あらすじ
霊感系大学生の森司は、飲み会で、高校の同級生、果那と再会する。ストーカー男を撃退したいという彼女の頼みで、森司は彼氏役を引き受けることに。そのせいで、オカルト研究会内であらぬ誤解を受け……。
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今回のテーマは学園祭だが、それ以上にライバルの出現によって主人公の恋模様が大きく変化していくところが一番の見所だろう。ヒロインがヒロインらしい言動を取るようになって、主人公だけでなく読者も心を揺さぶられるはずだ。
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シリーズ5作目。相変わらず遅々として進まないラブコメ状態(かなり進んでいるみたいなのに、本人は気づいてないのがまたなんとも)に脱力したりも。そしてゆるくてほんわかしてそうな雰囲気に騙されると、とんでもない恐怖にぞくぞくさせられます。
幽霊よりもやはり人間心理の恐ろしさですね。特に「まよい道 まどい道」が怖かった! ピエロという要素もだけれど、子供心にあの言葉はあまりにもトラウマになっちゃいますよね……ラストのしんみりも良かった。
しかしそれにしても。森司がどんどんかっこよくなっちゃって。いや、これはモテるでしょ(笑)。
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やっと見つけた。
発売日から探して、やっと読めました。
今まで以上に甘かったです。笑
森司くんも隅に置けない奴でした( ´ ▽ ` )ノ
このシリーズを読むたびに思います。
色々なことを教えてくれます。
新しい知識もですけど、人の感情とか言い回しとか。
読んでて飽きないシリーズです。
出会えて良かった一冊です。
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人間関係がじわじわくる。でも今回の作品は、こよみちゃんの態度の方が気になったかな。明らかなのに、森司くんもそこに思い当たらないというか、そのことを考えないあたり青春だね。
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今回の話も怖さもありつつ、せつなさもありつつ、恋愛のきゅんきゅん感もあり、たまらなく面白かったです!
こよみちゃんの気持ちも分かったので、森司とくっつくようなくっつかないような関係がまた青春な感じでドキドキさせられます。
あと新キャラ果那もいい味だしてて。こよみとメル友ってのもなんかほんわかして、ホラーなのに、怖いだけじゃないのがすごく良かったです!
続き楽しみですー!
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飲み会で高校の時の同級生と再会するが
それがどたばたの始まり。
ストーカーがいるから、という理由で引き受けたけれど
周囲に誤解を広げてどうするか、という話。
最終的に文句を言っていた人は黙っていてくれたのか
本人が騙されてくれたのか、謎だな…と思っていたら。
ここに片鱗が! という、にやにや感。
良かったね、と言いたいところですが、どちらも動かず
右往左往しているばかり。
まぁ、今までがありますから、仕方がないのですが。
そんな誤解だらけの1話と、勘違い女の2話。
育てられた年月がありますから仕方がないですが
甘やかした人、一体何考えて育てたのか。
いや、育ててない??
ちらっと1話に出ていた実行委員会の人、が3話。
人の事よりも自分を考えてしまうのは、仕方がない頃。
それを懺悔するのも、自覚するのも大事です。
姥捨て山は本当にあったのか、な4話。
食べ物がなければ、切り捨てるのが普通の時代。
あったのかなかったのか…それとも直接?
まさかここに繋がるとは思いもしませんでしたが
気が付かない方がよかったのか、気が付いて
自分に気が付いたのが良かったのか。
がんじがらめにされたものがありますから
人から言われなければ決断できないものがあります。
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シリーズ5作目。
ラブコメ度は相変わらずというか、だんだん歯がゆくなってきた。新キャラも登場してこれからが楽しみになってきます。
ホラー度は、あの世の怖さよりこの世の怖さを感じさせる一冊でした。
まだ、2年の秋。次作も楽しみ。
Posted by ブクログ
だんだんと主人公が成長してきている事がわかる。最初の頃はただ怖がっておろおろしていたのに、もうこのあたりまでくると、部長の力を借りずとも、主人公ひとりで解決できる事件があったりする。
こよみとの仲も少しずつ進展はしているものの、こちらの方が遅々としていて、じれったいのは、お約束なのだろう。
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本格と言うのとは違いますが、読みやすくて面白くホラーって言っても怖くなくさらりと読めます。
収録作品では、まよい道まどい道が一番好きです。ジャンル上、幽霊•もしくは幻覚がモチーフで今となってはもう遅いと言う切ない感じがとて印象に残りました。
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シリーズ五巻目。
個人的にはあんまり面白くないんだけど、ただな~んとなーく読み続けてる。
そんな5巻目だけど、あれ?今回なんかそこそこ面白いぞ、と思った次第で。
相変わらず、森司とこよみの距離は近づかないし、今まで出てきたキャラの名前がわからない(こんな人いたっけ?的な)
こんなキャンパスライフがあったらなぁ、と思う某理系大学卒の少子高齢社会推進実践中の独身(27才)である。
・告げ口心臓
吸血鬼伝説のように人の、特に若い女性の血を吸いたい衝動に駆られるようになったという男子学生がオカルト研に相談に来る。
双子のシンクロニシティと、幼いころに隠された犯罪は。
・啼く女
サークル合宿の写真全てに、あの女が映り込んでいた。サークルに途中入部してきて、人間関係全てを壊して去っていった、あの女が。
「バンシーが啼いてる。きっと誰かが死ぬんだよ」
女は何を告げようというのか。
・まよい道 まどい道
雪大祭も本番だ。皆が浮かれる中、一人顔を真っ青にして何かから逃げる学生がいた。
なぜ、あいつらがここにいるんだ。自分の過去を知っている奴ら。
逃げ込んだ先は出口のない迷路だった。
・姥捨山奇譚
とある村への社会実習を兼ねたゼミ合宿で、参加者たちは人ならざる老婆の姿を目撃する。
そして、その老婆は街に帰って来てからも見られるようになった。
姥捨て、無かったとされる風習の裏に確かに存在した別の風習が生み出した、良くないものが憑りつく。
このシリーズも長くなりそうだなぁ。
Posted by ブクログ
ワンパターンになりつつあるかな。ここで大きな変化が欲しいところ。
元同級生の登場とかはよいのだけれど、今回はベタかもしれない。展開が読む前からわかってしまうところがなんとも。
王道パターンではあるけれど。
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新しい登場人物として森司の元同級生、板垣果那が出てきて、今回収録されている話に全体的に関わってきます。本の最初にある登場人物紹介に小山内陣と一緒にイラスト付きで載っているので、もしかしたら今後の巻でも出てくるかもしれません。
出口のない迷路を延々とさまよう、老婆の幽霊がまとわりつく、などいつもよりもホラー要素多めな感じでした。
ゲストの登場人物の視点で書かれる場面がいつもより多く感じ、ちょっと話のテンポが悪く感じる場面もありましたが、いつもどおり意外な真相や複雑な人間模様などが描かれていて面白かったです。
単に好みですが、果那のキャラクターがなかなか良かったです。
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ヒロインとの恋愛がさっぱり進まない、そのやきもき感もいいのだが、
人間の面倒くさい側面もしっかり書けているのに好感。
ホーンテッド、とタイトルにあるのに、
そういった恐怖描写がまったくといって無いので、
恋愛しょうせつとしてさらっと読める。
Posted by ブクログ
ホラー系キャンパスライフ、糖分多めの第5弾。
2年生は秋の物語、学園祭と絡めての怪異譚が何本か。
告げ口心臓
啼く女
まよい道 まどい道
姥捨山奇譚
相変わらずに人の悪意の浮かばせ方がなんともうまく。
随所随所で、背筋に“ゾクッ”と来ました。
中でも、双子のシンクロの材料とか、フムフムと。
吸血衝動の話は上手い組み立てだなぁ、、と。
『空の境界』や『痕』『月姫』辺りがお好きであれば、、
なんて、マニアックなネタでスイマセン。。
にしても今回、三角関係未満のな争い?が勃発するのですが、
珍しくこよみちゃんサイドでの話も出てきて、、
なんとも、二人の間のもどかしさに拍車がかかってきました。
にしても、ラスト、あんな風に「秘密」なんて言われたら、
たまらんでしょう、いろんな意味で、うん。
さて、次は冬と言えば定番の“クリスマスネタ”でしょうか、
既にオチが見えているような気がしないでもないですが、楽しみです。
Posted by ブクログ
読書録「ホーンテッド・キャンパス恋する終
末論者」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p165より引用
“ 甘いものをすすんで食べる習慣がない森
司でも一目でわかる。これはおそらく他人か
らもらわない限り、一生口にすることはない
たぐいの菓子だ。個人的嗜好にかかわらずあ
りがたがって食わねばならない、庶民とは別
世界の食い物である。”
目次より抜粋引用
“告げ口心臓
啼く女
まよい道 まどい道
姥捨山奇譚”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第五弾。
人の良さにほだされて甘く接した恋敵から
の誘いに呼び出され、飲み会に参加した主人
公・八神森司。あまり見知った顔が無い会の
中、目の前にいたのは懐かしい人物だった…。
上記の引用は、頼みごとを解決してきた人
たちの、卒業旅行のお土産が集まってきたシー
ンでの一節。
旅行先でありがたいような品物を買うとなる
と、かなりのお値打ち物になるでしょうね。
オカルト研究会のしてきたことは、それだけ
のことなのでしょう。情けは人の為ならずで
すね。
大学祭の話である三話目は、ここまでの登場人物の多くが出演していて、総集編のような雰囲気を醸し出しています。まさにお祭りの盛り上がりを見せる話です。
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Posted by ブクログ
毎回思うが、
僕もこんなオカルトな学園生活送りたかった。
(T T)
ホラー要素あり、恋愛要素あり、
ほっこりする要素ありで
たぶん次の作品も読みます☆
Posted by ブクログ
森司の元同級生が出現しマンネリ気味の人間関係に構造変化を与え新風を巻き込んだが肝心の恐怖譚の方が今いちでシリーズ5作品目で初めての不満足さを感じた。