んでいった。
バスケ部エースだったけど事故で膝を痛めた晶水と、その周りをうろつくチビ、壱。
壱の家計は夢見の能力を持ち、他人の夢に入ることができる。
そうそう、こんな話だった。
今回も全4話。
「モザイクかけら破片」
授業中の居眠りで晶水が見た夢は、ごく普通の幸せな家庭だが、突然に家が荒らされ、人が折り重なり倒れる凄惨な場面へと切り替わった。
この夢に入って壱が気づいたのは、夢に出てくる女の子は学校の美術教師だということだった。
「水に朱いろ」
小泉八雲の「茶碗の中」は、ある日茶碗の水に若い男の顔が映るようになる。それを飲んだ侍のもとに3人の従者が現れる。
夢見の依頼にきたのは、身の回りの水に見知らぬ女が映るという男だった。
「てのひらの卵」
壱が連れてきたのは毎晩同じ夢を見るという男子生徒。彼が見る夢は、庇の鳥の巣を取ろうとすると卵が零れ落ちる。
その卵の中にいたのは付加する前の鳥の子、その舌は人間の赤ん坊の腕だというもの。
「白い河、夜の船」
横断歩道で信号待ちしている二人。近くで貧血か倒れそうになる女子中学生を支えた晶水には、その子に見覚えがあった。中学3年の時に入ってきた新入生だ。
数日前、街には誘拐事件が起きた。後輩の夢に入った壱と晶水だったが、彼女の夢に引っかかるものがあった。
ホーンテッド・キャンパスは大学生活、ドリームダスト・モンスターズは高校生活のオカルトホラー。
最近だれ気味で話が進まないホーンテッド・キャンパスよりもこっちに期待。次巻に続く。 -
Posted by ブクログ
オカルト研究会に持ち込まれる怖くて不思議なお話を解決していく青春オカルトミステリ(というジャンルがあるのかしら…)。第三弾だそうですが、このシリーズは初めてこの作品を読めました。おそらく邪道ですがそれでも楽しんで読めました。爽やかな森司とこよみの友達以上恋人未満的関係が素敵にときめきますね(いろいろと死語含む)。
キャラクタが立っている一方で、ホラー風味の効いた話自体にもひねりが効かされていて短編それぞれ楽しめました。雪おんなの話、浮かぶ眼の話…思い出したらそれぞれ結構ぞっとするこわさがありますね。
楽しく読めましたので、最初の一作から読んでいきたいと思います!