櫛木理宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ひとつひとつの話が繋がっていくところが心地よかった。いい気持ちにはならないけど、面白い。
堕胎の歴史を知り、結構ショッキングであった。飢饉であったり貧困の問題、遊郭に売られる、男性との力の差、男尊女卑等々、堕胎せざるを得ない状況に追い込まれる女性がたくさんいたんだなと。首や腕がねじ曲がった子供たちの情景は本当に恐ろしいが、そんなことが実際に行われており今も遠からず堕胎は行われている。
自分に出来ることは特にないが、そういった歴史に多くの人が触れることで、繰り返さないという意識を持つ人が増えると良いなと考えたりした。
また、あえて書かれないが問題のある家は父親がいないことが多いっていうのも気 -
Posted by ブクログ
櫛木理宇『首なし晩餐 スローライフ刑事の事件簿』文春文庫。
『首なし晩餐』と『スローライフ刑事』という猟奇的なワードとソフトな軽さを感じるワードが同居する不思議なタイトル。
ゆるさを感じる雰囲気の中、主人公のキャリア警視とやはり警察官の兄姉が猟奇連続殺人事件を捜査するストーリーが進行するのだが、犯人の正体とその動機がしっくりと来ない。
巻頭に人物紹介とオタク用語解説が掲載されているが、オタクらしいオタクは登場しない。
28歳のキャリア警視の佐桐眸巳は地元の新崗県に署長として赴任し、週末には同じ警察官の父親違いの兄姉と同居生活を送りながら、山菜採りや料理、キャンブなどスローライフを楽し -