櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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[依存症]シリーズ4作目
読むのを躊躇ってしまう残酷で壮絶な描写。
狂気さや理解不能な欲求が突き抜けている一方で、
足掻いても足掻いてもどうにもならならず、
現実に踏み躙られ何もかもを諦めるしかなかった
人の悲哀と嘆きが並走する。
浜真千代は完全なる悪なのか
そうではないのかつい考えさせられてしまう。
いや、拷問・拉致・殺人は悪いことに変わりは
ないのだけれど、人の複雑さを依存症・制裁・
復讐心と自己保身を絡めて問われてるような
気もして、気づけばシリーズが出ると
読まずにはいられない。
これも軽微な依存!?
続きそうな終わり方なので次作が待ち遠しい。
真千代の心理に迫りたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ波風立てずにみんなに合わせて
うまいこと生きてきたイチカ
ある日居酒屋で隣になった
男?女?
たくさん話したわけでもないのに
なんとなく通じるものがある…
連続殺人が起こる
あの人だった
殺人鬼なのに
心通い始める二人
…って映画になりそうなストーリー
次第に幼子を亡くした過去のある
刑事のストーリーと重なっていく
大柄な男が女装してるわけなので
この表紙のイラストは無理がある
そして
寡黙な男の別人格が女っていうのが
ちょっと設定としてありきたりな感じもした
市果と美雨の関係とかも
オチとしてはありなんだろうけど
私個人としては
そういうのなくていいから
もっと深いほうがいいな -
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Posted by ブクログ
ultraさんに「少女葬」はお任せしたのですが、結局手に取ってしまうのが櫛木作品の引力。
家出した少年少女たちが身を寄せる劣悪なシェアハウス。そこから浮かび上がるのは、社会の底に沈殿した汚泥のような現実。
作中に「馬鹿は罪」といったニュアンスの言葉があったが、実際に問われているのは“無知”なのだと思う。
そして、その無知を放置し、保護できない大人たちは、それ以上の罪を背負っているのではないのかしら。
小説としてのリアリティを成立させるギリギリの線に踏み込んでいるからこそ読んでいて辛い。
それでも読み終えたあとに思うことは、
まず、日本の少年少女を救える政策から始めてほしい。 -
Posted by ブクログ
書籍にR16があったら、これはR16である。
精神的な痛めつけ描写、肉体的な痛めつけ描写、どちらも怖かった。
9人目の根崎かおるを殺したのも、結局大和だったということか。
私としては、意外な人が犯人だった、っていうのが好みでした。
サイコパスは、不幸な幼少期が原因で開花した、みたいな展開だけど本当にそうだろうか?ここまでひどいなら、普通の家庭に生まれても罪を犯しそう。
文章表現がクラシカルで、昭和の話に思えた。(いい意味です)
空の色や季節の移り変わり、時間の移り変わりの描写が美しかった。
雅也とお母さんがもっと仲良くなったらいいのになと思う。
しばらく、この手の作品はお腹いっぱいである。怖す