櫛木理宇のレビュー一覧
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副部長の卒業記念旅行に出かけた一行。
しかし色々な突発的事故と最後の天災で
近くの山奥の旅館に泊まる事に。
そしてそこは、かなりの閉鎖的な村だった?w
作中でメンバーも言っていますが、この状態だと
2~3人確かに死んでそうな流れがあります。
今回初登場、の部長の異母弟も出てきています。
おかげで、何故部長が部室で生活しているのか、の
謎も判明してしまいました。
ものすごく、自分は善良! という塊…。
おかげさまで(?)迷惑もやってきたわけですが
どちらでもいい、なら彼でもよかったのでは?w
女の子が、という話になっているから、その代案は
浮かばなかったのでしょうか?
民話も都市伝説も、どこ -
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幼馴染との結婚を夢見る、結婚に夢見がち系乙女な主人公が、結婚式のサクラのバイトを始めてアンハッピーな現場ばかり踏んで現実を見せつけられるお話。
終始わちゃわちゃしてる感じで賑やかなストーリー。サクラが必要な結婚式の実態を、テンポよくラノベ感覚で軽く読めて楽しめた。
これ!!ここの場面が好き!みたいなのも感動も無いけど、キャラ立ちがしっかりしてて、脇役もモブも存在感あって良い。
特に主人公が恋するお隣さんの幼馴染くんは、朴訥として主人公に関心があるのかないのか分かんない感じで、主人公が夢見まくりのにぎやか乙女なので、そのバランスがいい!
エピローグの幼馴染くんにはキュン。
暇つぶしとか、 -
Posted by ブクログ
試験を受けて帰宅している最中、昔の知り合いにあった。
単なる文句付けたいお年頃かと思っていたのですが
これをずっと現役時代も言われていたら、と思うと
二番手に甘んじろ、と暗示をかけられているかのよう。
本人はなれているのでどうという事もないでしょうが
となりで聞いていると、いらっとします。
1話目の旅館の話は、落ちを読めば、確かにと
納得するものがあります。
周囲から見ればいい人。
けれど生贄にされてしまった立場の人は…?
2話目の先輩の過去では、まさかの設立者。
そしてまさかの勘違い男。
どうしてこうも勘違いができるのか、も知りたいです。
引越しをしていれば色々…な3話目のバイト先話 -
Posted by ブクログ
カメラのフィルムに存在した、徐々に大きくなる女性。
知り合いの女性の霊が出てくる、という二人の男性。
幽霊が出る、という居酒屋。
鏡に映る自分が『いなくなった』男性。
姑の連れてきた人形が怖い、という先輩。
自力…というか、霊の存在で終わらなかった話が4話目。
居酒屋の幽霊も分かってしまえば、怖くないもの。
『人間』というくくりにしてしまえば
よっぽど怖いかとは思えますが。
こんなところにいたくない、と思いますが
せっかく所属したし…と考えてしまうのが問題?
なんとなく、元を取らねば、という感じで
所属してしまいますから。
人間と言えば、2話目の話。
落ちとしてはそんな事だろうと思いました -
Posted by ブクログ
小説すばる新人賞の受賞作。新潟の雪深い地域を舞台にした、心も体も冷え冷えする物語です。
エピローグで紹介される2つの記事。1つは真冬の中越地方を襲った大停電。もう1つはその停電の夜に起きた民家の火災。発見された遺体は2体で、同家に住む母娘のものかと思われたが、母と娘の同級生の遺体だった。物語に登場する娘の同級生は数人いて、遺体はいったいどの少女のものなのか、最後までわかりません。
登場する少女たちはみんな、母親と歪んだ関係。小柚子(こゆず)の母親は男を取っ替え引っ替え。過去に小柚子は母親の相手から性的虐待を受けたこともあるけれど、それを誰にも言えません。酒の味を覚えた彼女は17歳ですでにア