櫛木理宇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今回の拷問依存症は人物の話が途中で本筋に現れる瞬間「うわ〜こいつこれでは!?」と繋がるのが大変読んでいて気持ちが良かった。
そして今回は浜真千代の依頼主(パトロン)がいることが明確にされて殺人依存症以降の話はやはり自我で起こしている事件ではなかったと分かった。
私は高比良は浦川の代わりとは言わないが浜真千代を捕まえる人物になるのではと思っていたのでここでリタイアした事に思わず「高比良!!!」と口に出してしまう程だった。
架乃も今回から事件に関わり始め浜真千代のことを真千代ママと呼び始めていてもう戻ることはないのかも知れないと思ってしまった。
高比良までいなくなってしまった今誰が浜真千代に -
Posted by ブクログ
今まで読んだ中で1番残酷だった。
作者の文章力や構成力が秀逸で読み始めから佳境に入る中盤でも楽しめた。
ハラハラドキドキが、止まらない。
時系列が少し複雑でどのキャラクターのエピソードなのか確認しながらページを戻って読み返したり、頭の中で整理したりして読書というものを楽しめたと思う。
読み終えた時の余韻が強く残る。
どのキャラクターもその人となりが説明されているでもなく自然と頭に入ってきた。
やはり作者の文才なんだろうなと思う。
ストーリーは残酷でそれを好きと言ってしまうのが少し躊躇してしまうが、この作品は大きなエンターテイメントだ!と思えるほど満足して読み終えた。
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Posted by ブクログ
ネタバレまさかね、まさか。だってあれはもう、十年も前の話。いまさらこんな田舎町に、あの子が戻ってくるなんてありえない。
-ああ、だめだ。その刹那、小柚子はそう悟った。もう逃げられない。たったいまわたしは捕まった、と。誰に、なにに捕まったのかはわからない。でも本能が告げている。おまえは終わりだ。これは終わりのはじまりなのだと、低く嘲笑っている。
みんな死んでしまえ。世界なんて、いますぐなくなってしまえばいい。
降り積もる雪の重たさに、小柚子、弥子、そして京香が抱える重たさに、押し潰されそうになった。
母と娘。難しい。どちらが支配していたのか。されていたのか。
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