櫛木理宇のレビュー一覧
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主人公たち四人を除いて、ろくな大人が出てこない。小児性愛、毒親、モラハラ、DV、不倫、自己愛性パーソナリティ障害…、子どもを守るべき大人が皆壊れていて、子どもにいらぬ負い目を長い間負わせているという話に胸糞悪くなる。
ある意味櫛木理宇の作品らしくはあるんだけど、これの前に読んだ「悲鳴」が良かっただけに、この作品はイマイチかな〜。
ミステリとしても最後にバタバタと辻褄を合わせたような感じがちょっと…。
−−−おれたちは、子どもだった。本来なら庇護されるべき対象だった。あの頃のおれたちに、『きみは守られて当然の存在だ』と言ってくれる大人は、誰一人いなかった。それをおかしいとすら思っていなかった。 -
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角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー第3弾。
以下印象的だった作品。
北沢陶「お家さん」
唯一読んだことのなかった作家さん。大阪の商家を舞台にしたしんねりしたジャパニーズホラーという感じでとても好みでした。お家さんの執念が深すぎる。他の作品も読んでみたい。
恩田陸「車窓」
新幹線の車窓から外を眺めていたらふいに見かけた灰色の楕円形の看板に浮かんだぼんやりした模様や数字や人の顔。自分もふいに見てしまうのでは、という恐怖と、ラストシーンにぞわっと来た。看板って近くでみるとめちゃくちゃでっかくてそれだけでも結構怖いもんな。
背筋「窓から出すヮ」
ネットから寄せ集め -
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片想いの美少女こよみと共に、奇妙に充実した「オカルト研究会」ライフを送る、大学生の八神森司。しかし桜の季節、こよみの元同級生の爽やかイケメンが現れて……。恋も恐怖も増量中の人気シリーズ第3弾!
3作目読み終わった〜!
こよみと森司とのやり取りが初心過ぎて可愛い♡
森司の恋愛感がもうやば過ぎます!
可愛い〜って何回も思ってしまいました笑
恐怖のお話5篇入ってましたが全部やばかったです!
めちゃくちゃ恐怖ではなかったですが生霊の目が視えるとオカ研に行ってやってもらったらDVの彼氏に閉じ込められた親友(彼女)が恨めの目で助けて欲しいと出たお話でやばいと思いました!
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いつもの櫛木理宇先生の物とはだいぶ違う感じで初心者でも読める感じがします。それでも所々に櫛木節が転がっていて小気味いい感じの作品です。
私はドリームダストモンスターズを3部作?の最後の方から呼んでしまってそれも二冊目迄読んで気がつくという大失敗を侵してしまった。それでは最後まで読むことが話の流れがわかるのではと三冊全部読んで一気に感想を書く事にした。
アキと壱は高校の同級生。最初から壱はアキの事が気になっていたみたいでちょっかいを出すがアキの方は過去の悪い記憶から毎晩夢を見る。しかし壱と壱のばあちゃんが救ってくれる。その後は夢見の仕事を手伝い三冊目には夢見でたくさんの人を救う。二人の仲も恋の予