櫛木理宇のレビュー一覧

  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    さすがクオリティが高い。背筋「窓から出すヮ」と櫛木理宇「追われる男」がホラーとして面白く、貴志祐介「猫のいる風景」がミステリとして面白かった。

    0
    2025年03月23日
  • 残酷依存症

    Posted by ブクログ

    シリーズの中では、一番よかったです。

    相変わらず文字で読んでも思わず顔をしかめてしまうような残虐ぶりですが、だんだんとその残虐ぶりでも仕方ないような気がしてきてしまいます。

    切なく悲しく、そしてあんなに恐ろしいサイコパスの浜真千代を少しだけ好きになる本でした。

    0
    2025年03月18日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

    Posted by ブクログ

    王道なミステリーを読んだーーって読後感
    被害者家族とベテラン刑事が謎に迫っていくのをもうね、ドキドキしながら読めるんですよー。

    0
    2025年03月17日
  • 監禁依存症

    Posted by ブクログ

    依存症シリーズ3作目
    前2作と比べると残酷描写はマイルドになっています。
    しかし、胸糞度合いは今回も最上級の出来です。
    加害当事者はもちろんだが、セカンドレイプと言われる当事者外の人間達がここまで残酷になれるのかと読んでいて嫌になります。
    このシリーズを読むと世のまっとうな男性は自身の性が嫌になって仕方がなくなると思う。
    前作からそうだったが完全にジョーカーのようなカリスマ性のあるダークヒーローと化した真千代さん。
    殺人依存の時のような想像も及ばないサイコな一面もまた垣間見たいので次作に期待。

    0
    2025年03月16日
  • 残酷依存症

    Posted by ブクログ

    依存症シリーズ2作目
    前作の引きから今回は成人男性ですか、今回も目を背けるような不条理とグロ描写が待っているのかと思ったら、確かに待っていたんだけど思ってたのと違う!と読んだ人は全員が思ったでしょう。
    まったくもって同情の余地のない胸糞展開が続きます。
    世の中に耳を疑うようなことを平然と面白おかしく行える人間であふれかえっているのかと怖くなります。
    ダークヒーローのように真千代がなっていて、これはこれで良いのだが殺人~の時の得体のしれないサイコな部分が魅力だったのでちょっとモヤっとしました。

    0
    2025年03月16日
  • 鵜頭川村事件

    Posted by ブクログ

    村独自のルールや上下関係なんて状況によっては全く関係なくなるよなー、と思いながら呼んだ。
    なんだか一昔前の学生運動みたいな感じがゾクゾクした

    0
    2025年03月14日
  • 残酷依存症

    Posted by ブクログ

    対象とされて同情の余地がない人はいる。
    むしろ、そうされるべきだ、とまで思う。当たり前だ、と、憎悪をぶつける。苦しむだけ苦しめ、もっと苦しめと。そうなったとしても…それでも苦しめられてる苦しみは消えない。辱められた気持ちも焼き付いたままだ。すべて継続するのだ。継続するほど強く強く増幅していく。だから、この小説が溜飲を下げるのだ。

    0
    2025年03月12日
  • 逃亡犯とゆびきり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かつての親友がシリアルキラーで逃亡犯に。
    そんな親友に導かれるように事件ルポライターとして成功していく主人公。
    最初は主人公を誘導しているのかなと思ってたけど、確かに誘導しているけどそれはライターとしての実力をはかり、恩返ししているのではと思った。

    0
    2025年03月11日
  • 虎を追う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まずおじいさんと孫のバディが良い。
    仲間が増える過程やそれぞれの得意分野で追い詰めていく様もワクワクする。
    真犯人逮捕もすっきり。やはり自己顕示欲は身を滅ぼすよねと。
    ドラマとかで見たいなあ。
    (ただ、子どもが被害にあう描写はいつもの櫛木作品ですし、理解され難い病気や生育環境はしんどい)

    0
    2025年03月06日
  • 死蝋の匣

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元家裁調査官、白石 洛と県警捜査第一課の和井田 瑛一郎がそれぞれの領域から事件の真相を追う。
    多くの事件が死蝋やジュニアアイドルなどによって複雑に絡み合う。
    二人の捜査により、それぞれの事件に深く踏み込んでいくほどに、大人に利用され搾取された子ども達の実態が明らかになっていく。

    「ジュニアアイドル。U-12グラビア。児童ポルノ。走馬灯のように駆けめぐる。“影”の記憶にいまも残る、かわいそうで可愛い少女たち。
    ─── あのうち、何人が大人になれたな。
    おそらく十二、三人は自殺していそうだ」

    衝撃だった。そうだ、離れられて良かった。ではすまない。この大人たちの醜態は子どもの体と心を蝕み、社会と

    0
    2025年03月03日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    各話短編のクオリティが高く、それぞれ作家の
    色が出た作品で面白い。
    アイソレーテッドサークルの不思議さ、
    読み終えたあとのどうしようもないよう余韻が
    とてもよい。

    0
    2025年03月01日
  • 監禁依存症

    匿名

    購入済み

    弁護士って、こんなに好き勝手できるの?と、怒りが湧きました。被害者が責められる裁判なんてあっていいわけがない!裁判官も軽く咎めるだけなんて信じられません。こんな裁判があるとしたら悲しいです。性犯罪に対してもっと厳しい国になってほしいです。

    #ドロドロ

    0
    2025年03月01日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

    Posted by ブクログ

    始まりの描写が異常で衝撃が強く、誰がこんなことをしたんだろうという思いで読み進めた。

    犯人フラグの人が何人か現れたが見事に騙された。

    0
    2025年02月28日
  • 逃亡犯とゆびきり

    Posted by ブクログ

    大好きな櫛木理宇さん最新作。
    どちらかと言うと連作短編に近いような構成。
    主人公の世良が過去に起こった事件の背景を調べ直し、なぜその事件が起こったのか真相をルポするという、これまでの櫛木理宇さん作品にはなかった構成で面白かった。
    ただ、警察ってもっと優秀なんじゃないか。フリーライターでここまで分かるなら、警察なら調べつくしてこの真相に気付くんじゃないかと思ってしまったのは、この前に読んだのが姫川玲子シリーズだったから…?

    ラストはそうきたか。と思ったけど、自分がもし世良の立場なら、やっぱり同じ道を選んだかもと思った。

    0
    2025年02月26日
  • 氷の致死量

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしての面白さもありつつ、とても勉強になる物語です。色々なマイノリティを抱えながら生きる人たちの揺れる気持ちを丁寧に描いていて、読み応えがすごいです。

    0
    2025年02月25日
  • 殺人依存症

    匿名

    購入済み

    残酷で何度も読むのを中断してしまった。
    誰も救われない。光も希望もない暗闇の中にいるみたいだった。

    #ドロドロ #ダーク #怖い

    0
    2025年02月24日
  • 死蝋の匣

    Posted by ブクログ

    児童虐待、児童ポルノ、加害者の子供、愛されなく育った親、などメンタルの重いものを抱えた少女たちが絡む連続殺人を追って行くミステリ、白井洛シリーズになった二作目。
    このあとも展開していくシリーズになりそうですし、事件自体重いし、ミステリとしては影の正体と絡み合う時間など二転三転はサスペンス満載でさすが。

    2824冊
    今年52冊目

    0
    2025年02月24日
  • 死蝋の匣

    Posted by ブクログ

    児童ポルノで食い物にされた少女たち。彼女たちは、かつての所属事務所の関係者が殺された後も、自分の動画や写真を晒されることに怯えていた。児童売春など、摘発されているものの、実際は見えないところでこのようなケースはあるのだろう。親から心理的虐待をされ、愛情を知らないまま育った人間の、間違えた愛し方が歪ながらも、でも、そこに愛情はあって。愛情の種類があることに気づいた。千草の自分の家族を殺した父親のことが知りたい、理解したいという気持ちは、愛し方の分からない父親でも、自分のたった1人の父親だからという、見捨てたくても捨てられない千草の気持ちがあった。実花は、母親の芸名と同じ名前をつけられ、児童ポルノ

    0
    2025年02月21日
  • 氷の致死量

    Posted by ブクログ

    シリアルキラーによる惨殺な犯人目線と殺された更紗と鏡のような存在の十和子目線に性的マイノリティの問題を絡ませ、難しいはずの内容を読みやすく書き上げているので500ページ越えの厚さもすぐに読み終えた。先が気になり読む手が止まらなかった。

    0
    2025年02月18日
  • 骨と肉

    Posted by ブクログ

    中盤あたりの勢いがよく、ぐいぐい引き込まれて読み進める手が捗る本でした。自分なりに、色々な可能性を想像し、ミスリードに乗っかっていく、そんな面白さがあります。

    0
    2025年02月08日