櫛木理宇のレビュー一覧

  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    まあ寄せ集め短編なのでクオリティはこんなものだろう。収穫は松嶋智佐氏。「刑事ヤギノメ」は短編とは思えない面白さでこの文量で確り人物が表現されていて出色の出来だった。著者の上梓作も読んでみたい

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    2024年07月05日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    前から存在だけは知ってて、ラノベタイプの角川ホラー文庫のやつでしょ、と思って読んでなかったんだけど、依存症シリーズが刺さった(笑)ので読んでみました。やっぱりラノベタイプの角川ホラー文庫のやつでした笑まぁさらっと読めるのでよかった。

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    2024年06月23日
  • 瑕死物件 209号室のアオイ

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    悲しい話だった。
    愛を知らず知らず気付くことなくのグループと、最後に愛に気づく人
    こんなにも違う結果になるのだなぁ

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    2024年06月18日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    うーん。途中まで面白かったけど、「そうはならんやろ」的な描写が多すぎてちょっと興ざめ。テーマ自体は面白いのに残念。

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    2024年06月14日
  • 凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎

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    鳥越恭一郎シリーズ。新興宗教に踊らされた村で、過去と現在と、相次いで誘拐事件が起こる。果たして犯人は?事件の真相は?というお話。
    変わった名前の登場人物が何人も登場するのと、過去と現在とで舞台を行き来するので、少し頭の中がこんがらがってしまった。
    閉鎖的な新興宗教の村。という感じはよく出ていた。

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    2024年06月10日
  • 執着者

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    ただただ不気味…意外性もあって面白かったけど、登場人物が多くてついていくのが大変だった。。都度登場人物一覧をながら読んでた。私のキャパの問題かも( i _ i )

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    2024年05月25日
  • 凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎

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    櫛木理宇『凶獣の村 捜査一課強行犯かかり・鳥越恭一郎』ハルキ文庫。

    シリーズ第3弾。書き下ろし。鴉たちと意思疎通することが出来る変わり者の刑事、鳥越恭一郎を主人公にした警察小説。

    前2作に比べるとだいぶ劣るような気がする。この事件の展開と結末に納得出来る読者は居るのだろうか。


    引退した刑事の三ツ輪勝也が刺殺され、孫娘である楓花が誘拐された。身内を巻き込んだ犯罪に怒りを隠せぬ捜査一課。鳥越恭一郎も、捜査へと駆り出されるが、事件の現場となった胎岳村は、『十雪会』と名乗る新興宗教の拠点であり、かつて三ツ輪が追いかけていた未解決の少女殺害事件が起きた場所だった。

    本体価格760円
    ★★★

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    2024年05月20日
  • 執着者

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    入りから早々に怖いです。
    そして、怖さだけでなく理由のわからない
    状況に巻き取られていって、想像以上に
    複雑怪奇なラストが待っていました。

    見ず知らずの人から突然突きつけられた
    悪意に満ちた視線と行動で、恐怖と不安が
    瞬く間に膨らんでいく様子はホラー映画の
    様に鳥肌が立つ様な怖さです。

    その上、恐れを他人に理解してもらえない
    もどかしさが募って、次第に絶望に打ち
    のめされて精神的に追い詰められていく。

    これでもかと言うぐらい重ねて迫ってくるので、
    なんとも形容し難い怖さがあります。

    心理的な負荷大のホラーかつサスペンス。

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    2024年05月18日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    結局は《運》なのだ。

    彼女が生き延びたのも
    彼女があんな目に遭ったのも
    「彼女だから」というわけではなく

    誰と出会ったか
    どんな言葉を吐いたか
    神様はいたのか

    そう、全ては運なのだ。


    どちらがどちらの道に行ってもおかしくなかった。


    私が今、こうして暖かい部屋の中で
    本を読んでいられるのも《運》が良かったから。


    それを噛み締めて、生きていかなければならない

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    2024年05月06日
  • 鵜頭川村事件

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    ネタバレ

    村がどんどん狂気的になっていくパニック系で面白かった。この方は人間の心に生まれた闇が少しづつ育っていく様を表現するのがすごく上手い。森で隠れながら逃げている時には私も登場人物たちの最後尾にいる気持ちでドキドキした。
    途中まですごく面白かったので終わりだけもう少し丁寧だともっと良かったなー。少し物足りない感じがした。

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    2024年05月02日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    洗脳によって一つの家族が壊されて行く…
    こんなことって本当にあるのかな!?と思いつつ、実際似たような事件をいくつかニュースで見たことがあるので、興味深くあっと言う間に読み終えた!

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    2024年05月02日
  • 殺人依存症

    購入済み

    もっと

    もっとひどい展開を期待していただけに、少し拍子抜けしました。でも、救いようのない感じは好きでした。ハラハラさせられる内容も面白かったです。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年04月14日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

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    感想を書くのが難しい。
    そんな感想を抱いたこの作品。

    男尊女卑。女尊男卑。
    からゆきさん。
    モラハラ、マタハラ、DV、虐待、ネグレクト。
    そんな色んな問題が詰まった作品でした。

    武内譲に家族を殺された栗山香那と進藤小雪。
    そして、その事件を追っていた今道刑事。
    六年の時を経て、武内譲の過去を追っていく。

    譲の親族である武内昭也は、譲の祖父である武内和偉の弟であった。しかし、香那と小雪が会おうとしていた前日に何者かに殺害されてしまう。

    譲が産まれてすぐに失踪してしまった母、由布子。
    冒頭の手紙に出てくる武内チヤ。
    由布子の母である光子。
    祖父、和偉が結婚を考えていた由良すず子。

    それぞ

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    2024年03月21日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    ネタバレ

    復讐譚であり勧善懲悪のお話。
    いたって物語はシンプルで悪い奴を探して、痛めつけるというもの。
    正直ストーリーに捻りはないので途中離脱しかけた。

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    2024年03月12日
  • チェインドッグ

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    これは「死刑にいたる病」です。
    読み始めて何か読んだことがあるなぁと思って調べたら、文庫化される際にタイトルが「死刑にいたる病」になったらしく、内容は全く同じでした。
    せっかく借りたので再読しましたが私のように間違って手にとってしまう人が出ないように記載しておきます。

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    2024年02月21日
  • 死んでもいい

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    短編集。どの話も思いもよらない方向に展開していく。嫌な気持ちにさせる人の描写が上手いので、読んでいる側の心がざわつく。
    ある作品は藤子不二雄のノスタル爺を連想させた。

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    2024年02月21日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    作家の毒はかなり控えめ。
    1話完結なのも読みやすい。ゾクっとなるような怖い話ではないので夜でも読める。

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    2024年02月14日
  • 鵜頭川村事件

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    ネタバレ

    例え、田舎でなくても孤立する状況が
    生まれた時に、人の中に「エイキチ」は
    出現するのでしょう。
    あぁ本当にヒトが一番怖い。


    村の陰湿で閉鎖的、根強い男尊女卑
    村民の詳細が長々と描かれる理由が
    後に判明していくけれど
    犯行動機にもう少しインパクト欲しかったかなぁ。

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    2024年02月13日
  • 死んでもいい

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    人間の嫌なところが存分に描かれた短編集。少しずつミスリードされて、最後に驚かされる話が多かった。ママがこわいが面白かった。

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    2024年02月10日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    人間誰しも完璧でない。
    歪みを見つけては、そこに上手く入っていき、その人の望むことを与え、次第に自分の思い通りに動く操り人形へと変えていく。
    洗脳にかかるなんて意志が弱いなって思っていたが、それは決して人ごとではない、誰にでも起こり得ることなのが、なによりも怖いなと思った。

    情景を浮かべやすい描写が多く、あっという間に小説の世界観に引き込まれ、あっという間に読み終わってしまうような本でした。

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    2024年01月28日