櫛木理宇のレビュー一覧

  • 少年籠城

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    お、重かったです。辛かったです。
    でも、ノンストップで読んでしまいました。止められませんでした。

    私、特に理由もなく、性善説を信じたくて、
    そもそもみんないい部分はあるのに、育った環境でどうとでも変わってしまう。でも実は奥底の底の根っこの部分は優しいものが残ってるって、信じたいんだけど。
    よく分からなくなりましたね。
    読みながら自分の考えが一転二転して、もう、よく分からなくなりました。

    実際にこんなことって、あるの?
    なんでそんなことができるの?
    って理解できなくて、それは私が恵まれてるからかな…
    実際にこういうことが日本で世界できっと起こってるのかな…
    つら…つらすぎる

    夜も寝る前にず

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    2024年03月03日
  • 氷の致死量

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    ネタバレ

    ジェンダー問題、毒親、ネグレクト。
    家族、夫婦、社会の『普通』。
    学校のいじめ。
    閉鎖的で、がんじがらめ、抜け出せない問題多い。

    愛情と憎悪。
    性的対象、聖母。

    たくさんの問題が、一冊の本にギュッとつまっていって、続きが気になって読み進める。

    つい最近、犯人の心情が、一切わからない小説を何冊か読んだので、犯人の気持ち、彼らの殺人衝動、神からの啓示だなど、歪な考え(彼らの中では整合性がとれていると思っている)を読めたので良かった。
    やっぱりわからない行動は、一つ一つ説明されている方が歪みを理解はできないけれど、知ることができる。

    樹里、十和子が、少しずつ変わっていく姿良かった。

    元夫の

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    2024年03月03日
  • 氷の致死量

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    今回はシリアルキラーである。
    さすがの櫛木、シリアルキラーのインパクトは抜群なのだが、社会問題や閉塞さを織り交ぜて物語に落とし込むのが実に巧みである。
    例えば『殺人依存症』のような強烈さは本作では息を潜めているが、代わりにじわりじわりと明かされる謎がある。そのどれもが人間の闇をこれでもかと描いている。
    相反するように人間の持つ「光」にも焦点が当たっている。闇と光が織り交ぜられた物語をぜひ。

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    2024年03月01日
  • 虎を追う

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    死刑にいたる病を読む前に櫛木理宇さんの作品を試しに。 エグい内容、エグい文章力。 メンタルイタイイタイ。

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    2024年02月23日
  • 執着者

    購入済み

    そうきたか!という感じではあったけど、そんなにウオォ!これはすごく面白い!という感じでもなかった。薄気味悪いのが好きなので雰囲気は好き。

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    2024年02月20日
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる

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    ネタバレ

    ますます広がる、森司&このみパートと事件パートの温度差よ。
    あー、大河内さんのお話は救いがあったね。ハートウォーミングでほっとする。

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    2024年01月29日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    ネタバレ

    櫂と文稀の二人で行う「罰」
    少年法によって守られた同じ人間とは思えない犯罪を犯した奴らを最終的に行う従兄弟の土橋祥太の復讐の練習台としていく。
    だが昏睡状態だった祥太が覚め、本当に復讐するべきなのか迷っているうちに文稀は一人で中学校に乗り込み復讐を行ったあと自殺を図る。
    しかし、死にきれずどうでもいいと考えていたはずの文稀の親が延命措置を行い、昏睡状態となる。
    そんな文稀を櫂はお見舞いに行き祥太にしてあげていたように体を動かしてあげるのだった。

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    2024年01月15日
  • 鵜頭川村事件

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     キャラ重視のホラー小説「ホーンテッド・キャンパス」があまり合わなかったが、筆致から作者は相当本を読んでいて実力があるのではないかと感じ、諦めずに本書にも手を伸ばしてみた。
     結果、大正解。この作品に出会えて良かった。やはり櫛木さんはすごい。

    山奥の寒村で起こる豪雨による土砂崩れ災害、それに伴う停電や断水、殺人事件、対立する村人達。

    僻地の村人の描写がすごい。
    それぞれの住民が屋号を持っているというのがリアリティがあって良かった。自身も田舎育ちのため、村に一軒の魚屋の娘は「魚屋のひろみちゃん」と呼ばれるし、
    和菓子屋があれば「饅頭屋の茂くん」などというように〇〇の誰それと読んでいたことを思

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    2024年01月12日
  • 少年籠城

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    ネタバレ

    重いテーマだったが引き込まれた。不良少年と子分の事件と思ったらとんでもない大人の悪行だったし、この地域の設定に戸惑った。

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    2023年12月29日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    緒方櫂15才は体格の良い普通の中学生である。幼い頃から仲が良かった従弟の土橋祥太がイジメにより片眼を失い昏睡状態にあることから犯人や学校、そしてマスコミの対応に対して鬱屈した感情を昇華できないでいた。
    そんな彼が夜の泉第二公園で出会ったのは同級生の高橋文稀だった。クラスでも目立たない文稀の口から出たのは「15才の誕生日に自殺する」だった。櫂はその言葉に驚くわけでもなく、自殺を手伝う代わりに従弟の復讐を手伝ってもらう事を提案する。
    櫂と文稀は期限である文稀の誕生日までに祥太の仇である長谷部兄弟に復讐することを計画し、復讐の予行演習として少年法に守られる極悪な少年少女をターゲットとし次々に襲ってい

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    2023年12月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 夜を視る、星を撒く

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    1累ヶ淵百貨店・・・両角巧は「霊能者タクミ」で一世を風靡した有名人。霊能力を売りに芸能活動をしていたが能力が薄れてきてオカ研に相談に来た。映画撮影中に事故が起きて廃墟になった累ヶ淵百貨店でロケを行うことになり,,,
    2渇く子・・・稲生藤乃歯学部二年、尼だった祖母が他界し、その屋敷で住むことになったがその屋敷でやせた幼い子供の幽霊に覗かれることがあった。
    3赤珊瑚 白珊瑚・・・法学部二年、林田萌菜は同棲していた彼氏と別れたがお守りとしていた赤白の珊瑚のペアの片方、赤珊瑚を元彼に隠された。その珊瑚を離ればなれにすると不幸になるという謂われを気にするが元彼のバイト先の学習塾ではバイトに対する厳しい労

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    2023年12月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議

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    1壁の美人画・・・古館文音が住みだした古民家は夜な夜な掛け軸から女性が這いだしてくる。身体醜形障害の話。
    2涙壺に雨の降る・・・武市青葉が泉水を通じて買い取りを求めた涙壺、泉水が触れたとたん、青葉の寝ているそばでのぞき込む人と屋根裏から覗く人の映像が浮かんだ。亡くなった母と住んでいた格安の借家は瑕疵物件だった。
    3最後の七不思議・・・部長の先輩、早乙女雛子が持ってきた相談は学校の七不思議の七つ目、ササラ先生の話だった。過去の噂話を確かめようと早乙女幹太と大江田遥が夜の学校を訪れ、同行した楢木先輩が行方不明になったが、その先輩が夜、それぞれの家を訪ねてくるという相談だった。

    社会人のリレーに代

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    2023年12月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 待ちにし主は来ませり

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    1有罪無罪原罪・・・粟崎山隧道で起こった殺人事件はホストの円谷勇雅が客の塙みゆりに殺された事件だった。藁科貴大が動画配信サイトに投稿するため事件現場でロケを行って霊に唾を吐きかけられたとオカ研に持ち込んできた。
    2黒いサンタクロース・・・イブの夜、ショットバー「Laguna」にいた鈴木と泉水と部長が同席した鈴木澪子からこの時期色のない世界になり、それは亡くなった親戚のサエちゃんが原因だと語った。
    3待ちにし主は来ませり・・・陣内桐吾がオカ研に持ち込んだには叔父さんから相続したビスクドールにまつわる奇怪譚だった。その人形は亡くなった娘の遺髪や爪や遺骨が使用されており、毎日世話する遺言だったが事情

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    2023年12月04日
  • 少年籠城

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    貧困が生んだ事件
    子供たちが必死に生きようとする逞しさ
    それを無残に踏みにじる壊れた大人
    最後はハッピーエンドと言えるのかな

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    2023年11月19日
  • 少年籠城

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    少年の惨殺遺体が発見され、その犯人と目された15歳の少年当間が拳銃を持って食堂に立てこもる。自分は犯人ではない、人質を解放してほしければ真犯人を見つけ出して自分の前で謝罪させろと要求。

    面白かったです。なんというか、ネグレクトであったり親に虐待されたりみたいな背景というか舞台があってのお話なので暗い気持ちに・・・は案外なりませんでしたね。それよりも話の展開が気になって先を読み進めたくなりました。籠城中のじりじりとした緊迫感がなんともいいですね。
    もちろん、虐待されたりとかそういう劣悪な環境で育った子供たちのあれこれのような真面目な側面もあるんですが、それよりも小説の面白さが際立ったかな、と。

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    2023年11月06日
  • 死んでもいい

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    ネタバレ

    以前読んだ「寄居虫女」の作者が「死刑に至る病」の原作者だと知った。
    短編集でもしっかりと後味悪く、どんでん返される。最近長編を読み通す気力があまりないので短編集は助かる。
    表題作の「死んでもいい」はまさかの展開だし、めちゃくちゃ退廃的で耽美で良かった…。
    「彼女は死んだ」は、死んだのがあいかではないだろうなとは思ってたけどさらに一捻りある結末で良かった。

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    2023年10月16日
  • 鵜頭川村事件

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    怖かった。
    娘を守らなければという必死の親心。
    村に染み着いた陰湿な空気。
    ゆるやかに異変が始まり、急速に事態が悪化していく様子は、こちらの心もかき乱していった。
    人がおかしくなっていく描写がうますぎる。

    決して明るい物語ではないし、神経もすり減るのに続きをどんどん読みたくなる。
    櫛木ワールドの魅力である。

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    2023年10月12日
  • 少年籠城

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    面白かったです。
    残虐描写もほどほどで、トラウマになりそうだった「避雷針の夏」に比べたら、なんか丸くなったというか、マイルドになったというか。

    全編緊迫感があり、真犯人は誰なんだという謎もあり、ウマそうな食事描写もあり、で大満足の一冊でした。

    オススメです。

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    2023年10月11日
  • 少年籠城

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    温泉地の歓楽街だって、さすがに今は違うだろうと信じたいような環境。街立て籠り事件から連続殺人事件、署内の非違事案と飽きずに一気に読んだ

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    2023年09月29日
  • 少年籠城

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    2023/9/25

    子供の惨殺遺体が見つかり、犯行を疑われた少年が籠城事件を起こす。

    親に虐待や育児放棄され、学校に通えない子どもたちが主題。
    わたしにとってはニュースの中の話。この子達が亡くなってから「かわいそう」と思うだけ。
    この子達が生きている間に救うために動きたいよねぇ...

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    2023年09月25日