櫛木理宇のレビュー一覧
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鍵を拾った直後、持ち主が現れた。
それだけのはずが、数日後依頼関係者として現れた。
の1話目ですが、確かにそのまま放置しておくと
女性群に反感しか買わない男に出来上がります。
最後まで読むと、それでか…と思い至りますが
旧家って面倒くさい。
そして不思議に消える街灯の2話目。
落ちとしては、これはいいのか? という疑問が。
確かにこんなのがいたら、強引に確かめたくは
なるものですが。
3話としては、目の前に飛びついてしまって
ツケを払わされている状態。
これはこれで仕方がない気もしますが
ご両親も、息子が結婚しなかろう未来を
考えて発言しているのでしょうか?
うっかり知ってしまって、の -
Posted by ブクログ
飲み会で高校の時の同級生と再会するが
それがどたばたの始まり。
ストーカーがいるから、という理由で引き受けたけれど
周囲に誤解を広げてどうするか、という話。
最終的に文句を言っていた人は黙っていてくれたのか
本人が騙されてくれたのか、謎だな…と思っていたら。
ここに片鱗が! という、にやにや感。
良かったね、と言いたいところですが、どちらも動かず
右往左往しているばかり。
まぁ、今までがありますから、仕方がないのですが。
そんな誤解だらけの1話と、勘違い女の2話。
育てられた年月がありますから仕方がないですが
甘やかした人、一体何考えて育てたのか。
いや、育ててない??
ちらっと1話に出 -
Posted by ブクログ
私なんかは容易に複数の映画館に行ける立地の町でなければ住めないと思うのですが、それでも田舎暮らしにはある種の憧れがあります。町の誰しもが顔見知りでまるで大きな家族のよう、あったかくて、困ったときは何の見返りも求めずに助け合う。田舎とはそういうものだと思っているし、そうであってほしいと思っている。そんな思いが見事にぶった斬られるのが、坂東眞砂子の『くちぬい』であり、この櫛木理宇の『避雷針の夏』であり。
地元の人間であれば、たとえ殺人犯であっても赦されるどころか英雄視。よそものならば目立たず慎ましやかに暮らしていても難癖をつけられる。そんな町に越してくるはめになった家庭の娘ふたりは何を企てようと -
Posted by ブクログ
今日も今日とて、依頼がやってきた…のだが
ここにきて、ライバル出現!?
話すのさえ緊張して固まってしまう、という
ライバルが登場、の今回。
最初の依頼の付き添いできたライバル。
そちらの依頼内容は、子供の頃の事故が実は…という
消えていた記憶まで呼び覚ます始末。
閉鎖空間である村なんかでは、ありそうな話ですが
それを子供が…というのは異常です。
お山の大将だったのと、そう思えるほど
言われ続けていたのが現況かも?
依頼者も案外すごいというか…それほど『彼』の
積もり積もったものがあったのか。
2話目は、自分に起こったら怖すぎです。
一部分だけ、というのも怖いですが
逆恨みでは? と言いたく