櫛木理宇のレビュー一覧

  • 殺人依存症

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    負の連鎖は巡る。
    自分より下の存在を作る事で安心できるという感情は誰しもがもっていると理解はできる。
    また、誰しもが無意識のうちにヒエラルキーやカーストで自分と他人を位置付けしているが、ここまで執着する事があるのかと驚きだった。
    私は学生時代から先のカテゴライズを意識せずに社会に出ることができたが、裏を返せば無意識下で行った自身の位置付けに満足していたにすぎなかったのかもしれない。
    相対評価より絶対評価の方が心身ともに安定して過ごす事ができるのではないか?それは恵まれた者の穿った見解なのかもしれない。

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    2026年04月06日
  • 執着者

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    本当に、非行を犯してしまう者と被害者、被害者家族への理解が深くて読み応えがある。今回もとても面白かった。私自身世間からしたら若い女性ではあるので、ストーカーとか性犯罪に合わないよう自己防衛に意識を向けようと思ったりした。
    非行に走り他者を傷つける行為は決して許されるものでは無いが、そんな人間になってしまう生育歴について触れられているところが良かった。親、周りの環境って本当に重要だと思う。ネグレクト、発達障害、精神疾患が世間に浸透はしてきているが、十分な支援を提供出来ているのだろうか。子供の頃は、親、学校と本当に狭い世界で生きていくしか無かった。ついていけるよう、悪目立ちしないよう、嫌われないよ

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    2026年04月05日
  • 拷問依存症

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    相変わらず性犯罪者たちには容赦なくてニヤニヤしてしまう。
    前作のオチが衝撃的だったのに対し今回はミステリー仕立てでわりと古典的な(?)手法を用いているのでやや地味ではあるがやはり真千代が登場するとテンションあがりますな〜

    次回作も楽しみ。
    依存症シリーズの依存症になってる

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    2026年04月05日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    個人的には好きなタイプのホラー
    主人公が何か怪異にあうというよりは、ある村にまつわる、あるいは関連すると思われる体験や怪談が淡々と語られていき、少しずつ謎が明らかになっていく。
    単なる因習ものではなく、人の怖さみたいなものもある。

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    2026年04月05日
  • 鬼門の村

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    怖かった、恐ろしかった!
    櫛木さん大好き。毎作品本当にリアルでおぞましくて、読む度に世界がひとつ怖くなる感じ。
    絶対に村には旅行に行かないぞって思った。

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    2026年04月04日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    ネタバレ

    タイトルと裏面の内容紹介に惹かれて読みました。タイトルは、内容にピッタリと感じましたが、裏面の内容紹介は、そこから想像した本筋と少しズレがあるように感じました。
    内容は、完全なムラ社会の話し。外から見たらたわいないことに子どもが巻き込まれたというもの。イジメなどで悩んでる人が読んだら少し勇気付けられるようにも感じました。
    読む価値は十分あります!

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    2026年04月03日
  • 死刑にいたる病

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    ストーリーが巧妙で、それ故に惹かれてしまいます。
    この物語の真髄は、主人公の心境の変化に尽きますが、微妙に変わっていく心境に、最後の最後まで目が離せませんでした。
    人間の心理をよく理解していないと書けない一冊だなと感心しました。

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    2026年03月30日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    声帯を使う悲鳴ではなく全身から発する悲鳴のような作品だった。
    地域全域が滅びればよいのにと幾度となく思いながら昔の日本ではこれが当たり前のところもあったんだよなと思うとものすごく居心地が悪くなった。

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    2026年03月29日
  • 骨と肉

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    臼原市で起きた死体遺棄事件。残虐的に殺された遺体は約二十年前の連続殺人事件と共通点があった。
    主人公八島の家族や親族が関係していた。
    八島の一族は幼いながらどこか人間性が欠落していたり、劣悪な環境に身を置いていたせいもあって、どこかで歪んでしまったんだろうと思う。
    劣悪な成育環境、頭部外傷、虐待やいじめによる心の傷、過度なストレス。それらが一列揃って満たされた時、人を殺せるハードルを超えてしまうという。
    そして今回の場合は、一卵性双生児による心の結びつき、幼い頃に引き離されたことによる弊害。
    色んな環境や条件が重なって事件が起きた。
    最初は、家族間の歪んだ環境のせいで心が引き起こしたものだと思

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    2026年03月28日
  • 残酷依存症

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    『依存症シリーズ』第2作目。
    タイトル通り、ものすごく残酷な作品でした。
    読みながら『痛い痛い痛い!!!』と思ってしまう描写がとても多くて、読み進めるのに時間がかかった。

    ただ『殺人依存症』と比較すると読後感はなんだかすっきりしてしまった…。(汗)
    描写はとんでもなくえぐいけれど、今回の浜真千代は正義感が強いような印象を受けた。
    でもどちらにも同情はできない………。

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    2026年03月26日
  • 監禁依存症

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    依存症シリーズ3作目!今までの中で一番好きかも。とはいえ全部面白かった。杉浦と架乃の真相、小諸家の真相、どちらもすごい衝撃だった。全く本筋とは関係はないのだけどネイル、私も好きなので詳しく描写されていて楽しかった。続けて拷問依存症を読むことにします。

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    2026年03月23日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    6人の著者による恐怖短編集。お目当ての斜線堂有紀作品は「輪廻の果てまで愛してる 現代の短篇小説 ベストコレクション2025」で既読でした。読み心地はあまりよくない系です。中学校以上。
    「カタリナの美しき車輪」斜線堂有紀
    「かんのさん」尾八原ジュージ
    越した先の隣家には"かんのさん"という何かがいて、近隣の人たちはそれを見たいがために捧げ物をするのだ。
    「夢見鳥」木江恭
    私の所属する営業五課に来た深山蝶(ひらり)は仕事のできる子で、私を慕ってくれる。でも彼女のいく部署では偶然とは思えない頻度で不幸があるらしく…。
    「やどりこ」櫛木理宇
    目が痛くて受診している私。何かよからぬ疑

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    2026年03月22日
  • 残酷依存症

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    2026/3/18

    突然監禁された男子大学生三人。
    あまりに加虐が酷すぎて読むのやめようかと思ったところで、三人の悪事が明かされる。

    三人の悪事を知ると「こんな加虐を受けるのも仕方ないな」と思ってしまって、自分のことが怖くなった。

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    2026年03月18日
  • ホーンテッド・キャンパス きみと惑いと菜の花と

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    ネタバレ

    今回は、親と子の関係性が主題としてあったと思う。とても愛情深いがゆえにその愛が憎しみや独占欲につながってしまうことや毒親といった親子の関わり方の難しさが霊的現象とともに描写されていた。

    親は、愛情深いだけではダメで、ずっと理想の親子像を模索する日々なんだなと感じました。

    森司とこよみの関係性もほぼゴールに近いとこまで来て、幽霊だけのドキドキではなくなってきました。


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    2026年03月15日
  • 七月の鋭利な破片

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    なんか、ちょうどいま観ている地上波のドラマ「真実 Silent Truth」に雰囲気が似てるなぁって思いながら読みました。脳内で役者に変換されて楽しかったです。
    ドラマと違って、小説はアッという間に読み終わってしまいましたが。

    脳内ドラマ変換がなくても、面白かったです。
    オススメ。

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    2026年03月14日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    読み終わった後にリアルにため息が出てしまった笑
    読むのがとてもしんどかった……
    これだけの悪事を働く犯人たち(しかも普通に家庭を持ち、順風満帆に見える)とは違い、浜真千代は自身が過去に辛い経験をしているから少し同情してしまう。もちろん犯した罪は許されないものなのだけど。
    章の最後に被害者視点?のような描写があり、しかも前向きな姿勢が描かれてるもんだから「がんばれ…!」とか思ってたらまさかの!
    最後にさらっと回収していくの大好き。

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    2026年03月13日
  • 骨と肉

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    唇とまぶたが切り取られた女性の連続殺人事件が発生。主人公の刑事は、20年前にも同様の事件を思い出し、更にその犯人は自殺したいとこに疑念をもつ。いとこを追ううちに、一族の歪んだ執着や愛情に疑念が広まっていく。
    怖かった、けど読むのが止まらなかった。被害者意識が強く、人間として欠落している部分を殺人で埋めていく。その根源もまた、歪んだ教育、環境の連鎖なのだとゾッとした。

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    2026年03月13日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    いろんなタイプのホラーでありつつも、どれも少しずつ日常から非日常へ移り変わり、気づいた時の恐ろしさが強烈に感じられてよかった。

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    2026年03月13日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    悲鳴
    櫛木理宇
    誘拐された少女は、監禁されたのち生還を果たす。彼女とそれを取り巻く人々の視点で描かれていくミステリ。

    終始不穏に満ちた空気が漂う作品で、おぞましい社会と悲鳴を見せつけてくる。特に監禁のシーンは"むごい"の一言に尽きる。

    所詮はフィクション、昭和の話、田舎の話。でも人間として日本人として、どこか根幹にこの血が流れているのでは無いか?恐ろしくも感じるが、今もなお現代で様相を変えて存在していることに、考え込んでしまう。

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    2026年03月11日
  • 拷問依存症

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    思うことは山ほどある。
    が、うまく文章にできない。櫛木理宇さんの作品読んだあとはいつもそう。

    依存症シリーズどこまで続くのか。真千代はどうなるのかな。
    どうでもいいけど次の表紙予想は紫。

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    2026年03月08日