櫛木理宇のレビュー一覧

  • 少女葬(新潮文庫)

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    冒頭
    壮絶なリンチの果てに殺害された少女の拡散された画像を見つめる少女…

    家出娘や訳ありが集まる不衛生な無法地帯のシェアハウス
    少女たちもそんな生活から抜け出したいが、中卒で家出状態では就職もできない
    信用できない人間などいない生活のなかで絆を深めていく二人
    一人は伊沢綾希
    もう一人は関井眞実
    だが二人の関係は少しずつ変わっていく…

    冒頭のシーンから、どちらかが殺害された少女なのだ…と思いながら読み進める
    程なくそれは予想できるのだが…
    何がこの二人の運命を分けたのか?
    彼女たちを取り巻く環境や人物の描写に震える…そしてこの対比がすごい
    あの時少し立ち止まっていたら?
    あの時何かできるこ

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    2025年10月24日
  • 残酷依存症

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    1作目に比べて残酷さがマシに感じた。
    なんなら、悪人を懲らしめてるのでハッピーエンドに感じてしまった私はもはや麻痺しているか、〝生きた悪魔〟の掌で転がされているのでは…?と思うとゾッとする。このシリーズまたも一気読み。読み終わる前に次を購入。ノンストップで読む。裏切らない展開。
    できれば1作目から読むことをおすすめする。

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    2025年10月24日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    内容的には、閉鎖的な地方を描いているのが大部分なので、ミステリにカテゴライズしてよいのか悩む
    送り付けられた人骨は誰なのか、どうしてそんなことに?という謎解きはあるので、ミステリでよいのかも
    そのミステリ展開も、閉鎖社会が生んだもの以外の何物でもない
    サチか囚われていた土蔵も、帰ってきたところも大差ない
    本が読めて、好きなテレビ番組が見れるだけ土蔵の方がマシかもしれないとすら思う
    サチ誘拐犯が頭おかしいのは納得、加担してるに等しい加代ママも頭おかしいが、このあたりから判定が難しくなる
    11年も誘拐されていた娘、妹に対する態度をみて、サチの家族が正常といえるか
    しかし、地方村においては正常だと描

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    2026年04月05日
  • 残酷依存症

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    ネタバレ

    正直、自業自得だと思った。そして、責任を仲間になすりつけようとする姿は人間味があり、醜い。
    ホモソーシャルという言葉を初めて知った。女性嫌悪。同性愛嫌悪。仲間として勝手に絆を深めていればいいのに、わざわざ他人をモノのように扱い、共に喜んで実害を与えることに罪悪感を抱いていない。残酷な描写は恐ろしいほどに酷かったが、それでもなお生きようとする姿に、自分自身のしてきたことを反省していないのだと感じた。
    社会的には許されないのだろうが、彼らのやってきた過去を見てしまうと、彼らに情は入れられず、読み終わりは前作よりも気分が悪くなかった。この感情も正しいのかわからないけれど。

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    2025年10月22日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    櫛木理宇さんにしては珍しく(??)グロ表現は少なめでした。
    虐げられた人の哀しみは相変わらずリアルでしたが…。

    福子は自分の人生を取り戻せたのかな。
    逃亡生活からラストに向かうまでのエピソードに少しだけ救いがありました。

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    2025年10月21日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    ネタバレ

    一章ごとに、古沢の一言で世良が過去に起こった事件の真相を明かしていく様がおもしろかった
    本作品はフィクションだけれど、実際も報道記事などでは明かされていない真相なり動機なりあるんだろうな

    とくに印象深かったのは『クロゼットの骨』と『凍えて眠れ』

    世良が古沢に「殺す前に、結婚前に連絡をくれたら何か月でも匿ってやったのに」って言っていたけれど、本当にそうして欲しかったな

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    2025年10月16日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    図書室。おすすめしてもらって。
    いずれも不気味で、現代の嫌なところをたくさん描いていて、良かった。
    特に斜線堂有紀「カタリナの美しき車輪」(自分と一部共通点があって恐ろしかった)、尾八原ジュージ「かんのさん」(何者〜!?)、芦花公園「噛み砕くもの」(漢字の意味を調べて戦慄)が良かったな。

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    2025年10月15日
  • 執着者

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    ストーカー被害者の女性
    相手は老人
    なぜ狙われるのか
    そこには、昔に起こった連続強姦殺人事件が関係していた。被害者の関係者が復讐のためにする犯行かと思いきや、連続強姦殺人事件の犯人の父親がなりすまして、復讐していたと云う、複雑な物語。
    面白い

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    2025年10月13日
  • アンハッピー・ウェディング 結婚の神様

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    面白かった! 
    櫛木さんのラブコメ?初めてだったけど、軽い文体に時々辛辣な表現が混ざりあってて、一気読み。

    ぶっきらぼうイケメン(だろう)シロちゃんをしっかり拝むべく、映像化したものも見てみたくなる作品。

    ただ先にこっちに出会ってから、作者読みで櫛木ワールド全開な依存症シリーズに飛び込んじゃう青少年はいないんだろうか(^◇^;)

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    2025年10月12日
  • 監禁依存症

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    依存症シリーズ3作目。
    性犯罪者の弁護を専門にし、数々の示談を成立させてきた悪名高い弁護士・小諸成太郎。そんな彼の九歳の息子が誘拐される。この誘拐は怨恨か、それとも身代金目的か、という衝撃的な幕開けの長編ミステリ。

    読み進めるほどに、いくら小説とはいえこんな弁護士が本当にいたら…と怒りが込み上げてくる。もちろん弁護士という仕事は社会に必要な存在だと思う。警察だって間違えることはあるし、冤罪を救うためには弁護士の力が欠かせない。正義のために戦う人も確かにいる。
    だけど、小諸のように「正義」を名乗りながら被害者を踏みにじる人間を前にすると、法の意味とは何か、誰のための法なのかと考えさせられる。

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    2025年10月06日
  • ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

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    人形花嫁が特にインパクトあった。日本人形ってただでさえ動き出しそうなのに、生き人形ってどんななんだろう…

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    2025年10月03日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    長いシリーズはここから始まったんだなぁと、ひそに再読。
    こよみに話しかけるだけで緊張してる森司が懐かしかった。

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    2025年10月01日
  • 七月の鋭利な破片

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    市立中学で英語を教える青哉は、久しぶりに小学校の同級生と集まった。武丸、凪、若葉、そして青哉の4人は、14年前の林間学校で起きた壮絶な事件を振り返る。4人と同じ班だった乃江瑠が、近所の危険人物・須藤に殺害されたあの日のことをーー
    それぞれが、わだかまる思いを抱えつつ、また会うことを約束した数日後、若葉が絞殺体で発見された。過去の事件と繋がりがあるのか? 悪夢が再び動き出す!


    いや〜読むの止まらなかった〜
    つい夜更かししてしまいました(p_-)

    現在と14年前が交互に語られて進むから
    ジリジリと真相がわかって行くんですね。
    それがどうにも不安を誘うというか上手いんです笑

    事件の根幹は身勝

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    2025年09月29日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    読み終わったあと、呆然としてしまった。

    最初のくだりが最後にはこう繋がるのかと
    伏線回収がとても良かった!

    少女を取り巻く環境はどのような影響があるのか
    教えてくれる1冊だったと思う。

    付き合う人の違いや住む場所の環境など、
    それによって
    全く違う人生を歩むことになるんだなと
    改めて感じた。

    幸せになって欲しいな…。

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    2025年09月29日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    久しぶりに櫛木さんの本を読んだ。
    いつもは過激だったりグロテスクな印象が強いものの今作は本格ミステリに近い感じ。
    とても完成度が高くて一瞬で読み終わってしまった。

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    2025年09月28日
  • 骨と肉

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    ドロドロとしていて暗かった。
    遺体の描写はグロめだったし、出てくる人たちが病んでいて、気分が落ちた。
    劣悪な成育環境、頭部外傷、過度なストレス、心の傷。ビンゴみたいにこれらが一列そろったら、人を殺すというハードルを超えられる。
    なんて嫌な説なんだ。

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    2025年09月28日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    非常に緊張感がある中での読書となった。全く内容を知らないまま既巻22冊をまとめ買いして読み始めたためだ。新潟が舞台のゆるいホラーものとしてちゃんと面白かったので安心。シモ方面の話題がちょいちょいあるのは大学生だからとはいえうーん。。エピローグはほーんそういうね、とちょっとにやにやしました。

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    2025年09月21日
  • ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか

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    ネタバレ

    こよみちゃん、どんどんグイグイいってやって。
    相変わらずもだもだしてる二人だけど、だんだん隣にいることに慣れてきたようで何より。

    今回は生霊のお話ばかり。
    行く先々で巻き込まれすぎててもう運命だね。大事なデート中でも、すんなり人助けに移行するところが、似たもの同士の二人。

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    2025年09月17日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    真っ白に塗られた顔、足首までの白いワンピース、肘までの手袋。山口葉月の異様な姿は、まさに仮面をかぶった存在のようで、現れた瞬間から不気味さに圧倒される。彼女が寄生する家は次々と壊れていき、その過程が淡々と、けれど確実に描かれていくからこそ、読んでいるこちらまでじわじわと追い詰められていく感覚になる。
    ストックホルム症候群や拘禁反応、マインドコントロール。普通なら異常にしか見えないはずの状況を、登場人物たちが「幸福」と錯覚してしまうのが恐ろしくて切ない。洗脳がどうやって進んでいくのか、そのプロセスが生々しく描かれていて、痛々しさと共に妙な説得力があった。
    恐怖の先に待っていたのは意外なエンディン

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    2025年09月16日
  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

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    儀式の見守り人として部長が出かけている間に
    持込まれた相談が、繋がっていく。

    長編で、昔起こった少女殺害事件が絡み
    さらにいつも以上に不思議な繋がりへ。
    殺人が絡んでいるので、非常にシリアス状態なのですが
    相談者の父と『繋がった』状態の主人公の
    感情垂れ流しが…。
    想像すると面白いですが、聞いている当事者は
    どうしたらいいのか…w

    しかし祭事自体が本物で良かったです。
    やっている事は現在において犯罪ですが
    最初から最後まで犯罪になるのかと思っていたので。

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    2025年09月14日