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副署長という職が板についてきて、ついに県警最大の旭中央署に赴任した杏美。
上司の女性キャリア署長をサポートしながら、グリズリー花野の使い方も堂にいったものでますます面白くなってきた。
無事に行方不明事件を解決し、指名手配犯の逮捕にも後継したらいよいよ初のノンキャリア女性署長の誕生だと期待したのに、まさかこんな結末を迎えるとは。。。
星の数は献花代わりですが、間違いなく読み応えのある素晴らしいシリーズだったと思います。
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いくつかの流れの収束は、巧みである。もちろん、分かりやすすぎる流れの筋もありはするけど。
そんなことよりも、登場人物達のキャラクターが好ましい。中でも鉄人ではない副署長の、等身大の姿。
もっと長いシリーズになって欲しかった。
Posted by ブクログ
2024.05.06
一気読み2冊目。
エンディングには驚いた。
犯罪には失うものが多い人が念入りに準備して起こすものと、短絡的なものとに大別されるが、著者の作品には短絡的なそれはあまりでてこないなあと思った。
最後の結論を踏まえて考えると、組織で仕事をする以上は、主人公は決して「正しい」手法で仕事にあたっていないという評価を私はくだす。厳しいのでと自分でも思うけど。
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物語りとして読ませる。
ミステリ的には「偶然きっかけを見つけた」という部分があったりと、謎解き度は弱い。
複数の事件が並行し、肝心の誘拐事件がまだ未解決なのに残りのページ数が百ページをきり、どうなることかと思ったら、終盤は思いもしない展開。
一作目から主人公に絡む熊のような花野警部と、二作目から登場の新人刑事野上が印象深い。
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女副署長シリーズ完結編
おそらく三部作として計算されている
このような形での完結はミステリ・警
察小説を数千冊読んでいるけども記憶
にない(--〆)(忘れただけかも)
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県内最大の旭中央署は、六年前の夏祭りに発生した少女行方不明事案を抱えていた。副署長田添杏美の上司として、初のキャリア女性署長俵貴美佳が赴任してくる。が、まもなく杏美に本部の監察から声がかかった。秘密案件は署長についてだった……。同時進行する手配犯捜査、不可解な転落死。剛腕の捜査一課長花野司朗率いる精鋭「花野班」が加わり、事件は複雑かつ異様な展開を見せ始める。そして同じ夏祭りの宵、警備のために警察官が多数配置されるなか、杏美は一人、ある人物を追った――。
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「完結編」とあったので、好きなシリーズだし惜しいなと読んでいきましたが、まさかのかたちで幕を閉じました。
次は花野、野上シリーズが開幕するのですよね。待ち遠しいです。