櫛木理宇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
佐々木譲、乃南アサ、松嶋智佐、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。
警察小説を手掛ける人気作家による警察小説アンソロジー。7作を収録。面白い短編もあれば、ハズレの短編もあり、人気作家と言えどなかなか高いレベルの作品を上梓し続けるのは難しいのだなと思った。
佐々木譲『弁解すれば』。北海道警察本部の小規模警察署の刑事部門に復帰した仙道孝司が主人公。物語はまだ続くようで、タイトルの意味が解かるところまでも描かれず、唐突に終わってしまう。てっきり読切り短編かと思ったのだが、連載作からの1話だったようだ。
乃南アサ『青い背広で』。背広とは随分と -
Posted by ブクログ
【2024年87冊目】
幼い息子を失い、魂を失ったような皆川家。真面目な長女、一歩置かれたような次女、ワガママな三女と家に寄り付かない父親に、錯乱する母親。そんなある日、母親が小さな男の子を保護したことで、家族の均衡は崩れ出す。互いに憎しみあい、罵詈雑言を口にする皆川家に寄り添う謎の女と男。家族はひとつにならなくちゃ――ね。
さすが櫛木理宇さんでしたね、鬼怖い。表紙が怖かったので、覚悟はしてましたが、途中の描写は本当に勘弁してくれよと思うほどでした。依存症シリーズを拝読していたので「いや、からの〜?」って思いながら祈るように読んでましたが、想像していた+願っていた以上の展開でひっくり返りまし -
Posted by ブクログ
ネタバレ思いついたまま書くのでとっ散らかってます。
これはひどい〜〜(事件が)
ここまで凄惨な事件を読まされると胸糞通り越して言葉を失う
それでいてすらすら読みやすいんだから
ほんと嫌になるわね…
なんか犯人の供述がいかにもこういう奴らが言いそうなセリフばかりなんだけど
それはそれでまんまとイライラさせられたのが作者の掌で転がされてる気がしたなぁ
櫛木理宇さんは死刑にいたる病しか読んだことないけど
なんとなくエンタメ性が強い表現が印象的で
この作品にもそれを感じた(犯人たちのセリフや最後の真千代との対峙とか)
みんな!こういうサイコパス好きでしよ!感があるというか…
真千代みたいな犯人は別に -
Posted by ブクログ
お、重かったです。辛かったです。
でも、ノンストップで読んでしまいました。止められませんでした。
私、特に理由もなく、性善説を信じたくて、
そもそもみんないい部分はあるのに、育った環境でどうとでも変わってしまう。でも実は奥底の底の根っこの部分は優しいものが残ってるって、信じたいんだけど。
よく分からなくなりましたね。
読みながら自分の考えが一転二転して、もう、よく分からなくなりました。
実際にこんなことって、あるの?
なんでそんなことができるの?
って理解できなくて、それは私が恵まれてるからかな…
実際にこういうことが日本で世界できっと起こってるのかな…
つら…つらすぎる
夜も寝る前にず -
Posted by ブクログ
ネタバレジェンダー問題、毒親、ネグレクト。
家族、夫婦、社会の『普通』。
学校のいじめ。
閉鎖的で、がんじがらめ、抜け出せない問題多い。
愛情と憎悪。
性的対象、聖母。
たくさんの問題が、一冊の本にギュッとつまっていって、続きが気になって読み進める。
つい最近、犯人の心情が、一切わからない小説を何冊か読んだので、犯人の気持ち、彼らの殺人衝動、神からの啓示だなど、歪な考え(彼らの中では整合性がとれていると思っている)を読めたので良かった。
やっぱりわからない行動は、一つ一つ説明されている方が歪みを理解はできないけれど、知ることができる。
樹里、十和子が、少しずつ変わっていく姿良かった。
元夫の