櫛木理宇のレビュー一覧

  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

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    2026年01月21日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    連続殺人鬼からの1件の冤罪証明の依頼から始まる物語。

    映画化されていたので俳優さんを思い浮かべながら呼んだけど、連続殺人鬼は阿部サダヲさんはあっていない気がする。
    『あんぱん』のイメージでパン屋はハマっても美男でひっかかかるというか…。
    金山一輝も岩田剛典さんでは無い気がするし、本の記述のビジュアルと違いすぎて想像しずらかった。
    唯一岡田健史さんは雅也とイメージが合う。

    本の表紙に雅也の母親もいるので何らかの関わりがあるんだろうなと想像はついていた。
    冤罪の1件は雅也の母親の仕業で大和が庇っているとか雅也の父親は実は大和と考えていたが、人生に少し関わっていただけでそこまで重要ではなく、説明

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    2026年01月20日
  • 残酷依存症

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    前作を読んでから相当時間が経ってしまったので、前作の登場人物についてすっかり忘れてしまってたけれど…

    読み始めた頃は渉太に対して同情する気持ちがあるのに、読み進めるうちに責任転嫁がすごすぎて「こういう目にあって仕方ない」と考えてしまうところが怖い。航平や紗綾のような性格の持ち主がいるところも怖いけど。
    復讐されることに肯定感を持ってしまい、極悪非道な者対してこの残酷な仕打ちもやむなしと思うことも残酷依存症なのかなと考えてしまった。

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    2026年01月20日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

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    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

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    2026年01月16日
  • チェインドッグ

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    死刑に至る病と本作との相違が随所で見られた。
    個人的には前者の方が結末の不穏感があって良かったが、後者の方が主人公の心理描写が繊細だった。

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    2026年01月15日
  • 監禁依存症

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    ネタバレ

    依存症シリーズの第3作目、今回もとっってもよかったです!このシリーズは非常に私好みで、読み終わるのが毎回惜しいと思いながら、読み進めてる
    浜真千代がネイルサロンの店長に?最初は信じられなかったが、彼女ならと思ってしまった私もすでに浜真千代に洗脳されているのかもしれない。結局すごく身近にいる大家だったのは久しぶりにゾッとしてすごくよかった
    次作を読むのも楽しみです

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    2026年01月15日
  • 監禁依存症

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    依存症シリーズ第3弾!

    う〜ん。
    この弁護士さん、許されへんな。
    確かに、被告を有利にする為に動くのは仕方ないけど、被害者追い込んで、示談とか罪軽くして、ええの?
    金積んで、何でもOKな弁護士は、他の作家さんであるけど、これとも違う感じ。御子柴さんなら、弁護請けん気もする。

    性犯罪者らの弁護して、加害者有利な示談とかええ判決勝ち取った悪特弁護士の子供が誘拐される!
    でも、真相は、やはりヤツにリモート操作か?
    このシリーズのメインは、真千代やけど、何か仕事人みたいに、法律では裁けんけど、生かしてる意味ないヤツをバッサリと!って感じになってきてる。
    これでは、人をあっさり殺める真千代が憎めなく

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    2026年01月14日
  • 拷問依存症

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    人々の心を満たす為に生まれたエンターテイメントが、人々の心を蝕み怪物を産むこともあるんだと考えさせられた

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    2026年01月13日
  • 殺人依存症

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    とても面白かったが、子供が酷い目にあうので苦手な人はやめた方がいい。おそらく参考にしている事件などがあると思うが、本当に酷い殺され方をする。
    犯罪者心理や遺族の心の傷、犯罪捜査などが読みやすく淡々とした文章で書かれている。
    終盤の緊張感はとてつもなく、夢中になって読みすすめ、残酷な結末に目に涙が滲んだ。
    性犯罪に対する怒り、犯罪を憎む気持ち、集団心理による責任感の欠如、など感じるところは多かった

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    2026年01月13日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    いや~、コワイ…
    幼い弟が事故で死んでしまい、家族が壊れかけ始めた時にやってきた、弟と同じ名前の少年。そこから、寄生が始まるんですが、本当にコワイ。でも、途中ではやめられない、とめられない。1日で読んでしまいました。
    睡眠だけは、ちゃんと取らなくてはと思いました。

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    2026年01月12日
  • ホーンテッド・キャンパス 墓守は笑わない

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    2作目の湖畔のラミアが怖かった。嫉妬とか色々入り混じってたし、マウント取ってるけど当の本人は幸せじゃないんだなぁとか…

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    2026年01月12日
  • 残酷依存症

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    依存症シリーズ第2弾

    うわっ!
    いきなり、監禁されて、足の親指&小指切り取られるやん!
    それも3人も。
    痛いから、鎮痛薬貰う為に、
    多数決で
     爪

    歯(ついでに片耳も)

    片目

    ,,,,,,,,(((*。-∀-)8×チョッキンチョッキンチョッキンなぁ~♪

    ((*ノଳoଳ)ノオエー

    更に悪さの自白。↓↓↓
    糸引いてるのは、やはり…

    「ホモソーシャルってのは、体育会系などによくある”男同士の絆”の亜種らしい。それが悪い意味で連帯されちまったパターンを指すんだろうよ」

    スーパーフリー事件は、早稲田大学のイ

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    2026年01月11日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ひたすら辛く悲しい物語だった。犯罪そのものより、犯罪を生み出していることに気づかない社会に私達は生きていること。小さく狭いコミュニティで暮らしている私にとって、深く考えさせられる作品だった。
    色々な方が書かれているように、最後のシーンだけが唯一の救いでした。

    1つ分からない事は加代ママの心理です。自殺を図ったのは保身や息子を守りたいが故の行動だったのか、それともサチを解放させたかったのか。
    他の意図があったのか。どうだったのかなぁ。。

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    2026年01月11日
  • 監禁依存症

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    終始胸糞な一冊。良い意味で。

    描写デザインからしてクドそうだなぁと懸念していたけれど、、表紙より全然クドくて吹いた笑

    ラストのどんでん返し!そして一層クドくなって終わり。

    しかもシリーズ物だったらしい、、(これがシリーズ1では無い)


    色々泣いた。

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    2026年01月07日
  • 残酷依存症

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    前作に引き続きとても面白くて一気読み。
    デスゲームさせられてる3人の素性があきらかになっていくにつれ、これは自業自得です乙って気持ちになった。今回に関しては犯人の動機が納得できるものだし、真千代ファインプレー。
    集団で女を襲う男たちの深層心理勉強になった。怖すぎる。
    胸スカと哀愁を漂うラスト素晴らしい。

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    2026年01月07日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    グロくて怖いのに読む手が止まらない…!!警察モノに苦手意識あったけど、視点が切り替わるのでとても読みやすかった。あと心理描写がとても上手いし伏線回収も見事。
    過去の自分を殺すために、浦杉を捜査官から引きずり下ろすために、罪のない少年少女たちを標的にした浜真千代は許せないけど、過去回想を見ると正直同情せざるを得ない部分もある。性的虐待を受けると、たとえ体は無事でも心は壊れてしまう。おそらく泣き寝入りしたり自殺したりする人間が多い中、復讐のため強かに生き続けてきた浜真千代はかっこいいし思わず尊敬してしまう。
    架乃と亜結と息子を殺した犯人を天秤にかけさせられる最後のシーンは絶望的すぎてもうやめてあげ

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    2026年01月07日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    怖かったぁ〜〜
    全部手のひらで踊らされてた。絶対に筧井の父ちゃんやんって思ってたのに、完全に騙されてたわ。
    映画も観たいなぁ、阿部サダヲどんな風に演じるんだろうなぁ。怖いだろうなぁ。
    久しぶりに一気読みして楽しかった!スラスラ読みやすかった!

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    2026年01月06日
  • 七月の鋭利な破片

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    ネタバレ

    序盤から一気に惹きつけられ、これは面白いに違いない!と読み進め
    残酷なはずなのに、被害者が嫌な子だったからか、胸糞悪くもならず、先が気になり一気読みだった

    自分の林間学校の時の事を思い出して、懐かしくて楽しかった

    青哉と武丸がいい奴過ぎて好き

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    2026年01月05日
  • 殺人依存症

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    目的がはっきりしているので、ストーリーの展開もわかりやすい物語です。
    いわゆる 恐怖 痛い グロい が着目されがちですが、それだけではなく主人公の抱える内心の状況や環境が、表には出さない自分だけが抱えた箱の中身を表現しているようでした。
    本当に言葉を交わして思ったことを伝え、話し合うべき対象は誰で、何を伝えなければならないのかは、それが出来ることができる時しかできない。
    それが今まさに奪われるかもしれない状況。
    これは本当に恐ろしいことだと感じました。

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    2026年01月03日