櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
珍しくAセク女性が主人公の小説。
他にも色んなセクシャルの人が出てきて、知らない世界がいっぱいあった。
この表現には覚えがあるなぁという表現もあったりして、単純に読んでいて勉強になる&面白かった。
スリラー?サイコホラー?サスペンス?ミステリ?
ただ犯人だけが何だか納得いかないなぁ。
シンプルに旦那が犯人かと思ってた。うーん。
八木沼は結構好きだよ。
樹里のオチは凄く良いんだけどな。
妊娠しない為には生理を止めなきゃいけない。その為に摂食障害になる。っていうの自分も経験してるし、何だか読んでいて無力感があった。
毎回櫛木理宇の表現力の適切さに驚く。
様々なセクシャルの人が出て来て面白いの -
Posted by ブクログ
元家裁調査員が主人公の話。
ある事件をきっかけに仕事続けられなくなった主人公・白石は、妹と同居しながら専業主夫をやっていた。
ある日、自分が昔担当した少年が殺される事件が起こる。白石は自主的にニュースの類をシャットアウトしていた為事件を知らなかったが、彼の友人である刑事の和井田に「薩摩治郎を知っているか」と尋ねられる。
彼は白石が昔担当した少年だ。だが、自分はもう関係ない、そう言うが、和井田は言う。
「薩摩治郎はただの被害者じゃない」
そして再度問う。
「薩摩治郎はどんな奴だったか」と。
薩摩治郎は自宅の地下室に女性を監禁し、まるで犬のように飼っていた。素っ裸で首輪をつけ、床に置いた皿でドッ