櫛木理宇のレビュー一覧

  • 瑕死物件 209号室のアオイ

    購入済み

    代償

    「瑕疵物件」…不動産売買ではこのような表記になるそうだが、本作は『瑕死物件』。
    この題名の本当の意味に気付いたのは本作の終盤であった。 
    一見すると短編集のような様相の本作。
    だが、一遍一遍読み進める毎に、毎回のように登場する人物の人となりや、その章での主人公らしき人物達が、それぞれどのような立ち位置であるのかが次第に明らかになってくる。
    推理小説を読んでも推理は名探偵にお任せ。
    「ほーほーなるほど!」とまるで我が推理が真実に到達したかのような陶酔感を味わうのが常なのだが、本作に限っては先の見えないモヤモヤ感が随分読み進めるまで私の頭を覆っていた。
    なかなか明らかにならない真相は、

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    2021年01月12日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    ホラーだけど、怖いだけじゃないのがこの作品の面白いところ。この作品だけは何度も読み返してしまう。
    素敵ポイント①森司とこよみちゃんの恋愛模様を見守ることができる。ほんわかする。
    素敵ポイント②毎話オカルト知識が増える。
    素敵ポイント③違った内容の話が収録されているが、繋がりがある(今回は男女関係のあれこれ)から読み終わった後なんとも言えない達成感?みたいなものがある。

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    2020年12月28日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    見ず知らずの他人が家族の誰かに取り入って家の中に入り込み、いつの間にか支配し家庭を壊していく。話だけ聞くと信じ難いけれど、実際に似たような事件がかつて起きたというから驚く。

    不眠による判断力の低下、甘言、暴力と脅し、あらゆる手を使って他人を意のままに操るマインドコントロール。本当にそんなことが可能なのか分からないけれど、葉月の術中にはまり、互いに憎しみ合う家族の姿がもどかしい。何より身勝手な父親に腹が立つ。

    葉月の異様な厚化粧には何か意味があるのかとは思っていたけれど、そう来たか。ちゃんと伏線が張られてたー。
    他人に家を乗っ取られる恐さを描いた話だと思っていたら、ちゃんとミステリーだった。

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    2020年11月30日
  • ホーンテッド・キャンパス 夏と花火と百物語

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    主人公たちを特別に描きすぎていて他の登場人物から浮きすぎている気がする。前はとても好きなシリーズだったけど、間を空けて追いかけ始めたら印象が変わったかも。

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    2020年10月16日
  • アンハッピー・ウェディング 結婚の神様

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    結婚式の代理出席、というバイトをする事になったが
    どれもこれも、夢のない現実ばかり。

    確かにこれはストーカー一歩手前、という主人公。
    いつかは結婚して…のための費用をためるのも
    考え方がすごいですけど。

    しかし、よくもまぁこれだけの恐ろしい結婚式が
    出来上がるものだ、と思います。
    口添えがあったにしても、ここまでめちゃくちゃな式を
    サプライズだ、と言えるプランナーの思考もすごい。

    落ちについては、なるほど~と納得しましたが
    さらなる落ちに、ええ!? と。
    もしや、双方ストーカー状態だったのでしょうか…??

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    2020年10月15日
  • ホーンテッド・キャンパス 水無月のひとしずく

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    ネタバレ

    1.自転車事故の備えられている花を持ってくる。。。
    2.指が足を這う、、下の名前を呼び合う関係って。
    3.友達を倉庫に閉じ込めたら、、、

    疑似恋人でちょっぴりぎくしゃくしている二人。
    下の名前を呼び合おうとして、、、でもこれが謎を解くカギになり。
    むずきゅんシーンを上手く使ってるな。


    <むずきゅん>
    今回、このみちゃんと恋人に、、、、ストーカー対策のための疑似だけど。

    腕を組んだり、下の名前で呼び合おうとしたり、、、
    森司くんは、気づかなかったけど、実はこのみちゃん
    「意外な特典というか、役得というか」って言ってる。
    この時点で、このみちゃんも森司くんのこと、想ってるんだな。

    ストー

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    2020年10月11日
  • チェインドッグ

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    連続殺人鬼から手紙が届く。なんで? なぜなんだ? でも、興味あると会いに行ってしまう気持ちもわからなくはない。なんか自分が選ばれた特別な存在っぽいもん。
    それが、間違いのもとなんだろうけどなぁ。そんなことは後にならないとわからんし。

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    2020年09月30日
  • 死んでもいい

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    短編集。え!?そっち!!、えっ!どういうこと!?えっ!?という感想が出てくるものばかり。あまり小説を読まない人でもこれ1冊でミステリーの醍醐味を味わえる、濃縮された作品。

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    2020年09月16日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    ヤドカリ女!人間の壊れていく過程をマジで感じ怖くなりました。他人の家庭をジワジワ侵食することって出来るんですね。怖かったです

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    2020年09月06日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    相変わらずホラー系ばっかの今日この頃。本作については、筆者の著作を一度読んでみたかったのもあり。シリーズとしてずいぶん作を重ねているみたいだけど、まあもういいや。少なくとも”ゴーストハント”シリーズの方が好きだし。同作を、ほぼ同じ時期に読んでいたというのも、タイミングが悪かった。本作もまあ、面白かったけどね。

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    2020年09月02日
  • 死んでもいい

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    6篇からなる短編集。
    1話目から、思ってたのと全然違う展開にびっくり!!
    え〜!と予想の上を行きました!
    どの話も毒々しくて不穏。
    でもこういうの嫌いじゃない笑

    櫛木さん、長編しか読んだ事なかったけど、短編もハズレなしで面白かったです!

    「ママが怖い」と「その一言を」が特に面白かった。

    最後の「タイトル未定」は、なんと作家の櫛木理宇さん登場!!
    ほんとの話なのか、創作なのか頭ごちゃごちゃしたけど、こういう自分を作品に登場させるのって、サプライズ的で私は好きです。
    そして1番驚いたのが櫛木さんの性別!!
    てっきり男性かと思ってましたー
    名前にミスリードされてた笑笑

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    2020年08月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議

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    今回も面白い
    どれも人間の弱い心に影響してるようで
    草食男子森司君のがんばり、特に最後のこよみちゃんへのことば!
    男ですねぇ!
    頑張ってって応援したくなるw

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    2020年08月20日
  • ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議

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    ネタバレ

    相変わらず進展が遅い!(主役二人の恋模様の)
    今回まさか肝心のシーン前で終わってしまうとは思いもしなかった。
    彼らのクリスマスは長いのである。
    ……次の巻でさらっとクリスマス終わってそうな気がしないでもない。

    今回はどの話も虐げるもの・虐げられるものの話だったなと。
    問題を解決しても救いがあるパターンとないパターン(というか解決しても甲斐がない)があるのが、また世知辛い。
    特に2話目の彼女は助けたところで、ああいうオチだとねえ……でも、ああいうタイプ程長生きする。
    ずるいけども。

    学校の七不思議の話は今回の話の中でも折り紙付きの怖さ。
    かなり昔からの連鎖と謎解きになっていて、読み応えも凄か

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    2020年08月13日
  • チェインドッグ

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    「虎を追う」に続き櫛木さん2冊目。改題後「死刑にいたる病」より改題前「チェインドッグ」の方がしっくりくる感があるな。 猟奇的な大量連続殺人犯の榛村大和から一通の手紙が届き、大学生の筧井雅也がただ1件だけは冤罪だという事件を追う。何となく先が読めるようでもあるが微妙に気持ち悪くそれてゆく。最後の最後に「あの人」の名前が出てきた事に驚いた。面白かったです。

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    2020年07月28日
  • ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議

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    ネタバレ

    販売は夏だけど、作品内はクリスマスシーズン。森司はクリスマスデートとプレゼントに悩みまくり。ほほえましいカップルは相変わらずですが、怪奇はいじめや自己中心的な人物が原因で起こってしまうことが、相変わらずシビアですね。
    でも、面白かった!

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    2020年07月16日
  • 死んでもいい

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    ネタバレ

    もうムカムカが突き抜けて気味悪ささえ感じる不愉快な人物を描かせたら、右に出る者はいない櫛木先生のダークで意表を突く短編集。
    各話当てられていたスポットライトの角度が「え?そっちなの?」と途中でガラッと切り替わり、予想もしない結末に嘆息。
    『ママがこわい』の亜沙美のモンスターぶりが凄まじかったな。園児のいる自分は唖然と怒りと呆れがごちゃ混ぜ。彼女がキーパーソンと見せかけて、まさかの人物の浮上はどんでん返しの醍醐味ががっつり。恐ろしいには違いないのだけど、女の自分は「よくここまでやったな」とニヤリとしてしまう。

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    2020年07月03日
  • ドリームダスト・モンスターズ 白い河、夜の船

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    面白かった!!
    胸きゅんとの事で手にした作品だが結構なホラーに感じた。
    晶水と壱のやり取りは甘酸っぱくこんな青春したかったと思わされたがメインである夢や事件には甘酸っさ、ほっこりさ0のホラーミステリー(笑)
    最後の話には想像しただけでもぞっとしました、現実にも有り得そうなお話がまた恐怖を感じ夜眠れなかった…
    だが、3巻も是非とも読んでみたい。

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    2020年06月08日
  • 避雷針の夏

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    余所者を一切受け付けない町、睦間。いくらこの町に引っ越して何年たとうとも……

    梅宮は仕事がない。
    友人に誘われて塾へ講師として睦間に引っ越してきた。要介護の母と妻、娘と一緒に。
    しかしすぐに嫌気がさし介護の母を妻に押し付けて家を出る。
    たまに帰るが一声かけてすぐに家を出る。
    この町の住民はどこかおかしい。
    地元民が起こした犯罪はもみ消され、余所から来た者に対してはいじめ抜く、何年も。
    放火、レイプ、殺人、ありとあらゆる犯罪が起きて犯人がわからなければ余所から来た者に罪をなすりつける。
    年に一度の祭りは誰もが気が高揚しほとんど暴動になる。店は襲撃され、余所者の家は何人もの人間によって破壊される

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    2020年05月24日
  • チェインドッグ

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    Parent and child....
    I actually really enjoyed reading it. He is a psycho!!

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    2020年05月13日
  • ホーンテッド・キャンパス 夜を視る、星を撒く

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    なんだかんだ言って面白い。
    表紙はよくありそうなライトノベル風だし、全体的にご都合主義な展開だしヒロインは何故だか主人公にベタぼれだし、まわりはいいやつばっかりだし。
    でも、面白い。
    もともと自分がオカルト好きだと言うこともあるけど、なんだかんだページを進める手が止まらない。
    しかしこのカップルもジリジリと間を詰めて、ついにおうちデート。読んでるこっちが恥ずかしくなるほどの初々しさ。シリーズ通して見守ってきた身としては、しっかり幸せになってもらいたいものです。
    それにしても毎回いろんなジャンルのネタを持ってくるのは素直にすごいなあ。

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    2020年05月02日