櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作がシリーズ最後かと
勘違いしてたわ
これが本当にラストなんかな?
まだ続きそうな終わり方やったけど…
今作は殺されても仕方ないわと
思えるような偏った性癖の男性陣やったなぁ
確かにたいして経験なく
アダルトビデオとかの映像のみで
性的な事を学んでしまうと
女はみんな嫌と言いながら快楽堕ちする
などという間違った感覚になるんやろなぁ
女性は芝居しがちやしなぁ
変に説得力があった
そして、肝心の真知代さん
なかなか出てこなかったなぁ
やっと出てきた思ったら
「ダークヒーローではない」と
言い切ってたなぁ
かなりダークなダークヒーローやと思ってたわ
ひたすらミサが可哀想やった
そして高比良の過去には驚いた
架乃は今後どうなるんやろ?
なんせ毎回、そういうことかぁと
思わせてくれる話の展開が
すんばらしい -
Posted by ブクログ
久々に小説を読んだ。朝井リョウの死にがいを求めて生きているの以来だと思う。 就職氷河期の人が非常に最近注目されている。私も最も過酷な氷河期世代の一人だ。 大学受験者数は過去最多、就職難、いろいろと世間では言われていた。その問題を 作者がどうとらえているのかにも興味がわいたので読んでみた。
最近の小説は、断片的な場面描写をパズルのピースのようにスピード感をもって配置し、 最後はきれいにそのピースの表現、意味が確定してひとつの絵ができあがるかのような完成形を持っている。星座のコンステレーションが、はじめは全く何座なのかわからないけど、最後のほうになると一気にそれがわかるように見えてくるというイメージだ。とても読み応えがある。
就職氷河期の人たちは、運が悪かったのに自己責任で押し付けられた。人質になった人を正社員か非正規、バイトかで選別されて正社員は殺しても文句言うな、といった犯人に同情や共感をする人もいる。あー、それなら私やられてるな。同情はするし社会が悪いというのも共感できる。ただ自己責任で努力したか否かを運の良しあしで片付けられそうな雰囲気があったので、そこははっきり私は異を唱えたいと思う。確かに運や環境の要素もあるだろう。社会的な問題もあると思う。損をしている世代だとも思う。実際、高校入試、大学入試は第一志望には入れなかったし、就職できた中でも思うように結果が出せずつらいと感じることもあった。私の父は、働きながら夜間の大学を卒業し、私が生まれてからも奨学金返済しながらも育ててくれて、大学院で修士が終わるまで支援し続けてくれた。それは親も運任せにせず努力をしたからだろう。もちろん会社のサポートもあったらしいのでそこは運がよかったと思う。
私も大学では比較的良い成績をとることができたし、大学院修了後に大手に就職できた。就職後も心療内科にかかることもあったが、それでも私は生活に困窮するほどの状況にならない程度の努力はしたし、社会人大学院で博士を取得する多少なりとも努力はしたわけで、そこまで含めて自己責任ではなく全てが運が悪い、社会が悪いからだとされてしまうのはちょっと悲しいな。これって単なる努力に対する承認欲求だといわれて片付けられてしまうのだろうか?だから、他の読者の感想にある犯人への共感に関しては「同情はするが、犯罪を犯していいと思うことに全く共感はできない。」が、私の率直な感想だ。
ここまではちょっとシリアスな感想だけど、登場人物の雑談は「あぁそうだった、そうだった」ととても懐かしく共感できる。漫画や出来事の話とか同時の時代背景の話はふわっと心が安らぐ共感話だった。まぁ今の時代の環境や状況と自分の生き方の折り合いをつけることにせいぜい頑張れとしか言いようがないんだよな、と諦めと希望をうまくもって一生懸命生きよう!と思わせてくれる作品だった。 -
Posted by ブクログ
初めての依存症シリーズ、一気読みでした。
始めの方の様々な性犯罪の詳細を読むのがとても辛くて、そして犯人の弁護をする弁護士がほんっっっとうに腹が立つったらもう。
また、世の中の性犯罪に対するSNSでの反応とか、女性が男性に対して感じる恐怖とか、がっつり書かれていました。
本当に悪いのは誰なんだろう。犯人はもちろんだけど、その他の警察、検察、裁判官、弁護士、SNSで被害者を叩く人たち。
そして、正義には感情は邪魔なものなの?
警察官やかのちゃん、あやちゃんの葛藤に心底同意します。
現実でも被害者でなく、加害者に寄り添った判断が多いように感じる日々。
あの腹の立つ弁護士があんな目にあって、私は…私はなんて悪い子何だろう!?こんなこと思っちゃだめなのに!!と少し感じつつも、真千代さん!ありがとう!よくやってくれた!!と思ってしまった。
犯人たちもどうか、同じようにして子供たちがやられたことをやられてほしい。
シリーズ第一作から読みたいです。 -
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教授から紹介されたバイトは、とある村の一家惨殺事件が起きた家で、怖い話の清書をすること。
惨殺の家、村の物を食べてはいけない、監視とあってなんだか引っかかる事はあるものの、幾つかの違和感のタイミングが主人公と共に集約していくので、この村というものにぼんやりと形を与えていくけれど、最後の胸糞が簡単に凌駕するので、失速したなとは思ったけれど大変楽しめたホラー。
主人公自身と教授の重なり、投稿された怖い話とこの村の重なり、どちらが主であり、どちらが悪なのかと考えていくと途中で足元を掬われるけれど、根元のネタバラシをされれば腑に落ちていく、
というか、見合いの食事シーンがあれなら、お惣菜や出産の言い方も過去ではなく今も続く呪いなのだと実感するし、なりより村の人間が邪悪でしかない。
隣の婆さんがこの性格なのも、終わりが見えるからである。世界と心中したいわけではない、が私が死ぬのだから世界などどうだっていい、というか私を死なせる世界なのだから世界も死ねばいい。
これも親が子を呪いとして飼うという事なのだろう。 -
Posted by ブクログ
タイトルから連想していたものと違って面白かった。
おどろおどろしい作品が多い櫛木さん。
"首なし"と来たらどんな怖い晩餐か…と思って読み始めたら、初っ端からキャラクターのプロフィールとオタク用語の羅列…。何なんだ?から読み進め、個性的なキャラクターに引き込まれる。
タイトルは微妙だったけど、キャラクターが良かったしスローライフ警視、シリーズ化して欲しいな。
高良と眸巳の今後が気になります。
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●異母、異父のきょうだいで、全員警察官。
一番頼りなさそうな弟が主人公で、見た目とギャップで視覚的能力が優れたハイスペックな警視。
異母の姉は捜一で宝塚のような容姿で人気があり、異父で血縁ではない兄もイケメンで料理が趣味の科捜研。
3人が同居する自宅で美味しそうな食事をしながら、事件の話にもなる。事件には全く関係ない料理がなかなか美味しそうで腹が減る…。
事件自体はグロい殺し方、犯人の動機まではなかなか重めでしたが、事件の解決までのストーリー展開が軽くて分かりやすいし、オタクや料理話もあり、後を引かない感じで良い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『カエル男』ロスによって生気を失ってしまった私が新たなシリアルキラーとの邂逅を果たすために本書を手に取った。
そこでいま一度考えたのだ。そもそもシリアルキラーの定義ってなんなんだろう?
私個人が思うに、犯人の最終目的が「殺人」ではないことなのかなと。あくまでも結果的に「殺人」になっちゃうだけで。だから殺人に至る論理としては理解できなくもないんだよなー。でも「殺人」のことをなんとも思ってない当たりは全員に共通しておかしなところだから当然常人には理解されないんだけども。
そんなイカれた連中が5名の作家さんによって命を吹き込まれ、多種多様なそれぞれの目的のために殺人を犯す。たまらんね。
いくつか途中で全然シリアルキラーじゃないじゃん! と思わせる作品もあると思うけど、それは作家さんの巧みな技術によるところでなのでみなさんご安心を。間違いなくみんなシリアルキラーだよ^^
同じシリアルキラーを描く作品という中で、それぞれの作家さんの色が明確に出ているのはさすがの一言。
収録されている5作品の中で私は特に櫛木理宇先生の『テキストブック・キラー』が好み。最近『嗤う淑女』シリーズを読んだ影響なのかしら。
『カエル男』で失ったシリアルキラー分も十分に補給できたので、少し穏やかな世界に舞い戻りたいと思います。さて、次は何を読もうかな。