櫛木理宇のレビュー一覧

  • 残酷依存症

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    今回の動機は自分の為ではなくお世話になった人への恩返しのようなものなのかな。
    被害者(というか加害者?)が正直言って自業自得ではあったけど、なかなかに残虐で今回も眉間に皺寄せながら読んだ。
    「ミチヤ」の事件の真相に結構ダメージ喰らった…酷すぎる…

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    2026年06月03日
  • 執着者

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    ネタバレ

    ストーカーのお話
    でも単なるストーカー話では無い
    執着の裏の裏


    私も過去にストーカー?にあった事がある

    何故かいつも向かい側の道を歩いている人がいて、単純に出勤時間が同じなのかなくらいに思っていたんだけど余りにも毎日続くもんだから、何となーく嫌な予感は当たるもので…
    マンションの隣の部屋から同じタイミングでその人が出てきた時には白目剥いた
    でも何でか鉢合わせた時に向こうも驚いた顔してて、それから向かい側を歩かれる事はほとんどなくなったんだけども…

    今思うと向こうも私の事をストーカーだと思っていたんじゃないかとか
    当時は怖くて怖くてタクシーで帰ったりしてたけど、とんだ勘違いだったのかも

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    2026年06月02日
  • 執着者

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    老人、老婆がストーカーになり復讐していく。
    小輪のアパートに老人が使用済みのパンツを投げ込んだり、糞を玄関に擦りつけなりと最初からかなりの胸糞。ストーカーだから執着者なのかと思いきや、亨一が殺されて妻の亜美が老人に誘拐された裏にある執着もドロドロ。亨一の母のミレイと亜美の確執、ミレイの過去の男関係のドロドロ。死刑囚・竹根の犯罪の真実のドロドロ。事件の裏にある人間関係の執着が粘つきすぎて凄い。

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    2026年05月31日
  • ホーンテッド・キャンパス 白い椿と落ちにけり

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    前巻で森司がこよみと一緒に菜の花を見に行くことに成功した。しかし、こよみのことを意識しすぎるようになり、どう喋ればいいかも分からないという状態になっていた。本当に好きになったら、ラブコメみたいにトントン拍子に付き合うことにはならない、葛藤や気後れが存在するということが表現されていました。応援したい2人です。

    今回は、第2話夜ごとの影が一番印象に残りました。
    全く別の依頼であるが、影となって夜に霊が出てくるという共通点のある事象の解決に挑む話でした。「いつまでも子供で、自由でいたい。」という強い思いが2つの事象に関与していた。どういう人物が思っているかによって印象がガラリと変わってしまうんだな

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    2026年05月31日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    ネタバレ

    従兄弟が学校で理不尽なリンチにあった櫂と自殺しようかと下見していた所に櫂に話しかけられた文稀。私刑を誓う櫂と文稀。予行練習と称してクズな奴らを処刑していくシーンから最後の復讐に向かうのかとの流れ。最後の復讐を前に従兄弟の祥太の意識が戻り復讐に躊躇いを見せる櫂。最後に独断で学校へ武器を持って乗り込む文稀。想定外の流れで自殺するも植物人間に。
    復讐や私刑の題材にして、グロさマックスで行くのかと思ったけど友情的な明るい流れも見せる展開。親に捨てられた文稀かと思いきや、延命費用は父が出してくれ、櫂も11年経った今でも介護を続ける。
    復讐の是非、孤独な思考と考えさせてくれる一冊。

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    2026年05月30日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    こんなまったりした微笑ましい作風で、人の形をした怪物や倒錯した人間を登場させるあたりが櫛木さんだなと思う。
    ホント「遣り切れない」のひと言なのに、なんやかんやで面白いし料理は美味しそうだしキャラも良い。
    “陰惨”と“ほんわか”って両立するんだなあと、ひたすら感心してしまった。
    続編またはシリーズ化希望!
    連作短篇集としても長篇作品としても楽しませてもらいました。

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    2026年05月30日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サチをメインに田舎町に住む人たちの人生を深ぼっていくストーリーが意外だった。
    一つの田舎町で、同じ環境で育ったはずの人たちが、別々の人生を歩んでいる。
    なんとなく切ないというか、苦しいというか、考えさせられる内容だった。

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    2026年05月29日
  • 拷問依存症

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    生きたまま眼球取り出されるわ指は切られるわキンタマ撤去され肛門ズタズタにされるわ…うーんゲロゲロ。その被害者たちがAVの見過ぎで生半可な刺激には満足できなかった人達であること、そこで素人参加型企画で人をズタボロにしてきたこと。被害者たちに同情は全くできないが、ここまで徹底的に殺すストーリーもすごい。

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    2026年05月27日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    この作家さんらしい陰惨な事件(動機も)に、恋愛と料理と、対称な明るい要素が混ざり合って不思議な読み応え

    コトミと高良さんの行末が気になるので、是非シリーズ化を

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    2026年05月27日
  • 死蝋の匣

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    死蝋っていうのが気になり、更に表紙が人形だったんでどんな話かなと手に取った。
    そしたら、なんか想像してたのと違って現代の闇濃縮みたいな話だった。
    全体的にイヤミスなのかなと感じたんだけど、犯人側の事情も丁寧に描かれていて得体のしれない猟奇殺人犯みたいには思えなくなってくるのが不思議。
    犯罪はもちろんアウトなんだけど、そこに至るまでに周りの人に徹底的に人格を壊されてしまった子供がいたというところが辛い。

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    2026年05月24日
  • 執着者

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    櫛木理宇らしい展開。全て繋がるだろうとは思っていたがこれは読めない…。依存症シリーズから入ったので描写は若干物足りない。
    テーマというか、彼女が伝えたいことは上記のシリーズ然りはっきりと示されていてこちらも考えやすい。貧困が招く貧困やそれに伴い繰り返される犯罪、ストーカー規制の緩さ等が今作のテーマであろう。
    ただ、「話の通じない人種」がいることは確かで、それはどの作品でも登場する。その不可解さは作品を通して理解できる(理解できてないけど)。
    登場人物多くて若干混乱した。セリフ出てきた映画は普通に見てみたい。
    参考文献多かったから気合入ってるのかなーって思った!

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    2026年05月20日
  • 少年籠城

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    ネタバレ

    世間は死んだ子供にしか興味を持たない、というフレーズが心に残った。
    ごはんの描写がいちいち美味しそうだった。
    どんな親でも子どもは親を頼るしかなく、選べない。

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    2026年05月20日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    「電子レンジ日和」
    「ベランダ酒に春霞」
    「夜の罪はなにいろ」
    「湖水に針が落ちる」
    4話収録の連作短編集。

    物騒なタイトルながら、恋愛や料理の要素も織り込まれていてポップな読後感。

    ミステリー部分では、事件の真相にぞくりとする場面もあるが、主要人物に好ましい人が多く全体として軽やかに楽しめる一冊だった。

    特に印象に残ったのは、主人公の佐桐眸巳。

    東京大学卒のキャリア警視という肩書きながら、美男美女の兄姉と比べると外見はやや地味。
    しかし、随所に性格の良さがじんわりと滲み、自然に応援したくなる存在だ。

    第二弾が今から楽しみ。

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    2026年05月20日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    半日で読破。
    暴行シーンは確かに過激ではあるけど・・
    知らぬ間に2人を応援してしまう気持ちに。
    ブログの手記が混じるが面白いし、ミステリー要素にもなる。
    救いがあるのか、ないのか。
    徐々に心を通わせていく2人が切なく美しい。

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    2026年05月18日
  • 残酷依存症

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    大学サークル仲間の男3人が、何者かに監禁される。3人はお互いを痛めつけるよう指示され、次第に罪が暴かれていく。
    前作と比べて、残虐さが段違いだった。
    男達が犯した罪が明るみになり、やり方はエグいけど自業自得よな……と。
    3人の罪の意識が希薄で胸糞だった。
    あの人はダークヒーローになったのか??

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    2026年05月15日
  • 死刑にいたる病

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    同じ櫛木さんの作品の中でも、何故かシリアルキラーなのに心を奪われてしまう奇妙な感じ。

    とっても上手な描写だと感じた。

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    2026年05月09日
  • 監禁依存症

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    性犯罪者の弁護をして、示談を勝ち取ってきた弁護士の息子が誘拐される。

    痴漢や盗撮、エレベーターで一緒になっただけで卑猥な言葉をかけられたり、あるあるすぎるけれど、
    男性読者はどういう感想になるんだろう。
    「大袈裟だー」ってなるのかな。

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    2026年05月08日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    こんなにも読むのが苦痛だった本は初めてかもしれない。お陰様で眉間に皺が濃く刻まれました…。
    子どものそういう描写がとにかくキツすぎた。救いがなさすぎる。

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    2026年05月08日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    毒親から逃れるように家を出た彩希と眞美。行き着いた先は、決して安心できる場所ではない劣悪な環境のシェアハウスだった。そこに集まる住人たちの身勝手さや狡さに、読んでいて苦しくなる。
    それでも、孤独だった二人が少しずつ心を通わせていく姿には救いがあり、だからこそ、同じ場所で暮らしていたはずなのに、少しずつ違う人生へ進んでいく展開がとても切なかった。

    人は誰と出会うかで人生が変わってしまう。ほんの小さな選択や環境の違いが、その後を大きく左右するのだと痛感した。一度ついた傷や、転がり落ちた環境から抜け出す難しさもリアルで、「運命」の一言では片づけられない重さがあった。

    衝撃的な始まりから少女の最期

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    2026年05月07日
  • ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色

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    森司とこよみの距離感が相変わらずもどかしくて、そこに怪異譚が挟まるこのシリーズらしさをしっかり楽しめた巻。ラブコメの軽さがある一方で、扱っている題材は意外と重く、家族関係のゆがみや人の執着がじわっと効いてくる。エピソードごとに温度差はあるけど、怖さだけに寄らず切なさややるせなさまで含めて読ませるバランスがうまい。猫にまつわる話の雰囲気もよくて、オカ研ものとしての居心地のよさと後味のほろ苦さが同居していた印象。恋愛パートは進んでいるようで進まへん絶妙なラインで、次巻も続きが気になる終わり方。

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    2026年05月06日