櫛木理宇のレビュー一覧
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『カタリナの美しき車輪』斜線堂有紀
SNSの炎上をテーマにしたホラー。斜線道さんこんな作品も書けるんだ!と楽しく読ませていただきました。
『かんのさん』尾八原ジュージ
一番好き。面白い。やっぱり得体の知れないもの、正体のわからないものは怖い。
『夢見鳥』木江恭
なんだかよくわからないけど面白かった。好き。
『やどりこ』櫛木理宇
短いのに重厚感があるホラーなのは流石だなぁ。オチが秀逸。櫛木さんは短編でも素晴らしい。
『嚙み砕くもの』芦花公園
メキシコに歯の妖精っているよなと思ったら違った。オチはいいけど前半が微妙。
『さなぎおに』皮肉屋文庫
初読み。申し訳ないけどまだ商業作家としては厳 -
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装丁は絵ではなく、文字。
目には目を 歯には歯を。同じ地獄をお前にも。
この一文が、読後の感覚をすべて象徴しているように思います。
殺されるより、生地獄。
まさに“監禁依存症”という言葉が刺さる展開でした。
櫛木さんの依存症シリーズも本作で三作目。
今回は、性犯罪者の弁護を引き受け、繰り返し示談を成立させてきた男性弁護士が登場です。妻と子がおりながら浮気をやめず、どこか母親への執着を引きずったままのマザコン夫。
分類としてはミステリーではあるのですが、
事件の解決以上に、
“報復”という感情の残照 が強く残る作品でした。
読み手をかなり選ぶタイプであることは間違いありません。
けれど、行 -
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2012年第19回日本ホラー小説大賞〈読者賞〉
本作を皮切りにシリーズ化され、角川ホラー文庫より刊行。
最新巻は、2025年3月刊行の第22巻。長寿シリーズとなっており、コミック化もされています。
櫛木理宇さんの代表作として、まず一作目をリスペクトの意味も込めて。
“見えてしまう”体質を持つ、どこか可愛げのある男子大学生が、大学のオカルト研究会に入り、
大学生の身近に起こりそうなオカルト的事件や霊障に関わっていく物語。
怖さは控えめながら、怪異の扱いが日常に寄り添っていて読みやすく、
イラスト(ヤマウチシズさん)も相まって、登場人物たちがシュッとした印象でファンが多そう。
シリーズとして -
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2016年の別冊文藝春秋連載を経て、2018年に単行本化。2022年にはコミカライズ、テレビドラマ化もされている話題作。
舞台は1979年、山間の鵜頭川村。
当時流行した歌謡曲や歌手名が物語に散りばめられ、昭和後期の山村という空気感へすっと入り込める。
豪雨により村は“陸の孤島”と化し、その閉塞のなかで、櫛木作品らしい昭和的家族制度・血縁の濃さ・地域因習が、一気に噴き出していく。
特に若い男子たちを中心に高まっていく不満や暴走は、読み手にも圧をかけてくる。
その豪雨による濁流のような人間関係に紛れ込んでしまう父娘。娘の利発さはやや物語的だが、追い詰められていく緊張感はラストまで途切れない