あらすじ
こよみと再会して3度目の春。オカ研には新入部員候補がやってきた。しかし同時に恐ろしい依頼まで! 心中を誘う霊、恐怖の市松人形、事故物件巡り……。怖いお話も、森司とこよみの恋の進展もてんこもりでお届け!
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オカルト研究会についに新入生が!
今回は前巻に比べホラー要素は前半に集中して後半は浅めな印象。
しかしそりゃあオカルト研究会なんてサークルに灘のような美少女がいれば彼女目当てで男が寄ってくるのもそれは仕方のない事ではなかろうか?
もっとも部長が卒業するまではしばらく相談は続くだろうからホラーに耐えうる強靭な精神が必要なので、灘目当てで続けるには荷が勝ちすぎるか。
兎にも角にも、もう早うくっつけ君たちと言いたくなる森司と灘だがついに進展が!
ここらへんの恋模様が有るからこそホラー小説でも軽く読める所だと感じる。
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相変わらず安定の面白さと、怖さと、いいかげんどうにかしようよーってなラブコメ満載です。こよみママグッジョブ! そりゃあ見ていてもどかしいですよねえ(笑)。
今回もやはり幽霊そのものよりも恐ろしい人間心理、ってな物語だったのですが。……いや、それはやめて、と思ったのが「金の帯 銀の帯」。私もあまり得意じゃないです、日本人形。この話怖すぎました! オカ研は楽しそうなのだけれど、しょっぱなからこれって新入部員にはハードル高すぎますよ。
でも期待の新入部員も入ったことだし(またこのキャラが絶妙だなあ)、これからの展開もますます楽しみです。
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シリーズ第9弾。
4話からなる短編集。
オカルト研究会に新たなメンバーが?!
その男子学生の過去や霊に対する想いなどが、しっとりとそして恐ろしくでもあり悲しくもあるそんな仕上がりとなっております。
それにしても・・・どうして主人公の森司はアルバイトしないのかが謎。
ちょこっと引っ越しのアルバイトした部分があるので働いちゃいけないってわけでもなさそうだし・・・。
泉水より森司の方が良い部分が全然見つからないのがこの先どう変わるのかも楽しみの一つ。
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先輩が去り、新入生候補が4人来た。
異性目当てにサークルへ、というのはよくありますが
ここまで言い放っている自分達は? と突っ込みたい。
他の人に突っ込まれていますが、思いますよね…(笑)
紅一点になってしまった片思いの相手と
4人中3人も、彼女が目当てという状況。
しかも彼らを連れて、の活動ですが、これはまた
好きな人でも、実物は遠慮したい、という人形もの。
最終的にはあれですが、よくも目当てのためとはいえ
ここまで頑張りました、という候補達。
その点に関しては、拍手したいものがあります。
そんな話の前の、普通(?)の話が一本。
こうして正体が分かると、大変ほっとします。
その手前の本物に関しては…まぁよし、という事で。
ただと無料ほど高いものはない、が地で行ける3話目。
この後、友人様は父親に怒られなかったのか。
まぁでも怒られても、自業自得かもしれません。
何せ、生贄にしようとしてたぐらいですし。
4話目は、不思議な話でした。
まさかの落ち…というか、訴え?
途中まで完璧だったのに、何故最後だけ
想像できなかったのか。
まさか一緒になる、と思わないわけが…。
時代が時代なのに。
話の真相よりも、そちらの方が気になりました。
そんな怖い状況の最後!
おお、やっと主人公一歩踏み出した!w と
拍手を送りたいような気分でした。
後は…後はもうちょっと、自信持ちましょう??
Posted by ブクログ
口絵がわりのキャラクター紹介を見ると、いつものメンバーの他に、見慣れないキャラがいます。
おお、これはもしかして、と思うと……w
オカルト研究会の事情を考えてみれば、藍が卒業してしまって、4人になってしまいました。
5人いないと、部として存続できないわけです。
そこで、なんとか新入生を勧誘できないか?
という他に、森司にはずっとリーダーシップが求められるようにもなってきます。
三年生だし、泉水は苦学生で忙しいから、メインで動けるのは前にもまして森司、そしてこよみとなるわけで。
先輩たちのサポートを受けながら、中堅部員として頑張る森司とこよみの様子は、これまさに学園ものだなあ、と感じさせられました。
勿論、ホラーもミステリもちゃんとあるのですが……。
私、元来このシリーズはホラーとしてもライトで、読んでいて格別怖くないと感じていました。
しかし今回に限り、一篇だけ、「うわ」と背筋がいやな感じになったのがありました。
悪夢に悩まされる学生の話なのですが、彼がある状況で携帯のカメラのシャッターを切ると……。
今までにも、同じようなスタイルで登場する優麗はいましたが、なんというか今回のはほんとに怖かった~。
かごめかごめ、の謎解きがなかったのは残念ですが、それ以外の部分できっちりミステリになっていたので、充分満足です。
Posted by ブクログ
シリーズ第9弾、八神くん、大学2年の春休みから大学3年の4月。市松人形、事故物件の話など短編4編。
安定の面白さ。
市松人形の話が一番怖くて凝っていた。
Posted by ブクログ
シリーズ第9弾です。今回はいつも通り短編。短編の方が軽くって読みやすい気がします。
新しいメンバーも加わり、今後どんなおかしな事と遭遇するんでしょうか?最後の話しは怖かったです。
Posted by ブクログ
読書録「ホーンテッド・キャンパス春でおぼ
ろで桜月」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p237より引用
“「……なんでこの一角だけ、こんなきれい
な女がようさん集まってくるんですか。しか
もなんでおれに気さくに話しかけてくるんで
すか。これは高い絵とか買わされる流れです
か。それとも保険の勧誘か、宗教か」”
目次より抜粋引用
“意気地なしの死神
金の帯 銀の帯
月のもとにて
籠の中の鳥は”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第九弾。
暦とは違って冬の気配がまだまだ残る雪大
周辺、日の長さだけが春めいている夕方に、
SNSのオフ会に臨む女子学生がいた…。
上記の引用は、オカルト研究会の花見に参
加した新入部員の台詞。
まあ現実ならば、これらの例えか詐欺を疑う
のが妥当でしょうね。自分のことを普段から
しっかりと鏡で確認しておいて、身に釣り合
う誘いかどうか吟味して臨みたいものです。
副部長も卒業し、新入部員勧誘エピソード
が描かれています。色々となんやかんやあっ
てなんとか増えた部員は、なかなかにキャラ
の濃いメンバーです。
主人公とその想い人の仲が、いよいよ一歩
前に進むのか?ラブコメとしても続きが気にな
る巻です。
ーーーーー
Posted by ブクログ
新入部員の鈴木はイイヤツだな
こよみとの距離は近づいている
(主人公は鈍感力を発揮中)
ホラーは相変わらず怖い
京極堂妖怪モノと同じで最初は
ミスディレクション、次に本命
Posted by ブクログ
2019年45冊目。副部長の藍が卒業(まあ、オカルト研究会にはちょくちょく顔を出しているから、いなくなったとは言い難いけれど)し、新入部員も加わったオカルト研究会。またも色々な怪事件に巻き込まれる。それよりも、やっと。やっと、ずっと言えなかったことを言うことが出来た森司に注目したい。「やっとかい」と思うし、「よっし。」とも思う。さて、デートは成功するのか?。引き続き読んでいきたいと思う。
Posted by ブクログ
再び短編に。
やはりこっちのほうがしっくりきます。
通勤電車で、細切れの時間で読んでいるからかもしれませんが。
新キャラの鈴木はなかなかいいエピソードをもってますね。こよみ争奪戦には参加しないようなので、今後のエピソードに期待です。
そして衝撃のラスト!
ついに、というかようやく、というか…シリーズを見守ってきた読者としては、次巻は絶対に
見逃せませんね。
Posted by ブクログ
惰性で読んでるシリーズ、え~っと9巻目。
森司とこよみの関係も、ほとんど進展ないまま今巻も終了。変わったところは副部長の藍さんが卒業しちゃったところくらいか?
今回はSNSのオフ会に紛れ込んでは自殺の道ずれを探す自縛霊、
捨てても捨てても戻ってくる市松人形、
事故物件ばかりに住み着く新入生、
夢に出てくる女をめぐる曽祖父の話、
の四本立てでございます。
毎回、読むたびにそれまでのあらすじに全く覚えがないから困る。