死蝋の匣

死蝋の匣

2,090円 (税込)

10pt

茨城県の住宅で顔面に劇薬をかけられ滅多刺しにされた男女の死体が発見される。
現場には犯人の下足痕・指紋・DNAまでもが残されていた。
関係者を洗う敷鑑班に割り振られた捜査一課の和井田は、被害者たちがジュニアアイドル事務所を経営し、12歳以下の幼い少年少女にきわどい仕事をさせていたとの情報を掴む。
多方面から恨みを買っていたと確信する和井田のもとへ指紋鑑定の結果が。
指紋は椎野千草という女性のデータと一致し、彼女はかつて起こった一家心中事件の生き残りで、和井田の親友・白石が家裁調査官として担当した少女だった。
和井田は千草の話を聞くために白石を訪れるが、白石は「彼女に人は殺せない」と主張。
それには千草の父親が起こした一家心中事件が深くかかわっていた。

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死蝋の匣 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初めは死蝋という所持するにはおぞましいものがキーワードの猟奇的な事件というハラハラ感の面白さがあって好みでした。
    櫛木さんの作品は読み始めたばかりで今3冊目ですが、物語の序盤で既に犯人の名前が出ているのにこれだけの深みがだせるのはすごいと思います。
    そして今回の家族についての話が深い。
    状況はとんで

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    機能不全家族のなかで育った子どもたちにフォーカスしたお話
    子どものうちから犯罪を繰り返し、大人になってから無理心中をしてしまう千草の父親
    無理心中の生き残りの千草
    幼い頃に児童ポルノに出演した過去を持つミカ
    それ以外にも"親に愛されなかった子ども"がたくさん出てきて読んでいてつらかった
    でも彼らの「

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    櫛木さんの本は猟奇的でゾッとする作品が魅力的でよく読んでいるけど今回はまた違った怖さがあった。虐待、ネグレクト、愛を知らずにそだった末路。。。。いろいろと考えさせられた一冊でした。

    0
    2025年05月28日

    Posted by ブクログ

    白石&和井田コンビ良いね。白石が元家裁調査官っていうだけあって、子どもがしんどい話なんだけれど、テンポが良くてするする読める。1作目の飛んでる時間の間に2作目が入るのも好き。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    児童虐待、児童ポルノ、加害者の子供、愛されなく育った親、などメンタルの重いものを抱えた少女たちが絡む連続殺人を追って行くミステリ、白井洛シリーズになった二作目。
    このあとも展開していくシリーズになりそうですし、事件自体重いし、ミステリとしては影の正体と絡み合う時間など二転三転はサスペンス満載でさすが

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    児童ポルノで食い物にされた少女たち。彼女たちは、かつての所属事務所の関係者が殺された後も、自分の動画や写真を晒されることに怯えていた。児童売春など、摘発されているものの、実際は見えないところでこのようなケースはあるのだろう。親から心理的虐待をされ、愛情を知らないまま育った人間の、間違えた愛し方が歪な

    0
    2025年02月21日

    Posted by ブクログ

    機能不全家族、虐待児童、少年犯罪を書かせたら櫛木理宇さんは本当にお上手だな…と毎回感心させられます。今作も夢中で読んでしまいました。

    栃木県のとある民家で夫婦が滅多刺しにされて殺される。夫婦は小さな芸能プロダクションを経営していましたが、実はジュニアアイドルで儲けている会社で、過去には児童ポルノも

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    前作はグロい描写に気分が悪くなったけど、今回はそこまででもなく一安心。
    段々明らかになる真実に切なさを感じた。
    白石さんのする家事が丁寧で料理もおいしそつ。
    果子がうらやましい。

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    一人暮らしの家に潜む影。その不気味な謎と次々と露わになる殺人事件。その裏には児童ポルノや虐待児童、愛されなかった子供たちの社会不適応があった。社会派謎解きとして面白かったです。
    また、元家裁調査官白石の現在、主夫の実力に惚れ惚れした。

    0
    2024年10月09日

    Posted by ブクログ

    ワンルームの単身者用アパート。
    家人に気取られず、ヤドカリのようにクローゼットの屋根裏で暮らす”影”。 その奇妙な”影”が暗闇の中、指先でいとおしむ異物。それはビニールに包まれた、胎児の死蝋だった。

    【死(屍)蝋】死体が長時間、水中や地中などに置かれた場合に、脂肪が分解して脂肪酸となり、水中のカル

    0
    2024年09月25日

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