松嶋智左のレビュー一覧

  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    県内最大の旭中央署は、六年前の夏祭りに発生した少女行方不明事案を抱えていた。副署長田添杏美の上司として、初のキャリア女性署長俵貴美佳が赴任してくる。が、まもなく杏美に本部の監察から声がかかった。秘密案件は署長についてだった……。同時進行する手配犯捜査、不可解な転落死。剛腕の捜査一課長花野司朗率いる精鋭「花野班」が加わり、事件は複雑かつ異様な展開を見せ始める。そして同じ夏祭りの宵、警備のために警察官が多数配置されるなか、杏美は一人、ある人物を追った――。

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    2023年01月26日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    流れとして次作は「女署長」かと思っただけに衝撃の結末。

    あまり一人の主人公にこだわらない作者の潔さか。

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    2022年12月01日
  • 女副署長 緊急配備(新潮文庫)

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    シリーズ第2作。

    前作の事件の責任を取って場末の署に異動となった主人公が、署長不在の中で副署長件署長代行となり、署員負傷事件と同時に管内十数年ぶりに発生した殺人事件に、出張ってきた県警本部とともに挑む。

    田舎ならではの閉塞感と濃厚な人間関係は事件の背景ともなり、解決の糸口ともなる。

    所轄署員の地道な捜査や着眼が捜査を進展させる様子が読者を高揚させる。

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    2022年11月25日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「完結編」とあったので、好きなシリーズだし惜しいなと読んでいきましたが、まさかのかたちで幕を閉じました。

    次は花野、野上シリーズが開幕するのですよね。待ち遠しいです。

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    2022年11月23日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    松嶋智左『女副署長 祭礼』新潮文庫。

    シリーズ第3弾にしてシリーズ完結編の文庫書き下ろし作品。

    随分と思い切った完結編を用意したものだ。男性作家でも、ここまでの結末はなかなか書けるものではない。惜しむらくは、その後が少し冗長になり、せっかくの余韻が霞んでしまったことだ。

    副署長田添杏美が勤める旭中央署は、6年前に起きた少女行方不明事件と犯人を取り逃がした強盗事件の2つの未解決事件を抱えていた。そこに新たな女性署長が赴任して来た。

    ある日、監察から杏美に声が掛かり、キャリアの女性署長が抱える問題を排除するよう極秘の命令が下される。

    そんな中、未解決の強盗事件に動きがあり、署内は騒然とな

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    2022年10月27日
  • 黒バイ捜査隊 巡査部長・野路明良

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    松嶋智左『黒バイ捜査隊 巡査部長・野路明良』祥伝社文庫。

    シリーズ第2弾。書き下ろし。前作はライトな雰囲気の中、色々と詰め込み過ぎて空回りした感じだったが、本作はどうか。

    前作とは比べ物にならない、なかなか読ませる硬質の警察小説だった。

    巡査部長に昇進した野路明良は運転免許センターに異動する。異動して間もない野路は新設された黒バイ捜査隊の訓練も担っていたが、その黒バイ捜査隊が追跡した不審車両が事故を起こし、運転手は死亡、車内からICチップが書き換えられた精巧な偽造免許証が発見される。

    その直後、運転免許センターの鳴瀬係長が庁舎から飛び降り重体になる。免許証偽造に鳴瀬係長が関係しているの

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    2022年09月28日
  • 三星京香、警察辞めました

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    主人公が警察をやめたというのがタイトルなので、警察の捜査と民間の捜査の差みたいなものをもうちょっと見せてくれるとよかったかな。
    物語は面白かったです。不謹慎だけど主人公の幼馴染の弁護士が殺害されて以降がぜん面白くなります。

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    2022年06月18日
  • 開署準備室 巡査長・野路明良

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    ネタバレ

     解説では好意的にとらえられていたが、後半の白バイの描写のところは、これはもうアニメの世界のように感じた。
      

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    2022年04月11日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。直後に封鎖された署内に動揺が走る。犯人は庁舎内に隠れているのか。まさか本官なのか。副署長の田添杏美は、所轄署の名誉をかけて犯人を挙げると決意するが……。留置場の異様な出来事、剛腕刑事課長との厳しい対立、解けない謎。

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    2020年09月06日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    松嶋智左『女副署長』新潮文庫。

    警察署を舞台にした密室殺人という面白いテーマ。途中、中弛みした感はあるが終盤から結末までの怒濤の展開は見事。

    台風の直撃により、警察署内に大勢の警官が当直にあたる中、警察署の敷地内で地域課警部補の刺殺死体が発見される。肝心の証拠が洗い流される程の激しい雨の中、警察署は封鎖され、署内の全警察官を対象にした前代未聞の捜査が始まる。

    主人公の女副署長・田添杏美は余り活躍しないなと思っていたら、終盤になり、彼女あってこその怒濤のストーリーが展開する。著者が元女性白バイ隊というだけに、警察組織の詳細や実際にあったのかと思うような不祥事や組織の腐敗までもが描かれる。

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    2020年05月04日
  • 貌のない貌 梓凪子の捜査報告書

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    新人刑事 梓凪子の活躍?に焦点を当てた物語だが、中国人夫妻の失踪事件と連続殺人事件が次第に絡み合ってくる過程が楽しめた.シェアハウス ブルーエコーに住む志知かず美ら4人と元住人の三沓、オーナーの葛木澤子と三雲譲.彼らのチームワークが事件の鍵を握っていた.中国人夫妻が石川、福井、佐賀に立ち寄ったことから原発に関連する行動かと思われたが、意外な方向に話が進む.例の4人の共同作業で捜査を目を欺く構想を、最終的に解き明かす刑事たちの動きが心地良かった.

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    2019年09月20日
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書

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    梓凪子が母親役を務めてくれシングルマザーとなった未央子の息子 輝也の死亡原因を調査する物語だが、元警察官だった凪子の縦横無尽の活躍が楽しめた.探偵会社の調査員である凪子が輝也の中学校に乗り込んで事情を聞くが、芳しい結果は得られない.ようやく輝也の親友だった澤下拓人から話を聞き、調査が軌道に乗る.様々な情報を得た凪子は未央子と大埜豊久の関係を突き止める.豊久は婿養子で弟 樫木久志がいるが、健康を害して余命が少ない.拓人の兄 翔平らが絡む薬物問題、さらには相続問題が背景にあり、意外な人物が輝也の死に関わっていることが判明する.凪子がその人物を追い詰める場面が秀逸だ.面白かった.

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    2019年08月11日
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書

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    ネタバレ

    警察辞めてる…とまず当惑する。「貌の〜」を先に読んだせいかな。私はこちらが圧倒的に面白かった。姉とのゴタゴタは読んでいて辛い部分もあったけど、これは姉が悪い気がする…。自殺か、他殺か、事故か、イジメか、はたまた薬物か…と思わせておいて真実も犯人もとても意外。そこに落ち着けたのか、と唸ってしまった。最後はかなり切ない。ただ、「彼女ならやるだろうな」と思えるくらい、姉も色んな意味で怖い人だった。ハードボイルドな描写も読み応えあって良かったです。

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    2019年03月24日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    SL 2026.8.30-2026.9.1
    5人の作家による警察ミステリのアンソロジー。
    米澤穂信「お見通し」は、葛警部のシリーズ。とても短いけどよくできてる。
    荒木あかね「プライドの隙間」もよかった。
    芦沢央「コールバック」真相が分かってもやるせなさしか残らない。なんとも辛い。

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    2026年09月01日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    ミステリー小説が好きだが、犯人を追う警察視点の話しは読んだことがなかった。書店で警察小説アンソロジーの副題を見つけてすぐに購入。誰か犯人なのかを推理しながら読み進めるのが楽しかった。

    方丈貴恵さんのオカルト大好き刑事のキャラクターは好きだけど、15年前の事件現場に戻れる怪異を簡単に信じてしまう殺人犯はさすがにいないだろうと思ってしまった。

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    2026年08月27日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    それぞれの話は面白いけど、
    結構殺人が多いから、一気読みはしんどい。
    それぞれの刑事のキャラを掴むのも
    気力がいるかも

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    2026年08月25日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    それぞれ面白さが違って、個人的には米澤穂信さんと荒木あかねさんの話が好みだった。他にも警察小説アンソロジーがあるので、知らない作家さんの話を読んでみたい。荒木さんは初めてなので彼女の小説を探します。

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    2026年08月18日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察ミステリーといっても、切り口を変えるだけで全然違う物語になる。
    行きつけの店で事件を推理する二人の刑事、オカルト好きの警視、巡査長の拳銃自殺、帰署中のトラブル、元警官の探偵…などストーリーは多岐にわたる。
    どれも面白いけど『プライドの隙間』のテーマと真相がわりと好きだった。

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    2026年08月17日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    アンソロジー作品『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』を読みました。
    警察小説ばかりを収録したアンソロジー作品です。

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    今を時めく警察小説の書き手が紡ぐ、傑作短篇集第2弾!

    入れ墨の男とのトラブルが呼ぶ悲劇、若き警官が追う連続窃盗犯、動機のつかめない放火魔、30年前に解決したはずの事件に自首してきた男、突然駐在所勤務を希望した警官の真意、若き警視が挑む滅多刺し死体遺棄事件、スパイ容疑のかかったロシア人武官の追跡。人気作家7名が、それぞれに趣向を凝らした珠玉の警察ミステリー。
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    2024年(令和6年

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    2026年08月08日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    荒木あかね「プライドの隙間」と芦沢央「コールバック」がよかった。前者は警察組織の悪しきマチズモをうまくミステリの背景として活かしている。
    後者は退官した元刑事を主人公としたシリーズものだけれど、このシリーズの持ち味であるありふれた人間のもつ悪辣さ卑劣さという形で凡庸な悪を描いてみせるのが巧み。

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    2026年08月07日