櫛木理宇のレビュー一覧

  • ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者

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    好きなシリーズになりつつある。八神くんがどんどん男をあげていて、読んでいて楽しい。ストーリーも毎回多種多様でおもしろい

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    2021年05月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下

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    こよみちゃんが…だんだんデレている…!今回もホラーミステリーしては満足だったし、八神くんも男らしくなってきたし、楽しいシリーズになってきた。

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    2021年05月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 夏と花火と百物語

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    ほんとね、毎回同じような感想書いてる気がするけど、ほのぼの日常パートとドロドロ事件パートの落差がすごい。でも大好きです。

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    2021年05月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議

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    いやー今回はひときわ胸糞悪い話が多かったなぁ。息子たちが、こんなことに呑み込まれないような人生を歩めることを切に願う

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    2021年05月24日
  • 僕とモナミと、春に会う

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    主人公は人と話す事を大の苦手とする高校生の男の子 赤草 翼。

    偶然立ち寄ったペットショップで猫を飼う事になりその猫に「モナミ」と名づけます。

    そのペットショップの動物達は正当な飼い主には美しい少年・少女に見えると言う 今までになかったファンタジー色溢れる展開が新鮮です。

    頼りなかった翼がモナミの叱咤激励で少しづつ逞しく変化して行く姿が心地よい。

    背景として過去の重い出来事が根底にありながら 作中に優しい空気が流れ温かい気持ちで最後まで読む事が出来ました。

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    2021年05月18日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    主人公の従兄弟が酷いイジメを受けたことに対する復讐をすべく、予行演習として過去に犯罪を犯すも少年法に守られている加害者たちに、制裁を加えていく報復と復讐の物語。

    主人公2人が因果応報とばかりに盛大に裁いていく展開を肯定する私と、被害者から加害者へ変わっていく2人を否定する私が、途中から対峙する始末。

    前読の作品のテーマが刑法39条。
    今回のテーマは少年法。

    どちらも加害者だけが守られている印象が否めないのは、被害者の事情までフォーカスされた事件や作品を目にしているからであろうか。

    初著者だったが、非常に読みやすく、文体も言葉選びも好みな作家。別の作品も読みたくなった。

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    2021年05月16日
  • ホーンテッド・キャンパス 待ちにし主は来ませり

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    今回は,少し関連はするが内容的にはほとんど独立した3つのお話.
    第1話「有罪無罪原罪」:迷惑系ユーチューバーの藁科貴大くんにとりついたホストだった円谷勇雅くんの復讐譚.
    第2話「黒いサンタクロース」:サエちゃんのせいで,誕生日もクリスマスも祝ってもらえなくなった過去を持つ,クリスマスになると色覚異常になる白土澪子さんの話.
    第3話「待ちにし主は来ませリ」:死んだ娘そっくりに作った人形を相続したことによって引き起こされた怪異と思われたが….陣内トキ子教授は再登場するのかな.

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    2021年05月04日
  • 赤と白

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    閉鎖的なコミュニティでの少女達の日常、葛藤、絶望…
    親によって支配を受け続ける少女達の心理描写
    、閉塞的な空間でのリアルが生々しい
    それぞれの抱える背景が胸くそ悪い
    突如現れた旧友の存在によってそれぞれの形で完遂する親殺し
    一番やべー奴に見えた苺実も、親によって成長と自立の機会を奪われ続けているというのがが面白い
    冒頭に繋がる最後の展開は急展開過ぎてちょっと笑ってしまった
    ほったらかしな辻井君が割と可哀想
    多分一番まともだから頑張ってほしいと思う

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    2021年05月02日
  • ホーンテッド・キャンパス 夜を視る、星を撒く

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    ネタバレ

    久しぶりにこのシリーズを読んだのだが、森司とこよみちゃんは付き合っているのか、いないのか。どうなんだっけ?と混乱した(*_*)
    キャラクター紹介の森司のとこに「こよみに片思い中」とあるので付き合ってない。と判明!
    いやいや、付き合ってるよね!当事者だけがまだ交際してないと思ってる状態なんだよね。じれったい~。でもそこが面白いのだよね(*^^*)
    今回三編収録されてるけど全部怖かった!
    ご飯を食べられることのありがたさも身に染みた。破棄される食料がある一方、お腹を透かせている人もいる。どうにかうまくいかないものなのだろうか。

    お気に入りシーン。p168「馬鹿を言うな」森司は吠えかえした。「おま

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    2021年04月11日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    大好きな作家、櫛木理宇の作品の中でも比較的マイルドなほうだとは思う。
    タイトルからしても、ホラー好きの娘にオススメしようと思ったら…

    あら大変!かなり際どい描写が…

    でも今時の学生は、そんなの気にならないのかも?

    ラストのエピソードはかなりグッときます。
    簡単に紹介すると、いじめのお話。
    科学が進んで、時代が変わっても、人の心の闇だけは変わらない。

    そんなお話にゾッとしました。

    マイルドな中にも、やはり櫛木節は健在でした。

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    2021年04月08日
  • ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

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    今回も面白い。
    一章ごとに終わる短編なので読みやすいし、展開がどんどん進むから飽きない。
    今回は、殺人事件もあってちょっと重い話もあったりした。
    予想では、こよみちゃんも主人公のこと好きぽいね。続きが早く読みたい。

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    2021年03月22日
  • チェインドッグ

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    教訓:君子危うしに近寄らず。日々をつまらなく生きる大学生の雅也の元に1通の手紙が届く。それは収監中の連続殺人犯、大和から。自身の1件だけの冤罪を晴らしてほしいというものだった。人心掌握術に非常に長けた大和。次第に雅也はその冤罪調査に心動く。なかなかのエグイ話をグイグイ読ませる読み易さは凄い。でも終盤はちょっと失速したかなぁ。自分が思っていたよりはどんでん返しが弱く感じられた。とはいえ読後ジワリジワリと怖くなってくる。洗脳やマインドコントロールの事件は実在に多数存在するから余計に。題名のチェインが効いてる。

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    2021年03月21日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    家族が他人によって、マインドコントロールされ結果、家族崩壊をする話。
    お互い憎しみ合い、自分たちで考えることをやめ、主犯格の命令に従うだけの奴隷と化していく姿は恐怖。オバケや幽霊よりも生きている人間が怖いと感じた。

    理性を保ち、正常な判断をするには
    適切な食事と睡眠が必要不可欠であると知った。
    あとは自分の悩みを話せる信頼できる人を周りに置くことも大切。
    被害者と加害者は表裏一体の時もあることを知った。たしかに世間のニュースでも「恨んで人を殺した」などあるし、自分が常に安全圏にいるのではなく、被害者にも加害者にもなりうる存在だと気付かされた。

    自分は他人に支配される訳ないと思っていたが

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    2021年04月15日
  • 殺人依存症

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    解りたくないのに…

    善人だけでなく悪人にまで、天使だけでなく悪魔にまでも、共感してしまう自分がいることをここに告白する。
    もちろんそれは本の中に生きる人々限定の話だが。
    それを顕著に感じるのが櫛木理宇さんの作品。
    登場人物の哀しみや苦しみ、怒りがおぞましい事件の網目からこぼれ落ちてくるものだから否も応もなく「ああ」と納得せざるを得ない。
    恐ろしい作家さんを知ってしまったものだ。

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    2021年03月03日
  • 死んでもいい

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    登場人物がなんだか厄介で嫌な人ばかり! 読めば読むほど嫌な気分になってくる、だけれど読む手を止められないミステリ短編集。毒がたっぷりなのだけれど、なんだか読後感はすっきりするような気がしなくもありません。
    お気に入りは「その一言を」。一番嫌な話だと思うのですが、一番結末が収まるべきところに収まったように感じました。傍目には恐ろしい惨劇であり悲劇としかいいようのない事件なのですが。普通ならば到底理解できないであろうと思えた最後の一文がすとんと腑に落ちてしまったところが凄いです。
    「ママがこわい」も本当に怖い。ここまで極端でないにしろ、こういう人っていそうだもの。そしてその裏に隠された作為と、それ

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    2021年02月14日
  • ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵

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    ネタバレ

    怪談って文化だと思っている。
    怪談詳しい訳ではないが、
    1話目では狐の話で、実際にありそうな古い民話が現代に、自然な形でストーリーとして成り立つの面白いし、
    こういう話によって昔の風習を知る良いきっかけになると思う。
    また、4話目では連合赤軍、浅間山荘事件がうまくまとめられて、これもまた現代への語り部の役割ともなる話でした。
    もしかしたら著者は、意図的にそうやって忘れられないように昔の風習や事件を入れ込んでいるのかな。
    今回こよみとしんじの関係がだいぶ進んだ気がしないでもないので、また次回作も楽しみです☆

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    2021年02月14日
  • 死んでもいい

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    作者さん、長いことずっと男性だと思ってました。
    女の子にたいする容赦のない描写から、勝手に思い込んでいました。
    この方、女性だったのか。すごいな~。
    一番面白かったのは「ママがこわい」だけど、いまいちタイトルの意味がしっくりこない。

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    2021年02月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 最後の七不思議

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    ネタバレ

    すっかりお気に入りのシリーズになりました。
    今回は全体的にホラー色強めでゾッとするシーンが多かったです。
    それでも読後感がスッキリしているのは、やはり所々で日差しのように射し込んでくる青春エピソードのお陰ですね。今回もニヤニヤしながら楽しませてもらいました。
    リレーの結果が気になって仕方ない…はやく次巻を読みたいです。

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    2021年01月14日
  • 瑕死物件 209号室のアオイ

    購入済み

    代償

    「瑕疵物件」…不動産売買ではこのような表記になるそうだが、本作は『瑕死物件』。
    この題名の本当の意味に気付いたのは本作の終盤であった。 
    一見すると短編集のような様相の本作。
    だが、一遍一遍読み進める毎に、毎回のように登場する人物の人となりや、その章での主人公らしき人物達が、それぞれどのような立ち位置であるのかが次第に明らかになってくる。
    推理小説を読んでも推理は名探偵にお任せ。
    「ほーほーなるほど!」とまるで我が推理が真実に到達したかのような陶酔感を味わうのが常なのだが、本作に限っては先の見えないモヤモヤ感が随分読み進めるまで私の頭を覆っていた。
    なかなか明らかにならない真相は、

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    2021年01月12日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    ホラーだけど、怖いだけじゃないのがこの作品の面白いところ。この作品だけは何度も読み返してしまう。
    素敵ポイント①森司とこよみちゃんの恋愛模様を見守ることができる。ほんわかする。
    素敵ポイント②毎話オカルト知識が増える。
    素敵ポイント③違った内容の話が収録されているが、繋がりがある(今回は男女関係のあれこれ)から読み終わった後なんとも言えない達成感?みたいなものがある。

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    2020年12月28日