あらすじ
過去の罪を消せるとしたら?
逃走車両から見つかったのは、警察の“お墨付き”の偽造運転免許証?
新設された黒バイ隊と野路は、新たな犯罪を止めるため動き出す!
「女副署長」シリーズの著者が贈る警察ミステリー第2弾!
運転手が所持していたのは、極めて精巧な偽造運転免許証だった――
運転免許センターに異動して間もない野路明良は、新設された黒バイ捜査隊の訓練も担っていた。その黒バイが追跡した不審車両が事故を起こしたことから偽造が発覚。直後、センター係長が庁舎から飛び降り重体に。
内部の組織的犯行を疑う野路が、独自に調査を始めると、彼の前に謎のバイク集団が現れる!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
警察ものを数多く読んできたけれど、この犯罪手法は初めてで、運転免許センターや公安委員会の内情を知る著書ならではの視点かも。
モトクロスバイクを操る犯人グループの機動力は迫力がありました。
まさか殉職者が出るとは残念でしたが、警察官の高い職務意識が感じられる面白いシリーズです。
Posted by ブクログ
シリーズ第二弾。
運転手が所持していたのは、極めて精巧な偽造免許証であった、、、
運転免許センターに異動した野路明良は、新設された黒バイ捜査隊の訓練も担っていた。その黒バイが追跡した不審車両が事故を起こし、偽造免許証が発覚した。
そして、センター係長が窓から飛び降り重体に。
いったい、センターに何が起きているのか?
やがて、野路の前に不審なバイク集団が現れる。
本当の悪は誰だ?
悲しい出来事もあり、最後はウルウルです。
Posted by ブクログ
松嶋智左『黒バイ捜査隊 巡査部長・野路明良』祥伝社文庫。
シリーズ第2弾。書き下ろし。前作はライトな雰囲気の中、色々と詰め込み過ぎて空回りした感じだったが、本作はどうか。
前作とは比べ物にならない、なかなか読ませる硬質の警察小説だった。
巡査部長に昇進した野路明良は運転免許センターに異動する。異動して間もない野路は新設された黒バイ捜査隊の訓練も担っていたが、その黒バイ捜査隊が追跡した不審車両が事故を起こし、運転手は死亡、車内からICチップが書き換えられた精巧な偽造免許証が発見される。
その直後、運転免許センターの鳴瀬係長が庁舎から飛び降り重体になる。免許証偽造に鳴瀬係長が関係しているのか。免許証偽造が内部の組織的犯行を疑う野路が独自に調査を始めると、謎のバイク集団が現れる。
野路明良は次はどこへ……
本体価格720円
★★★★