櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カメラのフィルムに存在した、徐々に大きくなる女性。
知り合いの女性の霊が出てくる、という二人の男性。
幽霊が出る、という居酒屋。
鏡に映る自分が『いなくなった』男性。
姑の連れてきた人形が怖い、という先輩。
自力…というか、霊の存在で終わらなかった話が4話目。
居酒屋の幽霊も分かってしまえば、怖くないもの。
『人間』というくくりにしてしまえば
よっぽど怖いかとは思えますが。
こんなところにいたくない、と思いますが
せっかく所属したし…と考えてしまうのが問題?
なんとなく、元を取らねば、という感じで
所属してしまいますから。
人間と言えば、2話目の話。
落ちとしてはそんな事だろうと思いました -
Posted by ブクログ
小説すばる新人賞の受賞作。新潟の雪深い地域を舞台にした、心も体も冷え冷えする物語です。
エピローグで紹介される2つの記事。1つは真冬の中越地方を襲った大停電。もう1つはその停電の夜に起きた民家の火災。発見された遺体は2体で、同家に住む母娘のものかと思われたが、母と娘の同級生の遺体だった。物語に登場する娘の同級生は数人いて、遺体はいったいどの少女のものなのか、最後までわかりません。
登場する少女たちはみんな、母親と歪んだ関係。小柚子(こゆず)の母親は男を取っ替え引っ替え。過去に小柚子は母親の相手から性的虐待を受けたこともあるけれど、それを誰にも言えません。酒の味を覚えた彼女は17歳ですでにア -
Posted by ブクログ
ネタバレ病床に伏せていた一週間で読んだ本。
雪で閉ざされた田舎町を舞台に、身勝手なことしかのたまわない大人(主に母親)から抑圧されまくっているせいで夢も希望もない日常を送る女子高生たちが、そのフラストレーションを大爆発させるまでの行程を描いた話。
正直、読後感のいい小説ではないっす。だけど、僕はスカっとした。登場する大人の大部分がそろいもそろってクズばかりで最終的にそいつらみんなヒッドい目に合うから、ざまぁみろ、って思えるってところが、そういう要因を作ってるんだと思う。特に小柚子の母親は逝ってよし。
だけど、病気のときにこんな小説読んだら余計に具合悪くなるわwww