櫛木理宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
櫛木理宇『虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛』角川ホラー文庫。
元家裁調査官を主人公にしたサスペンスミステリー小説。
猟奇的な監禁事件の真相と監禁犯を殺害した犯人の正体も気になるのだが、主人公の白石洛が家裁調査官を辞めた理由も何やら謎めいていて非常に気になるところ。
予想外の時間経過と二転三転の展開に加え、かなり複雑怪奇な事件の全貌と余りにも情報量が多い後半の展開に、読んでいて非常に疲れた。
前半は時間経過が緩やかな割りに展開が速いが、情報量は然したることもなく、安心して読めた。ところが、後半は登場人物が入れ替わり立ち替わりの上に、ストーリーは複雑怪奇、混迷の極みの泥沼。そして、いきなり8 -
ネタバレ 購入済み
もしこの本を手に取る人の中に
性同一性障害の方がいらっしゃるなら途中読み進めるのが辛くなると思います。
胸糞中の胸糞作品です。(いい意味で)
残された遺族の気持ちを考えるともっと残酷に拷問を与えても良かったのでは?と思うほどに加害者がクズすぎる。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ年末年始も落ち着かないメンバーである。
今回は「怒り」が印象的な話が多かった気がする。
あと複雑な仕様になっている話ばかりで、真相が明かされるドキドキ感も強かった。
ああ、そうなるのかと。
怖さという意味では、四谷怪談の話に出てきた某キャラがスルーしていた事実が一番怖かった。
森司も「真に恐ろしいのは、これだ」と言わしめた件。
やはり、幽霊よりよほど怖いのは生きた人間の意志の方である。
そんな中、ちゃっかりこよみちゃん一家の危機に駆けつけ、夜食をいただき、お泊り未遂まで発展した人がいるんですけど。
これでまだ付き合ってないんですって。
何回目だろう、このツッコミ。
ついにみんなに結婚の方が