作品一覧

  • 大阪府警 遠楓ハルカの捜査日報
    NEW
    -
    1巻850円 (税込)
    夫の存在が邪魔な落ち目の女優、盗作疑惑で契約破棄を迫られたデザイナー、頭脳明晰な警察官僚志望の大学生……。完全犯罪を企む彼らの前に現れたのは、若くして警部に抜擢された大阪府警の遠楓ハルカ。どんな些細なミスも見逃さないハルカが、「遠楓班は、ホシを追いつめる」と班員に号令をかけるとき、完璧に思えた犯人たちの計画は、終わりを告げる。倒叙形式で描かれた警察ミステリの白眉。文庫オリジナル。
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書
    3.0
    1巻924円 (税込)
    14歳の少年はなぜ死んだのか? 転落死した甥の死の真相に迫る《元警察官の女性調査員》。 母ひとり、子ひとり。ふたりの幸せを壊したのは―― 《元警察官の著者》が描く、心抉るミステリー。 島田莊司選・ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作、待望の文庫化 14歳の誕生日の二週間後、梓輝也は百貨店屋上から転落死した。梓凪子は葬儀の場で、姉であり輝也の母の未央子から、死の真相を調べてほしいと依頼される。 遺書はないが、警察は自殺と判断していた。因縁を抱え警察を退職し、調査会社で探偵をする凪子は、困難な調査に乗り出す。 訪れたのは、学校という名の“聖域”。 何かを掴みかけたその時、凪子に魔手が迫る――。
  • 流警 傘見警部交番事件ファイル
    3.5
    1~2巻671~737円 (税込)
    元捜査一課の南優月は被疑者の護送中に起こした事故が理由で「流刑」に。警察署が不要となり格下げされた、過疎地の警部交番で、禊の日々を過ごしていた。そんな辺境の地に突然、東大出身のキャリア警視正、榎木孔泉が赴任してきた。時を同じくして、地元の名士の妻が殺害され、優月はともに犯人を追うことに。謎が謎を呼ぶ捜査の行方、そして矜持を見失った警察官の行く末は? 元白バイ隊員の著者が警察の本分を問い直す迫真の警察小説!
  • ブラックキャット
    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    群馬県警本部捜査一課の刑事、白澤蕗の前に、数年ぶりに現れた兄・然。小狡くて卑しい然とは縁を切っていたが、200万円を用立ててくれと泣きつかれる。然にとある負い目がある蕗は、追い詰められて署の証拠品保管庫から現金を盗み出す。数日後、元検事の小曽根に金を借り保管庫に戻すが、今度は小曽根から強請られる。借用書を取り返そうと小曽根宅へ侵入した蕗だったが、そこには目を疑う光景があった――。
  • 降格刑事
    3.5
    1巻784円 (税込)
    洞察力に優れるが、やる気はゼロ。無責任で、捜査中でも定時で帰りたがる。元警視の司馬礼二は不祥事で降格し、出世株から転落したダメ刑事。ある日、新米刑事の犬川椋と女子大生失踪案件を追うことに。当初は事件性も不明だったが、別の事件との繫がりが判明し状況は一変。彼女の秘密とは?元白バイ隊員の著者が、刑事の心理と矜持を描く警察小説。
  • 使嗾犯 捜査一課女管理官
    4.5
    1巻748円 (税込)
    風石マリエ(45)は、所轄の経験を経て警視に昇進した。そして人事で県警本部刑事部捜査一課管理官に異動となった。男性が九十%近くを占める警察で出世を望む彼女が最初に捜査の指揮を執ることになる事案が発生。小学生が校内で同級生に向かって拳銃を発射したのだ。不明な拳銃の入手経路、マスコミの過剰報道、上層部からの圧力、そして男性部下との軋轢。問題山積の中、マリエは事件を解決に導けるのか……? 男性社会で女性警官はどのように悩み苦しむのか!? 元女性警察官の著者だからこそ描ける警察小説誕生!
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー
    3.1
    1~2巻880円 (税込)
    人気作家7人が描く、警察小説アンソロジー!! 刑事、公安、交番、警察犬……。あの人気シリーズのスピンオフ、文庫オリジナル最新作まで。7人の人気作家が描く警察小説の最前線。
  • 匣(はこ)の人~巡査部長・浦貴衣子の交番事件ファイル~
    4.0
    1巻770円 (税込)
    田園地帯の小さな町にある栗谷交番。ある事情で刑事課から異動になった巡査部長・浦貴衣子は、ここで新米巡査・澤田里志とペアを組んでいる。ある日、居宅訪問した別荘地の保養所で、二人は東南アジア系男性の他殺体を発見。被害者は近所の通称アジアンアパートに住む技能実習生だった。犯人を追う中、不審な動きを見せる里志に貴衣子は疑念を抱くが――。元女性白バイ隊員の著者ならではの繊細な眼差しが光る交番ミステリー!
  • 巡査たちに敬礼を(新潮文庫)
    4.0
    1巻781円 (税込)
    バツイチ・子持ちの交通課係長、事故係に異動したばかりの若手巡査、昇任試験を控えた女性警官、警察学校在学中の青年、定年退職目前の署長――郊外の所轄署に勤める、世代もキャリアもバラバラな彼らの前に立ちはだかる仕事と人生の壁。さらに、50年にわたり組織的に隠蔽され続けた事件も明らかになってきて……。6編からなる、リアルな人間味に溢れた連作警察小説。(解説・あさのあつこ)
  • 開署準備室 巡査長・野路明良
    3.4
    1~3巻770~836円 (税込)
    「女副署長」シリーズの著者が贈る新警察小説 事件は新庁舎で起きている! 元白バイのエース・野路が前代未聞の大犯罪に挑む! 巡査長野路明良は、「開署準備室」の総務担当に配された。姫野署開署に向け、最終確認を行なう臨時部署だ。 彼は白バイ隊のエースだったが、怪我で異動になり、自棄になっていた。準備も終盤となり、突如、不審事が。 発注外の大型什器の搬入、防犯カメラの誤作動……さらには野路の警察学校時代の恩師が襲われ――開署目前に一体何が? 警察の威信をかけ、野路の反撃が始まる!
  • 三星京香の殺人捜査
    4.0
    1巻770円 (税込)
    県警本部刑事部捜査一課の三星京香は、とあることから刑事部長に拳を振り上げ、十年の警察人生に終止符を打った。五歳になる娘を抱える彼女の再就職先は、県内でも有数の法律事務所。だが、事務所内にキッズルームまで作ってくれた居心地の良い事務所の副代表が、殺人事件の重要参考人として警察署に任意同行された!?京香にできることは事件の真相を探ることか……元女性警察官の著者が、警察における女性の立場や警察官の考え方をちりばめながら描く、新しい警察小説。
  • バタフライ・エフェクト T県警警務部事件課
    3.5
    1巻770円 (税込)
    警官が署内で首吊り!不祥事の裏にある闇。 T県警大貫警察署内のトイレで、地域課の巡査、静谷永人が首を吊っているのが発見された。拝命して三年の若手警官の自殺に、衝撃が走る。事態の調査にあたるのは県警本部に新設されたばかりの警務部事件課のメンバーだ。キャリア部長が実績を残そうと作ったお飾り部署に寄せ集められた六人。その責任者となった明堂薫警部補は奉職三十四年のベテランで、個性豊かな捜査員たちの取りまとめに苦労をしつつ、調べを進めていく。 その頃、九久見警察署管轄内で起きた連続窃盗事件で、犯人の女二人組が逮捕された。だが、そのうちの一件について、犯行時刻に別の場所で二人が目撃されていたという情報が入る。誤認逮捕となれば、県警を巻き込む大問題となる。薫たちは、九久見署敏腕刑事課長として名をはせる藤堂一雄と対峙することになるのだが。 若手警官を自死に追いやったものはなんだったのか。さらに、所轄に渦巻く闇は底知れずはびこっており……。『女副署長』などで警察小説界の新星として注目される松嶋智左の書き下ろし最新作。女性警察官たちの家庭の悩み、人生への懊悩もリアルな筆致で描き出す、警察群像小説の新境地! (底本 2022年11月発売作品)
  • 女副署長(新潮文庫)
    3.5
    1~3巻693~737円 (税込)
    地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。直後に封鎖された署内に動揺が走る。犯人は庁舎内に隠れているのか。まさか本官なのか。副署長の田添杏美は、所轄署の名誉をかけて犯人を挙げると決意するが……。留置場の異様な出来事、剛腕刑事課長との厳しい対立、解けない謎。元女性白バイ隊員の著者が女性警視の捜査魂を描く傑作。(解説・吉野仁)
  • 三星京香、警察辞めました
    4.0
    1巻770円 (税込)
    県警本部刑事部捜査一課の三星京香は、あることから刑事部長に拳を振り上げてしまい、10年の警察人生に終止符を打った。京香が頼ったのは、幼馴染で京香がかつて恋心を抱いていた藤原岳人。彼は新進気鋭の弁護士として県内でも有数の法律事務所に勤務しており、その事務所に京香は調査員として再就職したのだ。だが彼女が最初に任された調査に出た夜、岳人が殺されてしまう。いったい誰が、なんのために? 元刑事・京香が走り始める!!「女副署長」シリーズで話題沸騰、元警察官の著者による、新しい警察小説!
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書
    3.4
    1~2巻1,771~1,881円 (税込)
    元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。理由はふたつ。ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也の死を捜査することになる。警察は自殺と判断したにもかかわらず、凶器をもった男たちに襲撃された凪子は、事件に裏があることを確信するが――。
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    7人の作家さんのアンソロジー。

    色々な部署の話で、とても新鮮で面白かった。
    ルームシェアの話が1番好きだったので、もしシリーズ化などしていれば読みたいと思った。

    オススメです。

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    2024年09月11日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    兎に角ラストが衝撃的。女性副署長ではネタ切れなのか。回を追うごとに出来がよくなっている印象で、ここで終わるのは非常に勿体ない。県内初の女性署長でリスタートしてもらいたいぐらいだが、亡くなってしまってはなあ。田添杏美というキャラは際立っていたので非常に残念です。

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    2024年09月05日
  • 女副署長 緊急配備(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「女副署長」続編。前回の署内での殺人事件で事実上の引責左遷先の閑散署に異動になり、署長病欠で副署長兼署長代理となった田添杏美。今回は前回と違い、署員を見守る位置づけが強くなり、よりリアルな設定が好印象。また、事件のプロットが非常によくできていて、各事件の結びつきが紐解かれる過程の描写がとても良い。県警捜査一課花野班長との関係性も面白い。第3弾も読んでみたい。

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    2024年08月05日
  • 使嗾犯 捜査一課女管理官

    Posted by ブクログ

    とても興奮させられる一冊でしたね。
    絡まった糸を根気よく、ほぐしていく感じで…
    まさか、子供が実弾の拳銃とは…
    これからの社会に一石を投じる内容だと思います

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    2024年07月12日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    副署長という職が板についてきて、ついに県警最大の旭中央署に赴任した杏美。
    上司の女性キャリア署長をサポートしながら、グリズリー花野の使い方も堂にいったものでますます面白くなってきた。
    無事に行方不明事件を解決し、指名手配犯の逮捕にも後継したらいよいよ初のノンキャリア女性署長の誕生だと期待したのに、まさかこんな結末を迎えるとは。。。
    星の数は献花代わりですが、間違いなく読み応えのある素晴らしいシリーズだったと思います。

    0
    2023年10月12日

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