櫛木理宇のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
怖いくらい惹き込まれた
シリアルキラーには何故か人を惹きつける魅力がある
その魅力を主人公が探求してゆく物語
善悪を問う物語出ないのが心地良かった -
Posted by ブクログ
機能不全家族、虐待児童、少年犯罪を書かせたら櫛木理宇さんは本当にお上手だな…と毎回感心させられます。今作も夢中で読んでしまいました。
栃木県のとある民家で夫婦が滅多刺しにされて殺される。夫婦は小さな芸能プロダクションを経営していましたが、実はジュニアアイドルで儲けている会社で、過去には児童ポルノも作成しており、人から恨まれていたとのこと。
ほどなく、一家心中の生き残りで児童養護施設にいたことのある少女が中学生の女子児童を刃物で死傷する事件も起こる。二つの事件の繋がりとは──
それにしても、犯罪を犯した少年少女の家庭での父親の透明化…という問題は考えさせられます。子どもの教育に関して責められるのはいつも母親ばかり…。 -
Posted by ブクログ
ワンルームの単身者用アパート。
家人に気取られず、ヤドカリのようにクローゼットの屋根裏で暮らす”影”。 その奇妙な”影”が暗闇の中、指先でいとおしむ異物。それはビニールに包まれた、胎児の死蝋だった。
【死(屍)蝋】死体が長時間、水中や地中などに置かれた場合に、脂肪が分解して脂肪酸となり、水中のカルシウムやマグネシウムと結合してチーズおよび石鹸様になったもの。
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茨城県那珂市の住宅で 、男女二人の遺体が見つかる。遺体には複数の刺傷、県警は殺人事件の可能性があると見て捜査を始める。 被害者の角田は『STエンターテイメント』という小さな芸能事務所の代表取締役だったが、この事務所の所属タレントは年端のいかない少年少女で、『STエンタ』はジュニアタレントを売り物にしたいかがわしい芸能プロダクションであった。
また、現場のリビングからは不可解な物が採取された。それは死蝋化した人体組織であった-。
那珂市での事件の翌日、茨城県大洗町のコンビニ駐車場で、女子中学生5人が突然刃物で襲われ、一人が死亡する事件が起こる。犯人は刃物を持ったまま逃走中。
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白石洛は 妹の恋人で茨城県警の刑事 和井田瑛一郎から耳を疑う話を聞く。那珂市と大洗町で起きた事件は、白石が家裁調査官を辞める前に担当した少女 椎野千草の犯行だというものだった。
白石は強く思った。千草が人を殺せるはずがないと。なぜなら千草は『水戸市一家心中事件』の唯一の生き残りだからだ-。
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なんてこった_| ̄|○
児童ポルノにネグレクト…
兄弟差別、貧困…
もうやめてあげて( ߹꒳߹ )
(そういえば、『死刑にいたる病』でも榛村が子どもにし拉致拷問したシーンがキツすぎて読めなかったんだ…(._."Ⅱ) )
那珂市に大洗町に…こんな素敵な田舎町で こんな事件起こさないで!(茨城県民の叫び)
子どもに惜しみない愛情を捧げるのも親ならば、
子どもをカイブツにしてしまうのも親なんですね…。
「生きてきた中で拘置所が一番安全な場所だ」なんて、子どもにこんな事 思わせる親って!もう!もう!
しかし、虐待をしていた親も またその親から惨い仕打ちを受けてきて、もう誰がどの親で どんな過去があったのかこんがらがってしまいました( ノД`)
だって登場人物紹介に23人も名前載ってる時点で「あちゃー」って思ってたしね!
洛の作るお料理はどれも美味しそうだった(✽︎´ཫ`✽︎)
こんなお兄ちゃん欲しすぎるっ!!
そして 洛の料理が「手抜き」というならば 私の料理ってなんなんだ…笑
『虜囚の犬』も読みたーい -
Posted by ブクログ
舞台は地方の温泉街の泥首という地域。そこでは子どもが突然いなくなっても、誰も気に留めない地域だという。
そんな泥首で、子どもが無惨に殺される事件が起こる。
問題児である15歳の少年当真と、子分の慶太郎がその現場から立ち去るのを目撃され、警官に職質された2人は警官を切り付け、拳銃を奪って立て籠りを起こす。
立て篭もりの現場は、親に食べさせてもらえない子たちに食事を提供する『子ども食堂』だ。『子ども食堂』には経営者の司と、その場に居合わせた子どもたちが人質にされてしまう。殺したのは自分たちではないと言い張る2人。解放されたければ、犯人を見つけ、テレビで名前を言うことを条件にしてきた。
今回の子どもの死体以外にも、近くから2人の死体が見つかる。1人は死後20年は経過していた。犯人は一体誰なのか・・・。
凄惨な事件もさることながら、こんな地域があるのだろうか。慶太郎が言う『世間のみんなは死んだ子どもにしか興味がない。生きているうちに、ぼくは、ここから逃げたかった』という言葉があまりに悲しい。
立て篭もりが起こっている店内のジリジリした緊迫感と、警察側の犯人を探し出していくミステリが大いに楽しめた。