櫛木理宇のレビュー一覧

  • 凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎

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    今回は終わり方が良かった。
    幸せになって欲しいなあ。
    引退した刑事が殺され、その孫娘が誘拐された。
    事件現場となった胎岳村は未解決の少女殺害事件が起きた場所であり、警察と軋轢のある新興宗教の拠点でもあった。
    一つずつピースをはめて最後には大きな絵が完成する、そういうストーリーだった。
    ああ残酷なのに面白いって何なんだ。
    あと、長下部さんのキャラが良い。
    好きなタイプです。

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    2026年04月30日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    田舎は本当に嫌だと思いながら読みました。サチの人生は本当につらく、ミユキさんの人生もつらく、読んでいて苦しくなる場面もあったけれど、淡々と進んでいくので吸い込まれるように読んでしまった。
    何かに屈したり、飲み込まれたり、誰かと比べる幸せや、誰かの不幸に安心する人生は間違っている!と心から感じた。
    自由に、自分らしさを身失わず、生きていくことが人間の幸福なんだと思う。

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    2026年04月30日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    斜線堂有紀目的で借りたらホラー小説のアンソロジーだった。しかも櫛木理宇のも入ってたわ。いやー怖かった。普段ホラーほとんど読まないし。しかも最近寝る前に読んでたからな。最後の皮肉屋文庫のはいまいちだったけど、それ以外は面白かった。怖かった。

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    2026年04月30日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

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    ネタバレ

    白石洛のスローライフ、和井田とのぶっきらぼうだけどもお互い愛のある日常?シーンにほのぼのと心が凪いだ。
    少年2人が仲良くなっていくシーンも歪んではいたが、微笑ましかった。
    事件、支配の連鎖、今回もなかなかえげつなかった。臭いドッグフードを食べさせる、それに人肉を混ぜるなんて考えつきもしない。そんなことを過去にしていたシリアルキラーがいたことも驚き。
    最後は少し文が変わるだけで、見方が大きく変わって衝撃だった。色々なところに伏線が散りばめられ、綺麗に回収して気持ちよかった。

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    2026年04月29日
  • 骨と肉

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    ネタバレ


    なんか知ってる事件だなぁって思ってたから、本当に昔自分が死体を見た事件だった。

    それは父親が犯人で、今回の事件は弟が犯人だった。
    カサンドラ症候群。家族みんなどこかおかしい。
    そんな家庭で育った子どもたちにも、おかしさは受け継がれるのか。

    面白かった。赤い穴倉とか映像化されたところも見てみたいな。

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    2026年04月29日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    拉致監禁された被害者の元少女が、助けられて
    世の中の人間は、そのニュースを見て
    「助けられてよかった。ここから幸せになって欲しい。家族もきっと嬉しいだろうな。」みたいなハッピーエンドのように感じる。
    実際に私もそうだと思う。

    でも本人は、本当に拉致監禁の11年間から助けられてよかったのか。
    被害者家族は、本当に大きくなった元少女の娘が帰ってきて歓迎できるのか。
    幸せに生きていけるのか。

    本当にずっと気持ち悪いです。
    でもリアルに想像できるのは、この本の世界が当たり前だった時代を生きた人の押し付けを、自分も少しだけ感じたことがあるからこその気持ち悪さなのかも。

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    2026年04月29日
  • 七月の鋭利な破片

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    14年前の林間学校で起きた殺人事件をトラウマに抱えたまま大人になった男女4人の再開。
    中学教師になった男子の視点で、14年前と現在が交互に語られる。
    櫛木さんの作品としては、残酷な描写が控えめだし、読みやすかった。
    しかし、殺されちゃった男の子ノエルの性格が悪すぎて、これは自業自得では?と思ってしまう、可哀想感ゼロ。
    六田先生のクズさもものすごいけれど、あれだけあからさまだと学年主任とか校長や副校長から指導が絶対入るレベルでは。14年前とはいえ、あそこまでヒドイ先生はいないだろうと思うけれど、私があまいのかな。

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    2026年04月27日
  • 拷問依存症

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    依存症シリーズ4弾です。
    櫛木理宇先生が好きなので、発売後、直ぐに購入してあったのですが、私にとって、この依存症シリーズは読むタイミングがあって、今になりました。万人にオススメ出来るシリーズではありませんが、自分の見たくない世界を見せられ、何が正しいことなのかと考えさせられるシリーズです。次で終わりだとか…怖いですが、読みたいです。

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    2026年04月27日
  • 殺人依存症

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    二度と読みたくない本。
    低評価の意味ではない。
    子供には愛情が必要だということを子を持つ親に教えるにはうってつけの本だと思う。

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    2026年04月26日
  • おとどけものです。―あなたに届いた6つの恐怖―(新潮文庫nex)

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    今アツい小説家作家六人による、ホラー短編アンソロジー集。
    「あぁ、読まなきゃ良かった」と帯には謳い文句がありますが、どの話も怖いし、少し変わっていて面白かったのでむしろ「読んで良かった」です!
    個人的には、斜線堂有紀さんの「カタリナの美しき車輪」がぶっちぎりで怖かった!
    主人公は、SNS上であえて炎上するような投稿ばかりをするAIアカウントを作成し、実在する人物が炎上する機会を減らそうとします。
    が、その試みが招いた恐怖とは…
    作品により色んなタイプの怖さがあり、一冊でバリエーション豊富なホラーを楽しめます。

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    2026年04月25日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    やはり、櫛木さんや…
    よく拉致監禁のはあるけど、監禁後の話はあるけど、監禁中の内容を淡々と。
    小学校高学年で誘拐された少女…
     蔵の中
     バケツで排泄
     毎晩のように強要
     挙げ句の果てに、出産
    …_| ̄|○

    その後、保護されるけど、本人は、被害者やから、悪ないのに、色々な目で見られるわな。小学校時代の友達は、まだ、大丈夫としても…
    それもな…年月経ってるし…
    キツい〜

    この調子で、監禁解放後もツラい被害者を描くのかと思ってたけど違う!
    確かに、被害者も描いてはいるんやけど、それより大きいもの。
    なぜ、こんな事件が起きるのかという土壌というか、こういう社会。地域的なのか、片田舎なのか、いま

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    2026年04月24日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    同じような地点から、堕ちていき残酷な死を迎える少女、平穏な幸せを着実に手にしていく少女の対比が、何とも言えない、苦しい気持ちになった。周りのサポートで大きく変わっていくから、1人でも多くの人が福祉に繋がって社会復帰出来ますように。善悪の判断がつかず、素直だった少年少女が食い物にされてしまう描写は物悲しい。
    フィクションではあるが、この本の登場人物達のように、騙されいいように使われ死んでいく人は多くいるんだろう。知識がなければ助けを求められない、それなら私たちはどうしたら良いのだろうか。

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    2026年04月24日
  • 残酷依存症

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    私の周りには、女とヤッた人数をステータスにする男が多い。

    こんだけしてる。
    この前ヤッた女がキモかった。
    本気になられてうざい。

    元カレは、出張先で抱いた女の数を「何ゴール」と言っていた。
    クソサッカー部のクソゲーだ。

    なんでか、生まれながらにして女は見下される。
    知らない間に顔や胸の大きさや細さで良し悪しを判断される。

    依存症シリーズの2作目、「残酷依存症」は、
    女を下に見る男たちが監禁され、殺し合うデスゲームが始まる。

    3人はただの仲良しじゃない。
    男の中のステータスに取り憑かれた人間たちだ。

    私の周りの男たちや、元カレのように
    「女とヤッた」ステータスや、ノリでナンパした女に

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    2026年04月24日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    こーわー。
    怖いけど眠れなくなる怖さとかでなく、ラストが悲しいし村人最悪!となぜだか怒りに変わる。
    清玄がどうなるのか、教授の思惑はなんなのか、この村にはこの家には何があるのかと、続きが気になって仕方なかった、
    教授の自分が死ぬ時は世界の全てを道連れにしたいというのは、とんでもなく身勝手であなたは何も関係ないじゃんと思うけど、清玄が「知ったことか!ざまあ見ろ」と思うのは、納得してしまった。
    私が清玄の立場なら、与蔵の望みは絶対叶えず清玄と同じことするな。

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    2026年04月23日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    除霊的なものではなく、発想力や推理力で解決していくので読んでいて次の展開を予想していくのが面白かった。

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    2026年04月21日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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     作品内容もさることながら、冒頭に登場する【山菜達ち】に目が吸い付いた。都会でこごみ、タラの芽、コシアブラ、蕗のとう等々食べたくなっても簡単に手に入らないし、このご時世山菜を食べるために山へ出かけ熊に食べられたらどうしますか。そして蕗を食べるため数100円スーパーに払うだなんて。食に関する情報が溢れている昨今どう対応すれば良いのか悩みは深まるばかりなのです。

     とって付けたような感想になるけど、もう一度この三兄姉弟に会いたいような、またお腹空きそうだから会いたくないような(^◇^;)。

     あっ、全然イヤミスじゃなかった。

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    2026年04月21日
  • 死刑にいたる病

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    昔FBI心理捜査官を読んでいたので、とても懐かしく(?)読むことができました。
    改題した様ですが、まさに「病」に罹る過程が綴られています。

    物語全体がテンポ良く構成されているのですが、それも「病」だとしたら、恐るべしです…

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    2026年04月19日
  • 瑕死物件 209号室のアオイ

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    櫛木理宇さんの作品は構造的差別へのまなざしが共通して描かれている。
    このホラー小説でもそうだとは思わなかったので意外な展開だった。
    でも考えてみれば、ホラー作品の霊(的なもの)といえば、子どもか女性がイメージされる。
    それは即ち、子どもや女性のような構造的な弱者がこの世で孤立し生き延びられず、悔しさ、悲しさ、怒りを携えたまま死んでいったから例になるということなんだろう。
    よって、共通したホラーイメージがあるということは温存された差別構造があるということなんだと気付きを得た。

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    2026年04月19日
  • ふたり腐れ

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    イノリ、セイ、市果の3人の逃避行は、人生で一番楽しくて幸せな時間だったんじゃないかと思う。けど、殺すのはよくない。お金だけ盗ればよかったのに。

    本当は、あの人が化け物だったのか、、
    ぞっとする終わり方。

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    2026年04月19日
  • 死刑にいたる病

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    映画を観てみたいなと思ったので、まず原作小説を読んでみることにしました。

    全体的にどんよりとした灰色に覆われていて、明るい部分がひとつもないストーリーです。

    全363ページ。中だるみすることなくテンポよく読めましたが、それは作り話だとわかっているからできたことで、これがもしノンフィクションやルポルタージュだったとしたら、恐ろしくてとても読めなかったと思います。

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    2026年04月18日