櫛木理宇のレビュー一覧
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ネタバレ「死刑に至る病」に改題された本。
確かに、改題タイトルのほうが本書のテーマに近い・伝わるな、と思いながら読んだ。
物語の冒頭、雅也と榛原が対話を始めたあたりから、ずっと、この依頼は、どうして雅也に送られたのか、そして、雅也は何人目(初めて)なのか? が疑問だった。どうして、それを質問しないんだろう、と。
終盤近くになって、ああ、だからなのかな(父親だから)と思わされるが、最後には、また転回があり、この依頼が一人だけではなく、多数にバラまかれていると明かされて、やはり…と納得する。
いずれにせよ、細かな事件の検証・証言がリアルで、一気に読んでいる途中で、これは現実にあった事件だったっけ? と -
ネタバレ 購入済み
大人になれない病
読み進むにつれ、榛村の語り口に魅了されます。
たった5分の面会なのに、ハートを鷲掴みにするその感じを、心地よさと判断するのか、違和感と判断するのか。難しい選択を強いられます。
根底にある児童虐待は、どう解決し、どうフォローすればいいのか。
どうか、子どもたちが愛情に包まれて成長できる世の中になりますようにと、祈らずにはいられません。 -
Posted by ブクログ
映画が気になり、「まずは原作派」なので読んでみた。
文庫化にあたり?改題されているが、原タイトルの方が全然いいのにな。鎖を握っているのは、誰なんだろうな、と読み終わってしみじみ考えてしまう。
本作では、児童虐待、猟奇殺人、生い立ち問題、冤罪事件.. . など重たいテーマが目白押しだが、気になるのは犯罪者の人間的魅力ってやはりあるんだろうな問題。
『羊たちの沈黙』のレクター博士しかり、知的で紳士的な犯罪者像には、一読者として惹かれるものがある。
とはいえ、本作の榛村大和の手口には胸くそが悪くなるし、なんなら作者のこともちょっと嫌いになった(笑)
それでも、彼らのような存在はなぜ人を惹き付ける -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編も悪意が凄い…どす黒い気持ちのままで終わるお話も、当人たちには救いだったのかも?となるお話もありました。
「その一言を」と「タイトル未定」、どちらも電波…と思いました。「その一言を」の締めの一文がいちばん狂気。でも「その一言を」、本人たちは悪くなくて育てられた相手と育った環境がかなり悪かったのが原因という心苦しさはありました。
「タイトル未定」は作者が自身で遊んでいて面白かったですがよく考えたら怖い。盗作されたと思いこんで起こってる事件あるから現実的じゃなくはないので…商業作家じゃないけど身近でもあったので、本当にこういう人いるよね…という恐怖でした。妄想を信じ込んでる人はその世界に生きて -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス墓守は笑
わない」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p130より引用
“「正直言って、ぼくは彼についてあまり考
えたくないんだよねえ。昔、信頼できる人に
言われたことがあるんだ。"恨むと、相手と繋
がってしまうからやめろ"って。べつにぼくは
久裕くんを恨んじゃいないけどさ、でも恨み
つらみに限らず、強い思念というのは余計な
ものを引き寄せがちだし、いやでも相手とな
にかを繋いじゃうでしょ」”
目次より抜粋引用
“こどものあそび
湖畔のラミア
墓守は笑わない”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス水無月の
ひとしずく」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p126より引用
“「大丈夫、平気平気。その程度の黒歴史な
ら誰にでもあるから。かくいうぼくなんか厨
二病の現役で、いまだに本気でCIAに就職した
いと思ってるし、テロリストやゾンビと戦う
脳内シミュレーションを欠かさないし、空か
ら早く美少女が降ってこないかなって考えて
るよ。だから気にせず、どうぞ話を進めて」
”
目次より抜粋引用
“辛辣な花束
指は忘れない
罪のひとしずく”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第十二弾。 -
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読書録「ホーンテッド・キャンパスきみと惑
いと菜の花と」
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p119より引用
“ 初対面の際には「インドをはじめとする
各国で、宗教的修練としておこなわれている
火渡りについて」を、にこにこ笑いを浮かべ
たまま、ノンストップで四十五分間語られた。
さらに先日は、「呪いとまじないの違いにつ
いて」をえんえん講釈された。どちらも森司
がトイレ休憩を訴えるまで、資料を一冊たり
とも見ずにの大演説であった。”
目次より抜粋引用
“目かくし鬼
よけいもの、ひとつ
いちめんの菜の花”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカ -
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読書録「ホーンテッド・キャンパス春でおぼ
ろで桜月」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p237より引用
“「……なんでこの一角だけ、こんなきれい
な女がようさん集まってくるんですか。しか
もなんでおれに気さくに話しかけてくるんで
すか。これは高い絵とか買わされる流れです
か。それとも保険の勧誘か、宗教か」”
目次より抜粋引用
“意気地なしの死神
金の帯 銀の帯
月のもとにて
籠の中の鳥は”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第九弾。
暦とは違って冬の気配がまだまだ残る雪大
周辺、日の長さだけが春めいている夕