櫛木理宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『カタリナの美しき車輪』斜線堂有紀
SNSの炎上をテーマにしたホラー。斜線道さんこんな作品も書けるんだ!と楽しく読ませていただきました。
『かんのさん』尾八原ジュージ
一番好き。面白い。やっぱり得体の知れないもの、正体のわからないものは怖い。
『夢見鳥』木江恭
なんだかよくわからないけど面白かった。好き。
『やどりこ』櫛木理宇
短いのに重厚感があるホラーなのは流石だなぁ。オチが秀逸。櫛木さんは短編でも素晴らしい。
『嚙み砕くもの』芦花公園
メキシコに歯の妖精っているよなと思ったら違った。オチはいいけど前半が微妙。
『さなぎおに』皮肉屋文庫
初読み。申し訳ないけどまだ商業作家としては厳 -
Posted by ブクログ
装丁は絵ではなく、文字。
目には目を 歯には歯を。同じ地獄をお前にも。
この一文が、読後の感覚をすべて象徴しているように思います。
殺されるより、生地獄。
まさに“監禁依存症”という言葉が刺さる展開でした。
櫛木さんの依存症シリーズも本作で三作目。
今回は、性犯罪者の弁護を引き受け、繰り返し示談を成立させてきた男性弁護士が登場です。妻と子がおりながら浮気をやめず、どこか母親への執着を引きずったままのマザコン夫。
分類としてはミステリーではあるのですが、
事件の解決以上に、
“報復”という感情の残照 が強く残る作品でした。
読み手をかなり選ぶタイプであることは間違いありません。
けれど、行 -
Posted by ブクログ
依存症シリーズ、一作目。
これはシリーズという認識していいのでしょうか
事件で小学生だった息子を殺された刑事。
事件の後、体調を崩した妻と娘との別居を強いられている。
仕事に没入する男の前に再び連続殺人が起きる。そこに類似性はあるのか。
この刑事の周囲に、殺人事件は連続する。
事件を解決するために投げ打つ身は、
失われたものを取り戻すことはない。
事件が終わっても、この男の人生に着地点はない。
刑事の地獄は、まだ始まったばかりのようです。
それはそれは、厳しいお話です。
復讐への依存とも読めますでしょうか。
でも、続けて読んでしまう私がいる。
-
Posted by ブクログ
2012年第19回日本ホラー小説大賞〈読者賞〉
本作を皮切りにシリーズ化され、角川ホラー文庫より刊行。
最新巻は、2025年3月刊行の第22巻。長寿シリーズとなっており、コミック化もされています。
櫛木理宇さんの代表作として、まず一作目をリスペクトの意味も込めて。
“見えてしまう”体質を持つ、どこか可愛げのある男子大学生が、大学のオカルト研究会に入り、
大学生の身近に起こりそうなオカルト的事件や霊障に関わっていく物語。
怖さは控えめながら、怪異の扱いが日常に寄り添っていて読みやすく、
イラスト(ヤマウチシズさん)も相まって、登場人物たちがシュッとした印象でファンが多そう。
シリーズとして -
Posted by ブクログ
ネタバレもう40年以上前、当時小学5年生の女の子が
目撃情報からわずか3分の間に消息が
わからなくなり未だに解決していない事件が
広島にはある。
方言やら閉鎖的な民度やらがなんだか身近に
感じられて胸糞悪さが飛び抜けていました。
ただ、
櫛木作品ならもっとえげつなく描けたのでは?
もっと!もっと!!!もっと来い!って
なりました。
サチに興味をなくしたアイツが、エリカをも
毒牙にかけ、悲劇が繰り返されるとか
加代ママのような救いの手はサチには
届かないとか。容赦ない胸糞悪さを求めていたので
コッコの存在に救われる思いはあったけど
結果ハッピーエンドなのは少しがっかり
(と言っていいのか分からない