櫛木理宇のレビュー一覧

  • 死んでもいい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前読んだ「寄居虫女」の作者が「死刑に至る病」の原作者だと知った。
    短編集でもしっかりと後味悪く、どんでん返される。最近長編を読み通す気力があまりないので短編集は助かる。
    表題作の「死んでもいい」はまさかの展開だし、めちゃくちゃ退廃的で耽美で良かった…。
    「彼女は死んだ」は、死んだのがあいかではないだろうなとは思ってたけどさらに一捻りある結末で良かった。

    0
    2023年10月16日
  • 鵜頭川村事件

    Posted by ブクログ

    怖かった。
    娘を守らなければという必死の親心。
    村に染み着いた陰湿な空気。
    ゆるやかに異変が始まり、急速に事態が悪化していく様子は、こちらの心もかき乱していった。
    人がおかしくなっていく描写がうますぎる。

    決して明るい物語ではないし、神経もすり減るのに続きをどんどん読みたくなる。
    櫛木ワールドの魅力である。

    0
    2023年10月12日
  • 少年籠城

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    残虐描写もほどほどで、トラウマになりそうだった「避雷針の夏」に比べたら、なんか丸くなったというか、マイルドになったというか。

    全編緊迫感があり、真犯人は誰なんだという謎もあり、ウマそうな食事描写もあり、で大満足の一冊でした。

    オススメです。

    0
    2023年10月11日
  • 少年籠城

    Posted by ブクログ

    温泉地の歓楽街だって、さすがに今は違うだろうと信じたいような環境。街立て籠り事件から連続殺人事件、署内の非違事案と飽きずに一気に読んだ

    0
    2023年09月29日
  • 少年籠城

    Posted by ブクログ

    2023/9/25

    子供の惨殺遺体が見つかり、犯行を疑われた少年が籠城事件を起こす。

    親に虐待や育児放棄され、学校に通えない子どもたちが主題。
    わたしにとってはニュースの中の話。この子達が亡くなってから「かわいそう」と思うだけ。
    この子達が生きている間に救うために動きたいよねぇ...

    0
    2023年09月25日
  • 残酷依存症

    ネタバレ 購入済み

    彼らがしてきたことはだいたいの予想はつくのですがそれでも事件の詳細が知りたいのでどんどん読み勧めたくなるお話でした。
    一作目は読んでないのですがそれでも問題なく楽しめました。

    #ダーク

    0
    2023年08月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

    Posted by ブクログ

    もうさぁ、いいじゃん?イチャイチャしちゃえよ、覚悟を決めろよ、このモジモジをあと何回やるんださっさと決めろー!!、

    0
    2023年08月11日
  • 虎を追う

    Posted by ブクログ

    ボリュームのある小説だったが展開のバランスがよく、最後まで一気に読み抜けられる作品だった。

    氏のグロテスクな部分は少なめで、推理メイン。もう少し人物を深掘りしてもいいかなぁと思ったが、そうすっと上下巻になっちゃうか。

    それだけ人物が魅力的だったということか。スピンオフ作品があっても読むかもしれないな。

    0
    2023年08月03日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

    Posted by ブクログ

    今回は黒い影が揺れる3編の中編かなと思ったら,3編目は(少し出てきた感もあったけど)AAの話でした.あとはいつものプロローグ+エピローグ.

    「ショコラな恋人たち」 すべてわかった上で魔に許可をあたえた綾芽さん,怖いよ.
    クズ男 末路はあわれ 魔の虜.
    「あなたのマグネット」 引きつけ体質のおっちゃんの話.いい肉食べたたり,18年もののシーバス飲んだり,ちょっと森司くんいい目みすぎ.反動が来なければいいけど.
    「かどわかしの山」 二人の仲はだいぶ進展.でも,鏡子さんが鬼になった事情を知ったこよみちゃんは恐いだろうな.森司くんが覚悟しても,どうにもならないときはどうにもならない(耕助さんもそうだ

    0
    2023年07月27日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

    Posted by ブクログ

    バレンタインシーズンの話だが、相変わらずのオカルト&ホラー&ラブコメディーの塩梅がとても良い。物語の緊張と緩和、そのバランスが大変よく取れているのだ。描かれる怪異は大変恐ろしく、オカ研の活躍は豊富な知識を基に描かれる。ハズレ無しの見逃せないシリーズだ。

    0
    2023年07月22日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回はバレンタインデーという甘酸っぱいイベントから始まり、最後がホワイトデーへの伏線で終わりましたね(笑)

    思う以上に近くなった森司とこよみちゃんにほっこり♪

    内容は今回も抑えているけれどもさすがの櫛木さんというところでしょうか(-_-;)

    今回も楽しませていただきました。森司は大学を卒業してもオカ研から抜けられないんだろう未来が見えるところが何とも……。

    0
    2023年07月19日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

    Posted by ブクログ

    怖かった…ヒトコワがやっぱり最恐だな。
    北九州の事件が思い出されるくらい、徐々に洗脳されて掌握されていく、まさに侵蝕でした。
    ただ、終わり方は意外でした。
    てっきり最悪な終わり方をするのかな〜と思ってたましたが、意外な形で終わりを迎えて、ほ〜んて感じです笑
    やっぱり櫛木理央作品はどれを読んでも面白いです。

    0
    2023年07月17日
  • 避雷針の夏

    Posted by ブクログ

    不快で嫌な話なんだけど嫌いじゃない笑。
    田舎町の閉塞感、そこで暮らす人達の鬱屈とした思いや、人が持つ醜い感情と悪意がギューッと詰まっていて、登場人物に苛立ちながらもグイグイ読めた。
    梅宮と真保美が、特に嫌。
    終始不穏な空気が漂っていたけど、ラストは溜飲が下がる思いで読後は悪くない。

    0
    2023年07月15日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

    Posted by ブクログ

    やっぱり櫛木理宇さんの小説。
    残虐さが凄い。
    途中から「この話はどんな風に関係してくるんだろ」からの「えっ?」「えっ?」って思う時間の経過。ホントいつも一気読みしてしまう櫛木作品。

    0
    2023年07月09日
  • ホーンテッド・キャンパス オシラサマの里【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近はこよみちゃんの方が暴走しているイメージだったんだけれども、今回は森司くん大暴走。
    無意識に無自覚に本音をただ垂れ流すマシーンと化してしまった森司。
    素面ではこよみちゃんへの想いを告白できまいとは思っていたが、まさかこんな展開になろうとは。
    延々彼からの愛の言葉を聞き続けていたこよみちゃんの心中を察するに、そりゃ締め上げたくもなろう。
    こよみちゃんの中で、あのときの森司くんはどういう扱いになっているのだろう。
    純度百パーセントで本音喋ってたけど、本心と思ってくれているのかどうか。
    キャラ違いすぎたから、その点だけが心配。

    という上記のことで頭パーンとなったため、時間軸も場所も錯綜する難解

    0
    2023年07月04日
  • 本格王2020

    Posted by ブクログ

    1結城さん 
    『真相をお話しします』と言う本を購入
    こちらの本と同じ内容でした。
    小説はとても面白いですが、別の小説かと期待した。

    2東川さん
    個人の感想です。
    内容が細かく、その細かい内容は必要なのか?
    っと、退屈になる。

    3伊吹さん
    個人の感想です。
    時代モノなので面白いかとおもったが、
    私には合わない

    4福田さん
    初めて読む作家さんでした。
    とても面白い。次が気になりました。
    別の本も読んでみたいです。

    5中島さん
    初めて読む作家さんでした。
    とても面白い。次が気になりました。
    別の本も読んでみたいです。

    6くしきさん
    初めて読む作家さんでした。
    とても面白い。次が気になりまし

    0
    2023年06月26日
  • 鵜頭川村事件

    Posted by ブクログ

    丁寧な描写に前半進まないなぁと感じつつも、次第に不穏になっていく様子と後半の爆発力から一気読み。違和感も伏線として回収され、ミステリとしても楽しめた一冊。

    0
    2023年06月25日
  • 虎を追う

    Posted by ブクログ

    連続幼女殺人事件の死刑囚が30年後に病気で獄死。冤罪を疑う主人公の爺さんが大学生の孫と一緒に再調査。決着した事件がゆえに動かない警察、主人公は調査しながら世論を動かす、そして犯人目線の残虐描画。ネットを使った調査という作品として軽くなりそうなところをうまいバランスで乗りこなし、グロさで引き締める。面白かった。

    0
    2023年06月12日
  • 残酷依存症

    ネタバレ 購入済み

    依存症シリーズ、2作品目

    浜さん、過去の自分を殺すことはなくなったけど、過去の自分を作った相手を殺すようになったんだなぁとしみじみ。

    0
    2023年06月03日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

    Posted by ブクログ

    やっぱり櫛木さんの描く虐待のシーンは凄惨でおぞましい。
    対照的に、洛、和井田、果子のやり取りのシーンは癒される。
    もしシリーズ化(白石洛シリーズ)されたら、次作も読んでみたい。

    0
    2023年05月10日