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Posted by ブクログ
松嶋智左『開署準備室 巡査長・野路明良』祥伝社文庫。
文庫書き下ろしの警察小説。これ迄の作品とは異なるライトな雰囲気がどうにも気になる。また、やたらと女性警官が登場するのは著者が元女性警察官で白バイ隊員だったからかな。そして、女性警察官というのが本作の鍵を握る訳だが、色々と詰め込み、ミステリーを複雑にしようとしたせいなのか、空回りしたように思う。
県警白バイ隊のエースと黙認されていた野路明良巡査長は、同僚が運転する車の交通事故による入院から復帰すると、意に反して姫野署開署に向けた開署準備室へ異動となり、総務担当に配される。
第一線にも白バイ隊にも復帰出来ず、自棄になる野路だったが、開署準備が終盤に差し掛かると様々な不審事が発生する。予定外の大型什器の搬入、防犯カメラの誤作動、さらには野路の警察学校時代の恩師が何者かに襲われる。
その数日前に10年以上前に他殺されたと見られる白骨死体が発見されていた。DNA鑑定の結果、死体は12年前に発生した5億円強奪事件の共犯者であったことが判明する。
果たして、開署準備が進む中で起きる不審事と5億円強奪事件とがどう結び付いていくのか……
本体価格700円
★★★
Posted by ブクログ
ナイーブな県警白バイ隊元エース、後輩車で帰宅の途中で悩みを告げられ慰めた・・・その言葉が相手の不安定心理故に侮蔑と受け止められたのかアクセルが過剰に踏み込まれ事故となり後輩は死亡、主人公も白バイ隊員にとり致命的な怪我を負う、周囲は蔭口をたたき本人の意に反する市町合併に伴う警察署開署準備に飛ばされた、舞台となる姫野署開署を存分に使いまわした物語導入は流石(現実に実行されうるかどうか(実現性)はミステリーを読む時の作法なのでCry)
生きがいだった白バイ隊にも現場にも復帰出来ない主人公の心理状態だけではなく、作中の登場人物の心の動きを丹念に描く作女性家さん、個性豊かな婦人警官が多く登場する事と、10年以上前の他殺事件(白骨死体発見)が当時の(推定)5億円強奪事件関係者というくだりと準備室の日常がどうかかわってくるのか・・・面白い作品
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小説・文芸
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