櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025.07.13
怖さと謎解きが双方とも満たされている良書。多くの登場人物が現れるが、それぞれの人柄を描き出すために、細かいところに目を配った拍子がされているという読後感が強い。
女性と男性の物の感じ方の違いについても考えさせられる。普通の男は普通であるが故に「ストーカー」される「女」の気持ちがわからないのだなと思う。私自身が作中の登場人物であったにしてもこんな対応だろうなと思いながら読んでいた。
もうひとつ。執着というか、執念というかを、日本人はあまり持ち続けられないのだなとも思う。日本人以外のほうが、こうした執着を持ち続けることができるような気がしている。これは、なんの根拠もない感想で -
Posted by ブクログ
断れない女性、親子の繋がり、男子特有のおバカ騒ぎ。
果たしてクリスマスの贈り物とデートは
達成できるのか?! というサブミッション(笑)
いや、はたから見ていたら大丈夫なのですが
どうしてこう…石橋叩き割っても
安全性が確認できない性格なのかw
最初の話は、別れたら終わりでは? な女性。
端から見たら…な状態ですが、条件反射みたいなもので
どうしようもないのだろうな、と。
相手の男も、好きだった、とかいうなら
もうちょっと…とも思いますが。
これは怖い話ではなかった、という読後。
2話目の方が、人としてちょっと、な読後感でした。
まぁ二人とも好きな方向(?)に走っているので
本人がいいな -
Posted by ブクログ
老人のストーカー事件かと思いきや、そんな単純な話ではない。なぜ老人がストーカー行為に及ぶのかという動機が物語の鍵であり、二十一年前の「沢館女性連続殺人事件」との繋がりが徐々に明かされていく構成は、読む側に混乱と緊張をもたらす。
小柄な老人による異常な執着と暴走が、不気味さを超えてホラーのような恐怖を生み出しており、精神的にも追い詰められるような緊張感が覆う。被害者がなぜ狙われるのか分からないまま、孤立し、誰にも信じてもらえないやるせなさがリアルで、性による苦悩や無力感も重く響く。
犯人像がなかなか見えず、焦らされる展開ながら、終盤には真相が明かされ、事件は見事に収束。本筋とは別に思えたプロ