櫛木理宇のレビュー一覧
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オカルト研究会に持ち込まれる怖くて不思議なお話を解決していく青春オカルトミステリ(というジャンルがあるのかしら…)。第三弾だそうですが、このシリーズは初めてこの作品を読めました。おそらく邪道ですがそれでも楽しんで読めました。爽やかな森司とこよみの友達以上恋人未満的関係が素敵にときめきますね(いろいろと死語含む)。
キャラクタが立っている一方で、ホラー風味の効いた話自体にもひねりが効かされていて短編それぞれ楽しめました。雪おんなの話、浮かぶ眼の話…思い出したらそれぞれ結構ぞっとするこわさがありますね。
楽しく読めましたので、最初の一作から読んでいきたいと思います! -
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ネタバレ森司とこよみの間に何も進展しないシリーズ6巻目。
クリスマスに森司がこよみに何かプレゼントしようとして、バイトするのだが。という流れで今回も何も進みません。おしまい。
ただ、なんとなくだんだん面白くなってる気がするぞ。短編として。森司とこよみのことは、なんかどうでもよくなってきた。
・旅籠に降る雨
矢田先生の昔の教え子が嫁いだ先の旅館で降ったのは、カエルや石、泥だった。
世界でも確認された現象、ファフロツキーズの真相は。
・白のマージナル
オカルト研究部の設立は、藍が持ち掛けて麟太郎を部長にしたのだった。
その起こりは藍の部屋で頻発した、あるはずのものがなくなっていることに気 -
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ネタバレ櫛木理宇の学園ものホラーシリーズ、ホーンテッド・キャンパスに続き新しいシリーズが始まりました。
交通事故がきっかけで周囲に壁を作るようになった女子高生・晶水、そんな彼女にお調子者の壱がまとわりつく。
「最近、よくない夢とかみねぇ?
手に負えなくなったら、おれんとこ来いよ。いつでもいいから」
晶水はここ最近、同じ夢を見る。
S字カーブの見通しのよくない道、等間隔の電信柱、道から生える無数の白い手に母親が千切られていく。
夢から人を救い出す「ゆめみ」の力を持つ血を引く壱、そして夢を見られたことにより、夢から引き上げる力をつけた晶水の凸凹コンビ(身長的に)が夢から人を救い出 -
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ネタバレシリーズ五巻目。
個人的にはあんまり面白くないんだけど、ただな~んとなーく読み続けてる。
そんな5巻目だけど、あれ?今回なんかそこそこ面白いぞ、と思った次第で。
相変わらず、森司とこよみの距離は近づかないし、今まで出てきたキャラの名前がわからない(こんな人いたっけ?的な)
こんなキャンパスライフがあったらなぁ、と思う某理系大学卒の少子高齢社会推進実践中の独身(27才)である。
・告げ口心臓
吸血鬼伝説のように人の、特に若い女性の血を吸いたい衝動に駆られるようになったという男子学生がオカルト研に相談に来る。
双子のシンクロニシティと、幼いころに隠された犯罪は。
・啼く女
サークル合宿 -
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新しい登場人物として森司の元同級生、板垣果那が出てきて、今回収録されている話に全体的に関わってきます。本の最初にある登場人物紹介に小山内陣と一緒にイラスト付きで載っているので、もしかしたら今後の巻でも出てくるかもしれません。
出口のない迷路を延々とさまよう、老婆の幽霊がまとわりつく、などいつもよりもホラー要素多めな感じでした。
ゲストの登場人物の視点で書かれる場面がいつもより多く感じ、ちょっと話のテンポが悪く感じる場面もありましたが、いつもどおり意外な真相や複雑な人間模様などが描かれていて面白かったです。
単に好みですが、果那のキャラクターがなかなか良かったです。 -
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ホラー系キャンパスライフ、糖分多めの第5弾。
2年生は秋の物語、学園祭と絡めての怪異譚が何本か。
告げ口心臓
啼く女
まよい道 まどい道
姥捨山奇譚
相変わらずに人の悪意の浮かばせ方がなんともうまく。
随所随所で、背筋に“ゾクッ”と来ました。
中でも、双子のシンクロの材料とか、フムフムと。
吸血衝動の話は上手い組み立てだなぁ、、と。
『空の境界』や『痕』『月姫』辺りがお好きであれば、、
なんて、マニアックなネタでスイマセン。。
にしても今回、三角関係未満のな争い?が勃発するのですが、
珍しくこよみちゃんサイドでの話も出てきて、、
なんとも、二人の間のもどかしさに拍車がかかっ