松嶋智左のレビュー一覧

  • 流警 新生美術館ジャック

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    前作に続いてさらに面白かった 美術館の占拠事件との事で大事件すぎないかな?と思ったけど最後まで興味深く読め楽しめました 別の作品も読みたいです

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    2025年11月28日
  • 刑事ヤギノメ 奇妙な相棒

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    広い視野と観察眼、そして観察に基く推察、ある意味では事件捜査の基本に立ち返ったような作品。作者の描く女性キャラは比較的タフなイメージがありますが、本作の主人公は病み上がりで虚弱。体力担当は若い刑事に任せて、主人公は頭脳担当になってます。必要な情報は作中に描写されるので、読み手もちゃんと推理を楽しめる内容になってます。

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    2025年11月09日
  • 降格刑事

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    ネタバレ

    洞察力に優れるが、やる気はゼロ。無責任で、捜査中でも定時で帰りたがる。元警視の司馬礼二は不祥事で降格し、出世株から転落したダメ刑事。ある日、新米刑事の犬川椋と女子大生失踪案件を追うことに。当初は事件性も不明だったが、別の事件との繫がりが判明し状況は一変。彼女の秘密とは? 元白バイ隊員の著者が、刑事の心理と矜持を描く警察小説。

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    2025年11月06日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    ネタバレ

    副署長3部作完結編。完結するのだから次は署長かと思ったら真逆の結末で、このシリーズを有無をいわさず終わらせる展開。見覚えのある人とすれ違ったシーンは救出の予告かと思ったら、、、
    (本シリーズ以外は読んでないので分からないが)もしかしたら元白バイ隊員の作者が下手な嘘や古巣に迷惑になるような創作なく管理職を描くのにも限界があったのかもしれない。

    前2作に比べて序盤の登場人物紹介パートは短く、スピーディーな展開。キャリアを守る警察組織とキャリアに食い込む反社、誘拐事件を扱う警察の様子などが非常に興味深い警察小説でした。

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    2025年10月27日
  • 女副署長 緊急配備(新潮文庫)

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    女副署長シリーズは3作で完結するらしい、ということで前作の記憶のあるうちにまとめて読むことにした。署内トラブルのあった前作の責任から責任をとって田舎に飛ばされた2作目。
    今作も元警察官らしい、署長代行の姿や交番勤務の様子、そして緊急配備という刑事ドラマでよく見るイベントを裏方から見た様子、警備課の様子など、色々と見られて楽しい。
    また、前作を解決して評価を受けた花野さん(主人公が飛ばされたのと対照的)が出てくるのも嬉しい。
    ストーリーも、新たな登場人物紹介パートが退屈なのは前作譲り。もっとも、推理ものではないとはいえ、多少の犯人探し動機探しもあり、殺人と警官傷害の2事件を軸に進んでいくようになると、こちらのテンションもあがる。
    読んでいて楽しい警察小説でした。

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    2025年10月17日
  • 県警本部捜査一課R

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    ネタバレ

    松嶋智佐先生の書く女性主人公は、いつも性別の壁と衝突し難渋していく、どちらかと言うと読んでいて閉塞感に苛まれるのだが、今回のアラフォー警部は班長として癖のある課員を適材適所で使いまわし事件解決が早い・・・早くしないと「推しの宇都宮蒼」の出場する大会チケットが無駄になるからである、恋ではないが思いつめた心情からでる気づき・名推理が最高の検挙率を誇るというコミカルな設定が成功している作品

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    2025年10月16日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    元警察官というとてつもない説得力に基づいて書かれた警察小説。
    序盤の登場人物(=犯人候補)紹介パートが読んでいて疲れるが、ひとたび事件が起きて話が進み出すと主人公と刑事課長を軸にどんどん勢いが出て(そのせいで、せっかく冒頭に現場図と登場人物一覧があったのに頭からすっ飛んで読後に思い出した)、ほかの警察官も生き生きしてくるので読みやすい。楽しく読めた。
    序盤に出てきた留置場のアレコレについては、警察官が書いているので説得力がありつつ、本当にそんなことが起こり得るのだろうか。

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    2025年10月03日
  • 大阪府警 遠楓ハルカの捜査日報

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    いわゆる倒叙ミステリー。
    美人で優秀だが、気の強い大阪府警の遠楓ハルカの活躍するミステリー。

    最初に、完全犯罪を目論む容疑者の犯罪場面が描かれ、その後、刑事たちが一歩一歩、真実に迫る姿が描かれます。
    古畑任三郎や福家警部補のような流れでしょうか?
    最後のどんでん返しは、更に読者を欺くもので、さすがですね。

    今回は、
    ・道頓堀で別れて
    ・古い墓
    ・呉越同舟
    ・be happy
    の4篇。

    最後の『be happy』では、容疑者は、ハルカの先輩でベテランの婦人警官。果たして、ハルカは真実に迫れるのか?

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    2025年09月16日
  • 流警 水地川温泉事件ファイル

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    寂れかけてる温泉街で起きた連続放火事件。寂れれかけている故のフラストレーションと長く続いてるが故の絡まった人間関係。起こりえる事件だなと感じました。
    1巻、2巻に比べるとインパクトは小さかったようにも感じましたが、警視正は次はどこに流されていくんでしょうか。

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    2025年09月06日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    各短編とも充実した内容でした。個人的には鳴神氏と吉川英梨氏がフィットしました。他の作品も読んでみたいと思います!

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    2025年05月28日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説のアンソロジー。
    新たな作家さん発掘も兼ねて。

    ①佐々木譲さん『弁解すれば』
    初めましての作家さん。
    これはシリーズ作品の1つ。
    他者の心に協調し過ぎてしまう警察官の話。
    続きが気になるので今後読む予定

    ②乃南アサさん『青い背広で』
    こちらも初めましての作家さん。
    人気シリーズ主人公の若かりし頃の話のよう。
    シリーズのファンで無いとあまりピンと来ないかも。

    ③松嶋智左さん『刑事ヤギノメ』
    こちらも初めましての作家さん。
    面白かった。けど、短編ではもったいないかも。長編で読みたい。
    今のところシリーズは無さそう。

    ④大山誠一郎さん『三十年目の自首』
    こちらも初めましての作家さん。
    『赤い博物館』というシリーズの1つの話のよう。2時間ドラマみたいなシリーズ名。主人公の飛ばされた原因の事件の詳細が知りたいので、他作品も読みたい

    ⑤長岡弘樹さん『噛み付いた沼』
    カミツキガメを愛してしまった(?)警察官の話(ではない)
    人気シリーズのスピンオフのよう。
    シリーズは未読だが、この作品が面白かったので、シリーズを読みたい

    ⑥櫛木理宇さん『ルームシェア警視の事件簿』
    推し作家、櫛木理宇さんの作品。
    櫛木さんにしては珍しくライトでポップな話。お料理上手の櫛木さんらしく、ご馳走描写も多くてほのぼの系。
    とはいえ、事件のディテールは櫛木理宇さん作品らしいもの。
    シリーズ化して欲しいですね。

    ⑦今野敏さん『ケースオフィサー』
    個人的に、外事とか公安とか、あまり好みのタイプの話ではないんだけれど、さすが今野敏さん、すらすら読めた。
    とはいえ、事件とも言えず長編で言えば触りくらいの話で終わってしまったのでもったいない。

    全体的に面白くて、読んだことのない作家さんの雰囲気も掴めて、とても良かった

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    2025年05月27日
  • 県警本部捜査一課R

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    主人公は県警本部の捜査一課の捜査班班長で、フィギュアスケーターの推し活をしているという設定です。推し活ではありますがそこは警察小説なので、捜査より推しを優先ということはありません。捜査班のメンバが曲者ぞろいで、ちょっとコミカルな感じ。ドラマ向きかもしれません。
    タイトルの「R」の意味がちょっとわからない。

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    2025年05月09日
  • 大阪府警 遠楓ハルカの捜査日報

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    美人で頭脳明晰な刑事だけど性格は大阪のおばちゃん?大阪が舞台の倒叙ミステリ #遠楓ハルカの捜査日報

    ■あらすじ
    大阪府警の刑事である遠楓ハルカ、捜査一課の班長であり階級は警部。小柄だが美人で頭脳明晰、部下への指導力も求心力もある優れた刑事である。しかし彼女は見た目からは想像できない図太さがあった、その姿はまさに大阪のおばちゃん。そんな遠楓ハルカが大阪で起きた様々な殺人事件の謎に挑んでゆく。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろいすね、安心して読める倒叙ミステリー、全四作で構成される連作短編集です。

    ・倒叙ミステリーとは
    最初に犯人と事件の過程やトリックが明かされ、探偵や警察がどうやって真相にたどり着くのかを楽しむ形式のミステリーです。探偵役がいかに犯行を見抜き、犯人を追い詰めていくか。そして犯人との心理戦が読みどころ。

    ・倒叙ミステリーの代表作
    刑事コロンボ、古畑任三郎あたりが有名ですかね。福家警部補、城塚翡翠invert、碓氷優佳シリーズなんかも倒叙ものです、最近は女性が探偵役の作品が多いかしら。もちろんどの作品も面白いので、時間がある方はぜひ。

    さて、まず本作で推したいのは登場人物ですね。捜査一課のバリバリの刑事たちが活躍して事件を解決していきます。

    主人公のハルカを筆頭に、若手でいじられキャラの佐藤、教育係の鶴見、ベテラン刑事の久喜と玄といった魅力的かつ重厚な面々たち。ハルカの頭脳を信じてキビキビ動く彼らがカッコイイんだよなー、チームワークも素晴らしいんです。

    また本作は大阪が舞台なんですが、情景描写がお上手なんすよ。JRがよく遅れるとか、官公庁街は六時を過ぎると寂しくって不思議とか、街で生活しないとわからない空気感を良く描いているんすよね。大阪都心や堺市の古墳群など旅情風味な書きっぷりも嬉しい、景色が目に浮かんでくるんすよね。

    そして重要な謎解きミステリーとしても、ちゃんと面白いです。犯行のほころびや嘘を見抜いていくハルカが切れ味鋭く、膝を打つことも多かったな~

    一番好きなのは第三話『呉越同舟』ですね。大学生の仲間たちが五人がキャンプに行くのですが、ちょっとした口論から物理的な行動に発展、ひとりが亡くなってしまう。彼らは事故に見せかける隠蔽工作をするのだが… といったお話。

    倒叙ミステリーとしての謎の出し具合が絶妙で、ハルカが嘘を見抜いていく過程や尋問シーン、犯人の行動原理などの情報がバランスよく構成されている。謎解きも深く読み応えがありました。

    久しぶりに倒叙ミステリー楽しませていただきました、面白かった!

    ■ぜっさん推しポイント
    第四話『be happy』犯人役の女性。彼女の仕事に対する姿勢、そして犯行の動機にめっちゃ共感できるんすよねー。

    ずっと道を歩いてきた人だからこそ持てる価値観、胸を張って言えるセリフ。プライドって奴ですよ。長年、ひとつのことに真剣に向き合ってきた人だからこそ持てるんです。

    だからと言って犯罪を犯しちゃいけないけどね。でも本気で取り組めてきたってのは、その人にとっては幸せなんだとは思いましたね。

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    2025年03月07日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    月村了衛、深町秋生、鳴神響一、吉村英梨、葉真中顕、伊兼源太郎、松嶋智左『警官の標 警察小説アンソロジー』朝日文庫。

    7人の作家による7編全てが書籍初収録となる贅沢な警察小説アンソロジー。

    自分は、7人の作家全て最低1作は読んでいる。月村了衛と深町秋生、葉真中顕は文庫化作品は全て読破している。吉村英梨と松嶋智左も文庫化作品はほぼ読んでいるが、最近は取捨選択しながらという感じだ。鳴神響一と伊兼源太郎は文庫化作品を1作読んで肌に合わないと感じてからは読んでいない。

    月村了衛の『ありふれた災厄』と深町秋生の『破談屋』が取り分け面白かった。


    月村了衛『ありふれた災厄』。★★★★★

    本短編の冒頭を読んで驚いた。ついにシネコンの映画もネット予約の時代となったのか。この短編に登場する警察も酷いと思ったのだが、落選した元国会議員で元国家公安委員長の梶田義昭も余程酷い。政治家や元政治家と警察ほど横柄な人間は居ない。コミカルでアイロニーの効いた面白い短編だった。

    ネット予約した映画の上映時間に遅れそうになった元国家公安委員長の梶田義昭は、若い警官に職務質問を受ける。


    深町秋生『破談屋』。★★★★★

    主人公の山形訛りが良い味を出している。警察官が結婚する際の身辺調査は徹底していると耳にする。ゴリゴリの警察小説ではないが、ミスリードを誘う捻りも効いた面白いプロットになっている。

    『破談屋』と呼ばれる警務部巡査部長の葛尾静佳は、結婚前のエリート警部補の身辺調査を命じられる。静佳が部下と共に結婚相手となる看護師のアパートを張り込むとあり得ない人物が現れる。


    鳴神響一『鬼火』。★★★

    冒頭に描かれたスロバキアで起きた日本人のトラブルと日本で起きた事件とがつながる瞬間には、なるほどと思った。しかし、タイトルの『鬼火』は取って付けたような感があり、事件の真相も余りに短絡的なようにも思う。

    階段の踊り場で見つかった男性の遺体を巡り、互いを犯人だと告発し合う2人の男性が現れる。


    吉川英梨『罪は光に手を伸ばす』。★★★★

    警察学校シリーズを手掛ける吉川英梨による警察学校物の短編。警察学校の実務修習生の宮武エミが実習先で名推理を展開するところが面白い。恐らく続きがあるのだろうと匂わせる辺りも巧い。

    警察学校の実務修習中の宮武エミは、実習先の八王子署でソロキャンプを楽しむ女性を狙った殺人事件の捜査に関わることになる。


    葉真中顕『不適切な行い』。★★★★

    葉真中顕らしい、物事の二面性を巧く描いた短編。そういう結末になるのかと驚いた。

    無惨な遺体となって見付かった女性は警察に被害届を提出していたことが明らかになる。刑事課係長の佐原は、部下の無責任な判断が殺人事件を引き起こしたと推測する。


    伊兼源太郎『いつかの山下公園』。★★★

    警察小説にも色々あるが、同僚との出世争いにフォーカスした短編は珍しい。

    刑事課の三枝は、同僚でライバルの谷澤が若い女とホテルで密会しているところを目撃する。


    松嶋智左『同期の紅葉』。★★★

    警察署内部で起きた窃盗事件の顛末を描いた短編。純粋な警察小説ではない。

    同期の有子と唯美が所属する白堂警察署の金庫から、特殊詐欺事件で押収された一千万円でが盗まれる。

    本体価格900円
    ★★★★

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    2025年02月16日
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書

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    主人公凪子は元警察官の探偵ですが、決して凄腕ではなくごく普通の浮気調査などをする調査員です。人間的にもちょっとダメな感じですが、それでもある種の怒りを原動力につたないながらも調査を進めていく。とても人間臭く、それゆえ惹かれる主人公です。こういう探偵小説もありだなと思います。

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    2025年01月27日
  • 大阪府警 遠楓ハルカの捜査日報

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    美人で切れ者だけど、中身は大阪のおばちゃん。そんな主人公で倒叙ミステリをやろうとしている作品です。倒叙なので犯人の犯行シーンが冒頭で描かれて、その後主人公たちが捜査に乗り出す。
    本書は4つの短編で構成されていますが、尺が短いこともあり主人公があっという間に犯人に目を付けて追い込みを始める。あっという間過ぎてちょっと物足りない感じはあります。キャラはいいので、次は長編でじっくり読みたい気もします。

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    2025年01月15日
  • 巡査たちに敬礼を(新潮文庫)

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    郊外の所轄署に勤務する世代もキャリアもバラバラな彼らの前に大きく立ちはだかる仕事と人生の壁。そして組織的に隠蔽され続けた事件の謎。リアルな息遣いと人間味に溢れた連作警察小説。
    松嶋智左作品初読み。警察官も当然なことながら人間である。ふとした気の緩みや魔が差すことも勿論ある。自分自身を投影しながら本作を読むと、人生は常に分かれ道を選択しながら生きていることを痛感する。

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    2025年01月04日
  • 出署拒否 巡査部長・野路明良

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    松嶋さんが描く作品は 、どれも派手さはないものの地に足がついた感じで好ましい。
    このシリーズも3作目ですが、刑事でもないのにいつの間にか事件捜査に足を突っ込み、刑事課から疎まれながらも少しずつ真相に迫る様子は、出来過ぎの感があるものの面白い。小町、ゆず葉姉妹との今後の関係も楽しみです。

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    2024年12月16日
  • 流警 新生美術館ジャック

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    流警の2冊目。1冊目の時点でシリーズ化を意識してこのタイトルを付けたのかわかりませんが、主人公である榎木はキャリア警視なので、各地を所轄を転々とすることになります。
    というわけで1冊目とは違う警察署です。本作では警備部長として赴任しています。タイトル通り新しくできて美術館が占拠され、偶然が重なって榎木と副知事が館内に取り残されるという緊迫した展開になります。そこに著名な陶芸家の盗作疑惑、県政の闇などが絡んでいく展開です。
    1つ目とは全くちがった展開で、シリーズのこの先がなんだか楽しみになります。次はどこにどんな立場で流転するんでしょうか。

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    2024年10月03日
  • 流警 傘見警部交番事件ファイル

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    田舎の警部交番にキャリアの警視が赴任してくるところから始まるお話。
    警部交番というのは本書で初めて知りました。本書ではもともと所轄だったところが、地域の人口減少などで格下げされて交番となっています(建物は警察署のまま)。
    資産家の女性が殺害される事件が軸となります。遺産相続、警察官が絡む浮気、技能実習生と地元の軋轢など、ちょっと要素が多すぎて混線してる感じがしました。ちょっと毛色の変わった警察小説になってます。

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    2024年10月03日