櫛木理宇のレビュー一覧

  • 死刑にいたる病

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    櫛木さんの作品、2冊目です。
    大学生筧井雅也は鬱屈とした毎日を過ごしている。
    ある日、手紙が送られてきたが送り主は連続殺人鬼の死刑囚だった。

    前回は依存症シリーズでグロすぎたので、ちょっと警戒しましたが今回は心理的恐怖が強かったです。
    刑務所への訪問が増えるにつれ次第に性格が変わっていく雅也。途中、最後の結末が全く読めず、どんどん物語に引き込まれました。
    微妙ですかロバートデニーロが出ていたエンゼルハートを思い出しました。

    ラストもある意味、衝撃的でした。

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    2026年03月23日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    全体的に暗い話。そのため、主人公たちの青春のような日常が輝く。

    本書の中で描かれる『イジメ』はもはや犯罪といっても過言ではないほどの行いだ。しかし、未成年というだけで減刑され、模範的にすればさらに短い期間で罪への清算が終わってしまう。加害者と被害者間におけるダメージ量の乖離は開くばかりだ。

    そんな加害者たちにしっぺ返しを食らわせるのがカイとフミキである。二人の言動は、『どんな生命の大切である』の曖昧さを浮き彫りにする。自殺はいけないと説きながら、イジメの加害者を野放しにしている。解説にある「安っぽい道徳観」が世間では浸透しているのだ。

    最後の一文は読者にその後の展開を予想させる。フミキは

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    2026年03月22日
  • 拷問依存症

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    ネタバレ

    シリーズ4作目!!
    やっと読めたー^ ^

    それほど残酷さを感じなくなっている自分が恐ろしい…笑

    真千代さん、一体何がしたくて何者なのかはまだわからないけど、やっぱりダークヒーロー感は否めない。

    ってか我孫子さん監禁されて編集させられてた動画はどうなったんやろ?
    あれはあれだけの描写だったの?
    読み返し必要かも。

    櫛木理宇さんのX覗いたらば5部作とのこと…
    次は何依存症なのー??
    気になるーー!!


    殺人→残酷→監禁→拷問→『?』

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    2026年03月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5編全て怖い!誰が誰を
    まじで!もうやだよ!最後の一行まで
    目が離せない
    後味悪さが最高の恐怖の一冊
    どの作家が好き?

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    2026年03月16日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    今まで何作も櫛木理宇の小説読んできましたが、これは3本の指に入る作品です。好きです。虐げられ、理不尽に踏みにじられた挙句ねじ曲がった方向に覚醒し、大成するというか世の中に復讐するというか、そういうたくましいヒロイン像ってのが、よく出てくるんですが、本作のヒロイン(名前忘れた)もその一典型。でも、その親友目線での物語で、シスターフッドなんですよ。胸熱なんですよ。
    でね、このヒロインの虐げられっぷりが、にこの年代ではあながちフィクションでは済まないっていうか。一歩間違えたらにこ自身もこういう目にあってたよ、みたいなリアリティがあってですね、とても他人事と思えない。だもんで、最後はヒロインを応援する

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    2026年03月14日
  • 死刑にいたる病

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    個人的にめっちゃ面白かったです!

    どんでん返しがすぎるって感じです!

    1人の印象がここまてころころ変わる体験は初めてです、、

    初めの方は色々な人の話が中心なんですが終盤の畳み掛けがもう目が離せませんでした笑

    あっという間に読み終えてしまったのでぜひ読んでください!!

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    2026年03月12日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    人生で重要なのってお金でも誠実さでも優しさでも賢さでもなく、運なんだな〜と思った。17歳の少女Aは綾希?宇田川海里?

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    2026年03月11日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    シリアルキラーアンソロジー。なんとまあ危険な本です。そしてとても楽しい本。
    お気に入りは阿津川辰海「シリアルキラーVS殺し屋」。どっちもどっちな、とんでもなくスリリングで息詰まる対決です。ふたりの間で命を懸けて繰り広げられるゲームとその顛末には、ぞくぞくわくわくしっぱなしでした。
    木爾チレン「脳JILL」は、恐ろしくも悲哀を感じてしまった物語です。シリアルキラーには間違いないけれど、そういう言葉で片づけてしまうのはなんとも……やりきれない思いが残りました。
    櫛木理宇「テキストブック・キラー」、くわがきあゆ「私の伴侶」、結城真一郎「ご乗車の際は」と、どれもこれも傑作。とにかくやばい人物が多すぎる

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    2026年03月10日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    櫛木さんの作品が大好き。「悲鳴」もとても良かった。大満足。作品に引き込まれて、読む手が止まらず1日で読み終わってしまった。
    どうしてこんなにも、犯罪者の考えていることを表現できるのか、、、たくさんの本を読んで、勉強されていることが細部から伝わってくる。本当にすごい。思わず眉を顰めてしまう描写が、フィクションだから面白く読めているけど、実際に行ってしまう人々がいた、いると思うと、人間って残酷だと気付かされる。私自身、日々平和に生きているけれど、いつあんな目に遭うか分からない。怖いけど、世界の闇の部分は見えないふりして、今後も楽しく生きていくんだろう。酷い目にあった人がいても、ニュースで見て、消費

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    2026年03月04日
  • 監禁依存症

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    手を止めたくなる時があった。
    あまりにもリアルだからだ。読み手を当事者のように誘う文力。でも心は次のページを躊躇うが表情は無邪気な子供のような笑顔になる。
    殺人。監禁。拷問。レイプ。輪姦。性同一性障害。スクールカースト。いじめ。ニュースやネット、フィクションな作品でよく取り上げられる。身近なようでどこか遠くぼやけた存在に思える。それは体験していないから、見ていないから、周りにそういう状況になった人を知らないからなのかもしれない。でも確かに存在している。
    ぼやけたものが鮮明に押し寄せられた作品。

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    2026年03月04日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    何十人もの子供を拷問し殺害した男に、1件の無罪を証明してほしいと頼まれる主人公。
    最初の方でこの男がサイコパスだと明かされた時点で、結末は大体予想できていました。
    というのも、私は過去にサイコパスと思われる方とお付き合いをしていたことがあるからです。
    主人公がこの男に惹きつけられていく様に、昔の自分を重ね、少し苦しかったです。

    自分の目的のために、優しさや誠意と受け取ってもらえる行動をとり、時にはわざと涙を流して見せたりして、相手の感情を支配し、簡単に他人の人生を弄んで壊す。
    その目的すら、その時の気分や娯楽等というくだらない事柄であることが多く、そんなもんで人生を壊されるこっちはたまったも

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    2026年03月06日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    タイトルだけ見て、「厨二病的な話だったらどうしよう」と思ったが良い意味で裏切られた。
    推理要素、ヒューマンドラマ、家族、などの様々なくくりがあったり、殺人鬼の一人称で読めるものや「いやお前が殺人鬼なんかーい」とどんでん返しがあったり。盛りだくさんで楽しめた。
    全部良かったけど、個人的に面白かったのは「脳JILL」かな〜。趣味コスメ集めからの、クレーンゲームからの、人が落ちるところ鑑賞からの、最後は自分が…の流れが見てて切ない。

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    2026年03月04日
  • 残酷依存症

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    続けて2作目。
    残酷依存症はとにかく描写が強めで
    読んでると体中がむずむずします…嫌な感じ。

    撃たれるとか首絞めとかより、手足とかの痛みの方がリアルに想像できちゃう気がして、鳥肌が止まらない。

    昨日まで「友達」だと思っていた人に、刃を向けなきゃいけない状況、やらないと、殺されるかもという絶望感。
    爪、耳、眼球…個人的にはパイプカットをずっと待ってたから、そこだけはちょっと物足りないかも!(笑)

    体のいろんな部分がなくなっていく。それも、自分達の意志と力で。

    わたしも、××した側は同じことされればいいと思う、されるべきだと思う。即死なんて許せない。
    性被害は、されてから生かされる方が生き

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    2026年02月25日
  • 殺人依存症

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    これまで読んだ本の中でも群を抜いて残酷。
    救いはない。後味は最悪。

    子どもへの性的描写が本当にきつい。
    読んでいて何度もページを閉じたくなった…

    正直、「そこまでやる?」って何度も思った。
    怒りというより、嫌悪に近い感情。

    視点が次々に切り替わる構成は巧みで、読みやすい。
    だからこそ逃げられない。
    気づけば、やめられなくなっていた。

    “依存症”というタイトルだけど
    引き摺り込まれていたのは読者の私かもしれない。

    フィクションなのに、現実との距離がほとんどない。そこがいちばん怖い。

    読後、スッキリはしない。
    むしろ胸の奥に嫌なものが残る。

    でもたぶん、それがこの作品の狙いなんだと思

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    2026年02月25日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    死刑にいたる病
    映画化され、公開当時に観て、衝撃と満足感から「絶対に原作を読むぞ!」と意気込んでから、はや3年。
    やっと読んだが、個人的には正に傑作。

    まず、今作の連続殺人鬼:榛村大和のキャラクターが映画版と違い、美青年という設定で驚いた。映画版で榛村大和を演じる阿部サダオは「近所に住む、接しやすいおじさん」という印象があったが、作中での書かれ方的には「40代とは思えないゴリゴリのイケメン」という感じ。
    この差分が決してマイナス評価という訳ではなく、この采配をした、白石和彌監督の思い切りが良いなと感じた。
    しかし、原作と映画版の榛村大和の一番の共通点はやはり「眼」。
    この「眼」は、時に相手に

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    2026年02月24日
  • 殺人依存症

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    はじめて読むジャンルですごく新鮮だった。
    最初から最後まで胸糞悪いのに、展開がパッパッと進むので全く飽きなかった。惹き込まれた。
    終わり方もよかったし、途中の女の描写がエピローグで回収されるのも見せ方に工夫があって驚かされた。
    終わり方もすごく自分好みで最高の1冊。
    『依存性シリーズ』の2.3冊目も早く読みたい。

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    2026年02月23日
  • 死刑にいたる病

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    原作、映画と纏めて楽しむ。
    原作はかなり面白かった。予想を遥かに上回る。
    そして、映画は、さすが白石和彌監督。
    エグいね。そして、原作の矮小化ではなく、原作の先に突き進む編曲で最高の完成度。

    まぁ、本気でやるなら、もっともっと支配できたはず…

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    2026年02月22日
  • 監禁依存症

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    シリーズを追っていくごとに骨太の社会派に近しくなっていくが、今回は直接的にグロテスクな描写は少なかったにも関わらず最もおぞましかった。エピローグでは一捻りあってより作者らしさを感じれた良作

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    2026年02月21日
  • 監禁依存症

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    性犯罪者の弁護を手掛ける弁護士の息子が誘拐された。この誘拐の目的は怨恨なのか。一方で浦杉の娘・架乃は、自分と同じように性犯罪に怒りを抱える友人を見つける。事件以来父との仲も修復でき、平穏な日常に戻ったかのように思えた架乃には、まだ断ち切りがたいあの人物への想いがあった。
    今回もなかなかに胸糞悪くて、だけれど読む手が止まらないミステリです。性犯罪に対する問題って、男女間で感じ方に相当差があるんだろうな、という気がしました。善悪だけじゃなくて、もともとの意識が違うのではという気がします。もちろん多くの人にとっては、悪意のないレベルなのでしょうけれど。
    あの人に下された制裁、男性目線からするととんで

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    2026年02月19日
  • 拷問依存症

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    救いようのない話、でもすらすら読めてしまう・・・。
    真千代は浦杉親子をどうするつもりなのかが気になってしまう。今回はお父さんの出番はありませんでしたが、次回再登場するのでしょうか。
    読んでいてところどころ違和感を感じるところがあるのですが、最後まで読むとその違和感が正しかったと分かります。伏線の貼り方が上手です!
    それにしてもこのシリーズを読んでいると、生きていくのが怖くなりますね・・・。恐ろしい世の中です。

    #ドロドロ #ダーク #怖い

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    2026年02月19日