松嶋智左のレビュー一覧

  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    流れとして次作は「女署長」かと思っただけに衝撃の結末。

    あまり一人の主人公にこだわらない作者の潔さか。

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    2022年12月01日
  • 女副署長 緊急配備(新潮文庫)

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    シリーズ第2作。

    前作の事件の責任を取って場末の署に異動となった主人公が、署長不在の中で副署長件署長代行となり、署員負傷事件と同時に管内十数年ぶりに発生した殺人事件に、出張ってきた県警本部とともに挑む。

    田舎ならではの閉塞感と濃厚な人間関係は事件の背景ともなり、解決の糸口ともなる。

    所轄署員の地道な捜査や着眼が捜査を進展させる様子が読者を高揚させる。

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    2022年11月25日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「完結編」とあったので、好きなシリーズだし惜しいなと読んでいきましたが、まさかのかたちで幕を閉じました。

    次は花野、野上シリーズが開幕するのですよね。待ち遠しいです。

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    2022年11月23日
  • 女副署長 祭礼(新潮文庫)

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    松嶋智左『女副署長 祭礼』新潮文庫。

    シリーズ第3弾にしてシリーズ完結編の文庫書き下ろし作品。

    随分と思い切った完結編を用意したものだ。男性作家でも、ここまでの結末はなかなか書けるものではない。惜しむらくは、その後が少し冗長になり、せっかくの余韻が霞んでしまったことだ。

    副署長田添杏美が勤める旭中央署は、6年前に起きた少女行方不明事件と犯人を取り逃がした強盗事件の2つの未解決事件を抱えていた。そこに新たな女性署長が赴任して来た。

    ある日、監察から杏美に声が掛かり、キャリアの女性署長が抱える問題を排除するよう極秘の命令が下される。

    そんな中、未解決の強盗事件に動きがあり、署内は騒然とな

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    2022年10月27日
  • 黒バイ捜査隊 巡査部長・野路明良

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    松嶋智左『黒バイ捜査隊 巡査部長・野路明良』祥伝社文庫。

    シリーズ第2弾。書き下ろし。前作はライトな雰囲気の中、色々と詰め込み過ぎて空回りした感じだったが、本作はどうか。

    前作とは比べ物にならない、なかなか読ませる硬質の警察小説だった。

    巡査部長に昇進した野路明良は運転免許センターに異動する。異動して間もない野路は新設された黒バイ捜査隊の訓練も担っていたが、その黒バイ捜査隊が追跡した不審車両が事故を起こし、運転手は死亡、車内からICチップが書き換えられた精巧な偽造免許証が発見される。

    その直後、運転免許センターの鳴瀬係長が庁舎から飛び降り重体になる。免許証偽造に鳴瀬係長が関係しているの

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    2022年09月28日
  • 三星京香、警察辞めました

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    主人公が警察をやめたというのがタイトルなので、警察の捜査と民間の捜査の差みたいなものをもうちょっと見せてくれるとよかったかな。
    物語は面白かったです。不謹慎だけど主人公の幼馴染の弁護士が殺害されて以降がぜん面白くなります。

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    2022年06月18日
  • 開署準備室 巡査長・野路明良

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    ネタバレ

     解説では好意的にとらえられていたが、後半の白バイの描写のところは、これはもうアニメの世界のように感じた。
      

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    2022年04月11日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。直後に封鎖された署内に動揺が走る。犯人は庁舎内に隠れているのか。まさか本官なのか。副署長の田添杏美は、所轄署の名誉をかけて犯人を挙げると決意するが……。留置場の異様な出来事、剛腕刑事課長との厳しい対立、解けない謎。

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    2020年09月06日
  • 女副署長(新潮文庫)

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    松嶋智左『女副署長』新潮文庫。

    警察署を舞台にした密室殺人という面白いテーマ。途中、中弛みした感はあるが終盤から結末までの怒濤の展開は見事。

    台風の直撃により、警察署内に大勢の警官が当直にあたる中、警察署の敷地内で地域課警部補の刺殺死体が発見される。肝心の証拠が洗い流される程の激しい雨の中、警察署は封鎖され、署内の全警察官を対象にした前代未聞の捜査が始まる。

    主人公の女副署長・田添杏美は余り活躍しないなと思っていたら、終盤になり、彼女あってこその怒濤のストーリーが展開する。著者が元女性白バイ隊というだけに、警察組織の詳細や実際にあったのかと思うような不祥事や組織の腐敗までもが描かれる。

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    2020年05月04日
  • 貌のない貌 梓凪子の捜査報告書

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    新人刑事 梓凪子の活躍?に焦点を当てた物語だが、中国人夫妻の失踪事件と連続殺人事件が次第に絡み合ってくる過程が楽しめた.シェアハウス ブルーエコーに住む志知かず美ら4人と元住人の三沓、オーナーの葛木澤子と三雲譲.彼らのチームワークが事件の鍵を握っていた.中国人夫妻が石川、福井、佐賀に立ち寄ったことから原発に関連する行動かと思われたが、意外な方向に話が進む.例の4人の共同作業で捜査を目を欺く構想を、最終的に解き明かす刑事たちの動きが心地良かった.

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    2019年09月20日
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書

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    梓凪子が母親役を務めてくれシングルマザーとなった未央子の息子 輝也の死亡原因を調査する物語だが、元警察官だった凪子の縦横無尽の活躍が楽しめた.探偵会社の調査員である凪子が輝也の中学校に乗り込んで事情を聞くが、芳しい結果は得られない.ようやく輝也の親友だった澤下拓人から話を聞き、調査が軌道に乗る.様々な情報を得た凪子は未央子と大埜豊久の関係を突き止める.豊久は婿養子で弟 樫木久志がいるが、健康を害して余命が少ない.拓人の兄 翔平らが絡む薬物問題、さらには相続問題が背景にあり、意外な人物が輝也の死に関わっていることが判明する.凪子がその人物を追い詰める場面が秀逸だ.面白かった.

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    2019年08月11日
  • 虚の聖域 梓凪子の調査報告書

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    ネタバレ

    警察辞めてる…とまず当惑する。「貌の〜」を先に読んだせいかな。私はこちらが圧倒的に面白かった。姉とのゴタゴタは読んでいて辛い部分もあったけど、これは姉が悪い気がする…。自殺か、他殺か、事故か、イジメか、はたまた薬物か…と思わせておいて真実も犯人もとても意外。そこに落ち着けたのか、と唸ってしまった。最後はかなり切ない。ただ、「彼女ならやるだろうな」と思えるくらい、姉も色んな意味で怖い人だった。ハードボイルドな描写も読み応えあって良かったです。

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    2019年03月24日
  • 開署準備室 巡査長・野路明良

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    ネタバレ

    ナイーブな県警白バイ隊元エース、後輩車で帰宅の途中で悩みを告げられ慰めた・・・その言葉が相手の不安定心理故に侮蔑と受け止められたのかアクセルが過剰に踏み込まれ事故となり後輩は死亡、主人公も白バイ隊員にとり致命的な怪我を負う、周囲は蔭口をたたき本人の意に反する市町合併に伴う警察署開署準備に飛ばされた、舞台となる姫野署開署を存分に使いまわした物語導入は流石(現実に実行されうるかどうか(実現性)はミステリーを読む時の作法なのでCry)
    生きがいだった白バイ隊にも現場にも復帰出来ない主人公の心理状態だけではなく、作中の登場人物の心の動きを丹念に描く作女性家さん、個性豊かな婦人警官が多く登場する事と、1

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    2026年07月19日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    5人の作家さんが描いた警察ミステリー5話。
    ひと口に「警察ミステリー」といっても、三者三様。
    作家さんによって全く異なる切り口になっていて面白い。
    方丈貴恵さん「メゾン・イニシェの怪」
    芦沢央さん「コールバック」
    の2作品が特にお気に入り。

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    2026年07月17日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説は大好物だから、こうゆうアンソロジーはありがたい。色んなテイストの作品が楽しめて満足。
    米澤さん、芦沢さんは、らしさが詰まった安定に良い作品だったし他は初めてだったけど読みやすく面白かった。短篇ものの物足りなさも感じず、深すぎず浅すぎず…どの作品もいい塩梅で良かった。

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    2026年07月16日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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     5人の作家の警察小説アンソロジー。現役警察官だけではなく退職して探偵になっている主人公がいたりと米澤穂信目当てで購入し初読み作家さんもいたけれどそれぞれが違って楽しめた。個人的には「コールバック」が一番印象に残ったかも。

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    2026年07月09日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    米澤穂信作品、葛刑事が同期の丸山と会う居酒屋のメニューおいしそう。物事の見方を変えると見えるものがある、これは刑事ものの定番だろうけど私はいつもわからないので解説されてなるほど〜と毎回思ってる。オカルト系は苦手だった。

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    2026年07月09日
  • 女署長の一番長い日

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    白堂警察署内で起きる様々な事件を5人の警察官の視点で描かれた5つの物語、これまでの警察小説のようなスリリングの内容では無いものの警察官同士の人間関係などが丁寧に描写されており、元警察官でなければ書けない小説と感じました。

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    2026年07月03日
  • 大阪府警 遠楓ハルカの捜査日報

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    刑事コロンボや福家警部補シリーズみたいな倒叙ミステリー

    でも少し違う。何が違うか説明が難しいが、遠楓さんの方がロジックで詰めていく感じが強いんかな。

    でも面白かった

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    2026年06月29日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    米澤穂信・方丈貴恵の並びなんて初めて見た気がする。
    その時点で読むしかなかった!

    コールバック 芦沢央
    芦沢さんは初めて読んだけど、この短編が1番印象的だった。
    重すぎないけど、ずっしりくる読後感。
    なぜこれを1番最後にしたんだろう?

    米澤さんと方丈さんは、裏切らないおもしろさ。
    収録作は両方ともだいぶ短かったので、おふたりの新作長編が待ち遠しくなった。

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    2026年06月23日