櫛木理宇のレビュー一覧

  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

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    里と祭りと儀式とはなんでこんなに相性がいい(悪い?)のだろう
    フィクションなのに、絶対ないと言いきれない感じがしてしまうオシラサマも名前は違えどどこかにありそう、、

    #ホーンテッドキャンパス
    #櫛木理宇
    #角川ホラー文庫

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    2022年09月09日
  • ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁

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    シリーズ第4弾。
    5話からなる短編集。

    部長と泉水の子供時代のお話と灘の家族も登場。
    いよいよ部員の過去へと話が進みだした。
    特別ハラハラ盛り上がるタイプのシリーズではないが、落ち着いて読み進められる。
    この先のシリーズもしばらくおもしろくなりそう。

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    2022年09月09日
  • チェインドッグ

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     まだ映画を見ていませんが、大好きな阿部サダヲさんが犯人を演じられるということで注目をした一冊です。設定から、阿部サダヲさんではない様な気はするのですが、獄中で、動きもできない中で、表情だけで微妙な感情の動きを演じたり、圧倒的な存在感を出せたりできるのが、阿部さんくらいしかいないと、監督さんが判断しての起用なのかな?とか、勝手に想像してました。 

     美青年のイメージとは遠いですが、(もう一度書きますが、阿部サダヲさんは一番好きな俳優さんですが…)、サイコパスなら意外性がなく面白くないとも言えます。

     この犯人の執着心と、その執着を持ち続け、行動に移せるパワーがすごいなと感心してしまいました

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    2022年09月07日
  • チェインドッグ

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    ネタバレ

    こちら改題されたのが『死刑に至る病』

    獄中から人を操るとゆー映画で観たことあるよーなストーリー。

    うん。確かにサイコパス って魅力的だったり引き込まれる人が多かったりするみたいだよね。

    エピローグの先が読みたいねー

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    2022年09月05日
  • 避雷針の夏

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    ネタバレ

    ネタバレかも。
    イヤミスが好きで。
    真梨幸子さんも好きですけども、櫛木さんはまた毛色が違う気味の悪さを表現してて。
    本作もエンディングまでのうわぁ…って思わせるような感じが堪らなかった、けども最後、最後もう少しあったんじゃないかなって。
    誰かが救われる話は誰かが奪われる話に近似している、そう感じました。

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    2022年08月31日
  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

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    オシラサマとスサノヲサマにまつわる神事に,サイコメトリーの能力に目覚めた元刑事が20年前の連続幼女殺人事件を追う話が絡んで,それにオカ研メンバーが巻き込まれるというお話(時間軸も行ったり来たりで,ちょっとフクザツ).
    日本の場合,畏怖する対象は神サマになるんだろうな(真名を知られたくない国津神・天津神というのは発想になかった).

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    2022年08月30日
  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

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    ネタバレ

    歪んだ性癖と家の因習やら神様の話やら。シリーズ中でもちょっと嫌な話だなと感じた。部長たちの仕事とオカ研への依頼がリンクして、別の場所にいるのにリンクするのは面白かった。

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    2022年08月28日
  • 死刑にいたる病

    購入済み

    人の心の闇に焦点をあててますが、暴力的な描写に息苦しさを感じました。悪人なのになぜか魅力があり人の心の隙間に入り込んで自分の思うままに操る。シリアルキラーではなくてもそういう人は実在するので気をつけようと思いました。読みごたえはありますが、読み終わると暗い気分になります。

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    2022年08月26日
  • ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

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    シリーズ第2弾。

    大学のオカルトサークルメンバーが持ち込まれる相談事を解決していく短編集。

    今後の展開はまだわかりませんが、部長の過去もチラッとあったりして本作はホラーすぎず楽しんで読めました。

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    2022年08月24日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    櫛木理宇の短編目当てで読んだ。これは語り手が唯一学生じゃないんだけど、母と子の関係や、過去の思い出というところで良いホラー作品でした。あとの方はすべて初めて読みましたが、「七番目の七不思議」と「Mさん」が印象に残った。

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    2022年08月08日
  • 瑕死物件 209号室のアオイ

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    ネタバレ

    読み終わっだがあまりよくわからなかった。
    葵は今までの水子たちの霊?怨念?の集合体のようなものだと理解したが、なぜあの4人だけ狙われたのか?
    飯村健也、石井芳枝、島崎航希はなぜ羽美に嫌がらせをした?葵が精神を乗っ取ってさせたということ?
    エピローグはまた水子(それとも事故死した子供?)の霊が表れたのか?
    引越し先のマンションでもまた同じようなことが起こることの暗示?
    謎が消化しきれないまま終わってしまった感じがある。

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    2022年08月07日
  • 死んでもいい

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    ★★★
    今月3冊目。
    いやーこの人の本はだいたいわかってきた。
    家系とか桐野夏生みたいな気持ち悪い文章。
    女性作家だけど、頭はだいぶぶっ壊れてるな。好きだけど。
    まだまだこの作家さん掘ってきます。

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    2022年08月05日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

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    ★★★
    今月2冊目。
    2つの家で起きた殺人事件。そして犯人は自殺。
    ころされた両家の娘が犯人はなぜそんなことをしたのか?を犯人の家系を探っていく。
    なかなか凄まじい過去がある家系だった。
    この作者初めて読んだがなかなか良かった

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    2022年08月04日
  • チェインドッグ

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    こういう話って、とりあえずぐんぐん読んでしまいます。好きか好きじゃないか、は別として

    自分とは関係ない世界ではないなと感じました。
    周りには危険な人はいない、いい人そうだと勝手に思い込むのって怖すぎますね。

    犯人に魅了されて無意識にそこになろうとしてる描写、少ししかなかったけどとてもゾワっとしました。

    現実にも、どこかしらにそういう人は間違いなく存在するのだと思います。
    怖いですね。。

    凶悪犯罪者がいると、なぜそんなことをしたのか、理解、解明しないと普通の人は不安になりますよね。理解できないこと、理由がないことってものすごく怖いですから。

    でも、この話を読んで、到底理解できるものでも

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    2022年07月31日
  • 虎を追う

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    ネタバレ

    作者さんが「後味の悪くない、ザッツ・エンタテイメント」と形容していた、らしい(解説より)。そして『それだけでは終わらせないという意図も見える』(解説 千街晶之さん)。

    うーむ。まぁ読後はさほど悪くない。
    事件は解明され、冤罪は晴れ、罪を犯した人間は捕まり、警察内部(一部)もヒトの心を取り戻しお沙汰を待つことになった。

    ・・のだけど、如何せん、読んでる途中がちょっと・・キツかったなー。
    他の人も書かれていたけど、合間に挟まってる犯人視点の描写がなかなか読むの辛かった。それがなくても遺体の損傷の描写を読めば大体何をされたか想像できてしまうのに、わざわざ現在進行形で読むのがちょっと・・犯人につな

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    2022年07月16日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    ネタバレ

    段々と壊れていくさまが怖くて飛ばしてしまった
    まだミステリーは早いみたい
    内容としては段々と崩壊していく家族と最後に別サイドの目線でフィニッシュ
    個人的には行なった理由を説明してくれたほうが楽なので良かったけど、その分、ホラーとしてはブレちゃうみたい
    エンタメって難しい
    元気なときしか読めない本です

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    2022年07月11日
  • チェインドッグ

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    ネタバレ

    「死刑に至る病」に改題された本。
    確かに、改題タイトルのほうが本書のテーマに近い・伝わるな、と思いながら読んだ。

    物語の冒頭、雅也と榛原が対話を始めたあたりから、ずっと、この依頼は、どうして雅也に送られたのか、そして、雅也は何人目(初めて)なのか? が疑問だった。どうして、それを質問しないんだろう、と。
    終盤近くになって、ああ、だからなのかな(父親だから)と思わされるが、最後には、また転回があり、この依頼が一人だけではなく、多数にバラまかれていると明かされて、やはり…と納得する。

    いずれにせよ、細かな事件の検証・証言がリアルで、一気に読んでいる途中で、これは現実にあった事件だったっけ? と

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    2022年10月26日
  • チェインドッグ

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    映画見てないけど評判がいいようなので、何でと思って原作を読んでみる。いや、見なくて良かったわとは思ったが、これを実写にしたんだって驚く。阿部サダヲ、ピッタシ過ぎるじゃないか。ああ、怖~ 著者の作品って夢見屋シリーズしか読んだことないんだけど、こういう話を得意にしてたんだ。私は苦手やな。まあ、最後まで読ませる筆力はある。あと、表紙の女の子、可愛い過ぎ

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    2022年06月22日
  • 死刑にいたる病

    ネタバレ 購入済み

    大人になれない病

     読み進むにつれ、榛村の語り口に魅了されます。
    たった5分の面会なのに、ハートを鷲掴みにするその感じを、心地よさと判断するのか、違和感と判断するのか。難しい選択を強いられます。
     根底にある児童虐待は、どう解決し、どうフォローすればいいのか。
    どうか、子どもたちが愛情に包まれて成長できる世の中になりますようにと、祈らずにはいられません。

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    2022年06月21日
  • チェインドッグ

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    映画が気になり、「まずは原作派」なので読んでみた。
    文庫化にあたり?改題されているが、原タイトルの方が全然いいのにな。鎖を握っているのは、誰なんだろうな、と読み終わってしみじみ考えてしまう。

    本作では、児童虐待、猟奇殺人、生い立ち問題、冤罪事件.. . など重たいテーマが目白押しだが、気になるのは犯罪者の人間的魅力ってやはりあるんだろうな問題。
    『羊たちの沈黙』のレクター博士しかり、知的で紳士的な犯罪者像には、一読者として惹かれるものがある。
    とはいえ、本作の榛村大和の手口には胸くそが悪くなるし、なんなら作者のこともちょっと嫌いになった(笑)

    それでも、彼らのような存在はなぜ人を惹き付ける

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    2022年06月04日