櫛木理宇のレビュー一覧

  • 逃亡犯とゆびきり

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    フリーライターの世良未散は「女子中学生墜落死事件」の記事を書かせてもらったことをきっかけに、いろんな事件記事を書くようになった。すると中学時代の友人であり、殺人で指名手配中の古沢福子から連絡がくるようになり……。

    未散のあつかう事件はどれも裏があるものばかりで、出てくる人たちも歪な環境のなかで育った人ばかり。それは指名手配中の古沢も、そして主人公の未散もおなじだった。

    ストーリーはおもしろかった。事件の真相もいろいろ工夫されていて、納得のできるものになっている。でもなんかスッキリしない。どの章をみても気分のいいものはなく、鬱々とした気持ちにさせられる、そんな一冊。

    スッキリしないのはおそ

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    2025年04月13日
  • 監禁依存症

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    性犯罪者の弁護をして示談に持ち込む…悪徳弁護士の話はあまり知らないので勝手な司法のイメージも相まってか、イヤ〜なキャラ設定。1作目から時を経て浦杉架乃も酒が飲める年になって…主にこの2人の話だ。

    毎度のことながら性というものをさまざまな観点から嬲るこの世界観には震え上がる。許されないし同情もできない。そういう生きてる人間が怖い作品を作者にはこれからも書き続けて欲しい。

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    2025年04月13日
  • 死蝋の匣

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。今回も凄惨な内容。
    子どもが育つ環境は選ぶことができないという、やるせなさがこれでもかといわんばかりにクローズアップされ続けて、とても苦しかった。負の連鎖というべきか。愛を知らない犯人がとてもとても悲しすぎた。
    和井田刑事と白石さんの奮闘に救われたし、何気ない食事のシーンもよかった。
    今後は臨床心理士として活躍するのだろうか。おぞましいと思いながらも次作が刊行になったら読むのだろうなぁ(笑)

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    2025年04月11日
  • 骨と肉

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    なかなかのグロい表現があり、櫛木理宇さんの作品だなと感じた。

    出てくる人物が皆怪しくて、皆んなおかしくて、皆んな心に何かを抱えている。
    誰が事件を起こしてもおかしくないと思いながら読んでました。
    ただ精神論みたいなこ難しい感じで、私的にはもう少し分かりやすかったら良かったなっていう感じ。

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    2025年04月07日
  • 避雷針の夏

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    同様な村八分を描く中山七里の「ワルツを踊ろう」のような復讐劇的展開を想定していたが、意外と比較的静かな終わり方だった。

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    2025年04月01日
  • 執着者

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    ストーカーの描写はかなり怖いし、気持ち悪い。
    どうなるの?と読んでいったが、展開になかなかついていけず…。
    最後まで乗り切れなかった。

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    2025年03月26日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    貴志祐介さんを目当てに手に取りましたが、流石の執筆陣、数時間で一気に読み切りました。短編で読みやすく、気軽に読み始められるかと思います。

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    2025年03月25日
  • 骨と肉

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    ここまでドロドロした話は久しぶりだった。
    誰かも彼もが怪しく思えて、なんならタケルの無意識犯行とか…も思ったけど。
    赤い穴倉は怖すぎた。そして祖母をそこまで壊した祖父…いったいどんなひとー??
    祖父と祖母の話も読みたい。

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    2025年03月23日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    ネタバレ

    おお!と思えたのは最初の弟の彼女と結婚した兄の話だけだったかな。完全に車に轢かれたのは弟だと思ってた。あとは似たような話がプツプツと続くのでちょっと飽きてしまった。度々出てくる福子と主人公共通の友人もそんな都合よく沢山いるか?という感じ。
    ただ毒親や最低な家族たちの描写は心が痛かった。体の暴力は無くても言葉の暴力で傷が増えていき、最後には感じない方が楽で幸せとまで思わせてしまうのは本当に罪深い。

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    2025年03月17日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    アイソレーデッド・サークル
    シチュエーションを楽しむホラーって感じ 無力感がすごい 主人公もきっと戻ってこれないんだろうな つい最近スーファミのホラーノベルゲーム?の実況を見てて、それに近いものを感じた

    お家さん
    湿度を感じるホラー 幽霊よりも底しれない人の悪意が怖い 主人公がかわいそう…一番好きだったかも!

    窓から出すヮ
    特に理由はない、理屈の通じない天災的なホラーが好きだからわかる〜と思いながら読んだ 相変わらず出てくる小話全部不気味で怖いよ 背筋さんのお話はいつも体験型というか 結び方がこれは仕掛けとわかっていてもちょっと怖かった

    追われる男
    主人公とその恋人がかわいそうすぎる 上

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    2025年03月13日
  • 死蝋の匣

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    シリーズものと知らずに、2作目から読んでしまったが支障はなかった。

    複雑に絡む連続殺人事件。それぞれの立場から解決していく白石と和井田。
    登場人物多く、最後の方は混乱気味。短期間で一気に読まないとなかなか理解が追いつかない。

    年齢に見合わぬ和井田のオヤジっぽい言動に違和感。

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    2025年03月12日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    角川ホラー文庫30周年記念の全編書き下ろしのアンソロジー。『堕ちる』が微妙だったから惰性で読んだのに、1冊目以降は面白かったなあ。笑

    好みが分かれそうな有栖川有栖「アイソレーテッド・サークル」、私はめちゃくちゃ楽しかった。まさかの(展開的な「まさか」じゃなくて、有栖川有栖先生が…!?という「まさか」、)異世界もの。続きを下さい。男子大学生の会話が軽快でいいよねえ。
    北沢陶「お家さん」、デビュー作でも感じたけどこの方は人の心の動きを丁寧に追うので好き。湿っぽい雰囲気を味わう。
    恩田陸「車窓」は短いながらも新幹線の車窓から見える看板たちがハッキリと頭に浮かんだ。恩田陸が書くとなんかお洒落になる。

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    2025年03月12日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    キャーッ 恐い!! と感じたお話と
    ええっ 恐い?? と感じたお話があって

    自分の感性が鈍ったかもと思ったのが一番怖かった………

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    2025年03月09日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    逃亡犯となった親友の福子と事件ライターの未散。ふたりの話が中心かと思ったら、福子からヒントを得て未散が事件の真相に気づいていくという展開が意外で、またその真相自体が最初の事件と印象が変わっていったのに驚いた。
    でも女子中学生の亡くなるまでの心理や福子の殺人犯となるまでの環境など、胸がムカムカする人間が多すぎてしんどい。

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    2025年03月04日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    【収録作品】
    有栖川有栖「アイソレーテッド・サークル」
    北沢陶「お家さん」
    背筋「窓から出すヮ」
    櫛木理宇「追われる男」
    貴志祐介「猫のいる風景」
    恩田陸「車窓」

    角川ホラー文庫30周年を記念したアンソロジーの第3弾。
    「アイソレーテッド・サークル」霧に閉じ込められた学生たちの悲劇。神隠しの噂があり、地元の人さえ立ち入らない場所へ。
    「お家さん」大阪の商家で新入りの長吉に聞こえる、恨めし気な声。店の者からは腫れ物に触るように扱われているお家さんが長吉を「ええ子」というのはなぜか。
    「窓から出すヮ」筆が乗らず、怪談を集めるホラー作家。
    「追われる男」昭和か。
    「猫のいる風景」姉の自死の理由を探

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    2025年03月02日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    櫛木理宇作品 初読み。
    1章ずつのストーリーは完結型で とても読みやすかった。
    でもラストはそういう終わり方かぁ…とちょっとモヤモヤ…。
    最川は福子に利用された事に気付くのかな。
    あの暴動の決着はどうつくのかな。
    とか その後の事が気になってしまう…。

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    2025年02月25日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    描写がけっこうグロい、けどサクサク読めてしまった。
    話の内容的には現実じゃありえないけど、これが中学生じゃなくて大人ならあってもおかしくない内容かなと思った。

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    2025年02月25日
  • 骨と肉

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    登場人物が、みんな病んでいた。猟奇殺人、アルコール依存が、双子の精神世界とからまって、ごちゃごちゃしている。

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    2025年02月11日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説アンソロジー
    「オール讀物」2023年6月号掲載(+書下し2)
    佐々木譲の入れ墨問題は最近緊張感を味わったw
    乃南アサの古き良き警察モノは読後感が最高
    松嶋智左の女性刑事モノは秀逸、特殊なヤギノメw
    初めての大山誠一郎、理屈は分かるケド荒唐無稽
    長岡弘樹、秘かな執念、悲惨にならなくて良かった
    櫛木理宇氏は青春作品を引きずるが切れ味は良し
    今野敏、主役をあーだこーだと小さな事で悩ませる
    長岡氏の教場シリーズ借りる事にしたw

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    2025年01月08日
  • 鵜頭川村事件

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    村の大量殺人というと、津山の話とかぶるのかな?と思うと、主人公が村の若者のヒーローだから造形が全然違った。
    昭和54年って、スターウォーズの頃なら、こんな古い因習の村ってあったの?ともっと昔の話に思えた。職住が近いから余計閉塞感増すんだね。

    ただ、辰樹の閉塞感、自暴自棄な気持ち。無差別殺人を犯す人と同じ。自分も周りも全て消えてしまえ…みたいな。かたや、親友の敦人は都会でのびのび暮らしているのが余計辛かったんだろうね。

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    2024年12月26日