櫛木理宇のレビュー一覧

  • ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵

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    鍵を拾った直後、持ち主が現れた。
    それだけのはずが、数日後依頼関係者として現れた。

    の1話目ですが、確かにそのまま放置しておくと
    女性群に反感しか買わない男に出来上がります。
    最後まで読むと、それでか…と思い至りますが
    旧家って面倒くさい。

    そして不思議に消える街灯の2話目。
    落ちとしては、これはいいのか? という疑問が。
    確かにこんなのがいたら、強引に確かめたくは
    なるものですが。

    3話としては、目の前に飛びついてしまって
    ツケを払わされている状態。
    これはこれで仕方がない気もしますが
    ご両親も、息子が結婚しなかろう未来を
    考えて発言しているのでしょうか?

    うっかり知ってしまって、の

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    2018年12月01日
  • ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない

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    オセローだよ!オセロー!こんなにもこんななのに、本人達ったらもぉー!!

    無自覚な罪。想像力の欠如。
    自分のその行動が起こす波の先を、きちんと想像できる人でありたい。

    しっかし、泉水ちゃんが頼もしすぎて惚れる。




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    2018年11月06日
  • ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者

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    飲み会で高校の時の同級生と再会するが
    それがどたばたの始まり。

    ストーカーがいるから、という理由で引き受けたけれど
    周囲に誤解を広げてどうするか、という話。
    最終的に文句を言っていた人は黙っていてくれたのか
    本人が騙されてくれたのか、謎だな…と思っていたら。
    ここに片鱗が! という、にやにや感。
    良かったね、と言いたいところですが、どちらも動かず
    右往左往しているばかり。
    まぁ、今までがありますから、仕方がないのですが。

    そんな誤解だらけの1話と、勘違い女の2話。
    育てられた年月がありますから仕方がないですが
    甘やかした人、一体何考えて育てたのか。
    いや、育ててない??

    ちらっと1話に出

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    2018年11月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 夏と花火と百物語

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    ネタバレ

    帯が、帯が・・・・。衝撃的と言えなくは無いんだけど、実際は「あ、いつものヤツね」的な。
    今が大学三年の夏。このまま4年ままで四年まで行っちゃいそうな気がしてきた。

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    2018年10月31日
  • ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに

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    今一番新刊が出るのが楽しみな小説。
    読み終わった後に一種の虚無感に襲われるぐらい好き。

    今回のお話はなかなか壮大で面白かった。
    ストーリーの作り込みが楽しかったのか、登場人物の描写が少し
    これまでの作品より弱めだった印象。

    いつもよりホラー要素強め、ラブコメ要素弱めの配分。
    まぁ、それでもファンは楽しく読んじゃうんだけどね!

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    2018年10月14日
  • チェインドッグ

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    大学生の雅也のもとに、稀代の連続殺人犯 榛村から届いた手紙。起訴された9件の殺人のうち、1件は冤罪だと訴える彼に頼まれ、雅也は事件の詳細や榛村の過去を探り始める。

    現状に不満をもつ者や自分に自信がない者、そんな人間の自尊心や心の弱さをくすぐり、懐にするりと入り込み、思うままに操る。
    10代の少年少女を残虐な手口で殺したことよりも、他人を支配するその手腕にゾッとする。

    この作品、文庫化にあたって『死刑にいたる病』と改題されたそう。個人的には『チェインドッグ』のほうがジワジワと怖い感じがしてしっくり来る。

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    2018年09月09日
  • アンハッピー・ウェディング 結婚の神様

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    24歳、結婚を夢見る咲希は、ひょんなことから結婚式の代理出席者である「サクラ」のバイトをすることに。
    歳の差婚、略奪婚、格差婚等々、無事には終わらない披露宴の数々、軽いタッチのコメディ調でよくある心温まる系ではなくて面白かった。
    ただ、全編に流れる謎の答えは普通すぎて物足りなかった。

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    2018年09月09日
  • チェインドッグ

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    ネタバレ

    サイコパスがうまく表現されてるな〜。賢いサイコパスは囚われたままでも意のままに人を動かせる…。まさにレクターハンニバル!

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    2018年08月18日
  • 避雷針の夏

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    私なんかは容易に複数の映画館に行ける立地の町でなければ住めないと思うのですが、それでも田舎暮らしにはある種の憧れがあります。町の誰しもが顔見知りでまるで大きな家族のよう、あったかくて、困ったときは何の見返りも求めずに助け合う。田舎とはそういうものだと思っているし、そうであってほしいと思っている。そんな思いが見事にぶった斬られるのが、坂東眞砂子の『くちぬい』であり、この櫛木理宇の『避雷針の夏』であり。

    地元の人間であれば、たとえ殺人犯であっても赦されるどころか英雄視。よそものならば目立たず慎ましやかに暮らしていても難癖をつけられる。そんな町に越してくるはめになった家庭の娘ふたりは何を企てようと

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    2018年07月15日
  • ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

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    今日も今日とて、依頼がやってきた…のだが
    ここにきて、ライバル出現!?

    話すのさえ緊張して固まってしまう、という
    ライバルが登場、の今回。
    最初の依頼の付き添いできたライバル。
    そちらの依頼内容は、子供の頃の事故が実は…という
    消えていた記憶まで呼び覚ます始末。
    閉鎖空間である村なんかでは、ありそうな話ですが
    それを子供が…というのは異常です。
    お山の大将だったのと、そう思えるほど
    言われ続けていたのが現況かも?
    依頼者も案外すごいというか…それほど『彼』の
    積もり積もったものがあったのか。

    2話目は、自分に起こったら怖すぎです。
    一部分だけ、というのも怖いですが
    逆恨みでは? と言いたく

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    2018年06月22日
  • ホーンテッド・キャンパス 水無月のひとしずく

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    支配欲。「欲」がすべて悪とは言わない。でも、自分でコントロールできないほどのものは怖い。それが、権力と絡みあったらなおさら。

    なんですか!2人とも。「健康に良くない」って!もー。焦らすなぁー。

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    2018年05月28日
  • ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と

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    ようやく二人に変化が訪れる第10作目。
    今回はラブコメのほうが勝っている感じでした。
    私的にはホラー度はそこそこ。森司君の仮入部期間の秘話もあり、ファンにはたまらない一冊です。
    二人の急展開に期待したいです。

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    2018年05月01日
  • ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに

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    シリーズ8作目にして、長編化!
    うりこひめとあまのじゃくの話は知らなかった。でも解説されているので、予備知識なくても問題ないです。作者の元の話を知らない人を置いてけぼりにしない姿勢に感謝しています。
    人の因縁の怖さが身にしみます。
    物語だからいいけど、現実に神司君とこのみちゃんのような関係ははたで見ているほうが恥ずかしくなってしまうような展開があります。
    新キャラも出てきますが、今後の展開に期待。

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    2018年03月19日
  • ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵

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    シリーズ7作目。
    鍵がこの本のテーマになっているようです。
    ラブコメ度はますますup。二人の距離は近くなっているのか...バレバレですけれども。
    「夜に這うもの」はホラーとは別の意味で怖い。生理的に受け付けない感じがします。

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    2018年03月19日
  • アンハッピー・ウェディング 結婚の神様

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    タイトルに惹かれて読みました。
    リア充代行の一種といてもいいかもしれない、結婚式・披露宴のサクラをバイトとしてやることになった咲希。彼女を中心に話が進みます。
    一話の中にいくつかの結婚式、披露宴が含まれるので、話の展開が少し早いです。
    気楽に読めますが、作者特有のホラーテイストも味わえますし、ラブコメ要素も楽しめます。
    せっかくいいキャラクターができているので、続きに期待したいです。

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    2018年03月08日
  • ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜

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    シリーズ第6作目。まだまだ2年の冬なのですね。物語の時間経過が遅くなった感じがします。
    この作品では、またまた神司とこのみちやんのお邪魔キャラ登場。
    オカ研設立秘話も披露されます。
    ホラー度はアップしている感じがします。
    「よくない家」は怖かった。

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    2018年02月28日
  • ホーンテッド・キャンパス 水無月のひとしずく

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    ネタバレ

    シリーズ第12弾。
    本作でオカルト研究会へ持ち込まれた3つの事件は、パワハラ、学校で浮かないための処世術やイジメといった、ハラスメント絡みが根底にあって起きた怪異。こよみちゃんが困っていたことも、また然り。
    今回も面白かったです。
    森司くんとこよみちゃんの会話がなんとも甘酸っぱいというか、むず痒いというか(笑)。この2人の仲がどうなっていくかも見逃せません。

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    2018年02月27日
  • アンハッピー・ウェディング 結婚の神様

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    素敵なお嫁さんになることを夢見る主人公が
    憧れの挙式で様々な結婚の形を目撃して行く中で
    結婚を考えていく。
    おもしろい。発想が。それだけに最後の方がちょっと無難に収まったなという感が否めない。

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    2018年02月02日
  • ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者

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    シリーズ5作目。
    ラブコメ度は相変わらずというか、だんだん歯がゆくなってきた。新キャラも登場してこれからが楽しみになってきます。
    ホラー度は、あの世の怖さよりこの世の怖さを感じさせる一冊でした。
    まだ、2年の秋。次作も楽しみ。

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    2018年01月26日
  • ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁

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    シリーズ第4作目。
    今回はホラー度アップしていると思いました。ラブコメ度も少しアップか。
    タイトルにある最後の死者の花嫁はちょっと切ない話。
    今後が期待できる展開でした。

    ムサカリ絵馬なんていう風習があるんですね。知りませんでした。ググると2017年3月のYahoo newsに「死者の結婚式」という記事がありました。

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    2018年01月20日