櫛木理宇のレビュー一覧

  • 悲鳴(新潮文庫)

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    声帯を使う悲鳴ではなく全身から発する悲鳴のような作品だった。
    地域全域が滅びればよいのにと幾度となく思いながら昔の日本ではこれが当たり前のところもあったんだよなと思うとものすごく居心地が悪くなった。

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    2026年03月29日
  • 骨と肉

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    臼原市で起きた死体遺棄事件。残虐的に殺された遺体は約二十年前の連続殺人事件と共通点があった。
    主人公八島の家族や親族が関係していた。
    八島の一族は幼いながらどこか人間性が欠落していたり、劣悪な環境に身を置いていたせいもあって、どこかで歪んでしまったんだろうと思う。
    劣悪な成育環境、頭部外傷、虐待やいじめによる心の傷、過度なストレス。それらが一列揃って満たされた時、人を殺せるハードルを超えてしまうという。
    そして今回の場合は、一卵性双生児による心の結びつき、幼い頃に引き離されたことによる弊害。
    色んな環境や条件が重なって事件が起きた。
    最初は、家族間の歪んだ環境のせいで心が引き起こしたものだと思

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    2026年03月28日
  • 残酷依存症

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    『依存症シリーズ』第2作目。
    タイトル通り、ものすごく残酷な作品でした。
    読みながら『痛い痛い痛い!!!』と思ってしまう描写がとても多くて、読み進めるのに時間がかかった。

    ただ『殺人依存症』と比較すると読後感はなんだかすっきりしてしまった…。(汗)
    描写はとんでもなくえぐいけれど、今回の浜真千代は正義感が強いような印象を受けた。
    でもどちらにも同情はできない………。

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    2026年03月26日
  • 監禁依存症

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    依存症シリーズ3作目!今までの中で一番好きかも。とはいえ全部面白かった。杉浦と架乃の真相、小諸家の真相、どちらもすごい衝撃だった。全く本筋とは関係はないのだけどネイル、私も好きなので詳しく描写されていて楽しかった。続けて拷問依存症を読むことにします。

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    2026年03月23日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    6人の著者による恐怖短編集。お目当ての斜線堂有紀作品は「輪廻の果てまで愛してる 現代の短篇小説 ベストコレクション2025」で既読でした。読み心地はあまりよくない系です。中学校以上。
    「カタリナの美しき車輪」斜線堂有紀
    「かんのさん」尾八原ジュージ
    越した先の隣家には"かんのさん"という何かがいて、近隣の人たちはそれを見たいがために捧げ物をするのだ。
    「夢見鳥」木江恭
    私の所属する営業五課に来た深山蝶(ひらり)は仕事のできる子で、私を慕ってくれる。でも彼女のいく部署では偶然とは思えない頻度で不幸があるらしく…。
    「やどりこ」櫛木理宇
    目が痛くて受診している私。何かよからぬ疑

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    2026年03月22日
  • 残酷依存症

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    2026/3/18

    突然監禁された男子大学生三人。
    あまりに加虐が酷すぎて読むのやめようかと思ったところで、三人の悪事が明かされる。

    三人の悪事を知ると「こんな加虐を受けるのも仕方ないな」と思ってしまって、自分のことが怖くなった。

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    2026年03月18日
  • ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と

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    ネタバレ

    今回は、親と子の関係性が主題としてあったと思う。とても愛情深いがゆえにその愛が憎しみや独占欲につながってしまうことや毒親といった親子の関わり方の難しさが霊的現象とともに描写されていた。

    親は、愛情深いだけではダメで、ずっと理想の親子像を模索する日々なんだなと感じました。

    森司とこよみの関係性もほぼゴールに近いとこまで来て、幽霊だけのドキドキではなくなってきました。


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    2026年03月15日
  • 七月の鋭利な破片

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    なんか、ちょうどいま観ている地上波のドラマ「真実 Silent Truth」に雰囲気が似てるなぁって思いながら読みました。脳内で役者に変換されて楽しかったです。
    ドラマと違って、小説はアッという間に読み終わってしまいましたが。

    脳内ドラマ変換がなくても、面白かったです。
    オススメ。

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    2026年03月14日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    読み終わった後にリアルにため息が出てしまった笑
    読むのがとてもしんどかった……
    これだけの悪事を働く犯人たち(しかも普通に家庭を持ち、順風満帆に見える)とは違い、浜真千代は自身が過去に辛い経験をしているから少し同情してしまう。もちろん犯した罪は許されないものなのだけど。
    章の最後に被害者視点?のような描写があり、しかも前向きな姿勢が描かれてるもんだから「がんばれ…!」とか思ってたらまさかの!
    最後にさらっと回収していくの大好き。

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    2026年03月13日
  • 骨と肉

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    唇とまぶたが切り取られた女性の連続殺人事件が発生。主人公の刑事は、20年前にも同様の事件を思い出し、更にその犯人は自殺したいとこに疑念をもつ。いとこを追ううちに、一族の歪んだ執着や愛情に疑念が広まっていく。
    怖かった、けど読むのが止まらなかった。被害者意識が強く、人間として欠落している部分を殺人で埋めていく。その根源もまた、歪んだ教育、環境の連鎖なのだとゾッとした。

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    2026年03月13日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    いろんなタイプのホラーでありつつも、どれも少しずつ日常から非日常へ移り変わり、気づいた時の恐ろしさが強烈に感じられてよかった。

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    2026年03月13日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    悲鳴
    櫛木理宇
    誘拐された少女は、監禁されたのち生還を果たす。彼女とそれを取り巻く人々の視点で描かれていくミステリ。

    終始不穏に満ちた空気が漂う作品で、おぞましい社会と悲鳴を見せつけてくる。特に監禁のシーンは"むごい"の一言に尽きる。

    所詮はフィクション、昭和の話、田舎の話。でも人間として日本人として、どこか根幹にこの血が流れているのでは無いか?恐ろしくも感じるが、今もなお現代で様相を変えて存在していることに、考え込んでしまう。

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    2026年03月11日
  • 拷問依存症

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    思うことは山ほどある。
    が、うまく文章にできない。櫛木理宇さんの作品読んだあとはいつもそう。

    依存症シリーズどこまで続くのか。真千代はどうなるのかな。
    どうでもいいけど次の表紙予想は紫。

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    2026年03月08日
  • 赤と白

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    彼氏を取っかえ引っ変えする母を持つ小柚子、引きこもりの叔父の介護要員として育てられた弥子、腎移植が必要な兄のドナーとして生まれた桃香と京香、自傷で母親を操る苺花。

    日本海側の冬の灰白色の風景が、少女たちの鬱屈と終わりのない絶望を象徴しているようで苦しい。
    毒親、ヤングケアラー、性的虐待…「みんな死んじゃえ」ってなるかもしれない

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    2026年03月08日
  • 残酷依存症

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    もし自分の恋人だったら…家族だったら?

    そう考えながら読み進めると重苦しいけれども実行者達の心情に納得してしまう一作



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    2026年03月02日
  • 死刑にいたる病

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    シリアルキラーにだんだんと影響を受けてしまう主人公と、それを塀の中から苦もなく成し遂げてしまう犯人の恐ろしさが、なんとも言えない後味を残していく。

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    2026年03月02日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    昭和の田舎を舞台に、少女が長年監禁される凄惨な事件を描いた作品。読みやすい文体とは裏腹に内容は非常に重く、救いのなさが胸に刺さる。少女がが犯人の母親に親近感を抱いてしまうストックホルム症候群的な心理や、救出後も居場所を失う残酷さが印象的だった。

    本作で強く感じたのは「閉じた世界」の恐ろしさだ。昭和の因習や男尊女卑の価値観は外から見れば異様でも、当事者にとってはそれが当たり前なる。現代でも家族という共同体が閉じた環境になれば同じことが起こり得る。

    だからこそ、外部の視点に触れる機会がどれほど重要かを考えさせられた、苦しい読書体験だったが、環境や価値観を疑う視点を持ち続ける必要性を突きつけられ

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    2026年03月02日
  • 執着者

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    帯に読み始めたら止まらない…と書いてあった通り次が気になって気になって夢中で読みました!途中までめっちゃ面白かった!ただラストが。ほっこりでいいんです!救いがあって良かった!でもなんかあの犯人なんかなあ。。。

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    2026年03月01日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    かんのさんこわすぎ。
    知り合いの菅野さんを「すがのさん」と言い間違いたくなるほどこわかった。
    夢見鳥は脳内で美しい姿を想像できた。
    それだけに恐怖が引き立った気がしました。
    全体的にスイスイ読める本でした。
    かんのさんこわすぎ。

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    2026年03月01日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    人の本来持つ素質が、凝縮されているのではないだろうか。人は怖い生き物だ。最後にコメントされているが、この話は誰にでも身近に存在する話の一旦だ。ただそれに気が付かないだけなのだろうね。タイトルどおり、今も何処かで起こっている現実の話だ。

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    2026年02月28日