櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレずっと、どうして私はこんなにも嫌な話を読んでいるんだろうと思いながら読んでいました。これをただのフィクションとは笑えないような事件が世の中には実存します。単行本発行時のタイトルは『寄居虫(ヤドカリ)女』だったそうですが、文庫本タイトルのほうがより実存している感がある。
マインドコントロールの恐ろしさ。なぜ侵蝕されてしまうのかが少しわかったように思いました。
とはいうものの、映画で私がいちばん苦手なのが「老けメイク」。映画のみならず某テレビ番組を観ていても老けメイクにひっかかる人に「なんでやねん、わかるやろ!」とツッコミを入れたくなるため、この犯人にはドン引き。声にも年齢は表れる。違和感バリ -
Posted by ブクログ
ネタバレ元家裁調査官の主人公が過去に担当した少年が殺される。しかし7年を経てその元少年は最悪の監禁犯となっていた。
「犬」というキーワードがその元少年と、さらに自身のトラウマに深く関わりがあり、離職した身でありながら事件の真相を追及していく。
被害者が加害者であり、加害者が被害者と複雑にいりくんでいく。
拷問、虐待など残虐な描写が多くかなり重いが、この負の連鎖がどこに行き着くのか気になって読むのがとまらなかった。
3章の中学生パートではどう事件に絡んでいるのか検討もつかなかったが、終盤で一気に畳み掛ける展開に。
大元はこいつだったの!?とびっくり。
そして大元の怪物も被害者という悲しい事実。
登場人物 -
Posted by ブクログ
わかってはいたけど、残酷すぎて人には勧められない…
しかし、事件の解明パートは食い入って読んでしまいました。
そしてラストスパートで畳み掛けるように真相が明かされていきます。後半のスピード感がすごい。
読み終わると実写版があったか?というくらい登場人物の容貌が勝手に頭で形成されてました。
家の外観とか、庭木の緑の濃さまでイメージが頭にこびりつく。
だから現実味を帯びてしまって余計におぞましく感じるような。
「虐待の連鎖」というテーマがテーマなので、エンタメで消費されるだけで終わらない、考えさせられるところがあるという意味でも現実味はあって然るべきところなのかもしれませんね。
こんなおぞまし -
Posted by ブクログ
「チェインドッグ」
(後に「死刑にいたる病 」と言うタイトルに改題され文庫化)
が面白かったのでこちらも手に取りました。
ラブ&サスペンス最新作とありましたが、漫画チックなドタバタラブコメディと言った印象を受けました。
少し前にテレビで「代行・代理出席サービス」のニュースを見ましたが本作も主人公が結婚式の代理出席者である「サクラ」のバイトをする事で起こる事件が描かれています。
どこか現実味がないので、あまりのめり込むが出来ず
インパクトがなかったせいか読後感も物足りませんでした。
櫛木さんにはやはり「チェインドッグ」の様な心理戦を含んだ
ゾクッとする物を期待します。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ少しずつ少しずつ過去に近づいていく。
元刑事とその孫と友人たち、ネットを駆使し、雑誌、マスコミも協力する。
お互いの足りない部分を補いつつ、自分達がやれる全てのことを注ぐ。
何故、亀井戸は、伊与と共に過ごすことを選んだのか、死刑囚になってしまっても守りたかったものはなんだったのかなど…。
一気読み。
タイトルの「虎」の意味もわかる。
愛情表現、伝え方、守るもの、守り方の間違いが起こす悲劇。
それぞれの成長、家族間の問題なども変化したり、事件解決でスカッとしたけれど、そのままで終わらないところがなんというか…。
予備軍はいるということ、怖い現実…。