女副署長(新潮文庫)

女副署長(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。直後に封鎖された署内に動揺が走る。犯人は庁舎内に隠れているのか。まさか本官なのか。副署長の田添杏美は、所轄署の名誉をかけて犯人を挙げると決意するが……。留置場の異様な出来事、剛腕刑事課長との厳しい対立、解けない謎。元女性白バイ隊員の著者が女性警視の捜査魂を描く傑作。(解説・吉野仁)

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1~3件目 / 3件
  • 女副署長(新潮文庫)
    737円 (税込)
    地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。直後に封鎖された署内に動揺が走る。犯人は庁舎内に隠れているのか。まさか本官なのか。副署長の田添杏美は、所轄署の名誉をかけて犯人を挙げると決意するが……。留置場の異様な出来事、剛腕刑事課長との厳しい対立、解けない謎。元女性白バイ隊員の著者が女性警視の捜査魂を描く傑作。(解説・吉野仁)
  • 女副署長 緊急配備(新潮文庫)
    737円 (税込)
    凶悪事件が長年起きていない佐紋署に、田添杏美副署長は異動した。だが赴任早々、山間部で殺人事件が発生した。おりしも隣接署で起きた事件で緊急配備の最中だった。ほぼ同時刻、港ではもう一つ事件が起きていた。被害者は、警官だった……。捜査に不慣れな署員もそれぞれの任務を果たしていくが再び事態は緊迫する! 危機の一瞬に警官の血が沸騰し、「それぞれの勲章」が熱く刻まれる傑作。(解説・西上心太)
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)
    693円 (税込)
    副署長田添杏美が勤める旭中央署は、未解決の少女行方不明事案を抱えていた。そこに新たに女性署長が赴任した。だが杏美に本部の監察から声がかかる。署長に関する極秘の案件だった。同時に手配犯の捜査が動きだし、不審な転落死が発生。剛腕の捜査一課長指揮のもと、事件は異様な展開にもつれこむ……。そして夏祭りの宵、杏美は単独である人物を追い走った。シリーズ完結にして最高傑作。(解説・千街晶之 )

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女副署長(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    傑作。

    新任間もない県警初の女性副署長にこれでもかとばかりに降りかかる難題の数々。

    息をもつかせない緊迫感に一気読みしてしまうが、女性幹部であるが故の人一倍の規律、矜持に一歩引いてしまう署員たちとの交流も清涼剤として味わい深い。

    特に花野刑事課長との関係は「検屍官」のケイ・スカーペッタとマリー

    0
    2021年09月15日

    Posted by ブクログ

    本作には、名探偵もヒーローも登場しない。
    描かれるのは、どこまでも「人間くさい」
    公務員としての警察官たち。

    中には、署長の妻と娘という「一般人」も出てくるが、
    警察署の「関係者」であることは間違いない。

    基本的にまじめで、正義感が強く、
    自分たちの仕事に誇りを持っている警察官たち。
    中には、小

    0
    2020年08月27日

    Posted by ブクログ

    元警察官というとてつもない説得力に基づいて書かれた警察小説。
    序盤の登場人物(=犯人候補)紹介パートが読んでいて疲れるが、ひとたび事件が起きて話が進み出すと主人公と刑事課長を軸にどんどん勢いが出て(そのせいで、せっかく冒頭に現場図と登場人物一覧があったのに頭からすっ飛んで読後に思い出した)、ほかの警

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    いろんな事件が次々起こってはらはらどきどきではあるのですが「警察内部の細かい描写が多すぎて」どの事件にどれが絡むのか、おまけに登場人物も多いので、めちゃくちゃ混乱しました。ミステリとしては腹落ちした作品ですけど、作者が元警察官というだけあって、本編と関係のない細部が多すぎたかな……

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    「戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー」を読んで、一番面白かった著者の作品を初拝読。前半部分が冗長な気もするが、本当の警察署組織を理解するには必要な箇所なんだと読後にわかった。流石警察組織に属していた著者らしい視点で面白い。プロット・人物造形ともによくできており、キャラ設定も魅力的。続編もあるような

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。直後に封鎖された署内に動揺が走る。犯人は庁舎内に隠れているのか。まさか本官なのか。副署長の田添杏美は、所轄署の名誉をかけて犯人を挙げると決意するが……。留置場の異様な出来事、剛腕刑事課長との厳しい対立、

    0
    2020年09月06日

    Posted by ブクログ

    松嶋智左『女副署長』新潮文庫。

    警察署を舞台にした密室殺人という面白いテーマ。途中、中弛みした感はあるが終盤から結末までの怒濤の展開は見事。

    台風の直撃により、警察署内に大勢の警官が当直にあたる中、警察署の敷地内で地域課警部補の刺殺死体が発見される。肝心の証拠が洗い流される程の激しい雨の中、警察

    0
    2020年05月04日

    Posted by ブクログ

    女副署長が、署内で起こった殺人事件に対して、刑事課課長と対立したりしながら、解決に導いているという筋なのだが、できる人という感じは特になく、ちょっとダラッとした感じかな。読みやすかったが。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    某県警における女性初の副署長が主人公の物語。
    台風が街を襲う中、あろうことか警察署内で警官が殺害され、更には留置所から留置人が脱走するという混乱ぶり。
    半ばまでの前振りが長くてダレ気味でしたが、後半は一気に動き出し、結末までの流れは良かったです。また杏美を容姿端麗で切れ味のあるスーパーウーマンという

    0
    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    元白バイ隊員だった著者がある所轄で発生した事件に立ち向かうストーリー。流石、現場にいた人だけあって描写は非常にリアル。それに対比してか発生する事件が中々に現実離れしていて頭が付いていかなかったのが難点だった。実はあるトリックを活用したミステリになっているのだが必要だったかは不明。他にも台風が接近した

    0
    2023年02月07日

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