松嶋智左のレビュー一覧
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佐々木譲、乃南アサ、松嶋智佐、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。
警察小説を手掛ける人気作家による警察小説アンソロジー。7作を収録。面白い短編もあれば、ハズレの短編もあり、人気作家と言えどなかなか高いレベルの作品を上梓し続けるのは難しいのだなと思った。
佐々木譲『弁解すれば』。北海道警察本部の小規模警察署の刑事部門に復帰した仙道孝司が主人公。物語はまだ続くようで、タイトルの意味が解かるところまでも描かれず、唐突に終わってしまう。てっきり読切り短編かと思ったのだが、連載作からの1話だったようだ。
乃南アサ『青い背広で』。背広とは随分と -
Posted by ブクログ
バツイチ・子持ちの交通課係長、事故係に異動したばかりの若手巡査、昇任試験を控えた女性警官、警察学校在学中の青年、定年退職目前の署長——郊外の所轄・御津雲(みつくも)署に勤める、世代もキャリアもバラバラな彼らの前に立ちはだかる仕事と人生の壁。さらに、50年にわたり隠蔽された警察署の過去も明らかになってきて……。組織の悪しき枷(かせ)を打破した先に、進むべき道が見えてくる。6編からなる、リアルな人間味に溢れた連作警察小説。
著者の本は初めて読む。別の作品を前に読んだような気がしたが、調べてみたら違う作家だった。
それはともかく、なかなかの書き手だと思う。ツイストを含む連作短編集。「南天」と「穴」