櫛木理宇のレビュー一覧

  • 氷河期のゴミ

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    ネタバレ

    SNSで知り合った氷河期の世代の人たちが、世間に復讐?するために事件をおこす、、、のだけど、、なお話。

    氷河期生まれなので、身につまされる。
    自分はラッキーな方だったんだなーって。
    もちろん犯人全てに共感はできないけど。
    それは、氷河期、関係ねーじゃんなのもいるしね。

    トリックが面白かった。
    でも寅ビスの正体が、一番びっくりしたわ。
    正体というか種明かしの仕方が、唐突で。

    エピローグ、若い彼女の今後に焦点を当てるあの終わり方で良かった。

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    2026年08月14日
  • 少女葬(新潮文庫)

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    主人公がしっかり自分を持っていて、好きだった。
    冒頭で出てきた写真の少女が主人公じゃなくて本当によかったと思った。もちろん被害にあった子は可哀想だけど、しっかり自分で考えて行動していた主人公があんな目にあっていたらキツすぎる

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    2026年08月13日
  • 悲鳴(新潮文庫)

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    人間の醜い部分を詰め込んだ作品だと感じた
    サチの壊れていく心情が鮮明に描写されており、その苦しみに目を塞ぎたくなった
    サチの苦痛は監禁された11年間には留まらず、保護後閉鎖的環境下の抑圧にも強くある
    サチの事を叱責し虐げる周囲から、現代のセカンドレイプや性被害者への誹謗中傷を連想させられた
    性被害者が被害後も苦しめられる世の中は恐らく一生変わることは無いだろう

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    2026年08月13日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    なかなかに重たい内容なのです。が、なんとも続きが気になって気になってページをどんどん進めたくなる超ハマりまくりました。映像化されたら見たいなあ…
    とっても重いダークな物語ですが、きっと気づいていないフリしてるだけで日常にゴロついてる話だと思うと震え上がります。

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    2026年08月12日
  • 無音 忌み語を紡ぐ町

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    閉鎖的な村。
    忌み語を紡ぐと不幸が訪れるという。
    トンネル内に駅があったところから既に不穏。

    故郷に帰ってきた那月たちへの冷たい視線。
    それは娘の名前にあった。

    得体の知れない何かが足元から這い上がってくるような恐怖。

    変貌していく愛娘。
    魅入られた?
    何に?

    最後はもう絶叫。

    「ひーい」
    「じぃじぃぃぃぃ」
    音が怖いよ……

    久しぶりに読んだガチホラー。

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    2026年08月12日
  • 氷河期のゴミ

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    ネタバレ

    とにかく出だしの
    毒を飲んで…のシーンがかなり
    リアルでゾッとした

    氷河期のあおりで
    人生が台無しになった男が
    上級国民を裁いていく話なんだけど

    ネットの掲示板を利用して
    別人になったり
    賛同する人を募って
    犯罪させたり

    でもその男の背景は悲しくて…

    わたしはずーっと犯罪犯したら
    弟可哀想じゃないか?結婚してるのに
    と思ったら最後悲しい事実が書いてあって

    それならそうなっちゃうのも
    仕方ないかと

    樹海でのシーンなど
    リアルに頭に浮かんで怖かった

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    2026年08月09日
  • 鬼門の村

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    ブログ談話室でお勧めして頂いた一冊。

    主人公と教授、村の女の子。
    それぞれの謎が最後で繋がります。
    夏に読みたいホラーです。

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    2026年08月09日
  • 氷河期のゴミ

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    彰…あきらぁああ!!
    こんな事になったら心が折れるよね、こんなのって無いよ、やっぱりこの世に神は(落ち着こう)

    タイトルを見てどうした?!と思っていたのですが、よく考えたらそうか、ロストジェネレーションの事ですね(ゆーき本さんが勘違いされていた真の氷河期時代に捨てられたゴミの話も面白そうだけど)
    団塊世代、氷河期世代、ゆとり世代、Z世代。
    私はもう産まれてすぐに不景気だったのでバブルの話は聞く度にラリってる人の妄想なんじゃないのかって思うのですが(お口に気をつけなさい)よく考えたら私の父親は正にこのロスジェネ世代。そんな話は少しも聞いた事が無いので本書を読むまではリアルにこの時代の情勢を感じる事が出来ませんでした。

    櫛木さんの手によって血肉の通った人間が体験記としてこちらに語っているような感覚にさせられて初めて痛感する大きな穴。

    読まれる方は恐らくこの前提設定はご存知だと思うので、狙われたのがいわゆる上級国民と呼ばれるエリート層の家族や正社員である事にはそうだろうね、と納得されると思うのです。
    ですがそこからが本作の凄い所。

    とある登場人物は兄のSNSを覗き見て、とある登場人物は自分の母が人質にされている事をテレビで知り、同時進行でとある登場人物の過去からの日常が描かれて行く(この辺りはゆーき本さんのレビューで非常に分かりやすく書かれていますので気になられる方は是非!)
    私もゆーき本さんと同じ事を思いました、どうなってんだ?!

    初めは続々と出てくる登場人物(しかもハンドルネームも込み)にふぁ?!となりましたが、流石は櫛木さん、少し読み進めて行くともう把握出来ている。
    現代のミステリー作家さんは本当に大変。
    少し前のネット文化とは言え、海外のプロバイダを経由して云々かんぬんとか考えないといけない。
    少し前のネットスラングや現代の若者用語まで勉強しないといけない。
    つくづくアンテナを広げていないと無理な職業なんだなと痛感。

    どうなってんだ?!がどんどんと繋がって行き気付けば勢い良くページを捲って行く。
    待っているのはどうしようもない絶望から生まれた真実…
    悲しみって、底を突き抜けると怒りに変わってぶつける先を間違えてしまう。

    本作で事件の捜査をしていた名森の言うように、確かに同調して普段の鬱憤を 正義の鉄槌と称して人を傷つける面々もいます。
    でもそれだけじゃ片付けられない悲しみも孕んでいるのも事実。
    見ように寄っては八つ当たり、努力不足、と言われるかも知れないですが、私はどうしても複雑な思いを抱えてしまう。
    少なくとも彰は努力を怠っていなかった。

    名森の設定がこれまた良く出来ていて、同じロスジェネである名森と彼らの間にあった差はなんなのかを考えさせられます。
    『暁星』でも書きましたが誰だって境界線を踏み越える可能性があったんじゃないのか。
    生まれはどうしようもないけど、ちょっと一つ踏み間違えただけで、誰でも八つ当たりに近い感情を持ってしまうのじゃないのか。

    ただし翔也の父親、お前は駄目だ、絶対に許さない。
    天ぷら食べなくてよろしい、草でも食べてなさい。ほーら新鮮な草だぞぉお?!!

    落ち着きましょう。
    久々にズドンと来て非常に疲労感を覚える読書体験でした(良い意味で、ですけど)が、ラストに櫛木さんの優しさを感じました。
    被害者の父親が放った言葉、あれを加害者達に伝えてくれる人間がいれば違ったのかも知れない。
    もしかすると櫛木さんもそれを伝えたかったのかもしれない。
    やっぱり櫛木さんは社会派ミステリーがお上手なイメージだなあ。ホラーも良いんですけど。

    さあ、次はもっと重い!
    予約本ラッシュは仕方ないけどなんでこんな重たいのが続くのか?!
    それは、私がそんな本が大好きだから!!(実は『カフェの帰り道』も控えてはいるんですがね)

    余談ですが、とある人物のハンドルネーム。
    うるとらさんならピンと来るかも。私も来たくらいなので。

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    2026年08月09日
  • 氷河期のゴミ

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    私も氷河期世代であるが、真っ只中の人間ではない。それでも就職活動は手当たり次第受けて、内定を貰うまで本当に大変だった。
    作者その状況を招いたのは国であるという論著だったけれど、だったら何故国は責任を取らないのか。
    どんな理由があれ人殺しはダメなのだけれど、犯人の最後に取った行動の理由と、殺人の理由に本気で憎めなくなってしまう。

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    2026年08月01日
  • 氷河期のゴミ

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    就職面接会場での毒殺と電力会社立てこもり、同時発生の二つの事件。冒頭から一気に引き込まれ、ページを繰る手が止まらなかった。氷河期世代の叫びという重いテーマを扱いながら、あくまでサスペンスとして一級品。騙される快感を久々に味わった。社会派とミステリーの幸福な融合。読み終えた今、もう一度最初から確かめたくなる。

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    2026年07月28日
  • ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか

    ネタバレ 購入済み

    本当に大好きなシリーズです!
    ついに森司くんとこよみちゃんがお互いの気持ちを確かめ合い、「やっとここまで来たか!」という思い。
    も、もう正式にお付き合いしているということで良いんですよね?「付き合って下さい。」みたいなやりとりはしていないけど・・・。
    テーマパークの占い師さん、あまりに当たっているので「藍さんなのか?」と一瞬疑ってしまいました。
    そしていつも通り怪異は怖く、悲しく、考えさせられました。オカ研のメンバーは誰もが頼もしく魅力的で、ずっと解散しないで欲しい!

    #怖い #切ない #胸キュン

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    2026年07月28日
  • 死刑にいたる病

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    ネタバレ

    最初は1つの事件の解決を目指して進んでいくのだが、
    段々主人公が不穏な様子になっていき、
    終盤に危なくなってきた時に、危機を回避するような展開でなんとか落ち着く。
    洗脳されるストーリーに面白さを感じた。
    あと、根本的な解決などはしないまま、
    終わってしまうのがまた怖い部分でもあった。
    非常に面白い内容だった。

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    2026年07月28日
  • 死刑にいたる病

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    死刑囚から手紙がきた、、段々彼に惹かれていく、勝手に身体が真似しようとする、、感覚が、気持ちが同化され始める、、
    最後までハラハラさせられながら読み終わった!
    読み手を置いてきぼりするこなく最後まで、ぎっしり濃い内容で面白かった!
    本当の事件も交えて書いてるので、これも本当の人物なのかと、、勘違いしてしまいそうになる、、。
    これは、、病だ。

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    2026年07月26日
  • 骨と肉

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    ネタバレ

    読みやすく、面白かった。犯人の目星がついていても、なお面白かった。

    タケルがコトコに「今夜中に帰る」と言ったとき、これはフラグだ!!!って思ったんだけど全然違った。無事でいてくれてよかった。

    最後の描写の「きい、きい、きい」が不気味すぎる。まさかタケルもああなるっていう伏線…?!違うよね

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    2026年07月14日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    求めていた村怖だった。
    じわじわと見えてくる真実、閉塞感、逃げ場のない焦燥感…でも淡々としている主人公。
    そして終息へ…はじまり?いや地続きではある。
    個人的には本当に面白かった。
    でも最後まで読んで気分が悪くなる人も多いと思う。
    カバーの絵と、本体の絵の違いの意味は、この後の物語はどうなるんだろう…
    悲しい悔しいという気持ち、余韻はすごくあるのにスッキリする後味。

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    2026年07月14日
  • 世界が赫(あか)に染まる日に

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    復讐というなの私刑を誓った2人の心理、行動描写はとても滑らかでした。子供の誓いならではの危うい繋がりや揺らぎの中でも、1本芯の通った考え方、そして2人の間にあったのは確かに友情と青春でした。途中で挟むブログも、最後の最後にひとりで持っていったな、と。とにかく、とても良かったです。

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    2026年07月12日
  • 死刑にいたる病

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    主人公が洗脳されていくあまりの速さに驚きましたが、主人公の生きてきた様を考えた時に、この速度が速すぎるということはないな、とも思いました。そんなことはありえないのに、主人公に事故を投影しながら読み進めることができました。手指が冷たくなっていく様、吐く息が震える様が、本の中から感じられました。とても良かったです。

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    2026年07月12日
  • 侵蝕 壊される家族の記録

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    徐々に洗脳されていく過程が丁寧に綴られていました。少しずつ少しずつ、牙を削がれると言うよりは、花びらをちぎられ、根を切られるような、気がついた時にはもう枯れているというか。狂っていく様はとても良かったです。

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    2026年07月12日
  • 監禁依存症

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    ネタバレ

    あーくそおもれえや!伏線回収上手すぎるよー

    法律の行使を感情と切り離すのは是とされるけど、人間の感情を守るのが法律でもあるね。法律なんもしらんけど

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    2026年07月12日
  • 虜囚の犬 元家裁調査官・白石洛

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    1ページ目から世界に引き込まれました。人間の心理描写も一貫性があるというか、終始矛盾がなく、その世界の重く冷たくて張り詰めた匂いまで感じられるようでした。とても好きです。

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    2026年07月12日