松嶋智左のレビュー一覧
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ネタバレ表題作は、警察小説アンソロジーに掲載されていた作品。
すごく面白かったので、こうして本として出版されるのを待ってた!
嬉しい作品です。
しかも、短編集の他作品は全て書き下ろしという、胸アツ過ぎる一冊!
所轄の刑事だった弓木巡査部長は、警部補昇任試験の日に急性膵炎で救急搬送され、入院。半年後にようやく復帰したことから物語がスタートする。
相棒は新人刑事の隼太。
一話目ではあまり隼太に強く当たっていなかったし、病弱で走ったら息切れするし、すぐ休憩を取りたがるし、そもそも刑事の仕事がそんなに好きなわけでは無いという弓木さんって、おっとりキャラなのかと思っていた。
でも、実は人より見えすぎてしまう -
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S県警捜査1課の刑事から県内有数の法律事務所の調査員に転職した三星京香。当初は事務所内で浮いた存在だったが、警察官時代のスキルと人脈で真価を発揮したことで、所員たちからも認められつつあった。
そんなある日、事務所の代表と副代表を巻き込む事件が発生。副代表は調査に乗り出したが、代表はなぜか沈黙を守り続けていた。
緊張を孕む事務所内。別件を調査していた京香は……。シリーズ2作目。
◇
午後11時20分。葛貴久也は空腹を我慢して帰宅しようと車を走らせていた。
ようやく高架橋にさしかかり、貴久也は運転するBMW−530eのアクセルを踏み込む。ここを越えれば自宅は目の -
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本作には、名探偵もヒーローも登場しない。
描かれるのは、どこまでも「人間くさい」
公務員としての警察官たち。
中には、署長の妻と娘という「一般人」も出てくるが、
警察署の「関係者」であることは間違いない。
基本的にまじめで、正義感が強く、
自分たちの仕事に誇りを持っている警察官たち。
中には、小ずるい奴とか、反抗的な奴とかもいるが、
それも含めてリアルな「人間としての」警官の群像劇。
タイトルになっている女副署長も、一応主人公だが、
いわゆる「ヒーロー像」とはほど遠い姿に描かれている。
むしろ「普通のオバサン」のような(^ ^
奉職して三十数年のキャリアを誇ってはいるが、
管理畑が多く -
Posted by ブクログ
大好きな警察小説アンソロジー。
一話目は米澤穂信さん。
可燃物の葛警部が登場。同期の手柄話を聞いているはずが…。という話。
二話目は方丈貴恵さん。
シリーズ作品のような設定だけど、そうではないらしい。
怪異好きなせいで出世を逃がしたキャリアが意外と名探偵。
今後シリーズ化しそう。
三話目は荒木あかねさん。
新作待ってた!
警察署内での拳銃自殺事案が発生。ところが拳銃が行方不明になった。それを探す話。
荒木さんらしい作品だった。
四話目は松嶋智左さん。
予期せず『ヤギノメ』の続編で嬉しい。
ストーリーは『相棒』のドラマにありそうな感じで面白かったけど、意外と弓木さんの活躍は薄かったかな。 -
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この一冊にこの作者のこの作品。
どの作品も重厚でした。
贅沢な一冊です。
作家さんてすごいなぁ、と特に感じたのは
一話あたりのページ数です。
この短いページ数でこの内容を紡ぐことができて
さらには登場人物たちのキャラクターをたたせる。
どのお話も人物たちのキャラクターが現実にいるような
リアルさがある。
物語の構成もしっかりしていて、この頁数で
よく物語のまとめができるな。
と、そういう観点からもおすすめします。
一話がしっかりしているので、一話読み終わると
本を一冊読み切った感じがして、
次の話にすすんだとき前の話を思い出すのが
難しかったくらいです。
それぞれの作家さんの別の未読本に