櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2012年第19回日本ホラー小説大賞〈読者賞〉
本作を皮切りにシリーズ化され、角川ホラー文庫より刊行。
最新巻は、2025年3月刊行の第22巻。長寿シリーズとなっており、コミック化もされています。
櫛木理宇さんの代表作として、まず一作目をリスペクトの意味も込めて。
“見えてしまう”体質を持つ、どこか可愛げのある男子大学生が、大学のオカルト研究会に入り、
大学生の身近に起こりそうなオカルト的事件や霊障に関わっていく物語。
怖さは控えめながら、怪異の扱いが日常に寄り添っていて読みやすく、
イラスト(ヤマウチシズさん)も相まって、登場人物たちがシュッとした印象でファンが多そう。
シリーズとして -
Posted by ブクログ
2016年の別冊文藝春秋連載を経て、2018年に単行本化。2022年にはコミカライズ、テレビドラマ化もされている話題作。
舞台は1979年、山間の鵜頭川村。
当時流行した歌謡曲や歌手名が物語に散りばめられ、昭和後期の山村という空気感へすっと入り込める。
豪雨により村は“陸の孤島”と化し、その閉塞のなかで、櫛木作品らしい昭和的家族制度・血縁の濃さ・地域因習が、一気に噴き出していく。
特に若い男子たちを中心に高まっていく不満や暴走は、読み手にも圧をかけてくる。
その豪雨による濁流のような人間関係に紛れ込んでしまう父娘。娘の利発さはやや物語的だが、追い詰められていく緊張感はラストまで途切れない -