櫛木理宇のレビュー一覧

  • 監禁依存症

    匿名

    購入済み

    面白くて続きが気になり、一気読みしました。小学生の何も判ってない頃から性的な対象として大人に見られていた事を思い出しましたし、小諸成太郎が酷すぎて目には目をと思ってしまう話しでした。読んでいて辛くなったし、外に出るのが怖くなりましたが、作者の怒りを作品にすごく感じたしとても面白い作品でした。

    #ダーク

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    2025年09月09日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    個人的最注目作家の櫛木さん、依存症シリーズに手を出してみた。
    最初の舞台は痴漢電車。
    痴漢が当たり前になっている車内で、我慢するしかない小、中、高校生達。
    ネットの掲示板では、痴漢専用のスレがあり、対象となる児童や学生の姿や年齢、学校等がこと細やかに共有されている。
    掲示板でやり取りをし、電車内で合流し、複数人で犯行に及ぶ。
    そんな恐ろしい犯罪に巻き込まれた被害者、被害者の親、加害者等、あらゆる視点からのシーンが描かれています。
    とにかく頭がキレ、残酷なまでに少年少女を”襲わせる”、謎の女、真千代
    襲わせる、というのがポイントで、真千代は決して自分では手を下さないのです。
    真千代はとても人心掌

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    2025年09月07日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    なんかやけに気になった本。大体こういう気になる本は自分的に面白い確率が高い。というので読んでみた

    こわ。

    読み終わった瞬間、なんとも言えない怖さと後味悪さがいい感じにきて面白かったです。なんかこう、終始手のひらに踊らされていた感。連続殺人犯は何がしたかったのか。いくつ人を踊らせればいいのか。主人公逃げてくれ。
    シリアルキラーの精神が覗き込めるかもな一冊。

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    2025年09月06日
  • 監禁依存症

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    依存症シリーズ三作品目。
    最後の最後まで油断の出来ない、暴力と悪意に満ちた恐ろしいクライム・サスペンスでした。
    救いが…救いが無さすぎる…。一気に読み切ると確実に消耗します。しかも本編の中で紹介される事件、ほぼ全部実在してるんかい。消耗しました…。

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    2025年08月26日
  • 七月の鋭利な破片

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    ペドフェリアなどの社会問題は心に来るものがありましたが甘酸っぱい青春もあり、読んでいても辛すぎるという感じはなく、素晴らしい作品でした。細かい描写が伏線だったりと、ミステリ的な面白さもありました。最後も希望のある終わり方で良かったです。

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    2025年08月14日
  • 殺人依存症

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    「─楽しませて。」

    少女や少年を狙った殺人事件。その影に潜む1人の女性。本作品は息子を失った刑事とその女性を主軸としたクライム・サスペンスだ。激しい性的暴行と拷問の末に亡くなった少女を主観としたプロローグから始まり性的嗜好が歪んだ容疑者達の心情の吐露が続く。読者である自分は目を逸らしたくなりつつも骨太かつテンポの良いストーリーテリングにより物語の世界に引き込まれます。
    本作品を通して作者は誰が『悪』という定義をすることもなく、最後まで淡々と暴力の世界を描き切っています。事件の首謀者である女性ですら幼い頃に性暴力に晒され壊され侵された人物として描くことによって読者の心の中に(僅かではありますが

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    2025年08月12日
  • 監禁依存症

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    ネタバレ

    面白かった

    女子大生目線で描かれる話と警察官目線の話
    2つの話がどこで関わってくるのか、根本は何かと考えながら読むのが楽しかった。

    性被害にあった少女・家族から恨まれる、加害者の弁護人。
    仕事とはいえ、振る舞いに自業自得と思った。

    シリーズ全て再読したい。

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    2025年08月08日
  • ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵

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    学生運動の話が絡んでくるのがおもしろかった。
    森司くん、恋愛偏差値が低いが故に(?)たまにすごい言動をさらっとしてのけるよね。笑

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    2025年08月05日
  • 氷の致死量

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    いや面白いな!こんな話になるとは予想外。
    良い意味で裏切られた。
    相変わらず凄惨な殺害シーンや胸糞悪いシーンはあるものの、性的マイノリティである十和子が本来の“自分”を取り戻すまでを描いたサスペンスだといえる。
    それにしても、歪な親子関係が齎す悪影響には腹立たしくて虚しい気持ちになる。
    「じゃあ第三者として何が出来るの?」と問われると、何も言えなくなるのが歯痒いな。
    性的指向でも、初めて聞くようなものがあって「知らないことばかりだな」と思った。
    何においても少数派は理解されにくい事が多い。
    作中の『ASMA』のように、それを安心して開示できる場ってホント大事ですよね。
    全体的に重めだけど、希望

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    2025年08月03日
  • 虎を追う

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    後味の悪くない ザッツ•エンタテインメント
    悪くないが、もちろん後味は残りまくる、という笑
    さすがは櫛木先生www

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    2025年08月03日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    内容はグロいし胸糞悪いし報われないけど読み進めてしまう面白さがありますなんて言ったらいいかわからないけど一回読んだらやめられない中毒性と登場人物のぐちゃぐちゃな心情や気持ち胸糞悪く感じさせるところ性描写の悲惨さやほんと全てが相まって面白いです3シリーズあるんですけど3日で読み終えてしまうぐらい進みました読むの一旦やめようって思っても読んじゃうんですよ!!がちで!この凄さを一回体験して見て欲しいですね胸糞悪いけど言い表せない面白さがあります!個人的にはめちゃくちゃ刺さりましたね

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    2025年08月03日
  • ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者

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    ラストが好き笑
    そして、八神くんって実はモテるのでは…!?
    本人が気づいてないだけなのでは…という回。

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    2025年08月02日
  • ふたり腐れ

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    私の中の櫛木理宇さんっぽい装丁ではなかったが、内容は間違いなく櫛木さんだった。コールセンターで派遣の仕事をして平凡に静かに暮らす市果。ある夜、大柄な女が人を殺すシーンを目撃してしまう。人を殺して金を奪って生活をしているその女。そこから市果の部屋に住むようになった。そんな二人の共依存生活が始まった。二重人格、サイコパス、連続殺人、ストックホルム症候群、児童養護施設…等々櫛木さんカラー満載。映像化に適していそうな物語。市果が絶妙に良い!良くも悪くも以前の櫛木作品ってもっと重ための噎せ返るような閉塞感があった。

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    2025年07月30日
  • 七月の鋭利な破片

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    待望の櫛木さんの最新作。タイトル通り七月中に読み終えた。小学生だった十四年前に怖ろしい事件に遭遇した。当時近所で有名だった変質者に、嫌われ者の同級生がおぞましい殺され方をしたのだった。そしてその犯人も自殺して幕を閉じた当時の事件。その後四人は別々の学校に通い、四人そろって会うことはなかったが、大人になって居酒屋に集まることになった。そして後日、一人が殺された。浮気、噂話、虐待、恋愛、小児性愛等々色々な勘違いが絡まり合って十四年前の事件の真相も解かれていく。相変わらずの櫛木さんワールドで真相に驚愕だった。

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    2025年07月30日
  • ホーンテッド・キャンパス

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    多分3回目?
    何回も読んでる!
    読みやすい文章で、1話1話が短いから読みやすい。
    アニメ化とかされてないのかな?

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    2025年07月27日
  • ふたり腐れ

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    ネタバレ

    市果と、ある女の話。
    それだけで収めるには足りないくらいの話でした。自分を求めてくる存在を近くに置きたい。その気持ちはよくわかります。
    何かボタンを掛け違えていたならば、自分も何かしてしまっていたのかもしれない。

    サクッと読めました。櫛木理宇さんらしく、殺人描写は細かく、没入できました。

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    2025年07月23日
  • 僕とモナミと、春に会う

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    父に捨てられたという忌まわしい記憶が邪魔をし、人と上手く話せなった翼が出会ったのは、人形サイズの女の子。しかし、翼以外には美しい猫に見えている。モナミは上手く話せない翼と周りの人との仲介者となり、翼を助ける。ツンデレなところや、甘いものが好きなところ、猫を擬人化したらモナミなのだろうなという感じで、モナミがとにかく可愛い。ファンタジー要素もありながら、翼を捨てた人物を探るところはミステリーのよう。家系の中にミステリーを散りばめる感じが櫛木理宇。私は、諸橋のような自分を見下している人物に依存してしまいがちであるが、本当に自分を想ってくれる人はだれなのか、と考えて人間関係を整理した時に、本当に大切

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    2025年07月20日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    まさに「戦慄」の如き作品の応酬。
    特にやはり注目は、北沢陶さん。大阪舟場を舞台にさせたら、右に出る人はいません。御本人も昔の人の言い回しや、当時の表現にこだわって書いているだけあって、時代小説のような雰囲気ですが、説明や描写表現は現代語を極力使っているので、どっちらけになることはありません。

    どれも短いながらも、天下一品でした。

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    2025年07月16日
  • 七月の鋭利な破片

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    中学の英語教師である青哉は、久しぶりに小学校の同級生4人で会う。
    そのときに14年前の林間学校で起きた凄絶な事件の話になり、誰もが忘れたくても忘れられないほどわだかまりを持ったままだと知る。

    物語は、林間学校の始まりの日から事件が起きるまでと現在の青哉たちを交互に振り返るのだが、彼らが久しぶりに会ったあとに若葉が遺体で発見されたことで、林間学校で起きた事件で捜査していた岩割刑事と再び会うことになる。

    その犯人は…。

    戦慄のサスペンス・ミステリーとはこのことか…と。
    楽しいはずの林間学校で起こった事件が、4人が久しぶりに会ったことで再び甦ったのか…と思うほどで。
    あまりにも残酷。

    子ども

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    2025年07月14日
  • 七月の鋭利な破片

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    14年前と現在が交互に書かれていて、過去と現在の事件がどう繋がるのかハラハラしながら読む。
    小学校高学年の思春期入りたてのような青春もあり、じとっとした暗さもあり、すごく雰囲気作りが上手いと思った。

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    2025年07月12日