櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ現代の社会問題(ヤングケアラーや毒親問題、カサンドラ等)が盛り込まれた、「人間が殺人者になってしまうまで」を描いた小説だった。
文章が読みやすくさくさくページが進むけど、タイトル通り出てくるのは病み散らかした家(血筋)で育った可哀想な人たちばかりで内容は重め。
しかしそれぞれの問題への突っ込み度は浅く、犯人がありがちサイコパスな動機を披露してなんとな〜く終わる。肉親のドロドロをストーリーで直接描くというより、祖父の代から続く呪いを読者に想像させて嫌な気持ちにさせる感じ。こわいこわい。
トラウマやコンプレックスを克服できないまま親になってしまうことの恐ろしさ。
自身の欠落を弱者(この本では配偶 -
Posted by ブクログ
『虜囚の犬』白石&和井田コンビ再び!
虜囚の犬は、覚えてる。ひっどい話だった記憶が・・・しかし、白石&和井田の印象が薄いな、なんでだろう?
今回もまあ酷い話で、児童虐待やネグレクトもだけど児童ポルノとか、ほんと気持ち悪い。
子どもがいる人、これ絶対嫌だし、こういう世界無くなって欲しいなぁ。
登場人物がけっこう多くて、誰だっけ?ってなること多し。
・・・で、白石&和井田コンビ。
たぶん30代位なのかな?和井田さんの話し方が、まあ30代って感じではないよね。
50か60代のおやじの話し方だよね。
なんだか人物像が頭に浮かばず。なんで、こんなおじさんみたいな言葉遣いなのかな?