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穏やかな日常を送る、元家裁調査官の白石洛(しらいし らく)は、友人で刑事の和井田(わいだ)から、ある事件の相談を持ち掛けられる。白石がかつて担当した少年、薩摩治郎(さつまじろう)。7年後の今、彼が安ホテルで死体となって発見されたという。しかし警察が治郎の自宅を訪ねると、そこには鎖につながれ、やせ細った女性の姿が。なんと治郎は女性たちを監禁、虐待し、その死後は「肉」として他の女性に与えていたという。かつての治郎について聞かれた白石は、「ぼくは、犬だ」と繰り返していた少年時代の彼を思い出し、気が進まないながらも調査を開始する。史上最悪の監禁犯を殺したのは、誰? 戦慄のサスペンスミステリ!
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月29日
買った理由→
表紙買い(好きな画家さん)
「『死刑にいたる病』の人なんだーへー読んでみようかな〜」
ラストの怒涛の展開で鳥肌立った。
文体の硬さも程良くて読みやすい。
犯人の動機とキャラクターが特に良かった。
主人とは常にそうあって欲しい。
予想外の着地。どんでん返し大好き。
エピローグまで読...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月01日
わかってはいたけど、残酷すぎて人には勧められない…
しかし、事件の解明パートは食い入って読んでしまいました。
そしてラストスパートで畳み掛けるように真相が明かされていきます。後半のスピード感がすごい。
読み終わると実写版があったか?というくらい登場人物の容貌が勝手に頭で形成されてました。
家の外観...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月21日
ものすごい物語を読んだという感じです。
虐待が虐待に繋がり、最終的には人間性を否定する屈辱を与えられてからの死へと繋がる。
そんな人間を生み出してしまうような今の日本という国のことを今一度考えたいと思ってしまいました。
櫛木さんってこの手の話に容赦がないもんなぁー。
次はホーンテ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月26日
元家裁調査官の主人公が過去に担当した少年が殺される。しかし7年を経てその元少年は最悪の監禁犯となっていた。
「犬」というキーワードがその元少年と、さらに自身のトラウマに深く関わりがあり、離職した身でありながら事件の真相を追及していく。
被害者が加害者であり、加害者が被害者と複雑にいりくんでいく。
拷...続きを読む
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