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Posted by ブクログ
読み終わった時、もう一度最初のページを開きたくなった
なんて重苦しく辛い物語なんだ…
でもものすごく勉強になった
絶対に知っておいた方がいい、学校では決して学ぶことの出来ない日本の仄暗く罪深い歴史を見せつけられた
グロテスクすぎる
人の欲望と愚かしさの骨頂を見せられた
終章のラストがあまりにも辛くて胸が痛い
どんな思いでこんなことを………泣けてしまう……………
女性として生まれた者にしかわからない地獄がある
どんな男性にも少なからずあろう女性軽視の思想、それに翻弄させられる私たち女という生き物の悲しさよ
男社会の中で虐げられた男性は、なぜ自分を虐げる男性を憎まずに無関係の女性に対して「なんで助けてくれなかった!」といって憎むのだろう
どういう教育をすれば真っ当な精神の持ち主となれるのだろう
生まれた土地にもよるのだろうか
これからの時代が女性にとって生きやすい世の中になることを祈って止まない
Posted by ブクログ
櫛木作品を毎回読む度、そこに描かれる絶望に打ちひしがれる。
二つの家族を襲った悲劇、犯人の自殺、残された遺族に付きまとう「何故?」という問いかけ。
二人の少女が女性憎悪の謎に向かっていく様に目を見張った。SNSを駆使して当事者たちから話を聞き出すのだが、ここで描かれるのはSNSを活用している人間のそれ。見ただけではなく、それを行い、自分の言葉で消化して描かれている。
並行して描かれる警察の捜査も小さな手がかりから真相に迫っていく様は読み応え抜群だ。一見、何の関係もなさそうな出来事や物証を一つずつすくい上げていく。
本書を読み終えて、我々を動かし続けるネットの声について考えた。それはあくまでも神の声などではなく、誰かが作り出した声で、我々はそれを仕分け、善か悪かの判断をしなくてはならない。善のふりをしながら、友人のような顔で悪が我々の中に忍び込んでくる。我々が生きている時代の、憎しみの、根源がここには描かれているようだった。必読の傑作である。
Posted by ブクログ
感想を書くのが難しい。
そんな感想を抱いたこの作品。
男尊女卑。女尊男卑。
からゆきさん。
モラハラ、マタハラ、DV、虐待、ネグレクト。
そんな色んな問題が詰まった作品でした。
武内譲に家族を殺された栗山香那と進藤小雪。
そして、その事件を追っていた今道刑事。
六年の時を経て、武内譲の過去を追っていく。
譲の親族である武内昭也は、譲の祖父である武内和偉の弟であった。しかし、香那と小雪が会おうとしていた前日に何者かに殺害されてしまう。
譲が産まれてすぐに失踪してしまった母、由布子。
冒頭の手紙に出てくる武内チヤ。
由布子の母である光子。
祖父、和偉が結婚を考えていた由良すず子。
それぞれの女性に起こった、それぞれの残酷な運命というか、因果というか、そんな何かに薄ら寒くなった。
唯一の救いは、香那と小雪の間に友情が育まれたことかな。あの教室でのシーンを書きたくて、きっと櫛木さんはこの本を書いたんじゃないかな。
急に現れた光子と、急に今道刑事が会いに行った犯人は本当に何も伏線がなくて、え?どっからその推理出てきたの?ってなりました。
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小説・文芸
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