感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シリーズ7作目。今回もしっかり怖い。面白い。でもって気になる二人の進展は……いいかげんに気づけ~(笑)。傍目で見てるとこれは抱腹絶倒でしょうね。
お気に入りは「嗤うモナリザ」。ほんっとうに怖いなあこれは。意外な真相でもあったし、出だしからとてつもないインパクトの一作でした。いちおう心霊現象ではあるけれど。やはり生きた人間の情念こそが一番怖い……。
一方で「夜に這うもの」もまた怖い。見た目の描写がとにかく怖くて、想像するのも嫌だわこれ。
Posted by ブクログ
文庫の帯に「きみたち付き合っちゃえば」と書いてあるのですが、正しくそんな感じ!
もぉ見ててもどかしいけどきゅんきゅんしてしまう。
今回は物凄いホラーってのは第4話だけだけど相変わらずすごく面白くて読む手が止まらない。
二人のもどかしい関係も読んでいてにやにやしてしまうのがたまらない。
Posted by ブクログ
ホーンテッド・キャンパス第7巻。
今回の副題の鍵はホラー要素にはあまり関係しない模様。でも、森司とこよみ二人の関係には大いに関係しています笑
今作の話ではゾクッとくる様なホラーホラーした話は第4話くらいですね。他のはホラーというよりも、ちょっと超常とか想いの話って感じで、後味も良い感じ。二人の関係は前巻達に比べてわかりやすく進んでるのではないでしょうか。
もどかしくてキュンキュンします!!
コミックスも発売、ということなので気になる人はそちらも手にとってみてはいかがでしょうか?
Posted by ブクログ
なかなかホラー色の強かった一冊。
森司とこよみは相変わらずだが、ホラーで息が詰まった合間に、ふっと一息つかせてくれる。
森司の勘違いポンコツぶりには、呆れる部分もあるが…
最後のエピソード、浅間山荘や連合赤軍の事件が、深く関わってくる。
この作品には実際に起こった出来事や事件がよく扱われているが、参考として扱われることが多く、ここまで深く関わったのは初めてだ。
私が小学生にあがったばかりの頃、浅間山荘立てこもり事件のニュースがテレビで流れていた。
おそらく連日TV中継されていたのだろうけど、幼かった私は遊びながら横目でチラッと見た記憶があるくらいで、その印象も警察もののTVドラマを見ている感覚とあまり変わらなかった。
大人になってから事件の詳細を知ったが、それでもなぜ当時の若者があのような事件を起こさなければならなかったのか、今も理解できない。
ただ何となく解るのは、時代が今と違って、若者や女性に対してもっと押さえつけて窮屈で理不尽だったのだろう。
学生運動もそうだけど、事の起こりは世間も納得できるものの筈だった。
それがどこかでだんだんおかしくなっていって、引き返すことの出来ない所まで行ってしまったのか。
東大の抗争もそうだけど、頭も良くっておそらく普通の家庭の人たちがなぜ?とも思うが、オウムの事件でも捕まった人たちは、たいてい高学歴だった。
何か集団心理が働いて、そこから動けなくなってしまうのか?
そして抜け出せない自分を守るために、犯罪とわかっていても「これは仕方のないこと」として、受け入れてしまうのか?
お勉強が出来る頭の良さよりも、正しく普通に生きていく図々しさを身につけたい。
Posted by ブクログ
怪談って文化だと思っている。
怪談詳しい訳ではないが、
1話目では狐の話で、実際にありそうな古い民話が現代に、自然な形でストーリーとして成り立つの面白いし、
こういう話によって昔の風習を知る良いきっかけになると思う。
また、4話目では連合赤軍、浅間山荘事件がうまくまとめられて、これもまた現代への語り部の役割ともなる話でした。
もしかしたら著者は、意図的にそうやって忘れられないように昔の風習や事件を入れ込んでいるのかな。
今回こよみとしんじの関係がだいぶ進んだ気がしないでもないので、また次回作も楽しみです☆
Posted by ブクログ
シリーズ第七弾。今回はなかなか良かった。森司とこよみの恋がいい感じなんだ。ドリアン・グレイの肖像画のような話しが怖くて、モデルの女性の容姿が変化していくのが怖い。ラストの黒い虫が大量に出てくる話しも怖く。アメリカのB級ホラー映画みたいなラストシーンは、私の好みである。とにかく、今回は面白かった。やっぱ、夏はホラーですね。
Posted by ブクログ
2019年38冊目。森司とこよみ、文章を読んでいて、付き合っているんじゃね?と錯覚させるようなことをお互いやっていてヤキモキさせられる。特に森司の方は、あまりにも自分に自信が無さ過ぎ。まあ、奥手の男性は恋愛に関してはこんな感じなのかなとも思うけど。心霊現象よりも、森司とこよみの恋の行方の方がとっても気になりました。感想はこんなところです。
Posted by ブクログ
鍵を拾った直後、持ち主が現れた。
それだけのはずが、数日後依頼関係者として現れた。
の1話目ですが、確かにそのまま放置しておくと
女性群に反感しか買わない男に出来上がります。
最後まで読むと、それでか…と思い至りますが
旧家って面倒くさい。
そして不思議に消える街灯の2話目。
落ちとしては、これはいいのか? という疑問が。
確かにこんなのがいたら、強引に確かめたくは
なるものですが。
3話としては、目の前に飛びついてしまって
ツケを払わされている状態。
これはこれで仕方がない気もしますが
ご両親も、息子が結婚しなかろう未来を
考えて発言しているのでしょうか?
うっかり知ってしまって、の落ち込みを引きずる4話。
こう言われてしまったらなぁというのは分かりますが
はたから見ていると面白すぎるw
そして今回の怪異の共通点に当てはまって
慌てる羽目になってしまったという。
周囲の皆様がうっかり誤解してくれたおかげで
ばれてなくてよかったね、ですがw
Posted by ブクログ
シリーズ7作目。
鍵がこの本のテーマになっているようです。
ラブコメ度はますますup。二人の距離は近くなっているのか...バレバレですけれども。
「夜に這うもの」はホラーとは別の意味で怖い。生理的に受け付けない感じがします。
Posted by ブクログ
あいかわらずの甘々ホラーです。
もうおまえらつきあっちゃえよ!
ともあれ、いつもながらのオカ研クオリティ。
様々なケースの霊や事件にドキドキハラハラしつつも、安心して読んでいられるという不思議なシリーズですね。
季節の空気を描くのが上手な著者だなーと思います。特に冬の描写は、雪国生まれにはグッと来るものがあります。
Posted by ブクログ
シリーズ第7弾、八神くん、大学2年の冬。バレンタインデーまで。
相変わらず安定した面白さ。
学生運動をテーマにした「夜に這うもの」が面白かった。
両思いなのに遅々として進まない八神くんとこのみちゃんの関係もこのシリーズの持ち味とは思うが、そろそろ恋人同士にしてあげたい。
Posted by ブクログ
読書録「ホーンテッド・キャンパスなくせな
い鍵」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p229より引用
“ 世の人びとはみな「自分とかかわりない
ところにある悲劇」が好きだ。そして、それ
にまつわる美談が好きだ。”
目次より抜粋引用
“嗤うモナリザ
仄白い街灯の下で
薄暮
夜に這うもの”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第七弾。
年の瀬が迫る中、それぞれの正月の過ごし
方を語り合う雪大オカルト研究会の面々。一
通り話を聞いてみたところ、特に楽しく正月
を過ごしているわけではないようで…。
上記の引用は、過去の出来事からくる周囲
の決めつけにうんざりしている人物の心理描
写。ミステリやサスペンスを読んでいながら
なんですが、嫌な趣味です。表に出しては言
うことはなくても、多くの人がこういう気持
ちを抱いているから、ドラマや小説が生み出
され続けるのでしょうけれど。
主人公・八神森司がいまいち自信のない人
物のように描かれますが、イラストの外見か
ら見れば、少し無理があるように思われます。
ーーーーー
Posted by ブクログ
心霊・オカルトは本物の怪異です(*´▽`*)
主人公とヒロインのほのかな恋心が主題です
でも主人公の自己評価の低さから彼女が自分
を歯牙にもかけていないという思い込みの為
恋愛音痴具合で笑うのが正しい楽しみ方です
自分の鍵をいきなり彼女に渡す状況を考えた
作者はエライ(成功したとはいってない)
Posted by ブクログ
シリーズ7巻目。
小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの「はかりごと」はなるほどなと感心した。死の間際、庭の飛び石に噛みつくことを念じさせ、復讐から意志をそらし、満足して逝ったという話。確かにそうかもしれない。
最後の遺志が遂げられ、満足してあっけなく成仏してしまうのだろう。
「薄暮」が好き。免田自身の話もいいが、免田視点で森司とこよみが初々しい可愛いカップルとして描かれているのが良いね。
霊に惚れられてしまい、自殺を促される森司。
「同じ想いなら、陰と陽をぶつければ、陽が勝つと思ったんです。」という台詞にはハッとさせられる。
てか森司、いきなり合鍵を渡すとはやるね・・。。
結局、板垣から届いたメールの内容は何だったのだろう。森司はメールを見ないまま脇にやっていたが、次巻につながるのか?
Posted by ブクログ
完全に惰性で買ってる大学生活ホラー7巻目。最近キャラが分からなくなってきたよ。
今回も全4話。
って特に書くことないなぁ。あまりにも惰性すぎる。