櫛木理宇のレビュー一覧

  • 悲鳴(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サチが11年間監禁されていたのに親達は周りの人達は普通に振る舞うように強要している。優しさに思えるがかなり残酷だなと思ってしまった。
    途中でサチは自殺を図って最終的には障害が残ってしまい最終的に喋ったりできなくなったりしたけれども友人の助けを得て昔の友達と再会できて良かったと思う。

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    2026年07月12日
  • 残酷依存症

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    ネタバレ

    大学生の輪姦サークルがヤクザやマフィアの構造と同じ。法を破るのは1人では心細く誰もが冷静になってとどまるけど、条件が揃い複数人でやれば罪の共有として強力な連帯感と強制力を生む。また今回も叙述トリックに騙されたから、ミステリーを気持ちよく読む才能があります。浜真千代は無垢な子供を殺してるから方で裁かれるべき存在なんだけど、今回ばかりは正義の所在が分からん

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    2026年07月11日
  • 殺人依存症

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    ネタバレ

    あの途中で入る一人称視点は浜真千代の視点だったのか。思い込みで悲劇を招いた浦杉と同じ過ちを体験させられて非常に読後感が悪いのが良い本だ。ここまで残酷で突き抜けた悪なら腹立たしくなるどころか感服してしまう。あとラスト50ページで浜の掌で踊らされている感覚になった。せめて亜結ちゃんの陵辱される描写が一人称で書かれてないのが救いかも。その程度には救いがない

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    2026年07月11日
  • 監禁依存症

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    ネタバレ

    いやー。やばいわ

    かなり期待して読み始めたけど
    誘拐と浦杉の娘の話があるだけで
    珍しくあまり残酷なシーンもなく
    なんだか物足りないと思ったのに

    最後に見事な伏線回収! 

    海外におる小諸弁護士と
    そんな連絡とれんくて大丈夫なん?とか
    架乃の周囲は怪しい人ばかりで
    これどうなるん?
    絶対なんかあるよなと考えながら
    読んでた私の期待を遥かに超える
    すごい展開で終わった

    もう私には真知代が正しく思えてしまいますよ
    ホントに…

    ちゃんと浦杉と架乃の件を終わらせただけで
    すごいなと思ったのに
    エピローグに、小諸弁護士の件をもってきて
    またそこで、そっちかー!と納得させられた

    ホントに櫛木さんすごいわ
    シリーズが、ちゃんとシリーズやったわ

    真知代と架乃の今後を書いてほしいな

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    2026年07月11日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    一気二度読みでした。
    帯に「村ホラー」ってありますけど、確かに怖い話ではあるんですけど、タチの良いホラーというか、きちんとオチがついてます。「あ、そうなのね。だからなのね。」って納得できる。にこ的には、表紙の自転車に二人乗りしてるカップル?の未来を祝福したくなるような、読後感爽やかです。その分、ってわけでもないでしょうけど、「村」の過去というか秘密というか、けっこうエグいです。そりゃ、祟られるわ。私でも呪うわ、って納得できるかんじ。この村の秘密が徐々に明かされていく過程とか、バイト代につられて「村」に来てしまう主人公とか、設定に無理がなく、非常に面白く読めました。オススメです。
    あと、2か所ほど、誤植を見つけてしまった。

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    2026年07月11日
  • 拷問依存症

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    浜真千代の行動理念がシリーズ毎に異なっていると感じるのは何故か。
    真に彼女を理解しきれていないからだろうとは考えるが、あまりにも緻密且つ大胆。何の弊害や被害も受けてこなかった私では考えも及ばない計画を立て、更にはそれを完全遂行できる確固たる意志と行動力、人脈がある。
    真千代の人心掌握術たるや、これまで観て、読んできたどの作品の人物よりもおぞましい。こんな人間がいてたまるかとさえ思う。
    何が彼女をここまでさせるのか…

    最後に、全シリーズの根源たる彼女に敬意を表する。

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    2026年07月08日
  • 監禁依存症

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    目には目を。歯には歯を。
    毎日報道される悲惨な事件の報道を目の当たりにする時、私たちは他人事でどこか現実離れしていると感じる。対岸の火事とはよく言ったものだ。
    被害者の痛みが分かるのは、身内、そして同じ経験をした者のみだ。
    他人の痛みを知ろうともしないことが罪であるなら、この世は罪人で溢れている。それを恥じるどころか、自分の身に起こらなくて良かったと安堵さえしてしまう。
    痛みがわからないのなら、お前も同じ目にあえばいい。
    果たして彼は理解できただろうか、自分の罪深さを。

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    2026年07月08日
  • 執着者

    匿名

    購入済み

    すごく怖かった。最初の鈴が鳴る所まではホラーなのかと思いましたが、徐々に人間の怖さ悪意が全面に出てきて恐ろしかったです。清楚で優しくて良い子が狙われやすい。本人や身内からしたらたまったもんじゃないです。きちんと真面目にしてるのに悪人に目をつけられるなんて。被害者と親御さんの気持ちと、子供達の今と未来を奪われてからの地獄の日々は悲しみしかなくて、どうしようもない悲しみと憤りに苦しかったです。
    どうか警察の方々には事件を未然に防げるように、もっとストーカーに厳しく、少しの声にも真摯に耳を傾けて行動していただきたいです。

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    2026年07月05日
  • 監禁依存症

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    シリーズ1作目の「殺人依存症」の登場人物が出る為、先に読んでおいた方が良い。この作品自体は2作目「残酷依存症」と似た傾向。ダークヒーロー寄り。世の不条理に真っ向から切り込んでおり、かなり痛快。溜飲が下がる読後感。

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    2026年06月14日
  • 執着者

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    緊張感あふれる描写の数々に興奮は冷めず。老人による2件のストーキング行為。そして一件の殺人事件が過去から現代へと遡り、一つへと繋がっていく。環境が形成していく人格や知能。立ち向かいもがくも付きまとう者。巻き込まれては憎悪を募らせていく者。切れないそれぞれの関係が執着となり粘っこく付き纏う。どこか哀愁も感じ、サスペンスさながらの爽快さも感じられました。櫛木さんらしいが溢れ楽しめました。

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    2026年06月10日
  • 氷の致死量

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    ある中学に着任した主人公の教師 鹿原十和子が、自分に似ているといわれている14年前に殺害された教師 戸川更紗に興味を持つ

    彼女は自分と同じアセクシャル(無性愛者)ではないか?
    主人公と更紗に執着する、残虐な殺人を繰り返す八木沼武史の過去と現在とが交錯する


    性的マイノリティが沢山挙げられていて知らないことが多かった
    アセクシャル、アロマンティック、リスロマンティック、ズーフィリア⋯

    そして薄ら寒い思いがしたのは、慕われすぎたせいで、逆に不幸を望まれるという、
    先生が好きすぎるから、僕らだけのものでいてほしい、妊娠といった誰かのものになるのは許せないという心理
    自分のものにならなくてもいいから他の人のものにもならないでほしい、という

    「僕のママになってほしい」というヤバい人が2人もいて性的マイノリティより少数派なんじゃない?と思った

    だけど希望のある終わり方をしているのがいい

    細部まで気を配るような丁寧な描写なので難しくなく、520ページもあるのにサクサク読めた
    読み応えもあり、おもしろかった

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    2026年06月09日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    事件やその背景は全く笑えない話なんだけど、登場人物のおかげでなんだかほっこりしてるから不思議。終わり方も良かった。

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    2026年06月07日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    お兄ちゃんとお姉ちゃんがいい。みんなに甘やかされる署長も可愛い。

    第1話 眸巳は新しく署長に配属された。兄が清臣、姉が那青。3人で山菜取りを楽しんできた。国枝というカウンセラーが刺殺され、知久というストーカー規制法で執行猶予中で行方不明が犯人と目星をつけられる。

    第2話 千賀湖女性首切り事件の頭部が発見された。下着泥棒は続いているが、逮捕された。しかし娘が2階から突き落とされた事件には関わっていなかった。

    第3話 眸巳は電話魔の相手をしている。那青が泊まり込みのため、清臣と眸巳はキャンプに来た。首なし死体の身元が判明する。今はバットで殴られた傷害事件を担当している。電話魔さんと甘味のお店に行くほど仲良くなった。

    第4話 梅の収穫をする。今度は氷平湖で首なし死体が見つかった。小学校か中学校くらいの年齢の女の子らしい。中学生はパパ活をしていた。

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    2026年06月06日
  • 執着者

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    夜道には気をつけなければ、誰にも優しくすることは危険と紙一重。
    ストーカーの話だと大体若い男女が登場するものの、まさかの付きまとうのは老人。一見弱者に見えて油断しているととんでもない。
    弱い人には優しくね、人に迷惑をかけないようにね、普通に聞けばとてもいいことなのにこの話に限ってはそんな優しさが危険な扉を開けるきっかけになりかねない、危機感を警告してきました。
    そして、その老人がなんなのか、なぜ自分なのか、これがビタッと分かってハマった時にはミステリーの解き方としては気持ちよかったです。
    執着という言葉のねばっこさが随所に表われるサスペンスでした。

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    2026年06月05日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    まず胸糞なストーリで読むのが辛かった。
    途中こいつら狂ってる、昭和過ぎるだろ、作り話すぎるなーと思ってしまいました。
    ではなぜ星5にしたのというと最後の解説でこの本が伝えたい事の真意が分かり令和の時代でも形は違えど通ってしまう話だと感じました。
    現代の警鐘として一読をお勧めします。

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    2026年06月04日
  • 死蝋の匣

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    シリーズものとは知らずに手を出してしまった!
    開幕から一気に持っていかれて、スピード勝負で読みました。登場人物も多いので、一気読み推奨!

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    2026年06月04日
  • ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート

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    オカ研のみんなにも愛着が湧いてきてだんだん面白くなってきた。ホラーの描写はしっかり怖く、真相は意外な展開で、終わりはいい方向に解決しているのが良い。胸糞悪い描写はままあるけど、オカ研が解決してくれるのでわりとスッキリします。こよみちゃんにチョコもらえて良かったね森司くん…

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    2026年05月30日
  • 逃亡犯とゆびきり

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    殺人事件を追うライターが主役の話で、彼女が遭遇する殺人事件はどれも鳥肌が立つようだった。寒気がする。それなのに作品は熱を帯びたように熱かった。読み出したら止まらないどころではなかった。止められないのだ。
    出てくる男がいずれもため息が出るほどのクズなのはどうしてだろうか。全て彼ら自身の弱さから来ているはずなのに、それが直視できないのだろうか。あるいは妄想の世界に逃げ込んでさらに弱い者を叩く事で強くなったと錯覚しているのか。怖いのはこういった輩が現実には山ほどいて、彼らはモデルでしかない、その事実だ。
    サスペンスだがシスターフッドの一つとして、圧倒的な熱量があった。悲しみが、苦しみが、それでも生きる喜びがあった。

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    2026年05月26日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    終始顔をしかめつつ読み終わった。
    田舎(とは今言っちゃいけないんだろうけど)特有の言葉や文化によって、周囲の街から隔離されたような町で起こる事件。
    架空の町なのに何故か実在するような感覚が、「鵜頭川村事件」を読んだ時と同様にあった。
    閉鎖された田舎独特の雰囲気や田舎社会が生んだ闇、犯罪の解像度がいつも高い。

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    2026年05月22日
  • 死刑にいたる病

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    初・櫛木さん作品!
    とても好みの作品でした。

    子供が犠牲になるお話は苦手ですが、それ以上に、シリアルキラー+自分でも気づかないうちに犯人に傾倒していってしまう主人公の変化に夢中になってしまいました。

    そんな私も、気づかぬうちに主人公と同じ気持ちに…。
    危ない危ない。

    読書スランプ気味だったのですが、これで抜け出せた気がします。
    櫛木さん作品、人気がある作品が多いので読んでいきたいです。

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    2026年05月21日