櫛木理宇のレビュー一覧

  • 執着者

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    老人だからといって舐めてかからないようにしようと思える作品だった。文字だけであそこまでとりはだがたったのははじめてだった。執着者っていうタイトルの意味がわかった時、人間がいちばん怖いんだなって思った。

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    2024年12月10日
  • 死んでもいい

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    ネタバレ

    ちょっと前に書店にて見たので、読んでみた。
    何の気なしに手に取ったが、1作目から傑作でびっくり!
    いじめられっ子といじめっ子、この構図に隠された真の関係性とは…「死んでもいい」
    ランチ会、ホームパーティーに突如現れ大荒らしするクラッシャー家族は如何にして…「ママがこわい」
    叔父の葬儀で、異母の姉との少年時代の、少しエロティックでグロテスクな雰囲気の数年間を思い出し…からたねおがたま」
    死ねと言われ続けた人生で、鉈をふりおろす瞬間に自分が死ねと言いたかったことに気づくストーカー女。殺される主婦は盗癖持ちで、ずっと泥棒と言われたかったときづいた…「その一言を」
    文学部の顧問に借りた小説は、現実では

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    2024年11月24日
  • 虎を追う

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    世間を震撼させた過去の凶悪な30年前の幼女誘拐殺人事件について疑問を持った元刑事が、孫とその友人の手を借りながら
    SNSを用いた現代的な手法で追いつめるというストーリー自体は面白い。
    また、犯人の征服欲を敢えて、刺激してする。怒らせる、挑発する。気取ってスカしているが、お前はちっぽけだ、弱い者いじめしか出来ない負け犬だと散々煽る手法も斬新。

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    2024年11月12日
  • 死蝋の匣

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    ネタバレ

    読んでてすごい苦しくなった。

    今回の人生はハズレだった。
    次は人間になれるかな。

    辛すぎる。

    結局千草にも救いがあったのか分からないし。

    生まれ変わりなんてないよ、生まれてきただけで子どもたちには幸せになれる権利があるのに。

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    2024年11月05日
  • ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵

    購入済み

    おお・・・。

    森司くんとこよみちゃんの関係がまた一つ進展しました!毎回、ほんの少しずつでもきちんと二人の距離が縮まっているのが良いですね~。
    結構シャレにならない怖さの怪奇現象と、ほのぼのラブコメのバランスが絶妙です。おなじみのキャラ達も読むたびに親しみが沸いて、大好きになります。

    #胸キュン #切ない #怖い

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    2024年10月17日
  • ぬるくゆるやかに流れる黒い川

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    櫛木作品を毎回読む度、そこに描かれる絶望に打ちひしがれる。
    二つの家族を襲った悲劇、犯人の自殺、残された遺族に付きまとう「何故?」という問いかけ。
    二人の少女が女性憎悪の謎に向かっていく様に目を見張った。SNSを駆使して当事者たちから話を聞き出すのだが、ここで描かれるのはSNSを活用している人間のそれ。見ただけではなく、それを行い、自分の言葉で消化して描かれている。
    並行して描かれる警察の捜査も小さな手がかりから真相に迫っていく様は読み応え抜群だ。一見、何の関係もなさそうな出来事や物証を一つずつすくい上げていく。
    本書を読み終えて、我々を動かし続けるネットの声について考えた。それはあくまでも神

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    2024年09月22日
  • 氷の致死量

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    ネタバレ

    「ぼくは、彼女を理解しきれなかった。いや、理解できずとも、丸ごと許容してやればよかったんだ。」

    内容は全然違うのに、着地点が『本性』と重なった。
    列挙される性的マイノリティを調べつつ、”ヘテロセクシャル:異性愛者”の段で、ああ、普通の…ってなって、こういうとこだな、と思う。「『こうあるべき』なんて型は、性的指向には全く意味がない」「人それぞれとしか言いようがない」、そのとおりだと思うし、偏見もないつもりだけれど、つい”普通”とか”基準”を設けてしまう。なかなか意識を変えていくのは難しい。
    犯人も含めて登場人物の、その生い立ちに起因する言動に筋が通っていて腹落ち感がすごい。櫛木理宇には珍しくサ

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    2024年09月17日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    7人の作家さんのアンソロジー。

    色々な部署の話で、とても新鮮で面白かった。
    ルームシェアの話が1番好きだったので、もしシリーズ化などしていれば読みたいと思った。

    オススメです。

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    2024年09月11日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私はすごく好きな作品です。
    購入した日の夜、寝る前に少しだけと思い物語中盤のページをぱらぱらめくっていたらそのまま一気に引き込まれ一気読みしていました。
    自分も高校生の頃に、派手な遊びをする知人の輪に入ってみたり背伸びをして遊んでいたことがあるので、眞実のことは他人事には思えませんでした。「このままでいいのかな」と思ったときに素直に来た道を戻れるか、そもそも戻れる選択肢があること自体が幸せなのかもしれません。

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    2024年09月07日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    訳ありな人達が流れ着くグリーンヴィラ
    汚い、プライバシーゼロ、自衛しなければ食事やトイレットペーパー、使いかけの生理用品まで奪われてしまう劣悪な環境。
    そんなシェアハウスで出会った家出少女2人。

    出会う人間が違うとここまで人生変わってしまうのか。

    終盤の〈その日〉の2人の状況が細かく交互に展開する場面には圧倒された。
    恐ろしい。


    胸が痛い


    朝の通勤電車で読み終えたので、気持ちがしんどくなって真っ直ぐ職場に行けず、10分だけ喫茶店に寄った。
    贅沢だな私。

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    2024年09月06日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    とにかく息が詰まり途中ページを進めるのも躊躇するようなシーンもあった。
    ただ2人の少女が些細なことで切り裂かれ対比して描かれていく様は本当に見事だった。想像力も掻き立てられる素晴らしい構成だった。

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    2024年08月31日
  • 鵜頭川村事件

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    今まで読んだ中でもなかなかない、文句なしの星5つ!

    最後の揉み合いのシーンは、スローモーションの映像が頭に浮かぶほど。
    リーアム・ニーソン主演で映画化して欲しい(笑)

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    2024年07月24日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2人の少女の明暗をこんなにも分けたものは何だろう。
    苦しくて残酷な話だけど、現実にも起きてるかもしれない。紙一重で自分と出会わないだけで。
    色々考えさせられる。
    重たくて辛い内容なのに櫛木理宇作品で1番好き。

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    2024年07月29日
  • 凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎

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    理宇先生好きやから手に取ったら
    3部作の3番目だった。。笑
    3から読んでもおもしろいです笑
    次は1から読もう。
    相も変わらず胸糞のえぐえぐですが
    グロさ少なめだったので一気読みできました!

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    2024年06月25日
  • 鵜頭川村事件

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    いつもの櫛木理宇とは違った気がした。人のいざこざ注視で露骨に惨たらしい有様はなかった。でも人間同士がな……どうしようもないからこれは

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    2024年06月24日
  • 氷の致死量

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    最近、グロテスクや残酷描写よりもミステリーとかトリックとか最後のどんでん返しみたいなそっちの技巧系が多い気がしてる。少女葬よりもグロいのってまだない。

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    2024年06月24日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    暴力に頼ればそれは簡単なんだけどさ、そうもいかないよねっていうのがまだ分からない子供たちの話だった。

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    2024年06月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

    購入済み

    これがハマるということなのか。

    この作品にはじわじわハマっていきました。
    始まりはもう何年も前に、吉田宙丸先生のコミカライズを読んだことでした(吉田先生のファンで^^)。
    内容はずっと覚えていて原作も気になっていたのですが、何冊もあるので躊躇していました。
    そして最近読み始めたら、楽しくて仕方ありません!森司君とこよみちゃんの関係がとてもピュアで良いですし、部長や藍さんのコミュニケーション能力の高さ、泉水君の迫力も、読んでいて気持ち良い。オカ研がとても良い!
    箸井地図先生のコミカライズも凄く気になってきてしまいました(吉田先生のコミカライズと収録話がほとんどかぶっているというのに)!
    ハマってしまった、と自覚する今日この頃で

    #タメになる #怖い #胸キュン

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    2024年06月14日
  • アンハッピー・ウェディング 結婚の神様

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    十冊目の櫛木理宇。
    今までの九冊を読んできて、櫛木理宇の作風は理解出来ていたつもりだったが…こんなにホンワカ恋愛コメディも書けたのか。ラブコメとはいえ、伏線回収もお見事。いやあ、面白かった。

    もっぱら胸糞イヤミスが主食な私、心が暖かくなってしまった。最後のページなんてガッツポーズしてしまいました。キュンキュンするなあ。いい作品をありがとう。

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    2024年05月31日
  • 少年籠城

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    読み終わってみると、切ない気持ちになりました。弱き声もちゃんと然るべきところに届き、変わっていくこと、互いに助け合うことをいとわない世界であってほしいと思いました。

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    2024年05月26日