櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
毒親から逃れるように家を出た彩希と眞美。行き着いた先は、決して安心できる場所ではない劣悪な環境のシェアハウスだった。そこに集まる住人たちの身勝手さや狡さに、読んでいて苦しくなる。
それでも、孤独だった二人が少しずつ心を通わせていく姿には救いがあり、だからこそ、同じ場所で暮らしていたはずなのに、少しずつ違う人生へ進んでいく展開がとても切なかった。
人は誰と出会うかで人生が変わってしまう。ほんの小さな選択や環境の違いが、その後を大きく左右するのだと痛感した。一度ついた傷や、転がり落ちた環境から抜け出す難しさもリアルで、「運命」の一言では片づけられない重さがあった。
衝撃的な始まりから少女の最期 -
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Posted by ブクログ
拉致監禁された被害者の元少女が、助けられて
世の中の人間は、そのニュースを見て
「助けられてよかった。ここから幸せになって欲しい。家族もきっと嬉しいだろうな。」みたいなハッピーエンドのように感じる。
実際に私もそうだと思う。
でも本人は、本当に拉致監禁の11年間から助けられてよかったのか。
被害者家族は、本当に大きくなった元少女の娘が帰ってきて歓迎できるのか。
幸せに生きていけるのか。
本当にずっと気持ち悪いです。
でもリアルに想像できるのは、この本の世界が当たり前だった時代を生きた人の押し付けを、自分も少しだけ感じたことがあるからこその気持ち悪さなのかも。