松嶋智左のレビュー一覧

  • 三星京香の殺人捜査

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     S県警捜査1課の刑事から県内有数の法律事務所の調査員に転職した三星京香。当初は事務所内で浮いた存在だったが、警察官時代のスキルと人脈で真価を発揮したことで、所員たちからも認められつつあった。

     そんなある日、事務所の代表と副代表を巻き込む事件が発生。副代表は調査に乗り出したが、代表はなぜか沈黙を守り続けていた。
     緊張を孕む事務所内。別件を調査していた京香は……。シリーズ2作目。
              ◇
     午後11時20分。葛貴久也は空腹を我慢して帰宅しようと車を走らせていた。
     ようやく高架橋にさしかかり、貴久也は運転するBMW−530eのアクセルを踏み込む。ここを越えれば自宅は目の

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    2026年01月05日
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書

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    「貌のない貌」を先に読んでしまい、順番が逆になってしまったが、梓凪子シリーズの1作目であり「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」受賞作(これ結構良い作品が受賞している印象)。受賞に相応しい素晴らしい作品。母代わりの長姉との確執・近親憎悪のとげとげしい描写が気になり、そこまで書く必要があるかとは思ったが、プロットと解決に導くプロセスの面白さは抜群に良い。主人公の短気で人間臭く万能感のなさ具合も非常に魅力的で、リアルさが際立つ。読んで絶対損のない一冊。

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    2025年08月14日
  • 貌のない貌 梓凪子の捜査報告書

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    元警察官だけに松嶋氏の小説は本当にリアルな警察小説で、「女副署長」シリーズでもそれが如何なく発揮されているが、本作はそれに輪をかけて事件そのもののプロットと伏線が見事過ぎて、こんなに凄い傑作書けるんだと改めて驚いた次第。主人公の梓凪子のキャラもよく、島尾主任との関係性も清々しく、ほぼ文句のつけどころがない傑作。本書はもっと話題になってもいい作品で、警察小説好きは必読の一冊。順番は逆になったがデビュー作「虚の聖域」(魔手改題)も梓凪子主人公なので読んでみたい。

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    2025年07月25日
  • 巡査たちに敬礼を(新潮文庫)

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    2025.04.09
    警察小説の衣をまとった人間を描いた一冊。あさのあつこの解説を読んで腑に落ちた。
    警察はすぐに退職させられる組織なのだなとも感じた一冊

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    2025年04月09日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    警察小説名手による警察小説オムニバス。この手の企画は寄せ集め感強く中途半端になることが多い印象だが、本書は例外中の例外。粒揃いでどの作品も素晴らしく面白い。警察組織を舞台にしているが、各著者のそれぞれお得意分野を披露してくれている。特に月村作品は警察小説としてはものすごく特異なのだが、如何にもな感じが面白かった。つまらない作品がなく、読んで損のない一冊。

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    2025年03月10日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    7人の作家さんのアンソロジー。

    色々な部署の話で、とても新鮮で面白かった。
    ルームシェアの話が1番好きだったので、もしシリーズ化などしていれば読みたいと思った。

    オススメです。

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    2024年09月11日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    兎に角ラストが衝撃的。女性副署長ではネタ切れなのか。回を追うごとに出来がよくなっている印象で、ここで終わるのは非常に勿体ない。県内初の女性署長でリスタートしてもらいたいぐらいだが、亡くなってしまってはなあ。田添杏美というキャラは際立っていたので非常に残念です。

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    2024年09月05日
  • 女副署長 緊急配備(新潮文庫)

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    「女副署長」続編。前回の署内での殺人事件で事実上の引責左遷先の閑散署に異動になり、署長病欠で副署長兼署長代理となった田添杏美。今回は前回と違い、署員を見守る位置づけが強くなり、よりリアルな設定が好印象。また、事件のプロットが非常によくできていて、各事件の結びつきが紐解かれる過程の描写がとても良い。県警捜査一課花野班長との関係性も面白い。第3弾も読んでみたい。

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    2024年08月05日
  • 使嗾犯 捜査一課女管理官

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    とても興奮させられる一冊でしたね。
    絡まった糸を根気よく、ほぐしていく感じで…
    まさか、子供が実弾の拳銃とは…
    これからの社会に一石を投じる内容だと思います

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    2024年07月12日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    副署長という職が板についてきて、ついに県警最大の旭中央署に赴任した杏美。
    上司の女性キャリア署長をサポートしながら、グリズリー花野の使い方も堂にいったものでますます面白くなってきた。
    無事に行方不明事件を解決し、指名手配犯の逮捕にも後継したらいよいよ初のノンキャリア女性署長の誕生だと期待したのに、まさかこんな結末を迎えるとは。。。
    星の数は献花代わりですが、間違いなく読み応えのある素晴らしいシリーズだったと思います。

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    2023年10月12日
  • 三星京香、警察辞めました

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    ネタバレ

    初めて読んだ作家さんです。
    岳人さんが殺害されてしまう展開には驚きましたが読みやすく人の温かさも感じられて面白かったです。

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    2023年08月15日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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     いくつかの流れの収束は、巧みである。もちろん、分かりやすすぎる流れの筋もありはするけど。
     そんなことよりも、登場人物達のキャラクターが好ましい。中でも鉄人ではない副署長の、等身大の姿。
     もっと長いシリーズになって欲しかった。

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    2023年04月25日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    傑作。

    新任間もない県警初の女性副署長にこれでもかとばかりに降りかかる難題の数々。

    息をもつかせない緊迫感に一気読みしてしまうが、女性幹部であるが故の人一倍の規律、矜持に一歩引いてしまう署員たちとの交流も清涼剤として味わい深い。

    特に花野刑事課長との関係は「検屍官」のケイ・スカーペッタとマリーノ刑事を思い起こさせる。

    それにしてもこんなサイコパスみたいな警官が何人もいたら困るな。

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    2021年09月15日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    本作には、名探偵もヒーローも登場しない。
    描かれるのは、どこまでも「人間くさい」
    公務員としての警察官たち。

    中には、署長の妻と娘という「一般人」も出てくるが、
    警察署の「関係者」であることは間違いない。

    基本的にまじめで、正義感が強く、
    自分たちの仕事に誇りを持っている警察官たち。
    中には、小ずるい奴とか、反抗的な奴とかもいるが、
    それも含めてリアルな「人間としての」警官の群像劇。

    タイトルになっている女副署長も、一応主人公だが、
    いわゆる「ヒーロー像」とはほど遠い姿に描かれている。
    むしろ「普通のオバサン」のような(^ ^

    奉職して三十数年のキャリアを誇ってはいるが、
    管理畑が多く

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    2020年08月27日
  • 疑心殺人 捜査一課女管理官2

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    いきなり告発文から始まります。平和な町で起きる殺人事件、告発文に伴う監察の動き、進展しない捜査と捜査本部内の不協和音。そんな感じでお話が進みます。
    本作の主人公は階級は警視で県警捜査一課の管理官ですが、本来それほど自由に動き回れる立場ではないので、主人公としてはなかなか難しいですね。本作では告発文もあってさらに制限される感じになってます。

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    2026年03月01日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    シリーズ第三弾。完結してしまった。しかも、まさかの展開。前作で部下の刑事が危ない目にあっていたが、本作では主人公・田添杏美が危機に。副署長さん、危ないよと思っていたら、、、

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    2026年02月27日
  • 県警本部捜査一課R メイリンの闇

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    かなり込み入ったお話でした。連作短編の形をとっていますが、全体としてはメイリン児童公園の殺人事件の長編ともとらえられます。今回は柴藤の弟が登場し、彼女の内面にも少し光が当たります。同じように他の班員にも今後光が当たると面白いかな。

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    2026年02月11日
  • 大阪府警 遠楓ハルカの捜査日報 2

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    コロンボスタイルで、美女だけど中身は大阪のおばちゃんハルカのシリーズ2冊目。短編なのでさくさく読めます。キャラのクセも強いので、これはドラマ向きかもしれませんね。ハルカを演じるとしたら誰だろう?

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    2026年01月15日
  • 三星京香、警察辞めました

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     三星京香。176cmの長身と県警で特練生に選抜されるほどの剣道の腕を誇り、強い正義感とエネルギッシュかつ粘り強い捜査能力を有するなど、県警内でも高い評価を受けていた。
     27歳で巡査部長に昇進したのを機に県警本部捜査1課に抜擢され、その能力を遺憾なく発揮していた京香だったが……。

     正義感を貫いた結果、警察を逐われたあげく同僚の夫から離婚を切り出されてしまうなど、人生詰んだ状態になった京香の第二の人生を描くサスペンスミステリー。シリーズ1作目。
              ◇
     思わず手が出た。とっさのことだった。あっと思ったときには右手が始動しており、しかも伸ばした腕の先は拳になっていた。

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    2026年01月05日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    主人公が副署長になるくらいだから仕事はそこそこできるんだけど、普通のおばはんの枠を出ないところが気に入った。女主人公をスーパーウーマンみたいにしちゃわない方がリアリティ度は高まる。スーパーウーマン出した時点で超フィクション設定になってしまうあるある。

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    2026年01月02日