櫛木理宇のレビュー一覧

  • 拷問依存症

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    櫛木さんの“痛い痛いシリーズ”第四弾。
    「おぉ~ここで!」ってプロローグと事件との絡みも目を見張ったけど、まさかのあの人が深く関わっていたことに更なる心臓のバクバクが止まない!これは今のSNS全盛時代誰もが知らずに犯してしまいそうな過ち…考えさせられる。
    相変わらずやってることはエグいし酷いのだが、浜真千代が仕事人っぽくなってきているのと、惨忍な死を迎える被害者は因果応報の結末としか思えないので怖さはあまりなかった。
    前作、前々作に続き影を潜めた真千代の不気味な狂気がいつ爆発するのか気になるところ。

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    2025年10月25日
  • 七月の鋭利な破片

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    いろいろ複雑に絡まっていて、でも子供の目からは見えなくて…大人になってから分かることもある。
    六田先生はまだ若い先生だったんだから、学年主任とか誰か注意できなかったのかな??
    凪さんへの態度はクレームきてもおかしくない。
    周りの大人がなんとかしてあげて欲しかった。
    泰介はモラハラ鬼畜だな。
    岩割刑事みたいな人いてよかったね。

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    2025年10月24日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    人を人とも思っていないーーー
    1人の人間として過ごせなかった人が、
    自分がそう扱われたように、他人を扱う。
    悍ましい悪意の連鎖。
    すごくやりきれない思いです。
    サチが少しでも幸せに暮らしていることを願いたい。
    わたしは正直、本作を人におすすめすることは難しいし、SNSで広めたくもない。
    でも向き合う覚悟がある人は、読んでほしい。
    自分が作り上げた悪意が、巡り巡って他人を不幸に陥れるかもしれないということに全員が気づくべきであると思うから。
    そしてその起こってしまった不幸の原因を背負うべきは誰なのか。考えさせられました。

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    2025年10月23日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

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    シリーズ第21弾です。
    今回3作の短編。

    まぁ、いつも通りです。
    こよみちゃんと森司がやっとちゃんとお互いに両想いだと確認しあって良かったですね!

    まぁ、周りはわかってて、イジイジしてるのは本人たちだけでしたけど。

    今出ているのはあと一冊。
    読み終わるまで(まだ読み終わってない)長かったけど、この先、次が出るのを待つ時間の方が長く感じそう。

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    2025年10月22日
  • 死刑にいたる病

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    期待したほどではなかった。特に「エピローグ」は悪い意味で「ハア??」って感じでずっこけた。
    文章が読みやすいので、★3。

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    2025年10月19日
  • ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

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    再読。白丁花の庭や水辺の恋人たちの2章は感動とハラハラとした恐怖のバランスがよく、改めてこのシリーズが大好きなのだと再認識した。

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    2025年10月16日
  • 七月の鋭利な破片

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    主人公たち四人を除いて、ろくな大人が出てこない。小児性愛、毒親、モラハラ、DV、不倫、自己愛性パーソナリティ障害…、子どもを守るべき大人が皆壊れていて、子どもにいらぬ負い目を長い間負わせているという話に胸糞悪くなる。
    ある意味櫛木理宇の作品らしくはあるんだけど、これの前に読んだ「悲鳴」が良かっただけに、この作品はイマイチかな〜。
    ミステリとしても最後にバタバタと辻褄を合わせたような感じがちょっと…。

    −−−おれたちは、子どもだった。本来なら庇護されるべき対象だった。あの頃のおれたちに、『きみは守られて当然の存在だ』と言ってくれる大人は、誰一人いなかった。それをおかしいとすら思っていなかった。

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    2025年10月15日
  • 死刑にいたる病

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    今まであまり読んだことがないジャンルだったので、興味深くて一気に読めた。

    ちょっと読後の後味は個人的にあまり良くなかった。
    タイトルにあるように、病的な何かを感じたのは確か。

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    2025年10月15日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    アンソロジーって
    お初の作家さんも
    お試し感覚で読めるので
    ついつい手にとってしまう

    この短さなのに
    ちゃんと怖かった

    長編ホラーって
    好きだけど
    読み終わるまでにゲッソりするから
    短編集は体力ない時に
    もってこいでした笑

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    2025年10月14日
  • 七月の鋭利な破片

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    ネタバレ

    2025/07/14予約9
    小学5年生の林間学校で同じ班だった青哉、武丸、凪、若葉が14年後集まる。班にいた嫌われ者の乃江瑠が変質者スドウに殺された事件にキリをつけたい、その直後、集まったうちのひとり若葉が殺される。担任の六田、青哉の父、凪の父、若葉の祖母など大人がひどすぎる。でも子どもは身近な大人以外知らないから当たり前だと思ってしまう。目に見えることが本当のことだと思いこむこと、それも子どもならではかな。
    大人になり真実に気づいた時、どれほど衝撃を受けただろう。その上で教職に就いた青哉はいい先生になるだろう。

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    2025年10月14日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    各者それぞれの怖さが楽しめる一冊。北沢さんや恩田さんの感じはやっぱり好きだなぁ。貴志さんのは物足りなさはあるけれど、設定はワクワクする。

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    2025年10月12日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    懐かしの再読、やはり面白い。
    このシリーズが大好きで友人と毎日図書室に通っていた学生時代を思い出しました。
    櫛木理宇先生を好きになったきっかけの作品です。

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    2025年10月11日
  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

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    シリーズ第20弾です!
    今回、2回目の長編。

    黒沼従兄弟は、分家筋に当たる白葉家の33年ぶりの神事のお手伝いに、白良馬村へ。
    残ったオカ研メンバーは父親がサイコメトリーになり、書き置きを残していなくなってしまったと相談を受ける。

    その2つが黒沼従兄弟が出かけている白良馬村で重なって‥。

    誘拐や幼女殺害と重い話しでした。
    でも、ホーンテッド・キャンパスはあまり暗くならないのが良いです。

    森司ヤバかったです笑
    久しぶりの長編楽しめました。

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    2025年10月10日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー第3弾。

    以下印象的だった作品。
    北沢陶「お家さん」
    唯一読んだことのなかった作家さん。大阪の商家を舞台にしたしんねりしたジャパニーズホラーという感じでとても好みでした。お家さんの執念が深すぎる。他の作品も読んでみたい。

    恩田陸「車窓」
    新幹線の車窓から外を眺めていたらふいに見かけた灰色の楕円形の看板に浮かんだぼんやりした模様や数字や人の顔。自分もふいに見てしまうのでは、という恐怖と、ラストシーンにぞわっと来た。看板って近くでみるとめちゃくちゃでっかくてそれだけでも結構怖いもんな。

    背筋「窓から出すヮ」
    ネットから寄せ集め

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    2025年10月09日
  • ふたり腐れ

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    櫛木作品大好きなので、期待大で手に取りました。
    面白かったけど、最後の展開に想像が付いてしまった事と未開な謎が残るので、続編を期待したいです!

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    2025年10月07日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    子供向けかなーと思ったら意外とドロリとした嫌な感じがしっかりある作品があって楽しめた。結局人間の方が怖い。

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    2025年10月04日
  • 死刑にいたる病

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    ザ・シリアルキラーという感じ。
    羊たちの沈黙的な話の進み方。途中で先が読めた感はあったけど、それでも最後まで読まずにはいられなかった。
    軸となる9人目の殺人っていう設定はかなりそそる。
    作り込まれたストーリーで読み応えあり。

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    2025年09月30日
  • ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

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    片想いの美少女こよみと共に、奇妙に充実した「オカルト研究会」ライフを送る、大学生の八神森司。しかし桜の季節、こよみの元同級生の爽やかイケメンが現れて……。恋も恐怖も増量中の人気シリーズ第3弾!

    3作目読み終わった〜!
    こよみと森司とのやり取りが初心過ぎて可愛い♡
    森司の恋愛感がもうやば過ぎます!
    可愛い〜って何回も思ってしまいました笑
    恐怖のお話5篇入ってましたが全部やばかったです!
    めちゃくちゃ恐怖ではなかったですが生霊の目が視えるとオカ研に行ってやってもらったらDVの彼氏に閉じ込められた親友(彼女)が恨めの目で助けて欲しいと出たお話でやばいと思いました!

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    2025年09月29日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    1人の男の暗い生い立ちを追っていくうちに、徐々に自分の生い立ちを知っていくというストーリーは、謎解きの要素も絡んでいて面白かった。最後に進むにつれて、どういうクライマックスを迎えるのか気になりながら読み進めることができた。
    しかし、全体を通して話が暗かったので、読むのが辛くなるところが何箇所かあり、登場人物のセリフや本の雰囲気に飲み込まれそうになった。
    だから、久々に片手に心を浄化するような本を1冊置き、並行して読み進めないと疲れて先に進めなかったかな笑

    『ラストレシピ 麒麟の舌を持つ男』を少しだけ読みたくなった。

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    2025年09月26日
  • ドリームダスト・モンスターズ

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    いつもの櫛木理宇先生の物とはだいぶ違う感じで初心者でも読める感じがします。それでも所々に櫛木節が転がっていて小気味いい感じの作品です。
    私はドリームダストモンスターズを3部作?の最後の方から呼んでしまってそれも二冊目迄読んで気がつくという大失敗を侵してしまった。それでは最後まで読むことが話の流れがわかるのではと三冊全部読んで一気に感想を書く事にした。
    アキと壱は高校の同級生。最初から壱はアキの事が気になっていたみたいでちょっかいを出すがアキの方は過去の悪い記憶から毎晩夢を見る。しかし壱と壱のばあちゃんが救ってくれる。その後は夢見の仕事を手伝い三冊目には夢見でたくさんの人を救う。二人の仲も恋の予

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    2025年09月25日