あらすじ
風石マリエ(45)は、所轄の経験を経て警視に昇進した。そして人事で県警本部刑事部捜査一課管理官に異動となった。男性が九十%近くを占める警察で出世を望む彼女が最初に捜査の指揮を執ることになる事案が発生。小学生が校内で同級生に向かって拳銃を発射したのだ。不明な拳銃の入手経路、マスコミの過剰報道、上層部からの圧力、そして男性部下との軋轢。問題山積の中、マリエは事件を解決に導けるのか……? 男性社会で女性警官はどのように悩み苦しむのか!? 元女性警察官の著者だからこそ描ける警察小説誕生!
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Posted by ブクログ
とても興奮させられる一冊でしたね。
絡まった糸を根気よく、ほぐしていく感じで…
まさか、子供が実弾の拳銃とは…
これからの社会に一石を投じる内容だと思います
Posted by ブクログ
タイトルにある通り女性警視が管理官として初めての事件に挑むお話。イジメられていた小学生がイジメの首謀者を拳銃で撃つという事件から始まります。拳銃の出どころは?少年が入手した経緯は?という感じで捜査が始まります。
結構入り組んだお話で、読みごたえもあります。主人公が初の女性管理官という重責を担っていることや、他にも事件以外のいろいろな要素が絡み合っていて面白いです。
1つだけ言いたいですが、このお話はS県で起こりますが、冒頭で日本一の名峰とか言ってますし、県名をぼかす意味ありますか?
Posted by ブクログ
風石マリエは女性警視として県警本部捜査第一課の管理官に着任し事件の指揮をとるが、同期・先輩・部下が試す様に見つめるなか小学生発砲事件という注目をあびる難しい事件が発生した、田舎の町の事件捜査本部の責任は重く、小学6年生の男児が同級生に発砲した事件はメディアの好奇の目にも晒され捜査の難航は管理官の不手際と受け止められる
松嶋智左先生の作品で45歳の女性警察官で警視昇進後の初事件管理官・・・性別由来のアレコレが物語を彩るw
こういう犯人が警察を翻弄する手管は読んでいて爽快であるが(?)ネタバレですが自分にとって邪魔な存在を無関係の子供を使い殺害を企てる、それも昔からの女を使い洗脳⇨使嗾してできるものだろうか、そもそも昔の女も散々貢がされて、風俗経由でヤクザの女にまで落とされたのにかかわらず積極的に犯罪を手伝い、けん銃を手に入れ子供を洗脳する手伝いを・・・ムリのある犯行だな