櫛木理宇のレビュー一覧

  • 悲鳴(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    悲鳴
    櫛木理宇
    誘拐された少女は、監禁されたのち生還を果たす。彼女とそれを取り巻く人々の視点で描かれていくミステリ。

    終始不穏に満ちた空気が漂う作品で、おぞましい社会と悲鳴を見せつけてくる。特に監禁のシーンは"むごい"の一言に尽きる。

    所詮はフィクション、昭和の話、田舎の話。でも人間として日本人として、どこか根幹にこの血が流れているのでは無いか?恐ろしくも感じるが、今もなお現代で様相を変えて存在していることに、考え込んでしまう。

    0
    2026年03月11日
  • 拷問依存症

    Posted by ブクログ


    思うことは山ほどある。
    が、うまく文章にできない。櫛木理宇さんの作品読んだあとはいつもそう。

    依存症シリーズどこまで続くのか。真千代はどうなるのかな。
    どうでもいいけど次の表紙予想は紫。

    0
    2026年03月08日
  • 赤と白

    Posted by ブクログ

    彼氏を取っかえ引っ変えする母を持つ小柚子、引きこもりの叔父の介護要員として育てられた弥子、腎移植が必要な兄のドナーとして生まれた桃香と京香、自傷で母親を操る苺花。

    日本海側の冬の灰白色の風景が、少女たちの鬱屈と終わりのない絶望を象徴しているようで苦しい。
    毒親、ヤングケアラー、性的虐待…「みんな死んじゃえ」ってなるかもしれない

    0
    2026年03月08日
  • 悲鳴(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    嫌な話。
    でも気になって気になって仕方ない
    1日で読み終えてしまった。


    本とは言えども初めて聞くような話ではなくて
    多くはなくともニュースでも聞くような……

    声はなくとも
    ニュースにまで上がってこなくても
    聞こえなくても
    きっとどこかで今も「悲鳴」があるのかも
    ……しんどい

    性欲を満たす前に少しでも理性が出せたなら……
    思わずにはいられない


    めちゃめちゃ綺麗事だけども

    こんなのお話の中だけだよね
    そんな時代が1日でも早く来ますように
    思わずにはいられない

    0
    2026年03月04日
  • 残酷依存症

    Posted by ブクログ

    もし自分の恋人だったら…家族だったら?

    そう考えながら読み進めると重苦しいけれども実行者達の心情に納得してしまう一作



    0
    2026年03月02日
  • 死刑にいたる病

    Posted by ブクログ

    シリアルキラーにだんだんと影響を受けてしまう主人公と、それを塀の中から苦もなく成し遂げてしまう犯人の恐ろしさが、なんとも言えない後味を残していく。

    0
    2026年03月02日
  • 悲鳴(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    昭和の田舎を舞台に、少女が長年監禁される凄惨な事件を描いた作品。読みやすい文体とは裏腹に内容は非常に重く、救いのなさが胸に刺さる。少女がが犯人の母親に親近感を抱いてしまうストックホルム症候群的な心理や、救出後も居場所を失う残酷さが印象的だった。

    本作で強く感じたのは「閉じた世界」の恐ろしさだ。昭和の因習や男尊女卑の価値観は外から見れば異様でも、当事者にとってはそれが当たり前なる。現代でも家族という共同体が閉じた環境になれば同じことが起こり得る。

    だからこそ、外部の視点に触れる機会がどれほど重要かを考えさせられた、苦しい読書体験だったが、環境や価値観を疑う視点を持ち続ける必要性を突きつけられ

    0
    2026年03月02日
  • 執着者

    Posted by ブクログ

    帯に読み始めたら止まらない…と書いてあった通り次が気になって気になって夢中で読みました!途中までめっちゃ面白かった!ただラストが。ほっこりでいいんです!救いがあって良かった!でもなんかあの犯人なんかなあ。。。

    0
    2026年03月01日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    かんのさんこわすぎ。
    知り合いの菅野さんを「すがのさん」と言い間違いたくなるほどこわかった。
    夢見鳥は脳内で美しい姿を想像できた。
    それだけに恐怖が引き立った気がしました。
    全体的にスイスイ読める本でした。
    かんのさんこわすぎ。

    0
    2026年03月01日
  • 悲鳴(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人の本来持つ素質が、凝縮されているのではないだろうか。人は怖い生き物だ。最後にコメントされているが、この話は誰にでも身近に存在する話の一旦だ。ただそれに気が付かないだけなのだろうね。タイトルどおり、今も何処かで起こっている現実の話だ。

    0
    2026年02月28日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ホラーアンソロジー。どれも短めの話なので、サクサク読めた。
    斜線堂有紀さんの「カタリナの美しき車輪」は、今の時代性や話の展開やタイトル、どれもが自分好みでとても良かった。
    尾八原ジュージさんの「かんのさん」も、得体の知れないもの、得体の知れないルールに日常が染まっていく感じが読んでいてゾッとした。
    皮肉屋文庫さんの「さなぎおに」は情報が断片で、原因となる怪異の正体や何が起こったのかなど、読者の推測に委ねられる割合が大きいと感じた。私は一読ではよく分からず消化不良に感じたが、その実話怪談っぽい読み味が好みの方には刺さる話だと思う。
    全体的に満足度の高い本だった。

    0
    2026年02月27日
  • 悲鳴(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    女児被害の事件をいくつか思い出した。

    ○新潟少女監禁事件 (1990)
    ○東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(1988)
    ○女子高生コンクリート詰め事件(1988)

    などなど

    監禁
    強姦
    死体遺棄…

    しかも、犯人は親と同居だったとか。

    それらを再現したかのようなストーリー。

    この村全体を覆っている、嫌悪するほどの男尊女卑。

    それ、いいの?なんて、誰も思わない。

    だから事件が起こったとか、時代とかいうのは簡単だけど。

    男尊女卑だけじゃなく、今の当たり前が、のちの非常識かもしれないと意識していたいと思う。

    アート好きには表紙も良かった。
    諏訪敦「Sleeper 2014 Ⅱ」

    0
    2026年02月25日
  • 拷問依存症

    Posted by ブクログ

    シリーズと知らずに読んでも面白く読めた。
    途中まで登場人物全員黒幕かもと思ってドキドキしてたのに知らん関西弁出てきてびっくりした。
    気付いたら3〜4時間経って一冊読み終わってた。

    0
    2026年02月22日
  • 虎を追う

    Posted by ブクログ

    何個か読んだ櫛木理宇さんの本の中でも、追っていく事件自体はさすが櫛木理宇…ていう凄惨な物なのですが、登場人物たちがやたら爽やかで漢気があって正義のもと突き進んで行って、なんとまあハッピーエンド!!逆に意外過ぎる!!こんな作品も書かれるのかあああ!と度肝を抜かれてほっこりしてたら… 最後にとんでもないもん放り込んでこられました。。。こわ面白い。。

    0
    2026年02月22日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    全ての話が不気味過ぎて、想像するのも憚られるほどのホラー作品だった。よくテレビでやっている某ホラー番組に出てきそうなお話が詰まっている。
    特にお気に入りのお話は、「かんのさん」で、家族が新居に引っ越すという日常作品なのだが、私は生まれ育った地域から未だに離れて生活をしたことが無いため、新しい地域への引越しのイメージがこの作品によって型取られることで、自分に起きたらどうしようと不安になって、感情移入を他の作品と比べてすることができた。
    しかし、不気味すぎるが故に想像したくないこともあってか、誰のセリフか分からない箇所があったので、再読する際は1文1文丁寧に想像しようと思う。。

    0
    2026年02月21日
  • 残酷依存症

    Posted by ブクログ

    色々な意味で残酷だったが、とても面白かった。二場面が同じ時間軸で進行していくが、その対比の妙がとてもよかった。

    0
    2026年02月21日
  • 僕とモナミと、春に会う

    Posted by ブクログ

    サックリ読めるファンタジー人間ドラマ。

    猫モナミとの出会いから過去のトラウマを乗り越えていく翼。
    続きがあったら読んでみたいと思わせる丁度よい心地良さ。残念ながら続編は無いようです。

    0
    2026年02月20日
  • 死刑にいたる病

    Posted by ブクログ

    ジワジワ嫌な感じに染まっていく描写がとても上手くて惹き込まれた。丸く収まって良かったと思ったら、エピローグがとんでもない。やはりただでは終わらない、流石です。

    0
    2026年02月19日
  • ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月

    Posted by ブクログ

    どの話も安定して面白かったが、藍さん卒業しても違和感なく登場してくれるのがありがたい。エピローグは次作が気になる終わり方、期待します。

    0
    2026年02月18日
  • ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と

    Posted by ブクログ

    新興宗教や毒親などの社会問題的要素とホラーが組み合わされたストーリーの面白さは流石だけど、今作に限っては2人のデートがメイン。今後の展開に期待

    0
    2026年02月18日