櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
櫛木理宇『凶獣の村 捜査一課強行犯かかり・鳥越恭一郎』ハルキ文庫。
シリーズ第3弾。書き下ろし。鴉たちと意思疎通することが出来る変わり者の刑事、鳥越恭一郎を主人公にした警察小説。
前2作に比べるとだいぶ劣るような気がする。この事件の展開と結末に納得出来る読者は居るのだろうか。
引退した刑事の三ツ輪勝也が刺殺され、孫娘である楓花が誘拐された。身内を巻き込んだ犯罪に怒りを隠せぬ捜査一課。鳥越恭一郎も、捜査へと駆り出されるが、事件の現場となった胎岳村は、『十雪会』と名乗る新興宗教の拠点であり、かつて三ツ輪が追いかけていた未解決の少女殺害事件が起きた場所だった。
本体価格760円
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Posted by ブクログ
感想を書くのが難しい。
そんな感想を抱いたこの作品。
男尊女卑。女尊男卑。
からゆきさん。
モラハラ、マタハラ、DV、虐待、ネグレクト。
そんな色んな問題が詰まった作品でした。
武内譲に家族を殺された栗山香那と進藤小雪。
そして、その事件を追っていた今道刑事。
六年の時を経て、武内譲の過去を追っていく。
譲の親族である武内昭也は、譲の祖父である武内和偉の弟であった。しかし、香那と小雪が会おうとしていた前日に何者かに殺害されてしまう。
譲が産まれてすぐに失踪してしまった母、由布子。
冒頭の手紙に出てくる武内チヤ。
由布子の母である光子。
祖父、和偉が結婚を考えていた由良すず子。
それぞ