櫛木理宇のレビュー一覧

  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

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    ネタバレ

    白石洛のスローライフ、和井田とのぶっきらぼうだけどもお互い愛のある日常?シーンにほのぼのと心が凪いだ。
    少年2人が仲良くなっていくシーンも歪んではいたが、微笑ましかった。
    事件、支配の連鎖、今回もなかなかえげつなかった。臭いドッグフードを食べさせる、それに人肉を混ぜるなんて考えつきもしない。そんなことを過去にしていたシリアルキラーがいたことも驚き。
    最後は少し文が変わるだけで、見方が大きく変わって衝撃だった。色々なところに伏線が散りばめられ、綺麗に回収して気持ちよかった。

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    2026年04月29日
  • 骨と肉

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    ネタバレ


    なんか知ってる事件だなぁって思ってたから、本当に昔自分が死体を見た事件だった。

    それは父親が犯人で、今回の事件は弟が犯人だった。
    カサンドラ症候群。家族みんなどこかおかしい。
    そんな家庭で育った子どもたちにも、おかしさは受け継がれるのか。

    面白かった。赤い穴倉とか映像化されたところも見てみたいな。

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    2026年04月29日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    拉致監禁された被害者の元少女が、助けられて
    世の中の人間は、そのニュースを見て
    「助けられてよかった。ここから幸せになって欲しい。家族もきっと嬉しいだろうな。」みたいなハッピーエンドのように感じる。
    実際に私もそうだと思う。

    でも本人は、本当に拉致監禁の11年間から助けられてよかったのか。
    被害者家族は、本当に大きくなった元少女の娘が帰ってきて歓迎できるのか。
    幸せに生きていけるのか。

    本当にずっと気持ち悪いです。
    でもリアルに想像できるのは、この本の世界が当たり前だった時代を生きた人の押し付けを、自分も少しだけ感じたことがあるからこその気持ち悪さなのかも。

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    2026年04月29日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    洗脳系。
    「虐待を受けていた人間」をテーマにした小説。
    意思疎通できていたと思っていた主人公へのどんでん返しの分だけ星1つ追加。

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    2026年05月25日
  • 七月の鋭利な破片

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    14年前の林間学校で起きた殺人事件をトラウマに抱えたまま大人になった男女4人の再開。
    中学教師になった男子の視点で、14年前と現在が交互に語られる。
    櫛木さんの作品としては、残酷な描写が控えめだし、読みやすかった。
    しかし、殺されちゃった男の子ノエルの性格が悪すぎて、これは自業自得では?と思ってしまう、可哀想感ゼロ。
    六田先生のクズさもものすごいけれど、あれだけあからさまだと学年主任とか校長や副校長から指導が絶対入るレベルでは。14年前とはいえ、あそこまでヒドイ先生はいないだろうと思うけれど、私があまいのかな。

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    2026年04月27日
  • 拷問依存症

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    依存症シリーズ4弾です。
    櫛木理宇先生が好きなので、発売後、直ぐに購入してあったのですが、私にとって、この依存症シリーズは読むタイミングがあって、今になりました。万人にオススメ出来るシリーズではありませんが、自分の見たくない世界を見せられ、何が正しいことなのかと考えさせられるシリーズです。次で終わりだとか…怖いですが、読みたいです。

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    2026年04月27日
  • 殺人依存症

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    二度と読みたくない本。
    低評価の意味ではない。
    子供には愛情が必要だということを子を持つ親に教えるにはうってつけの本だと思う。

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    2026年04月26日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    今アツい小説家作家六人による、ホラー短編アンソロジー集。
    「あぁ、読まなきゃ良かった」と帯には謳い文句がありますが、どの話も怖いし、少し変わっていて面白かったのでむしろ「読んで良かった」です!
    個人的には、斜線堂有紀さんの「カタリナの美しき車輪」がぶっちぎりで怖かった!
    主人公は、SNS上であえて炎上するような投稿ばかりをするAIアカウントを作成し、実在する人物が炎上する機会を減らそうとします。
    が、その試みが招いた恐怖とは…
    作品により色んなタイプの怖さがあり、一冊でバリエーション豊富なホラーを楽しめます。

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    2026年04月25日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    やはり、櫛木さんや…
    よく拉致監禁のはあるけど、監禁後の話はあるけど、監禁中の内容を淡々と。
    小学校高学年で誘拐された少女…
     蔵の中
     バケツで排泄
     毎晩のように強要
     挙げ句の果てに、出産
    …_| ̄|○

    その後、保護されるけど、本人は、被害者やから、悪ないのに、色々な目で見られるわな。小学校時代の友達は、まだ、大丈夫としても…
    それもな…年月経ってるし…
    キツい〜

    この調子で、監禁解放後もツラい被害者を描くのかと思ってたけど違う!
    確かに、被害者も描いてはいるんやけど、それより大きいもの。
    なぜ、こんな事件が起きるのかという土壌というか、こういう社会。地域的なのか、片田舎なのか、いま

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    2026年04月24日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    同じような地点から、堕ちていき残酷な死を迎える少女、平穏な幸せを着実に手にしていく少女の対比が、何とも言えない、苦しい気持ちになった。周りのサポートで大きく変わっていくから、1人でも多くの人が福祉に繋がって社会復帰出来ますように。善悪の判断がつかず、素直だった少年少女が食い物にされてしまう描写は物悲しい。
    フィクションではあるが、この本の登場人物達のように、騙されいいように使われ死んでいく人は多くいるんだろう。知識がなければ助けを求められない、それなら私たちはどうしたら良いのだろうか。

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    2026年04月24日
  • 残酷依存症

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    私の周りには、女とヤッた人数をステータスにする男が多い。

    こんだけしてる。
    この前ヤッた女がキモかった。
    本気になられてうざい。

    元カレは、出張先で抱いた女の数を「何ゴール」と言っていた。
    クソサッカー部のクソゲーだ。

    なんでか、生まれながらにして女は見下される。
    知らない間に顔や胸の大きさや細さで良し悪しを判断される。

    依存症シリーズの2作目、「残酷依存症」は、
    女を下に見る男たちが監禁され、殺し合うデスゲームが始まる。

    3人はただの仲良しじゃない。
    男の中のステータスに取り憑かれた人間たちだ。

    私の周りの男たちや、元カレのように
    「女とヤッた」ステータスや、ノリでナンパした女に

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    2026年04月24日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    除霊的なものではなく、発想力や推理力で解決していくので読んでいて次の展開を予想していくのが面白かった。

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    2026年04月21日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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     作品内容もさることながら、冒頭に登場する【山菜達ち】に目が吸い付いた。都会でこごみ、タラの芽、コシアブラ、蕗のとう等々食べたくなっても簡単に手に入らないし、このご時世山菜を食べるために山へ出かけ熊に食べられたらどうしますか。そして蕗を食べるため数100円スーパーに払うだなんて。食に関する情報が溢れている昨今どう対応すれば良いのか悩みは深まるばかりなのです。

     とって付けたような感想になるけど、もう一度この三兄姉弟に会いたいような、またお腹空きそうだから会いたくないような(^◇^;)。

     あっ、全然イヤミスじゃなかった。

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    2026年04月21日
  • 死刑にいたる病

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    昔FBI心理捜査官を読んでいたので、とても懐かしく(?)読むことができました。
    改題した様ですが、まさに「病」に罹る過程が綴られています。

    物語全体がテンポ良く構成されているのですが、それも「病」だとしたら、恐るべしです…

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    2026年04月19日
  • 瑕死物件 209号室のアオイ

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    櫛木理宇さんの作品は構造的差別へのまなざしが共通して描かれている。
    このホラー小説でもそうだとは思わなかったので意外な展開だった。
    でも考えてみれば、ホラー作品の霊(的なもの)といえば、子どもか女性がイメージされる。
    それは即ち、子どもや女性のような構造的な弱者がこの世で孤立し生き延びられず、悔しさ、悲しさ、怒りを携えたまま死んでいったから例になるということなんだろう。
    よって、共通したホラーイメージがあるということは温存された差別構造があるということなんだと気付きを得た。

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    2026年04月19日
  • ふたり腐れ

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    イノリ、セイ、市果の3人の逃避行は、人生で一番楽しくて幸せな時間だったんじゃないかと思う。けど、殺すのはよくない。お金だけ盗ればよかったのに。

    本当は、あの人が化け物だったのか、、
    ぞっとする終わり方。

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    2026年04月19日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    軽い感じの連作ミステリかと思いきや、事件自体と物語がなかなか重くそして結構どきどきになって良かったです。

    3197冊
    今年96冊目

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    2026年04月17日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    復讐がテーマなのに、皮肉にもバディものに感じてしまうのが苦しい。自分がやられたのと同じように結局誰かを苦しめているんじゃないか?復讐という前提で快楽を求めているんじゃないか…と深く考えると不安になった。復讐を重ねるにつれて絆が生まれていくのが中学生を題材にしているからこそ鮮明で面白い。

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    2026年04月17日
  • 殺人依存症

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    「依存症」シリーズ第1作目。
    物語は終わっていない。
    エピローグがエピローグでない。
    気分の悪くなる作品だがページを捲る手が止まらない。
    恐ろしい話だ。
    決して良い読後感ではない。
    シリーズ全巻読むか?迷う。

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    2026年04月14日
  • ホーンテッド・キャンパス 夏と花火と百物語

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    森司とこよみの距離感がじわじわ進む甘さと、ホラーパートのひんやりした空気が同時に味わえた。今回は「百物語」という枠組みが効いていて、短い話の積み重ねで不安を育てる運びがうまい。読み口は軽いのに、ふとしたところで温度が下がる感じが心地いい。
    小山内の再登場もうれしかったけど、そろそろこの子もなんか報われてほしいな。いい子なのよ。誰かの感情の揺れが、そのまま怪異の気配につながっていくこのシリーズの持ち味がよく出ていて好き。恋愛面は今回も一気に進み切るというより「次が気になる」止め方だけど、森司とこよみを見守る楽しさはむしろ増した。

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    2026年04月13日